56 / 132
File.4
匂いチェックする主人公
しおりを挟む
着物鬼ネキの暴言とチクチクする斬撃を受けながら、俺は気になっていた事を問いかけていく事にした。
「お姉さんwwwこんな所で何してたんすかwwwwオルドラっち元気ィー?www」
「クソ!!黙れッ!!」
──ザクッ!
さっきよりも力が込められた刺突が頸動脈目掛けて突き立てられる。薄皮を僅かに破った刃を掴むと、バレてないと思って未だ透明化を続ける相手の手首も掴んだ。
「おぉ、これが手ですねwwwスベスベwww」
「しま……っ!」
「それにしても、んふぅwwwいい匂いがンハァwwwしますねスゥゥゥンwwwwww」
「まさか嗅覚で私を探知したというのですか?!ていうかな、何をしているのですか!!このっ……!!」
見えないフリして匂いで探知してると思わせ、合法的に嗅覚で欲求を満たし、強そうで美人だけど割と純情そうな彼女が嫌がりそうなアプローチを重ねていく。
「ここで何をしていたか、それはどのような計画の過程なのか、そのくらいの情報を吐いてくれれば見逃してあげますよwwwそれにしてもこの香りはwww何だろうwww汗に混じって血とwwwそれから仄かにバニラのようなwww残念ながら昨日入浴したばかりのようですなwwwwwフヒヒwwwwww」
「や、やめ……っ!!」
「呼吸してるだけなのにどうしたんですかねwwww」
「優れた嗅覚をこんな使い方するなんて……!!こんな人間は初めてですよ」
お姉さんの初めてを頂きました。俺にモテ期が来ているのかもしれない(迫真)
「ちなみにお姉さんの姿、最初からバッチリ見えてましたwwwイェーイwwwwここらへんがおっぱいですwww」
もちろん触ってないです。安心してください。
「やめてください……!私の透過を看破していただなんて……ッ」
「さぁ、どうする?情報を吐くかエンドレスクンカクンカ恥辱プレイを続けるのかwwwwスゥゥウハァァァァwww暴力の中にwww垣間見える華やかさwwwこれがお姉さんのパルファムwwwメーンwwwwww」
「いやぁあっ!ちょ、わかっ……わかりましたから!」
とりあえず両手を後手で掴み、壁際に着物鬼ネキを押し付けて情報を聞き出してみる。
「じゃあ早速質問に答えて貰いましょうかwwww貴女の所属と階級、お名前をどうぞwwww」
「わ、私は……魔王七刃将【憤怒のオルドラ】様に仕える……鬼人族、【ミヅハ】……」
「スリーサイズを」
「は?この質問に何の意味が……?測ったことはありません……」
「こういう経験は初めてですかね?」
「敵に捕縛されたのは、初めてですが」
「どういう時に興奮するんです?」
「こ、興奮……?!さっきから何の話を!!」
盛り上がってまいりましたwwwwww
間違えてAVの冒頭のインタビューみたいになってしまった。まぁいいや。本題に入ろう。
「ここで何をしてたんすか?」
「魔王軍で進めている、【瘴気の坩堝】の設置の下見……です」
「どこでも埋めていいわけじゃないんすねwww」
「詳しくは聞かされていません」
顔をやや俯向けてそう語る彼女へ、釘を刺しておこうと思う。普通に嘘聞かされたら意味ないのでねwww
「ちなみに嘘を吐くとつむじから順番に下へ、全身の体臭の評価を五段階で発表していきますのでwwwwww」
「ひぃ……っ!!ほ、本当に知らされておりません!!」
着物鬼ネキの大層なビビリ具合に、良心が痛んだような気がしたけど違うわ。これは所謂背徳感ってやつですねwwwwww
「じゃあ、瘴気のうんたらの効果を教えてください。これが最後の質問ですwww」
「……瘴気の坩堝は、魔族の能力を飛躍的に向上させる【瘴気】の塊です。各地の魔物の戦力増強と、それによって得られる感情の収集率の向上が狙いかと……」
「なるほどわからんwwwまぁ見つけ次第こっちは破壊してくスタンスで良さそうですねwwwww」
「さぁ、約束通り私を解放してください」
心底不愉快だったらしく、涙目で苦虫を噛み潰したような顔選手権上位に食い込まんばかりの不機嫌フェイスの鬼姉さんを解放しましたwww
「いいですよwwwオルドラくんによろしくwww」
「この借りは……いつか必ず返しますッ」
涙を浮かべられながら嫌悪されるのも悪くないと、そう思いながら俺もWASSHOIに乗って颯爽と別荘へ帰還した。
「お姉さんwwwこんな所で何してたんすかwwwwオルドラっち元気ィー?www」
「クソ!!黙れッ!!」
──ザクッ!
