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エリシエル×ユリウス外伝
当て馬令嬢は幼馴染に愛される。2
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「……エリィ」
ユリウスが、指先で拭い取った涙に口付け私の名を呼んだ。
彼の薄い唇の上で涙の名残が小さく輝いている。間近に迫った青年天使が如き美貌には、見慣れた気配が漂っていた。
この男はいつもそうだ。
気まぐれに人を翻弄し、辱め、存在だけを主張する。
私には、自分という『婚約者』がいるのだと。
まるで私が、売約済みの商品であるかのように。
いやむしろ、ユリウスにとって私は道具でしか無いのだから、商品という例えでも間違いは無いのかも知れない。
本当は私の事を心底嫌っている癖に。
何かあればいつもこうやって所有欲めいたものを見せてくる。
彼から離れようとしたり、婚約者として不似合いな行動をした時には強引に、私にそれを思い出させようとするのだから本当に……見た目だけは最高な、最低の幼馴染みだ。
「私の事、嫌いな癖に」
間近にある薄氷色の瞳に向かって吐き出せば、一瞬見開いた後すぐにいつもの微笑へ取って変わった。それはかつて見た優しさに溢れたものではなく、貴族特有の上っ面だけの浅い笑顔で。
……この顔、ホント嫌だわ。
腹が立つったらありゃしない。
そういえば、いつからユリウスはこんな笑い方をするようになったのだろう、とふと考えた。
しかし思考を辿ろうとしたところで、彼が口を開く。
「何を言っているのかな。僕は君が好きだよエリィ。昔から……ずっと、ね」
―――――……嘘つきっ!!
そう怒鳴りたいのを堪えて、私は視線で彼に訴えた。
まるで息を吐くのと同じくらい、滑らかな嘘を彼が吐くようになったのも、確かこの笑顔をし始めたのと同時期だったように思う。
初めて私がユリウスと出会ったあの頃には、決して無かったもの。
白金の細い髪を頬に流し、透き通る氷と同じ色をした彼の瞳を見上げながら、私はこの屋敷に天使が舞い降りた日のことを思い返していた。
◇◆◇
―――今から十年前。
父と旧知の仲であったレンティエル伯爵が、息子だと連れて来たのがユリウスだった。
伯爵の背後からすっと歩み出た少年に、一目で心奪われた時の事を、私は未だ忘れずに覚えている。
五つ歳上の彼は当時十四歳というだけあって少年らしい背丈をしていたものの、九歳の少女であった私よりも可憐で美しい容姿をしていた。
白金の髪は地に降りる細い光の様に真っ直ぐで、長めに伸ばされた前髪が零れ落ちそうな薄氷色の瞳にかかり、男の子とは到底思えないほど透き通った白い肌が、その美貌をより一層際立てていた。
天使が来た、と。
その頃幼かった私は、興奮のあまりそう叫んだのだ。
それからというもの、レンティエル伯は来訪の際、私の遊び相手としてユリウスを同行してくるようになった。私は彼の天使の様な容貌に憧れと庇護心を擽られ、年上だというのに何かと彼を引っ張り回して遊んでいた。
キラキラと白金の髪を靡かせ、優しい笑顔を浮かべながら後を付いて来てくれる少年は、私にとって何にも変えがたい宝物だった。
なのにユリウスは変わってしまった。
見違えるほどに。
いつからかユリウスが浮かべるあの瞳と、豹変してしまった彼の性格を、私は受け付けられなくなった。
エリィ、エリィ、と何度も私の愛称を呼んで駆け寄ってくれていたのに、私が十歳を迎え、彼が十五歳を過ぎた辺りからユリウスは変わってしまったのだ。
私の何かが気に入らなかったのだろうが、突然口を聞いてくれなくなった。友人間ではよくある事だと思う。何かのきっかけで、機嫌を損ないつれなくされることなど。私もそう考えて、彼の態度に戸惑いながらも関係を修復しようと何度も話しかけたけれど、迷惑そうに避けられて、そして次第に一言も交わしてくれなくなった。
子供だった私は、自分が何か彼が嫌がる事をしてしまったのだろうと何度も彼に詫びた。けれど私が何を言っても、どんなに気を引こうとしても、ユリウスは返事を返してくれなかった。
そんな彼の態度に、子供ながらも理不尽だと癇癪を起こし泣き喚いたりもしたが、ユリウスは全て無視し、その声を聞かせてくれる事は無かった。
悲しかった。
大好きだった天使の様な幼馴染が、ある日突然変わってしまったから。
無視される程度はまだ良い方だった。
その後ユリウスは、私に明らかに「嫌がらせ」を始めたのだ。
そしてそれは、今に至るまで続いている。
私とは一向に言葉を交わそうともしないのに、私が他の友人と共に居るのを好しとせず、屋敷へ遊びに来た他の貴族の子供を見かければ、自分の容姿を武器に彼らを取り込み私を仲間外れにした。
「エリィ嬢のドレスが汚れてはいけないから」「エリィ嬢は公爵令嬢だから」そんなもっともらしい言葉を並べ立て、私を他の子供から遠ざけ、孤独にした。
ドレスなど、ユリウスと遊んでいた時は毎日の様に汚してお父様に笑われていたし、性別など関係なく私はずっと彼と走り回って遊んでいたのに。
窓越しに他の子供らの相手をするユリウスの姿を見るのは、とても寂しかった。他の子には以前と変わらない天使の笑顔を見せるのに、私には一切見せてくれない。それが悲しくて、腹立たしくて、仕方無かった。
徹底的に無視してくれたのならまだ、諦めもついたのに。
彼は私に冷たい態度をとる癖に、私が他の誰かと話したり遊んでいると凄い剣幕で飛んで来たりもしていた。それが余計に、私を混乱させたのだ。
当時屋敷に仕えていた庭師の息子と遊んでいた時がそうだ。
一人で寂しかった私は、庭師である父親の作業を手伝っていた彼にせがみ、仕事の合間に遊んでもらっていた。庭師の息子はもう成人を迎えていたけれど、会うといつも優しい笑顔で私に花をくれたから、私にとっては冷たくなったユリウスよりずっと好きな遊び相手だったのだ。
父親の生業が庭師という事もあって、息子の彼も花や植物の知識に富み、屋敷に咲く花の名前やその由来、まつわる神話の事など、色々な話を聞かせてくれた。
お付きの家庭教師が話す堅苦しいものとは違う楽しい話は、それまでユリウスの態度で傷ついていた私の心を癒やし、そして笑顔にしてくれた。
だけど、それも一時の事だった。
どこから聞きつけたのか、屋敷の内庭に居た私達の前に、ユリウスが突然現れたのだ。
ユリウスが、指先で拭い取った涙に口付け私の名を呼んだ。
彼の薄い唇の上で涙の名残が小さく輝いている。間近に迫った青年天使が如き美貌には、見慣れた気配が漂っていた。
この男はいつもそうだ。
気まぐれに人を翻弄し、辱め、存在だけを主張する。
私には、自分という『婚約者』がいるのだと。
まるで私が、売約済みの商品であるかのように。
いやむしろ、ユリウスにとって私は道具でしか無いのだから、商品という例えでも間違いは無いのかも知れない。
本当は私の事を心底嫌っている癖に。
何かあればいつもこうやって所有欲めいたものを見せてくる。
彼から離れようとしたり、婚約者として不似合いな行動をした時には強引に、私にそれを思い出させようとするのだから本当に……見た目だけは最高な、最低の幼馴染みだ。
「私の事、嫌いな癖に」
間近にある薄氷色の瞳に向かって吐き出せば、一瞬見開いた後すぐにいつもの微笑へ取って変わった。それはかつて見た優しさに溢れたものではなく、貴族特有の上っ面だけの浅い笑顔で。
……この顔、ホント嫌だわ。
腹が立つったらありゃしない。
そういえば、いつからユリウスはこんな笑い方をするようになったのだろう、とふと考えた。
しかし思考を辿ろうとしたところで、彼が口を開く。
「何を言っているのかな。僕は君が好きだよエリィ。昔から……ずっと、ね」
―――――……嘘つきっ!!
そう怒鳴りたいのを堪えて、私は視線で彼に訴えた。
まるで息を吐くのと同じくらい、滑らかな嘘を彼が吐くようになったのも、確かこの笑顔をし始めたのと同時期だったように思う。
初めて私がユリウスと出会ったあの頃には、決して無かったもの。
白金の細い髪を頬に流し、透き通る氷と同じ色をした彼の瞳を見上げながら、私はこの屋敷に天使が舞い降りた日のことを思い返していた。
◇◆◇
―――今から十年前。
父と旧知の仲であったレンティエル伯爵が、息子だと連れて来たのがユリウスだった。
伯爵の背後からすっと歩み出た少年に、一目で心奪われた時の事を、私は未だ忘れずに覚えている。
五つ歳上の彼は当時十四歳というだけあって少年らしい背丈をしていたものの、九歳の少女であった私よりも可憐で美しい容姿をしていた。
白金の髪は地に降りる細い光の様に真っ直ぐで、長めに伸ばされた前髪が零れ落ちそうな薄氷色の瞳にかかり、男の子とは到底思えないほど透き通った白い肌が、その美貌をより一層際立てていた。
天使が来た、と。
その頃幼かった私は、興奮のあまりそう叫んだのだ。
それからというもの、レンティエル伯は来訪の際、私の遊び相手としてユリウスを同行してくるようになった。私は彼の天使の様な容貌に憧れと庇護心を擽られ、年上だというのに何かと彼を引っ張り回して遊んでいた。
キラキラと白金の髪を靡かせ、優しい笑顔を浮かべながら後を付いて来てくれる少年は、私にとって何にも変えがたい宝物だった。
なのにユリウスは変わってしまった。
見違えるほどに。
いつからかユリウスが浮かべるあの瞳と、豹変してしまった彼の性格を、私は受け付けられなくなった。
エリィ、エリィ、と何度も私の愛称を呼んで駆け寄ってくれていたのに、私が十歳を迎え、彼が十五歳を過ぎた辺りからユリウスは変わってしまったのだ。
私の何かが気に入らなかったのだろうが、突然口を聞いてくれなくなった。友人間ではよくある事だと思う。何かのきっかけで、機嫌を損ないつれなくされることなど。私もそう考えて、彼の態度に戸惑いながらも関係を修復しようと何度も話しかけたけれど、迷惑そうに避けられて、そして次第に一言も交わしてくれなくなった。
子供だった私は、自分が何か彼が嫌がる事をしてしまったのだろうと何度も彼に詫びた。けれど私が何を言っても、どんなに気を引こうとしても、ユリウスは返事を返してくれなかった。
そんな彼の態度に、子供ながらも理不尽だと癇癪を起こし泣き喚いたりもしたが、ユリウスは全て無視し、その声を聞かせてくれる事は無かった。
悲しかった。
大好きだった天使の様な幼馴染が、ある日突然変わってしまったから。
無視される程度はまだ良い方だった。
その後ユリウスは、私に明らかに「嫌がらせ」を始めたのだ。
そしてそれは、今に至るまで続いている。
私とは一向に言葉を交わそうともしないのに、私が他の友人と共に居るのを好しとせず、屋敷へ遊びに来た他の貴族の子供を見かければ、自分の容姿を武器に彼らを取り込み私を仲間外れにした。
「エリィ嬢のドレスが汚れてはいけないから」「エリィ嬢は公爵令嬢だから」そんなもっともらしい言葉を並べ立て、私を他の子供から遠ざけ、孤独にした。
ドレスなど、ユリウスと遊んでいた時は毎日の様に汚してお父様に笑われていたし、性別など関係なく私はずっと彼と走り回って遊んでいたのに。
窓越しに他の子供らの相手をするユリウスの姿を見るのは、とても寂しかった。他の子には以前と変わらない天使の笑顔を見せるのに、私には一切見せてくれない。それが悲しくて、腹立たしくて、仕方無かった。
徹底的に無視してくれたのならまだ、諦めもついたのに。
彼は私に冷たい態度をとる癖に、私が他の誰かと話したり遊んでいると凄い剣幕で飛んで来たりもしていた。それが余計に、私を混乱させたのだ。
当時屋敷に仕えていた庭師の息子と遊んでいた時がそうだ。
一人で寂しかった私は、庭師である父親の作業を手伝っていた彼にせがみ、仕事の合間に遊んでもらっていた。庭師の息子はもう成人を迎えていたけれど、会うといつも優しい笑顔で私に花をくれたから、私にとっては冷たくなったユリウスよりずっと好きな遊び相手だったのだ。
父親の生業が庭師という事もあって、息子の彼も花や植物の知識に富み、屋敷に咲く花の名前やその由来、まつわる神話の事など、色々な話を聞かせてくれた。
お付きの家庭教師が話す堅苦しいものとは違う楽しい話は、それまでユリウスの態度で傷ついていた私の心を癒やし、そして笑顔にしてくれた。
だけど、それも一時の事だった。
どこから聞きつけたのか、屋敷の内庭に居た私達の前に、ユリウスが突然現れたのだ。
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