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エルダーの王
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謁見の間は、豪華な観音開きの扉と、その先へ赤い絨毯が延びており、玉座へと続いていた。
壁際には騎士やローブの者達が控え、玉座の傍らにはドレスの女。恐らく王妃か何かだろう。
「ゴランド様、この方々が勇者召喚で現れた勇者様達であります」
玉座に腰掛けるのは、精悍な顔つきの中年男だった。長い茶髪を後に撫で付け髭を蓄えたその顔と、華美な装飾の衣装を纏った上からでも分かる鍛え抜かれた肉体。
威厳は十分だった。
「ふむ、話に訊いてはいたが3人も同時に呼び出されるとは、心強い。
先ずは名を聞かせてくれないか」
低くよく通るオジボにそう言われて、俺は思わず王を見つめ返した。この世界なら言いたかった台詞めっちゃ言えるわwww
「ふっ、人に名を聞くときは、自分から名乗るものだ」
瞬間、周囲の騎士達が鎧をカチャカチャ鳴らして武器に手を掛けているのが見えてクッソワロタwwwwww
「はっはっ、良いだろう。私はエルダー王国国王【ゴランド・エルダー】だ。これで満足かな?」
「俺は神に背きし反逆の使徒、深淵の闇、暗黒を望む者……大神カルラだ」
瞬間、周りのローブ集団がたじろいだ。ざわざわしやがってwwwさとうきび畑かよwwww
俺は満足げに口元に笑みを湛えると、アイコンタクトで唯我崎へ次を促すと、奴はわざとらしい程に恭しく振る舞いながら、口を開いた。
「済まない、国王よ。私は唯我崎竜胆。先程は私のモルモットが数々の不躾極まりない言動を取ってさぞ気分を害されたことだろうしかし、これでも此方の世界では最強の生物足り得る存在だどうか、多めに見てやってほしい」
「モルモットだってよ、プッ」
「なんだただの妄言か」
「ビビったぜ」
「そ、そうであるか。まぁ、気にしてはいない。それでは最後の少女よ」
外野のヒソヒソ話と唯我崎焼きそばのせいで笑い者になってしまったが、最後はイヴの番だった。
「イヴ」
彼女は首を傾げ、会釈みたいに頭をカクンと下げたあと、そう小さく呟いた。まぁ聞かれたの名前だけだし、間違ってはない。
ともあれ、これで自己紹介は終わり、国王が再び話を進め始めた。
「君達は、この世界の都合で勇者召喚によって呼び出された。その目的は、魔王に連なる種族【魔族】による世界の侵略から護る為。
最悪の場合、魔王を倒す事にも。だが、それが為せるのは異世界より召喚された勇者だけなのだ……どうか、力を貸して欲しい」
予想通りの展開だったが、まだ魔王は現れていないような言い回しだった。魔族の対処だけでも苦戦を強いられているのかもしれない。
そんな事を考えていると、唯我崎が質問を投げた。
「事情はひとまず理解した。だが、私には分からない事が沢山あるので質問させてくれ例えば、
『魔族とは何か』や、『勇者の力でしか魔王を倒せない』のか『この世界の人間が魔王に勝てない決定的な原因がある』のか、それから『世界が違うのに言語が共通しているのは何故か』『勇者召喚なる儀式の原理』『我々への待遇』『目的を達成した後、我々は地球へ帰れるのか』等々有るし、その答えの先には恐らく更なる疑問も浮かぶと懸念している」
「そんな一気に質問しても皆困るだろ」
「はかせ、おなかすいた」
「お前は自由過ぎるんだよな」
唯我崎の疑問は俺も気になるところだったので、王の返答を待った。
イヴは空腹でお話どころではなさそうだったけど、王はそのまま唯我崎の質問に答え始める。
「私の把握している範囲だが、分かっていることを話そう。
魔王がかつて、この世界に君臨した際には、この世界の人間達が立ち向かった記録がある。しかし、彼らは帰っては来なかった。
間もなくして、世界全土を魔王軍が支配しかけたところで、私の父である先代エルダー王が魔導師を総動員して勇者を召喚し、彼は魔王を打倒したとされている。いや、正確には封印というべきか」
「ほう、それでその勇者は目的を果たした後に元の世界へ帰れたのかな?まぁ、帰っていないとしたら私達が呼ばれることも無かったのかもしれないが」
「帰れなかったら結構キツイよな。今期アニメの録画予約全然終わってねぇしwww」
「記録によれば、帰る方法は召喚と逆の術式で組まれた魔法を発動させれば良いとされている。これについては、私達でももっと詳しく調べておこう」
友達はめっちゃくちゃ少ないからまぁいいとしても、母親をボッチにさせておくのは多少心配だった。たった一人の肉親だし。怪しげな治験バイトに息子を送り込むような親ですけどもwwwwww
俺の心配など知るはずもない王がテキパキと焼きそば我崎の疑問にお答えしていっている。
「それから、言語の共通や召喚の仕組み等は、後程詳しい者を竜胆殿の元にお送りしよう。後は君達への待遇だが、長い旅になるだろうから軍資金や各地の宿の無償使用の申請等はさせてもらうつもりだ。何か困ったことがあれば、相談してくれたまえ」
「思ったよりは面倒を見てくれるようで安心したよ。それならもう2、3我儘を言わせてくれないかな」
「これでもまぁRPGよりは高待遇だと思うんだが。宿代は国持ちなんだろ?」
「君はもう少し深く考えたほうがいいよカルラくん。このままだと明日にはこの未知の世界に薄情にも着の身着のまま放り出される事になるだろう」
「言い方よwww失礼だなwww」
その後もモジャ頭こと唯我崎の我儘ラッシュが王にぶつけられた。イヴは空腹のあまり起きている事を止めようと座り込むし、なんか大臣っぽい人の形相が次第に険しくなっていくしで、超気まずい。
「……と、以上の理由から私達には活動拠点と準備期間が必要なんだ」
「そ、そう……であるか、うむ……」
「王よ、勇者様と言えど流石にこれは我儘過ぎではありませぬか?!」
そして纏めに入った唯我崎の要求に難色を示した王に、大臣っぽい人が我慢の限界といった風に声を荒げた。
ここで交渉が縺れたらやべーことになりそう。
ちなみに要求は家一軒と半年の自由な時間。
前代未聞なんだよなぁ。普通は呼ばれてすぐ旅に出る感じなんだろうし。
俺としてはラッキーなんだけども。
「確かに、私の要求がそちらとしては不本意なのは理解しているそれならば……必ず魔王を打倒出来るという根拠をお見せしようじゃないか」
そう言って、唯我崎は俺へ視線を移した。なんか嫌な予感がする。
「このモル……勇者カルラの実力をお披露目し、その強さに納得がいったら拠点や準備期間の重要性にも説得力が出るだろうそこで、戦闘演習はいかがだろうか?相手はそちらで最も腕の立つ人材を出してくれて構わない」
瞬間、この謁見の間に広がるカイジばりのざわざわした空気wwwwwていうか今モルモットって言いかけたよなこいつwwwwww
「え、何それ、もしかして俺が誰かと戦えって?」
「そうだ。頑張ってくれ」
「いきなり過ぎんだろwww」
混乱気味に騒がしくなったこの提案に、真っ先に乗ってきたのがさっきから突然出しゃばり始めた大臣ちゃん。陰険堅物ジジイって感じの見た目通り、嫌な笑みを浮かべている。
「それならば、こちらからは王国騎士団の副団長に出てもらおうじゃないか。団長殿は残念ながら遠征中なのでね。やってくれるかね?副団長殿」
大臣が半ば睨み付けるように、大型の甲冑で全身を包んだ人物へ声をかけると、その人物はゆっくりと頷いた。
背はそんなに高く無いが、重厚な白い鎧と背負われた大剣は見るからに強そうで、最早始まりの街でキラーマシーンを充てがわれる無理ゲーの様相を呈していた。
壁際には騎士やローブの者達が控え、玉座の傍らにはドレスの女。恐らく王妃か何かだろう。
「ゴランド様、この方々が勇者召喚で現れた勇者様達であります」
玉座に腰掛けるのは、精悍な顔つきの中年男だった。長い茶髪を後に撫で付け髭を蓄えたその顔と、華美な装飾の衣装を纏った上からでも分かる鍛え抜かれた肉体。
威厳は十分だった。
「ふむ、話に訊いてはいたが3人も同時に呼び出されるとは、心強い。
先ずは名を聞かせてくれないか」
低くよく通るオジボにそう言われて、俺は思わず王を見つめ返した。この世界なら言いたかった台詞めっちゃ言えるわwww
「ふっ、人に名を聞くときは、自分から名乗るものだ」
瞬間、周囲の騎士達が鎧をカチャカチャ鳴らして武器に手を掛けているのが見えてクッソワロタwwwwww
「はっはっ、良いだろう。私はエルダー王国国王【ゴランド・エルダー】だ。これで満足かな?」
「俺は神に背きし反逆の使徒、深淵の闇、暗黒を望む者……大神カルラだ」
瞬間、周りのローブ集団がたじろいだ。ざわざわしやがってwwwさとうきび畑かよwwww
俺は満足げに口元に笑みを湛えると、アイコンタクトで唯我崎へ次を促すと、奴はわざとらしい程に恭しく振る舞いながら、口を開いた。
「済まない、国王よ。私は唯我崎竜胆。先程は私のモルモットが数々の不躾極まりない言動を取ってさぞ気分を害されたことだろうしかし、これでも此方の世界では最強の生物足り得る存在だどうか、多めに見てやってほしい」
「モルモットだってよ、プッ」
「なんだただの妄言か」
「ビビったぜ」
「そ、そうであるか。まぁ、気にしてはいない。それでは最後の少女よ」
外野のヒソヒソ話と唯我崎焼きそばのせいで笑い者になってしまったが、最後はイヴの番だった。
「イヴ」
彼女は首を傾げ、会釈みたいに頭をカクンと下げたあと、そう小さく呟いた。まぁ聞かれたの名前だけだし、間違ってはない。
ともあれ、これで自己紹介は終わり、国王が再び話を進め始めた。
「君達は、この世界の都合で勇者召喚によって呼び出された。その目的は、魔王に連なる種族【魔族】による世界の侵略から護る為。
最悪の場合、魔王を倒す事にも。だが、それが為せるのは異世界より召喚された勇者だけなのだ……どうか、力を貸して欲しい」
予想通りの展開だったが、まだ魔王は現れていないような言い回しだった。魔族の対処だけでも苦戦を強いられているのかもしれない。
そんな事を考えていると、唯我崎が質問を投げた。
「事情はひとまず理解した。だが、私には分からない事が沢山あるので質問させてくれ例えば、
『魔族とは何か』や、『勇者の力でしか魔王を倒せない』のか『この世界の人間が魔王に勝てない決定的な原因がある』のか、それから『世界が違うのに言語が共通しているのは何故か』『勇者召喚なる儀式の原理』『我々への待遇』『目的を達成した後、我々は地球へ帰れるのか』等々有るし、その答えの先には恐らく更なる疑問も浮かぶと懸念している」
「そんな一気に質問しても皆困るだろ」
「はかせ、おなかすいた」
「お前は自由過ぎるんだよな」
唯我崎の疑問は俺も気になるところだったので、王の返答を待った。
イヴは空腹でお話どころではなさそうだったけど、王はそのまま唯我崎の質問に答え始める。
「私の把握している範囲だが、分かっていることを話そう。
魔王がかつて、この世界に君臨した際には、この世界の人間達が立ち向かった記録がある。しかし、彼らは帰っては来なかった。
間もなくして、世界全土を魔王軍が支配しかけたところで、私の父である先代エルダー王が魔導師を総動員して勇者を召喚し、彼は魔王を打倒したとされている。いや、正確には封印というべきか」
「ほう、それでその勇者は目的を果たした後に元の世界へ帰れたのかな?まぁ、帰っていないとしたら私達が呼ばれることも無かったのかもしれないが」
「帰れなかったら結構キツイよな。今期アニメの録画予約全然終わってねぇしwww」
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俺の心配など知るはずもない王がテキパキと焼きそば我崎の疑問にお答えしていっている。
「それから、言語の共通や召喚の仕組み等は、後程詳しい者を竜胆殿の元にお送りしよう。後は君達への待遇だが、長い旅になるだろうから軍資金や各地の宿の無償使用の申請等はさせてもらうつもりだ。何か困ったことがあれば、相談してくれたまえ」
「思ったよりは面倒を見てくれるようで安心したよ。それならもう2、3我儘を言わせてくれないかな」
「これでもまぁRPGよりは高待遇だと思うんだが。宿代は国持ちなんだろ?」
「君はもう少し深く考えたほうがいいよカルラくん。このままだと明日にはこの未知の世界に薄情にも着の身着のまま放り出される事になるだろう」
「言い方よwww失礼だなwww」
その後もモジャ頭こと唯我崎の我儘ラッシュが王にぶつけられた。イヴは空腹のあまり起きている事を止めようと座り込むし、なんか大臣っぽい人の形相が次第に険しくなっていくしで、超気まずい。
「……と、以上の理由から私達には活動拠点と準備期間が必要なんだ」
「そ、そう……であるか、うむ……」
「王よ、勇者様と言えど流石にこれは我儘過ぎではありませぬか?!」
そして纏めに入った唯我崎の要求に難色を示した王に、大臣っぽい人が我慢の限界といった風に声を荒げた。
ここで交渉が縺れたらやべーことになりそう。
ちなみに要求は家一軒と半年の自由な時間。
前代未聞なんだよなぁ。普通は呼ばれてすぐ旅に出る感じなんだろうし。
俺としてはラッキーなんだけども。
「確かに、私の要求がそちらとしては不本意なのは理解しているそれならば……必ず魔王を打倒出来るという根拠をお見せしようじゃないか」
そう言って、唯我崎は俺へ視線を移した。なんか嫌な予感がする。
「このモル……勇者カルラの実力をお披露目し、その強さに納得がいったら拠点や準備期間の重要性にも説得力が出るだろうそこで、戦闘演習はいかがだろうか?相手はそちらで最も腕の立つ人材を出してくれて構わない」
瞬間、この謁見の間に広がるカイジばりのざわざわした空気wwwwwていうか今モルモットって言いかけたよなこいつwwwwww
「え、何それ、もしかして俺が誰かと戦えって?」
「そうだ。頑張ってくれ」
「いきなり過ぎんだろwww」
混乱気味に騒がしくなったこの提案に、真っ先に乗ってきたのがさっきから突然出しゃばり始めた大臣ちゃん。陰険堅物ジジイって感じの見た目通り、嫌な笑みを浮かべている。
「それならば、こちらからは王国騎士団の副団長に出てもらおうじゃないか。団長殿は残念ながら遠征中なのでね。やってくれるかね?副団長殿」
大臣が半ば睨み付けるように、大型の甲冑で全身を包んだ人物へ声をかけると、その人物はゆっくりと頷いた。
背はそんなに高く無いが、重厚な白い鎧と背負われた大剣は見るからに強そうで、最早始まりの街でキラーマシーンを充てがわれる無理ゲーの様相を呈していた。
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