ニートの俺がサイボーグに改造されたと思ったら異世界転移させられたンゴwwwwwwwww

刺狼(しろ)

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初変身は大事

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薄暗い塔の中へ全員が入った。この人数で入ってもスペースにはかなりの余裕があり、天井も5メートル以上はあるだろう。
光源はなく、申し訳程度に空いた4つの格子窓から光が漏れているといった感じ。

「階段も無いwwwシンプルに牢屋なのではwwwwだとしたらマヌケすぎワロタwwwwww」

「カルラくん、この場所の資料があったはずだ。検索したまえ」

「やべぇwww声反響して面白いwwwあ、はい。検索を始めようwww」

すっかり怯えまくっているハニーミルクティ少年が女性陣に慰められているのを横目に、ベラスルキマの塔について検索をかけた。気分はフィリップwwwwダブルボイルドエクストリームwwwwww

「建てられたのは百年くらい前だな。戦時中には観測拠点として使われてた。それから……」

俺は徐ろにタカトの後ろへ回ると、背中を押して続ける。

「ちょ、おいなんだよ、押すなって」

「中央を含めた七つの魔法陣に乗ると、各階へ移動できますwwwwww」

そう言いながら、所定の場所へタカトを立たせると床に陣が出現した。引き攣った笑みを浮かべるタカトくんクソワロタ wwwwww

「お前!ふざけ」

言葉を最後まで聞くことはなく、タカトは何処かの階層へ飛ばされましたwwwwww

「という仕組みらしいですwww見た感じ、恐らく陣は書き換えられてるから思い通りの階には行けないっぽいwww」

「あんた、酷いことするわね」

「タカト、強いから平気」

「クックックッ、まぁここに居ても仕方有りませんからねぇ。各自、ダレイン・マフレインを始めとする敵勢力に遭遇した場合は捕縛優先で頼みますよ」

そう言って、スッキーは口元に貼り付けたような嫌な笑みを浮かべて陣で他の階へ飛んだ。

「単独行動は極力控えたい所だが、各自違う階へ飛んだほうが効率がいい。私も先に行かせて貰うとするよ」

「そうだな。リリィ、怪我するなよ?」

「大丈夫です、お兄様!」

こうして3人もそれぞれ別の階へ飛ぶ。
残りは俺とイヴっち、カノンたん、ハニーボーイ。
陣は2つある。

「そうですねwwwじゃあ頑張れよハニーボーイwwww俺はイヴっちとカノンたんで探索ランデブーデートだからwwwwwwwこれはハーレム主人公の特権だからwwwwww」

「ルキくん一人にさせられるわけないでしょ!!」

──ベキャァアッ!!

