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砂の都市とお約束のスイカ割り
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「そろそろスイカ割りやるよー!」
しばらく海水をぶっかけ合っていると、瑞穂の呼び声が聞こえる。
「お、行くか。」
「え?あぁ...うん。」
そう声をかけると、何故か少し残念そうな表情で返事をする宏美。
「なんだよ?」
「別に、ほら行こ。」
うーん...そんなに海水ぶっかけられたいのかしらん...。
塩分足りてない...?
夏だからな。
水分と塩分マジ大事。
なら両方入ってる海水を飲めば万事解決じゃね?って話だが、海水浴場は塩分濃度が高すぎて逆に喉が渇いて脱水症状になったりするから良い子は真似しちゃダメなんだぜ。
なんて考えていたら宏美はナチュラルに腕を引いてきて...。
「って...痛い痛い!」
え、力強くない!?
なんか恨みこもってる!?
「悠太!会いたかった!会いたかった!」
そのまま宏美に引っ張られて皆の元に戻ると、待ってましたとばかりに志麻が近づいてくる。
「...誰に? 」
「Yes!君に!」
流石、ノリが分かってる...って早速抱き着こうとするんじゃない。
ん...?
ここでふと目に入ったのは砂で出来た...都市...?
え、都市...?普通城とか家とかじゃないの...?
「あぁ...あれね。
悠太が全然構ってくれないから作っちゃった。」
「いや作っちゃったて。」
え、ヤバ、何これちょっと引くくらいクオリティー高いんだけど...。
しかもこれをあんな短時間で...?
本当コイツなんでこう言う変なとこで天才的なスキルを発揮しちゃうのかしらん...。
元々発想が色々ズレてるとこあるしそう言うとこなのかも...。
ん...?でも所々歪な形のがあるような...。
と、ここで宏美を押し退けるように今度は美江が腕にしがみついてくる。
「わっと!?」
これに油断していたらしい宏美は抵抗する暇もなく引き離される。
「わ...私もその...手伝ったから。」
「お、そうなのか。」
な、なるほど...それでか...。
まぁ流石に1人で都市はな、うん。
いやこれほとんど作ったの志麻だわ...。
クオリティーで一目瞭然だもの...。
「合宿に人を誘った誰かさんが私をほったらかして他の女と遊びに行くけぇ...。」
そう言って拗ねた顔をする美江。
ちなみに拗ねるって広島弁ではハブてるって言うんだぞ。
作者は最初それが方言だったなんて知らなかったんやで、、
「あ、あぁ...って痛い痛い!」
つねる力に怒りがこもってる!
「ついさっきまで二人きりになったと思ったらその後にはすぐに女子に囲まれるなんてやるねぇ、悠太。」
ケラケラと笑いながら肘でウリウリとしてくる瑞穂。
「からかうなっての...。」
「で?ヤった?」
耳元でまたボソッととんでもない事を聞いてくる瑞穂。
「んな訳あるか!?ここ外だぞ!?」
「えー?あたしは別にそんな深い意味で言ったんじゃないんだけど何を想像したのかな?」
コイツ...!絶対分かっててからかってやがる!
そんな俺を、美江に突き飛ばされた宏美はやれやれと言う表情で見ている。
本当どうしてこうなった...。
「お兄ちゃん!早く早く!」
「あ、おう。」
既に他のメンバーは集まってスイカ割りの準備を始めている。
日奈美の手招きに応えながら、俺もそれに合流する。
「結局呼びに行ったあんたが巻き込まれてんじゃないの。」
「あだっ!?」
合流して早々会長チョップを食らう瑞穂。
「えーだって気になるじゃんー。
二人きりで何してたのかーとか。」
「お前の場合は聞き方に随分と悪意があったがな...。」
「少なくともあんたが想像してるような事じゃないでしょうに。」
これにはハルたん会長も呆れ顔である。
「えー?あれあれ?ハルたんは何を想像してたのかな?」
「んなっ!?べ、別になんでもないから!」
顔を真っ赤にするハルたん会長。
「えー?本当に?ハルたんってばへ、ん、た、い☆」
「あんた、後で覚えてなさいよ?」
マジトーンである。
「すいませんでしたぁぁぁ!?」
高速の手のひら返しである、、
よっぽど頭が上がらないらしい…。
「まぁ、とりあえず誰かさんの女性陣水着チェックを聞かされたね。」
と、ここで呆れたように口を開いたのは宏美だ。
「あ、お前!?」
「事実じゃん。」
「元はと言えばお前が…!」
「へぇ?」
聞きづてならないとばかりに瑞穂が声を出すのと同時。
皆さん(主に女性陣の)視線が俺に集まる。
「それはちょっと気になるわね?」
は、ハルたん会長まで...。
この後むっちゃ根掘り葉掘り聞かれた...。
そして...。
「悠太さんが相変わらずシスコンだと言うのがよく分かった形ですね...。」
呆れるリオ。
「何を言う!日奈美は世界一だし、千鶴さんは神格化してるんだから当たり前だろう!」
「まぁ!嬉しいですぅ。」
「またお兄ちゃんは...。
本当に私の事好き過ぎなんだから...。」
やれやれと肩を竦める日奈美。
「まぁ私もだけど...(小声)」
小声でこんな事言ってくれるんだけど!
最高!可愛い!俺の嫁!あ、家族だった、いやそれはもう実質嫁か!間違いない!異論は認めない!
「なんでそう都合のいい事ばっかり完璧に聞き取るんですかね...。
あとそれは完全に暴論...。」
呆れるロリ天使。
「何言ってんだ。
世界一の妹の小声だぞ?そんなの全神経を集中して完璧に聞き分けるに決まってんだろ。」」
「うわぁ...。」
「ふふん、ロリ天使、俺のシスコンぶりに言葉も無いか。」
「いや、また自分で言ってるし...。
確かにそうですけど...。
なんて言うか...本当悠太さんって...うん...。
そう言うとこですよね...。」
どう言うとこだってばよ...。
ってかなんか日奈美以外の女性陣がほぼほぼうんうんって頷いてんのなんなのかしらん...?
「もぉ...お兄ちゃん、そんなに言われたら流石に私も照れるから。」
顔を赤くしてモジモジする日奈美。
可愛い。
「悠にぃ!まりも褒めて!」
「よしよし、可愛い可愛い。」
抱き着いてくる茉里愛をナデナデしてやると、気持ち良さそうに目を細める...って痛い痛い!
「悠君の馬鹿...。」
「えぇ...。」
美江に思いっきりつねられた...。
「はぁ、さっさとスイカ割り始めよ。」
そして瑞穂、なんだその露骨な溜め息は...。
「そうね...。」
ハルたん会長まで...!
と、言う訳で!始まったスイカ割り。
「で、結局誰がやんの?」
「はい!私やる!」
そう元気よく返事したのは志麻だ。
お、意外だな。
こう言う場面で積極的に志麻が立候補するなんて。
「じゃあ行くよ!
あー手が滑ったー。」
そう言って開始早々フラついたと見せかけて抱き着いて来る志麻。
「それがやりたかっただけでしょうが。」
「痛い!?ぴえん...。」
会長からの手痛いツッコミ...。
うん、志麻は志麻だった。
「じゃあ俺も!」
次に立候補をしたのは秋名たんだ。
...激しく嫌な予感がする。
「あー手が滑った!」
俺に向かって棒を振り下ろそうとして...。
「危ないでしょうが。」
ハルたん会長のチョップが炸裂する...。
本当仕事が早い...。
「ちっ...。」
直也も舌打ちしやがってからに...。
「いてて...冗談だっての!」
そう言って頭を抑える秋名たん。
「とりあえず割れるまで順番にやってみる?
あ、でも普通にやってもつまらないし目隠しして3回回ってからね!」
瑞穂がそう提案する。
「そうね、でもさっきの二人みたいにわざと人を狙うみたいな事する奴は容赦なくチョップだから。」
さて、そんな訳でスタート。
抽選アプリでまずは日奈美に決まった。
皆が回数を数えながら、3回転。
「わわっ、これ本当フラフラになるね...。」
してなくてもフラついてたやつも居たな...。
いや、あれはわざとだったわ...。
「日奈美、真っ直ぐ!」
ここは俺達兄妹のチームワークの見せ所!
「あ、うん!」
よろよろと歩き始める日奈美。
「違う違う左だよ~。」
その横で茉里愛が言う。
「それは絶対嘘!」
「ちぇっ。」
この子舌打ちしたんだが、、
「そこだ!」
遂に日奈美がスイカの目の前に立つ。
「よしっ!えいっ!」
その場にいる全員が大盛り上がりで見守る中、ポコンと言う可愛いらしい音がする。
でも日奈美の力が足りないのかスイカは割れていない。
「あー...残念...。」
うーん残念...でも可愛い...!俺的には100点満点だ!
あ!ロリ天使今度は無言で露骨にため息吐きやがった!?
そして次!美江。
「が、頑張る。」
日奈美の時同様3回転して...。
「ふぇ...!?ふぁっ!?」
歩き出す前にそのまま倒れる。
あちゃー...完全に目を回してらっしゃる...。
「ふにゅぅ...。」
こんな漫画の萌えキャラみたいな倒れ方する奴リアルに居たのか...。
本人には悪いけど普通に可愛いんだよなぁ……。
次!アナたん!
嫌な予感しか...
「ステラたん!スイカより俺のケツを割ってくれ!」
そう言って千鶴さんに棒を渡そうとするアナたん。
やっぱり!?
「ダメに決まってんでしょうが。」
会長チョップが炸裂する...!
「あひん♡」
しかしこうかはいまひとつのようだ!
いや、むしろ喜び的な意味では効果抜群なんだよなぁ、、
「えぇ...。」
これには流石のハルたん会長もドン引きでした...。
気を取り直して次!
「お兄ちゃん!頑張って!」
「悠にぃ!頑張れー!」
「悠さぁん!頑張ってくださいねぇ。」
っしゃおらぁ!!シスターズと千鶴さんの応援で今ならスイカ所か地球まで割れる気がしてきたぜ!
「あ、ちなみに悠太は5回ね?」
「は!?」
瑞穂からまさかの無茶振りが来た。
「ちょっと、流石にそれは横暴なんじゃない?」
これにはハルたん会長も抗議する。
「あー違う違う、悠太がって言うよりは男子がだね。
女子にはハンデがいるかなって。」
「ま、まぁそう言う事なら...。」
ハルたん会長の許可が出てしまった...。
渋々俺は皆からの回数コールの中5回転!
や、ヤバい!これ想像以上に!?
ただでさえ目隠しされている上に、5回の回転で想像以上に体がフラつく。
「お、お兄ちゃん、大丈夫!?」
「な、なんとか...。」
よ、よしスタート...なんとか歩こうとして...でも足元がグラつく。
「お、お兄ちゃん!?」
そして盛大に倒れる。
「うぉっ...!?」
「えっ...きゃっ!?」
「いてて...。」
うーん...なんだか手に柔らかい感触が...?
「あちゃー...。」
と、瑞穂が言いながら、目隠しを外す。
「うーん......あ...。」
恐る恐る目を開けると、同じく倒れた状態から真っ赤な顔で震える宏美。
え、なんでそんな顔..と思ったら
俺の手が宏美の胸に...。
「あ、えと...す、すまん。」
「く、くたばれぇぇぇぇ!」
「ぐほァ!?ごめんなさぁぁぁい!」
思いっきり蹴り飛ばされた。
「わぁお、お約束ぅ!」
ケラケラと笑う瑞穂。
やれやれと肩を竦めるロリ天使...。
そんなこんなで結局最後にスイカを割ったのは蘭ちゃんだった。
それが想像以上に粉々に割れた訳だが...。
そんな色んな(意味深)アクシデントも含めて楽しい思い出になるのだった。
しばらく海水をぶっかけ合っていると、瑞穂の呼び声が聞こえる。
「お、行くか。」
「え?あぁ...うん。」
そう声をかけると、何故か少し残念そうな表情で返事をする宏美。
「なんだよ?」
「別に、ほら行こ。」
うーん...そんなに海水ぶっかけられたいのかしらん...。
塩分足りてない...?
夏だからな。
水分と塩分マジ大事。
なら両方入ってる海水を飲めば万事解決じゃね?って話だが、海水浴場は塩分濃度が高すぎて逆に喉が渇いて脱水症状になったりするから良い子は真似しちゃダメなんだぜ。
なんて考えていたら宏美はナチュラルに腕を引いてきて...。
「って...痛い痛い!」
え、力強くない!?
なんか恨みこもってる!?
「悠太!会いたかった!会いたかった!」
そのまま宏美に引っ張られて皆の元に戻ると、待ってましたとばかりに志麻が近づいてくる。
「...誰に? 」
「Yes!君に!」
流石、ノリが分かってる...って早速抱き着こうとするんじゃない。
ん...?
ここでふと目に入ったのは砂で出来た...都市...?
え、都市...?普通城とか家とかじゃないの...?
「あぁ...あれね。
悠太が全然構ってくれないから作っちゃった。」
「いや作っちゃったて。」
え、ヤバ、何これちょっと引くくらいクオリティー高いんだけど...。
しかもこれをあんな短時間で...?
本当コイツなんでこう言う変なとこで天才的なスキルを発揮しちゃうのかしらん...。
元々発想が色々ズレてるとこあるしそう言うとこなのかも...。
ん...?でも所々歪な形のがあるような...。
と、ここで宏美を押し退けるように今度は美江が腕にしがみついてくる。
「わっと!?」
これに油断していたらしい宏美は抵抗する暇もなく引き離される。
「わ...私もその...手伝ったから。」
「お、そうなのか。」
な、なるほど...それでか...。
まぁ流石に1人で都市はな、うん。
いやこれほとんど作ったの志麻だわ...。
クオリティーで一目瞭然だもの...。
「合宿に人を誘った誰かさんが私をほったらかして他の女と遊びに行くけぇ...。」
そう言って拗ねた顔をする美江。
ちなみに拗ねるって広島弁ではハブてるって言うんだぞ。
作者は最初それが方言だったなんて知らなかったんやで、、
「あ、あぁ...って痛い痛い!」
つねる力に怒りがこもってる!
