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エリシエル×ユリウス外伝
当て馬令嬢は幼馴染に愛される。4
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私とユリウスの関係は、一向に元に戻る気配が無かった。
それどころか私の方からも彼を無視するようになっており、ユリウスなどという名前の幼馴染は最早存在しないと自分に何度も言い聞かせていた。
けれどユリウスの父レンティエル伯は、そんな私達の不仲にはお構い無しに、我が家へ訪れる時は必ずというほど彼を伴った。父や母と共に私も出迎えの挨拶だけは交わしていたが、ユリウスが私への態度を改める事は一度だって無かったし、私も彼とは視線を合わせる事すらしなくなっていたというのに。
そんなある日の事。
ずっと私を無視し続けていたはずのユリウスが、突然私の部屋にやってきた。
昼間だった事もあり、私は部屋で本を眺めながら、私室の椅子に腰掛けなんとなく時間を過ごしていた。
ユリウスが屋敷にいるせいで、普段の様に庭を駆け回るなんて気分になれなかったのだ。
この頃ユリウスは、以前のように屋敷を歩き回ったりはせず、与えられた部屋に籠もりきるのが定番になっていた。しかしそれでも時折思い出したように、しかも私が居る時に限って中庭に現れるので、鉢合わせしないように気をつけていたのである。
だって顔を合わせたところで、視線は逸らされるし存在すら無視してくるんだもの。
気分悪いったらないわ。
まあ私もやり返してるんだけど。だってここは私の家なのに。いくらお客様だからって、態度が大きすぎるのよ、昔から。
私と彼が遊ばなくなっている事にレンティエル伯も父も気付いていた筈なのに、なぜ毎回ユリウスを連れて来るのだろうと、不思議に思うと共に憤りさえ感じていた。
嫌なら、最初から屋敷に来なければいいのに。
そう思っていた。
私の事が嫌いになったなら、目もあわせず口もききたくないのなら、来なければいい。
私だって、あんな態度を取るユリウスには会いたくない。
そう思って、ユリウスが屋敷に居る間は、私はなるべく私室から出ないようにしていた。彼もいつもと同じく宛がわれた客室に篭りきると知っていたけれど、それでも偶然ですら会ってしまうのを避けたかった。
だというのに、どうして今更私の部屋に来るのか。ユリウスの行動の意味がわからない。
お互い無視し合って。避け合って。
ならばそれでいいではないか。
なぜわざわざ崩そうとするのか。
今更、何の用があるというのか。散々人を振り回した癖に、今また同じ事を繰り返そうというの。
彼に対する怒りが、私の中で渦巻いていた。
「……何しに来たの」
なるべく低い声で告げると、扉をカチャリと後ろ手に閉めたユリウスが足早にこちらに歩いてくる。
普段は部屋についているメイドを下がらせていたことを、今更ながら後悔した。
彼の行動の理由がわからなくて、しかめっ面で睨みつけていると、その足が私の目の前まで来て止まった。
十八歳を迎えたユリウスの体躯は最早完全に青年のそれで、十三歳の私からすれば見上げるような長身に成長していた。変わらないのは、金糸のような白金の髪くらいだろうか。
だけどそれすらも高い位置から薄氷色の瞳を覗かせ、見下ろしてくるのだから、真正面に対峙すると圧迫感で気持ちがざわつく。
「ヴォルクって、誰」
もう何年ぶりになるのか、久しぶりに真っ直ぐ見つめてくる彼が言った言葉が、一瞬理解できなくて口をぽかんと開けてしまった。
かつて、私が好きだった薄氷色の瞳が、白金の髪の隙間からじっとこちらを見据えていて、なぜだか私は責められている様な気分になった。
……何。
急に。
急になんなのよっ!
湧き上がったのは憤りだ。
ずっと何年も人を無視しておいて、突然やって来たかと思えばわけのわからない質問とは、一体どういうつもりなのか。
ヴォルクとは、父と交友の深い王国士隊蒼の士隊騎士隊長ヴァルフェン=レグナガルド男爵の嫡子である。長く続いている騎士の家系ではあるが、元は平民出な為爵位は下位の男爵という称号だった。
けれど、私の父であるダリアス=プロシュベールは、表立って口にはしないものの、我が身の実力で貴族位を勝ち取った彼らの家系を称え、注目していた。
『貴族社会はいつか終わりを告げる』。
それが階級社会では最上位に着いている父の口癖だった。
いつか個人の能力を問い、それが階級を覆す時代が来ると。
ヴォルク=レグナガルドは二十一歳の若い騎士の青年だった。
年は八つ離れていたが、むしろそれが良かったのだろう。彼はよく、男爵がお父様と会談している間、私と他愛もない話をしてくれていた。といっても、寡黙な青年なので、基本は私が話し続けるといった感じではあったが。
けれど、なぜそれをユリウスが知っているのか。どうして責め立てるように詰問されなければいけないのか。
目も合わせず、口も聞かず、嫌っている人間の何が気になるというのか。
久々の会話だというのに、どうしてこんなにも腹立たしいのだろう。
「ユリウスには関係ない」
一言だけ言い放って、眺めていただけの本に再び目をやる。これで話は終わりだという意思表示だったのに、ユリウスはなぜか立ち去ろうとしなかった。まだ何か用があるとでもいうのだろうか。
さっさと出て行って、と言おうとした時、私は顔を上げた事を後悔した。
未だその場に佇んでいたユリウスが、こちらをじっと睨んでいたからだ。それも、底冷えして震えそうになるほど冷たい瞳で。
身体が、硬直した。
動けなくなった。呼吸さえ止まったように感じた。
動き出したユリウスの身体が私へと向かってくるのが、なぜかとても緩慢な動作に見えた。
近づいてくる。私に、私の目の前に。
なぜ、どうして。
何のために。
驚愕で目を見開く私を見て、ユリウスがくっと口端をあげ微笑を浮かべた。
どこか仄暗さを宿した笑みに頭の奥で警鐘が鳴り響く。
―――あ
眼前に来たユリウスが、指先で私の顎に触れ、そして掴み上げた。
次の瞬間、唇に感じたのは、他者の温もり。
重なった彼の唇が、私に彼の熱を伝えていた。
考える前に、それは角度を変えて深みを増して。
「……ふっ……んんっ……!」
どの位の時だったかはわからない。
長かったのか、短かったのか、経験の無かった私には判断さえつかなかった。
けれど、唇を離した後にユリウスが告げた「許さない」という言葉だけはかろうじて、耳朶の奥にこびりついていた。
―――十三歳。
これが、私の初めてのキスだった。
それどころか私の方からも彼を無視するようになっており、ユリウスなどという名前の幼馴染は最早存在しないと自分に何度も言い聞かせていた。
けれどユリウスの父レンティエル伯は、そんな私達の不仲にはお構い無しに、我が家へ訪れる時は必ずというほど彼を伴った。父や母と共に私も出迎えの挨拶だけは交わしていたが、ユリウスが私への態度を改める事は一度だって無かったし、私も彼とは視線を合わせる事すらしなくなっていたというのに。
そんなある日の事。
ずっと私を無視し続けていたはずのユリウスが、突然私の部屋にやってきた。
昼間だった事もあり、私は部屋で本を眺めながら、私室の椅子に腰掛けなんとなく時間を過ごしていた。
ユリウスが屋敷にいるせいで、普段の様に庭を駆け回るなんて気分になれなかったのだ。
この頃ユリウスは、以前のように屋敷を歩き回ったりはせず、与えられた部屋に籠もりきるのが定番になっていた。しかしそれでも時折思い出したように、しかも私が居る時に限って中庭に現れるので、鉢合わせしないように気をつけていたのである。
だって顔を合わせたところで、視線は逸らされるし存在すら無視してくるんだもの。
気分悪いったらないわ。
まあ私もやり返してるんだけど。だってここは私の家なのに。いくらお客様だからって、態度が大きすぎるのよ、昔から。
私と彼が遊ばなくなっている事にレンティエル伯も父も気付いていた筈なのに、なぜ毎回ユリウスを連れて来るのだろうと、不思議に思うと共に憤りさえ感じていた。
嫌なら、最初から屋敷に来なければいいのに。
そう思っていた。
私の事が嫌いになったなら、目もあわせず口もききたくないのなら、来なければいい。
私だって、あんな態度を取るユリウスには会いたくない。
そう思って、ユリウスが屋敷に居る間は、私はなるべく私室から出ないようにしていた。彼もいつもと同じく宛がわれた客室に篭りきると知っていたけれど、それでも偶然ですら会ってしまうのを避けたかった。
だというのに、どうして今更私の部屋に来るのか。ユリウスの行動の意味がわからない。
お互い無視し合って。避け合って。
ならばそれでいいではないか。
なぜわざわざ崩そうとするのか。
今更、何の用があるというのか。散々人を振り回した癖に、今また同じ事を繰り返そうというの。
彼に対する怒りが、私の中で渦巻いていた。
「……何しに来たの」
なるべく低い声で告げると、扉をカチャリと後ろ手に閉めたユリウスが足早にこちらに歩いてくる。
普段は部屋についているメイドを下がらせていたことを、今更ながら後悔した。
彼の行動の理由がわからなくて、しかめっ面で睨みつけていると、その足が私の目の前まで来て止まった。
十八歳を迎えたユリウスの体躯は最早完全に青年のそれで、十三歳の私からすれば見上げるような長身に成長していた。変わらないのは、金糸のような白金の髪くらいだろうか。
だけどそれすらも高い位置から薄氷色の瞳を覗かせ、見下ろしてくるのだから、真正面に対峙すると圧迫感で気持ちがざわつく。
「ヴォルクって、誰」
もう何年ぶりになるのか、久しぶりに真っ直ぐ見つめてくる彼が言った言葉が、一瞬理解できなくて口をぽかんと開けてしまった。
かつて、私が好きだった薄氷色の瞳が、白金の髪の隙間からじっとこちらを見据えていて、なぜだか私は責められている様な気分になった。
……何。
急に。
急になんなのよっ!
湧き上がったのは憤りだ。
ずっと何年も人を無視しておいて、突然やって来たかと思えばわけのわからない質問とは、一体どういうつもりなのか。
ヴォルクとは、父と交友の深い王国士隊蒼の士隊騎士隊長ヴァルフェン=レグナガルド男爵の嫡子である。長く続いている騎士の家系ではあるが、元は平民出な為爵位は下位の男爵という称号だった。
けれど、私の父であるダリアス=プロシュベールは、表立って口にはしないものの、我が身の実力で貴族位を勝ち取った彼らの家系を称え、注目していた。
『貴族社会はいつか終わりを告げる』。
それが階級社会では最上位に着いている父の口癖だった。
いつか個人の能力を問い、それが階級を覆す時代が来ると。
ヴォルク=レグナガルドは二十一歳の若い騎士の青年だった。
年は八つ離れていたが、むしろそれが良かったのだろう。彼はよく、男爵がお父様と会談している間、私と他愛もない話をしてくれていた。といっても、寡黙な青年なので、基本は私が話し続けるといった感じではあったが。
けれど、なぜそれをユリウスが知っているのか。どうして責め立てるように詰問されなければいけないのか。
目も合わせず、口も聞かず、嫌っている人間の何が気になるというのか。
久々の会話だというのに、どうしてこんなにも腹立たしいのだろう。
「ユリウスには関係ない」
一言だけ言い放って、眺めていただけの本に再び目をやる。これで話は終わりだという意思表示だったのに、ユリウスはなぜか立ち去ろうとしなかった。まだ何か用があるとでもいうのだろうか。
さっさと出て行って、と言おうとした時、私は顔を上げた事を後悔した。
未だその場に佇んでいたユリウスが、こちらをじっと睨んでいたからだ。それも、底冷えして震えそうになるほど冷たい瞳で。
身体が、硬直した。
動けなくなった。呼吸さえ止まったように感じた。
動き出したユリウスの身体が私へと向かってくるのが、なぜかとても緩慢な動作に見えた。
近づいてくる。私に、私の目の前に。
なぜ、どうして。
何のために。
驚愕で目を見開く私を見て、ユリウスがくっと口端をあげ微笑を浮かべた。
どこか仄暗さを宿した笑みに頭の奥で警鐘が鳴り響く。
―――あ
眼前に来たユリウスが、指先で私の顎に触れ、そして掴み上げた。
次の瞬間、唇に感じたのは、他者の温もり。
重なった彼の唇が、私に彼の熱を伝えていた。
考える前に、それは角度を変えて深みを増して。
「……ふっ……んんっ……!」
どの位の時だったかはわからない。
長かったのか、短かったのか、経験の無かった私には判断さえつかなかった。
けれど、唇を離した後にユリウスが告げた「許さない」という言葉だけはかろうじて、耳朶の奥にこびりついていた。
―――十三歳。
これが、私の初めてのキスだった。
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