さっきよりも力が込められた刺突が頸動脈目掛けて突き立てられる。薄皮を僅かに破った刃を掴むと、バレてないと思って未だ透明化を続ける相手の手首も掴んだ。
「おぉ、これが手ですねwwwスベスベwww」
「しま……っ!」
「それにしても、んふぅwwwいい匂いがンハァwwwしますねスゥゥゥンwwwwww」
「まさか嗅覚で私を探知したというのですか?!ていうかな、何をしているのですか!!このっ……!!」
見えないフリして匂いで探知してると思わせ、合法的に嗅覚で欲求を満たし、強そうで美人だけど割と純情そうな彼女が嫌がりそうなアプローチを重ねていく。
「ここで何をしていたか、それはどのような計画の過程なのか、そのくらいの情報を吐いてくれれば見逃してあげますよwwwそれにしてもこの香りはwww何だろうwww汗に混じって血とwwwそれから仄かにバニラのようなwww残念ながら昨日入浴したばかりのようですなwwwwwフヒヒwwwwww」
「や、やめ……っ!!」
「呼吸してるだけなのにどうしたんですかねwwww」
「優れた嗅覚をこんな使い方するなんて……!!こんな人間は初めてですよ」
お姉さんの初めてを頂きました。俺にモテ期が来ているのかもしれない(迫真)
「ちなみにお姉さんの姿、最初からバッチリ見えてましたwwwイェーイwwwwここらへんがおっぱいですwww」
もちろん触ってないです。安心してください。
「やめてください……!私の透過を看破していただなんて……ッ」
「さぁ、どうする?情報を吐くかエンドレスクンカクンカ恥辱プレイを続けるのかwwwwスゥゥウハァァァァwww暴力の中にwww垣間見える華やかさwwwこれがお姉さんのパルファムwwwメーンwwwwww」
「いやぁあっ!ちょ、わかっ……わかりましたから!」
とりあえず両手を後手で掴み、壁際に着物鬼ネキを押し付けて情報を聞き出してみる。
「じゃあ早速質問に答えて貰いましょうかwwww貴女の所属と階級、お名前をどうぞwwww」
「わ、私は……魔王七刃将【憤怒のオルドラ】様に仕える……鬼人族、【ミヅハ】……」
「スリーサイズを」
「は?この質問に何の意味が……?測ったことはありません……」
「こういう経験は初めてですかね?」
「敵に捕縛されたのは、初めてですが」
「どういう時に興奮するんです?」
「こ、興奮……?!さっきから何の話を!!」
盛り上がってまいりましたwwwwww
間違えてAVの冒頭のインタビューみたいになってしまった。まぁいいや。本題に入ろう。
「ここで何をしてたんすか?」
「魔王軍で進めている、【瘴気の坩堝】の設置の下見……です」
「どこでも埋めていいわけじゃないんすねwww」
「詳しくは聞かされていません」
顔をやや俯向けてそう語る彼女へ、釘を刺しておこうと思う。普通に嘘聞かされたら意味ないのでねwww
「ちなみに嘘を吐くとつむじから順番に下へ、全身の体臭の評価を五段階で発表していきますのでwwwwww」
「ひぃ……っ!!ほ、本当に知らされておりません!!」
着物鬼ネキの大層なビビリ具合に、良心が痛んだような気がしたけど違うわ。これは所謂背徳感ってやつですねwwwwww
「じゃあ、瘴気のうんたらの効果を教えてください。これが最後の質問ですwww」
「……瘴気の坩堝は、魔族の能力を飛躍的に向上させる【瘴気】の塊です。各地の魔物の戦力増強と、それによって得られる感情の収集率の向上が狙いかと……」
「なるほどわからんwwwまぁ見つけ次第こっちは破壊してくスタンスで良さそうですねwwwww」
「さぁ、約束通り私を解放してください」
心底不愉快だったらしく、涙目で苦虫を噛み潰したような顔選手権上位に食い込まんばかりの不機嫌フェイスの鬼姉さんを解放しましたwww
「いいですよwwwオルドラくんによろしくwww」
「この借りは……いつか必ず返しますッ」
涙を浮かべられながら嫌悪されるのも悪くないと、そう思いながら俺もWASSHOIに乗って颯爽と別荘へ帰還した。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
練習船で異世界に来ちゃったんだが?! ~異世界海洋探訪記~
さみぃぐらぁど
ファンタジー
航海訓練所の練習船「海鵜丸」はハワイへ向けた長期練習航海中、突然嵐に巻き込まれ、落雷を受ける。
衝撃に気を失った主人公たち当直実習生。彼らが目を覚まして目撃したものは、自分たち以外教官も実習生も居ない船、無線も電子海図も繋がらない海、そして大洋を往く見たこともない戦列艦の艦隊だった。
そして実習生たちは、自分たちがどこか地球とは違う星_異世界とでも呼ぶべき空間にやって来たことを悟る。
燃料も食料も補給の目途が立たない異世界。
果たして彼らは、自分たちの力で、船とともに現代日本の海へ帰れるのか⁈
※この作品は「カクヨム」においても投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16818023213965695770
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる