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花と少女
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ローラさんの店を出た俺達は、再び別れて行動することになった。今度はイヴと二人。金の管理をしている竜胆から小遣いを受け取って、適当にぶらついている。
「カルラ、さっき痛かった?」
「ん?血摂られたときの事か。問題ない」
「よかった」
そんな他愛も無い会話をしながら、今は屋台と露天が並ぶエリアであてもなく二人で歩いている訳だが、イヴは大人しそうに見えて好奇心は強い方で何でも欲しがった。
「カルラ、これ」
「なんだこれ?美味しいのか?」
「お客さん!ウチの串焼きはそこらのとは具が違うよ!食べてみないかい!」
元気なおっさんが自信満々に言うそれは、やたらとカラフルな香辛料がかかった白いぷるぷるした物体だった。
ぱっと見ライチの果肉みたいなそれから、香ばしい焼き魚のような香りがしてワケガワカラナイヨwwwwww
「たべよっ、カルラっ」
「分かった分かったwww一本くださいwww」
「まいど!」
謎の串焼きを頬張りながら満足げに微笑むイヴてゃめっかわ即ハメボンバーでござるwwwwww等と思いつつ、その後も食べ歩きと衝動買いを繰り返した。
ちなみに謎の串焼きはおいしかったです。見た目は最悪だったけど。
ともあれ、異世界を満喫していると言えるだろう。王都エルダーの観光はとりあえず終点に設定していた入国門のある広場付近まで到達した。
「イヴさんや、喉乾いたでしょ。ほい」
「ありがと」
その辺で売っていた真っ青な果実飲料を手渡してやると、花壇のあるベンチに二人で腰掛ける。見たこともない種類の花が並ぶそこから香る甘い匂いが鼻孔を擽り、昼の陽気とそよ風のコンボで無意識に目を細めた。
「カルラ、眠い?」
「んー、そうっすね。あの二人早く来ないかな」
「イヴ、はかせの居場所わかる。まだ遠い」
「マジか。まぁあいつは寄り道が正規ルートみたいなとこあるもんな、知らんけど」
「ありよりのあり」
「意味わかってる?」
「ん?」
「多分わかってないこの子」
生まれてから5年のうち2年しか動いてなかっただけあって、見た目よりもかなり幼い中身のイヴだが、レムレス細胞珠の影響なのか、ほんの少しずつではあるが会話が続くようになってきた気がする。なんと今なら表情も付いて、身振り手振りも付いてお得なハッピーセット。可愛いおまけ付きですね。
そんな親戚の小さい子と喋ってる気分を味わっていると、商店街の方から荷車を引いた女の子が歩いてくるのが見えた。
簡易的な屋根が付いたその荷車は花壇の近くで止まり、女の子は俺達を見ておどおどしている。
「どしたん?」
「あ、あの、いつもここでお花売ってます。旅のひとですか?」
「イヴ、ゆうしゃさまだよ」
「あ、俺もwww」
年端も行かぬ女の子が一人で花を売ってると言うのは、日本ではまず見ない光景だった。
この世界には学校とか無いんだろうか。
「ゆ、勇者様?!すごい!」
「君こそ、こんな小さいのにお仕事して偉いよ。俺ニートだし」
「ニート?」
「なんでもないでござるwww」
「お花、きれいでいいにおい」
突然話し掛けられてびっくりしたが、俺達が邪魔とかそういう話では無さそう。
「あの、よかったら買っていきませんか?あたしが育てたんです」
「カルラ、ほしい」
「んじゃあこれ一本」
案の定せがまれたが小遣いも残り少ない。手前の薄く桃色を帯びた白い花を指さした。
「一本、だめ。お花可哀想。ぼっちになる」
「ぼっちに対して可哀想って言うのが可哀想なのも覚えといてもろてwww」
イヴのセレクトした花を花束にしてもらって、これでめでたく小遣いが無事絶滅した。
「ありがとうございます。勇者様たちはいつ旅に出るんですか?」
「半年後だっておwww」
「ニート」
「それは竜胆に言ってくれwwwそれはそうと、君の名前は?どうして一人で花屋さんしてるの?」
そう訊ねたところ、少女は悲しそうに目を伏せた。何か理由があるとは思ったが、軽率だっただろうかと少し後悔した。少女はゆっくりと語り始める。
「あたしはレナっていいます。少し前まではお母さんと一緒にお花を売ってました。でも、お母さんが病気になっちゃって、お父さんは、魔族との戦争に出て帰ってこれなくて、それで、お薬代を稼がなきゃいけなくて、あと、美味しいご飯も食べてもらいたくて、それから、それから……」
言葉を吐き出す度にその大きな目は潤み、今にも溢れ出しそうな程涙を溜めるレナちゃん。
一見平和そうに見えるこの街でも、やはり魔族との争いで悲しい想いをする人間がいる。俺はその事実を噛み締めるように、奥歯を噛んだ。
「ごめん、レナちゃん。辛くなっちゃったね。ツレが戻ってくるまで、俺達も手伝わせてくれないか?これも何かの縁だ」
「脱ニートする」
「いいの……?」
幼い彼女に視線を合わせ、そう申し出てみると一瞬驚いたように目を丸くし、直後に嬉しそうに笑顔が咲いた。守りたい、この笑顔。
「勿論さぁwww人生初のバイトはお花屋さんwww履歴書に書かないとwwww」
「がんばるっ」
「ありがとう、勇者様!」
そんなわけで、いつ戻るとも知れない竜胆達を待ちながら、レナちゃんの花屋を手伝うことになった。
俺は客引き、イヴはレナちゃんと一緒に接客。売れ行きを見るとこの世界の花の需要は日本に比べると少し高いように感じる。祝い事等の特別な理由が無くとも家に飾る人が割と多い。
「そこのマドモアゼルwww貴女に似合う綺麗なお花はコチラっすwww」
「あら、お兄さん上手ねぇ♡」
美人の人妻さんの色気ハンパねえwwwwww等と思いながら、何処かで見たような誘い文句でレナちゃん達の元へ買ってくれそうな人へ声をかけて回った。
その内の半数以上は何かしら買って行ってくれているようだ。
「お兄さん、ありがとう。もう半分も売れちゃった!凄いね!」
「お、マジかwwwこの調子で完売させないとなwwww」
「商売ばんじょう」
「万丈だと筋肉になっちゃうから駄目だぞ」
それからも客引きしまくった。入国門を潜ってきたばかりの浮かれた顔をしたクソリア充にも、嫉妬と殺意を抑え込んでお店に案内した。
「お兄さんお姉さんwww今夜の宿のベッドルームに花はどうっすかwwww」
「とてもいい考えだけど、ジョセフィーヌの綺麗さに敵う花はあるのかい?」
「もう、ターくんったらぁ」
「あーもうこれなんかぶっちぎりで可愛いっすねはい」
脳内のお花畑にダイレクト生け花してやりたい衝動をぐっと堪え、営業スマイルというものを人生で初めて使ったwwww花の方が優れていると嫌味を言ってみたけど効果なしでしたwww
どのくらいそうしていたか分からなくなってきた頃、商店街の方から見覚えのある二人組がやってきた。
「カルラにイヴ、なにしてるの?」
「おみせ、手伝ってた」
「ボランティアってやつだな」
「そうか。とりあえず必要なものは揃ったし、そろそろ拠点へ移動しよう」
カノンさんは少し疲れた顔をしながら微笑むと、屈んでレナ嬢に声をかける。
「このお兄さん迷惑かけなかった?何処か触られたりしてない?」
「はい!二人で手伝ってくれて嬉しかったです!」
「人をロリコン性犯罪者扱いしないでくれますかね」
「カルラ、女の子好きだから、レナのこと舐め回すように見てた」
「イヴてゃ自重してもろてwww」
「君達、談笑はそのくらいにしたまえ。早く行こう」
竜胆に促されて、俺達はレナちゃんに別れを告げて王都の門を潜っていった。
外の景色は広大な草原が広がっており、別荘はその向こうの林の中にあるらしい。この辺は魔物があまり出てくることはなく、林の先の森に住み着いている奴らがたまに来るとのことだった。
「カルラ、さっき痛かった?」
「ん?血摂られたときの事か。問題ない」
「よかった」
そんな他愛も無い会話をしながら、今は屋台と露天が並ぶエリアであてもなく二人で歩いている訳だが、イヴは大人しそうに見えて好奇心は強い方で何でも欲しがった。
「カルラ、これ」
「なんだこれ?美味しいのか?」
「お客さん!ウチの串焼きはそこらのとは具が違うよ!食べてみないかい!」
元気なおっさんが自信満々に言うそれは、やたらとカラフルな香辛料がかかった白いぷるぷるした物体だった。
ぱっと見ライチの果肉みたいなそれから、香ばしい焼き魚のような香りがしてワケガワカラナイヨwwwwww
「たべよっ、カルラっ」
「分かった分かったwww一本くださいwww」
「まいど!」
謎の串焼きを頬張りながら満足げに微笑むイヴてゃめっかわ即ハメボンバーでござるwwwwww等と思いつつ、その後も食べ歩きと衝動買いを繰り返した。
ちなみに謎の串焼きはおいしかったです。見た目は最悪だったけど。
ともあれ、異世界を満喫していると言えるだろう。王都エルダーの観光はとりあえず終点に設定していた入国門のある広場付近まで到達した。
「イヴさんや、喉乾いたでしょ。ほい」
「ありがと」
その辺で売っていた真っ青な果実飲料を手渡してやると、花壇のあるベンチに二人で腰掛ける。見たこともない種類の花が並ぶそこから香る甘い匂いが鼻孔を擽り、昼の陽気とそよ風のコンボで無意識に目を細めた。
「カルラ、眠い?」
「んー、そうっすね。あの二人早く来ないかな」
「イヴ、はかせの居場所わかる。まだ遠い」
「マジか。まぁあいつは寄り道が正規ルートみたいなとこあるもんな、知らんけど」
「ありよりのあり」
「意味わかってる?」
「ん?」
「多分わかってないこの子」
生まれてから5年のうち2年しか動いてなかっただけあって、見た目よりもかなり幼い中身のイヴだが、レムレス細胞珠の影響なのか、ほんの少しずつではあるが会話が続くようになってきた気がする。なんと今なら表情も付いて、身振り手振りも付いてお得なハッピーセット。可愛いおまけ付きですね。
そんな親戚の小さい子と喋ってる気分を味わっていると、商店街の方から荷車を引いた女の子が歩いてくるのが見えた。
簡易的な屋根が付いたその荷車は花壇の近くで止まり、女の子は俺達を見ておどおどしている。
「どしたん?」
「あ、あの、いつもここでお花売ってます。旅のひとですか?」
「イヴ、ゆうしゃさまだよ」
「あ、俺もwww」
年端も行かぬ女の子が一人で花を売ってると言うのは、日本ではまず見ない光景だった。
この世界には学校とか無いんだろうか。
「ゆ、勇者様?!すごい!」
「君こそ、こんな小さいのにお仕事して偉いよ。俺ニートだし」
「ニート?」
「なんでもないでござるwww」
「お花、きれいでいいにおい」
突然話し掛けられてびっくりしたが、俺達が邪魔とかそういう話では無さそう。
「あの、よかったら買っていきませんか?あたしが育てたんです」
「カルラ、ほしい」
「んじゃあこれ一本」
案の定せがまれたが小遣いも残り少ない。手前の薄く桃色を帯びた白い花を指さした。
「一本、だめ。お花可哀想。ぼっちになる」
「ぼっちに対して可哀想って言うのが可哀想なのも覚えといてもろてwww」
イヴのセレクトした花を花束にしてもらって、これでめでたく小遣いが無事絶滅した。
「ありがとうございます。勇者様たちはいつ旅に出るんですか?」
「半年後だっておwww」
「ニート」
「それは竜胆に言ってくれwwwそれはそうと、君の名前は?どうして一人で花屋さんしてるの?」
そう訊ねたところ、少女は悲しそうに目を伏せた。何か理由があるとは思ったが、軽率だっただろうかと少し後悔した。少女はゆっくりと語り始める。