軽いイタリアンジョークをかましたら必殺マジシリーズマジ殴りされたでござるwwwwwwワンパンウーマンに改名しろwwwwww

「モルスァwwwwwwナデナデシテーwwwwww」

「カルラ、ひどい」

「えーん、バカで最低のお兄ちゃんがいじめるよぉ」

イヴっちには呆れたような言葉と視線が送られる。ていうかどさくさ紛れにカノンたんに抱き着くのやめろクソガキwwwwww

「冗談の通じん奴らだなwww一人でできるもんwwwwお前らも気を付けるんだぞwwwww」

「まったく、調子いいんだから」

「カルラも、気を付けて」

「頑張ってね!」

とりあえず中央の陣に向かいながらそう言うと、淡い光が俺を包んで別の階に送られた。

転移の光が引き、視界が色を取り戻したので辺りを見回してみる。一階とは違い厚い壁は無く、無数の支柱の隙間から陽光を取り入れる造りの階のようだった。

「これはwwww匠の技が光ってますねぇwwwwww」

柱の間から顔を覗かせると、眼下には広大な森が広がっていた。最上階ではないにしろ、上の方なんだなぁ、かるを。

「何もねぇなこの階はwww持て余してんのかよwwww」

「そんなことないよ」

「誰だよwwwwww」

突如現れた気配と同時に響いた若い男の声に、俺は振り返る。そこには、以前使い魔限定討伐競争の際に出会ったマスクマンが佇んでいた。
少し雰囲気が違う気もするが。

「ふふ、また会ったね勇者のお兄さん。今日は使い魔のお姉さん達いないんだ」

「お留守番してますわよwww」

「へぇそうなんだー。捨てられちゃったのかと思った。だってさぁ」

マスクマンは目にかかった髪を手で払うと、目を細める。多分笑ってるんだと思うけどわからんちwwwwww

「だって、なんだよwww」

「お兄さん童貞臭いんだもん。ふっ、ふふ。嫌がられちゃったのかなって。実際どうなの?童貞?童貞だよね?童貞っぽい顔してるもんね?ふふ、イカ臭ぇ。死ねば?」

「なんだァ?テメェ……ッ」

このマスク野郎、言わせておけばwww
相手が女の子ならメンタルバキバキにされて逆に興奮するまであったけど、こいつは男。
独歩風味で一瞬にしてキレてしまった。

「あはははっ!!」

「ぜってぇ許さねぇwwwwww」

煽り戦法は俺の専売特許だと思ってたがまんまとキレてしまい、全身に強化を施して一瞬でマスク野郎の眼前に躍り出る。
間髪入れずに顔を殴り付けたったwwwwww

──バキィィイッ!!!!

「君がッ!!泣くまでッ!!殴るのをやめないッッ!!!!」

そのままジョナサン・ジョースターのごとく滅多打ちにする。妙に無抵抗なのは気なるが、そのままラッシュに入って右拳に魔力を込めた。

「オラァッ!!!!」

腹部に叩き込んだトドメの一撃で何度か床を跳ねるように転がるマスク野郎を見て、とりあえずさっきのディスりは少しだけ水に流してやった。

「っへぇ、ちったぁ効いたかよ。マスク野郎」

CV.森久保祥太郎で片目を瞑りながら大胆不敵キャラを演出して問い掛けると、マスクマンはゆらりと立ち上がる。

「ああ、いい感じだよお兄さん。ほら、続きをしよう」

痛みに顔を歪めるでもなく、冷淡な声音で俺に微笑みかけるマスクマン。痛覚遮断の能力でもあるのだろうか。
痛そうにしてくれないと溜飲を下げられないだろwwwいい加減にしろwwww

「この階に居ても仕方ねぇからな。ダレインとかいうオッサンも捕まえたいし」

「あの人を渡さないために、僕を含めて各階に兵を置いたんだよ。なんか重要?らしいからね。ベイル様が言ってた」

マスクニキはそう言うと、両掌に赤い魔法陣を展開した。おっさんの立ち位置気になるけど、今はコイツに集中しないと。

マスクくんが魔法による炎弾を放ってきたので、横に飛びながらハティとスコルで反撃を開始した。魔法と弾丸の撃ち合いに雪崩れ込む。

「左舷弾幕薄いぞwwwなにやってんのwwww」

「足りないなら増やすよ」

マスクくんも弾を避けながら、更に陣を重ねるように生成し、同時に十発もの炎弾が俺に迫る。

「クソエイム乙wwwwww当たらなければどうということはないでござるwwwwww」

「うるさいなぁ。ならこれでッ」

突如陣を消したかと思うと、狙いを定める隙もなく俺の眼前まで肉薄してきた。勢いそのままに放たれた手刀を躱すと、強化を施した蹴りで胴を蹴り飛ばす。

──ボギャァアッ!!

「恐ろしく早い手刀……俺でなきゃ見逃しちゃうねwwww」

「チッ……厄介だなぁ」

「お前さっきからノーダメリアクションばっかりしやがってwwwwww」

「そりゃそうだよ、僕は痛みなんて感じないんだから」

【速報】マスクニキ、マグロだった【憐れ】

痛みを感じないというのは、それだけで厄介な事だ。怯む事無く相手に反撃、強襲が出来る。
デメリットは肉体の活動限界を把握出来ないという一点くらいだろうか。

「不感症だなんて可哀想にwwww」

「確かに致命傷を受ければ動けないだろうね。けど……」

突如、マスクマンの身体から黒い魔力が滲み始めた。言い知れない嫌な感じがするそれは、奴の全身を覆う様に広がっていく。
俺の肌を伝うビリビリとした不快感に、気が付けば冷や汗が滲んでいた。らめぇwwwwお肌にキちゃうのぉwwwwww

「圧倒的な力を得るには安すぎる代償さ。僕達は魔王様が世界を統べる為の兵……障害を排除するのが仕事だ」

「ほーん、お仕事か……労働ね……。絶対やりたくないですわwwwwお仕事なんてクソ喰らえですわwww」

「その減らず口もすぐに黙らせてあげるよッ」

マスクマンの姿が一瞬ブレたように見えたかと思った直後、

──ガギィイ!!

咄嗟に防御姿勢を構えた俺の腕に、奴の拳がブチ当たる。
直撃した腕があまりの衝撃にもぎ取れるかと思ったwwww

「うぉおwwwwww」

「僕はベイル様に造られた【魔改造兵ゴーレム】……お前の首を頂くよ、勇者」

尚も力を込められる拳を何とか抑えると、右側に投げるように振り払った。追撃に弾をブチ込む。

「何がゴーレムだお前www見た目人間じゃねぇかwwwwダッチワイフかよwwwwお前は童貞以前の問題だろwwwwww」

ダッチニキはもはや俺の言葉に返す様子は無く、炎弾を放ちながら死角を狙った攻撃を放ってくる。

「あっっつァwwwwww」

「焼き尽くせ、【バースト・ブレイズ】」

──ドガァァアッ!!!!

頭上に展開されたクソデカ魔法陣から、巨大な炎弾が落下してきた。強化した脚力で範囲外に退避した直後、轟音と共に熱風が俺の身体を支柱に叩き付ける。

「がっは……!ああもうwwwめちゃくちゃすぎんだろwwww」

「死ね、勇者」

休む間も無く、今までの炎弾とは違う黒い魔力を纏った一撃が放たれた。

「これやばいやつゥwwwwww」

カルラくん苦肉の策で逃げの一手wwww
ハティとスコルの銃撃が避けられてしまう以上、此方も新しいカードを切るしかないな。

「しぶといね。ゴキブリみたい」

「うるせぇよwww」

俺は尚も続く炎弾に応戦しながら、魔匠石を取り出した。

「ふっ、魔装具か。いきなり顕現させるなんて、ナメられたもんだね。いいよ、使いなよ」

「ナメてんのはお前だろwww後悔しても知らないんだからwwwwマスクマンの馬鹿wwwもう知らないwwww」

精錬されたて武器ガチャ作戦を決行すべく、俺は特に意味はないがなんかカッコいいので眼帯を外しながら、魔匠石に自らの魔力を注ぎ込む。

「我が魔力に応え、その姿を顕わせ。我は勇者、【カルラ・オオカミ】なり」

右目に左手を当てながら厨二全開でそう唱えると、青白く発光し始めた魔匠石は、眩い光の中でそのシルエットを変えていく。

「これが……俺の魔装具、か。なるほど」

その手に収まったのは、ライダーヲタをやっている者なら一瞬で理解できる形状だった。

楕円形のバックルと、それに挿入するカード型アイテムの二つの形に別れたそれらが帯びていた光が収まると同時に、使用法と能力が頭の中に流れ込んできた。

「何だソレ……」

「こっからだぜマスクマン。お前はもう終わりだ」

バックルを腰に装着すると、ベルトが自動で巻き付く。そこへカードを差し込み、ジョジョ立ちしながらバックルのサイドにあるレバーを引く。

「ダディャーナザァン!!オンドゥルルラギッタンディスカー!!ヘシンwwwwww」

レバーを引くと、カードを差し込んだプレートが回転し、同時に魔力で形成された長方形の障壁が出現。
テラブレイドwwwwwwテンションあがるwwwwww
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