「あたしはレナっていいます。少し前まではお母さんと一緒にお花を売ってました。でも、お母さんが病気になっちゃって、お父さんは、魔族との戦争に出て帰ってこれなくて、それで、お薬代を稼がなきゃいけなくて、あと、美味しいご飯も食べてもらいたくて、それから、それから……」
言葉を吐き出す度にその大きな目は潤み、今にも溢れ出しそうな程涙を溜めるレナちゃん。
一見平和そうに見えるこの街でも、やはり魔族との争いで悲しい想いをする人間がいる。俺はその事実を噛み締めるように、奥歯を噛んだ。
「ごめん、レナちゃん。辛くなっちゃったね。ツレが戻ってくるまで、俺達も手伝わせてくれないか?これも何かの縁だ」
「脱ニートする」
「いいの……?」
幼い彼女に視線を合わせ、そう申し出てみると一瞬驚いたように目を丸くし、直後に嬉しそうに笑顔が咲いた。守りたい、この笑顔。
「勿論さぁwww人生初のバイトはお花屋さんwww履歴書に書かないとwwww」
「がんばるっ」
「ありがとう、勇者様!」
そんなわけで、いつ戻るとも知れない竜胆達を待ちながら、レナちゃんの花屋を手伝うことになった。
俺は客引き、イヴはレナちゃんと一緒に接客。売れ行きを見るとこの世界の花の需要は日本に比べると少し高いように感じる。祝い事等の特別な理由が無くとも家に飾る人が割と多い。
「そこのマドモアゼルwww貴女に似合う綺麗なお花はコチラっすwww」
「あら、お兄さん上手ねぇ♡」
美人の人妻さんの色気ハンパねえwwwwww等と思いながら、何処かで見たような誘い文句でレナちゃん達の元へ買ってくれそうな人へ声をかけて回った。
その内の半数以上は何かしら買って行ってくれているようだ。
「お兄さん、ありがとう。もう半分も売れちゃった!凄いね!」
「お、マジかwwwこの調子で完売させないとなwwww」
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「万丈だと筋肉になっちゃうから駄目だぞ」
それからも客引きしまくった。入国門を潜ってきたばかりの浮かれた顔をしたクソリア充にも、嫉妬と殺意を抑え込んでお店に案内した。
「お兄さんお姉さんwww今夜の宿のベッドルームに花はどうっすかwwww」
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「もう、ターくんったらぁ」
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脳内のお花畑にダイレクト生け花してやりたい衝動をぐっと堪え、営業スマイルというものを人生で初めて使ったwwww花の方が優れていると嫌味を言ってみたけど効果なしでしたwww
どのくらいそうしていたか分からなくなってきた頃、商店街の方から見覚えのある二人組がやってきた。
「カルラにイヴ、なにしてるの?」
「おみせ、手伝ってた」
「ボランティアってやつだな」
「そうか。とりあえず必要なものは揃ったし、そろそろ拠点へ移動しよう」
カノンさんは少し疲れた顔をしながら微笑むと、屈んでレナ嬢に声をかける。
「このお兄さん迷惑かけなかった?何処か触られたりしてない?」
「はい!二人で手伝ってくれて嬉しかったです!」
「人をロリコン性犯罪者扱いしないでくれますかね」
「カルラ、女の子好きだから、レナのこと舐め回すように見てた」
「イヴてゃ自重してもろてwww」
「君達、談笑はそのくらいにしたまえ。早く行こう」
竜胆に促されて、俺達はレナちゃんに別れを告げて王都の門を潜っていった。
外の景色は広大な草原が広がっており、別荘はその向こうの林の中にあるらしい。この辺は魔物があまり出てくることはなく、林の先の森に住み着いている奴らがたまに来るとのことだった。
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