「ついさっきまで二人きりになったと思ったらその後にはすぐに女子に囲まれるなんてやるねぇ、悠太。」
ケラケラと笑いながら肘でウリウリとしてくる瑞穂。
「からかうなっての...。」
「で?ヤった?」
耳元でまたボソッととんでもない事を聞いてくる瑞穂。
「んな訳あるか!?ここ外だぞ!?」
「えー?あたしは別にそんな深い意味で言ったんじゃないんだけど何を想像したのかな?」
コイツ...!絶対分かっててからかってやがる!
そんな俺を、美江に突き飛ばされた宏美はやれやれと言う表情で見ている。
本当どうしてこうなった...。
「お兄ちゃん!早く早く!」
「あ、おう。」
既に他のメンバーは集まってスイカ割りの準備を始めている。
日奈美の手招きに応えながら、俺もそれに合流する。
「結局呼びに行ったあんたが巻き込まれてんじゃないの。」
「あだっ!?」
合流して早々会長チョップを食らう瑞穂。
「えーだって気になるじゃんー。
二人きりで何してたのかーとか。」
「お前の場合は聞き方に随分と悪意があったがな...。」
「少なくともあんたが想像してるような事じゃないでしょうに。」
これにはハルたん会長も呆れ顔である。
「えー?あれあれ?ハルたんは何を想像してたのかな?」
「んなっ!?べ、別になんでもないから!」
顔を真っ赤にするハルたん会長。
「えー?本当に?ハルたんってばへ、ん、た、い☆」
「あんた、後で覚えてなさいよ?」
マジトーンである。
「すいませんでしたぁぁぁ!?」
高速の手のひら返しである、、
よっぽど頭が上がらないらしい…。
「まぁ、とりあえず誰かさんの女性陣水着チェックを聞かされたね。」
と、ここで呆れたように口を開いたのは宏美だ。
「あ、お前!?」
「事実じゃん。」
「元はと言えばお前が…!」
「へぇ?」
聞きづてならないとばかりに瑞穂が声を出すのと同時。
皆さん(主に女性陣の)視線が俺に集まる。
「それはちょっと気になるわね?」
は、ハルたん会長まで...。
この後むっちゃ根掘り葉掘り聞かれた...。
そして...。
「悠太さんが相変わらずシスコンだと言うのがよく分かった形ですね...。」
呆れるリオ。
「何を言う!日奈美は世界一だし、千鶴さんは神格化してるんだから当たり前だろう!」
「まぁ!嬉しいですぅ。」
「またお兄ちゃんは...。
本当に私の事好き過ぎなんだから...。」
やれやれと肩を竦める日奈美。
「まぁ私もだけど...(小声)」
小声でこんな事言ってくれるんだけど!
最高!可愛い!俺の嫁!あ、家族だった、いやそれはもう実質嫁か!間違いない!異論は認めない!
「なんでそう都合のいい事ばっかり完璧に聞き取るんですかね...。
あとそれは完全に暴論...。」
呆れるロリ天使。
「何言ってんだ。
世界一の妹の小声だぞ?そんなの全神経を集中して完璧に聞き分けるに決まってんだろ。」」
「うわぁ...。」
「ふふん、ロリ天使、俺のシスコンぶりに言葉も無いか。」
「いや、また自分で言ってるし...。
確かにそうですけど...。
なんて言うか...本当悠太さんって...うん...。
そう言うとこですよね...。」
どう言うとこだってばよ...。
ってかなんか日奈美以外の女性陣がほぼほぼうんうんって頷いてんのなんなのかしらん...?
「もぉ...お兄ちゃん、そんなに言われたら流石に私も照れるから。」
顔を赤くしてモジモジする日奈美。
可愛い。
「悠にぃ!まりも褒めて!」
「よしよし、可愛い可愛い。」
抱き着いてくる茉里愛をナデナデしてやると、気持ち良さそうに目を細める...って痛い痛い!
「悠君の馬鹿...。」
「えぇ...。」
美江に思いっきりつねられた...。
「はぁ、さっさとスイカ割り始めよ。」
そして瑞穂、なんだその露骨な溜め息は...。
「そうね...。」
ハルたん会長まで...!
と、言う訳で!始まったスイカ割り。
「で、結局誰がやんの?」
「はい!私やる!」
そう元気よく返事したのは志麻だ。
お、意外だな。
こう言う場面で積極的に志麻が立候補するなんて。
「じゃあ行くよ!
あー手が滑ったー。」
そう言って開始早々フラついたと見せかけて抱き着いて来る志麻。
「それがやりたかっただけでしょうが。」
「痛い!?ぴえん...。」
会長からの手痛いツッコミ...。
うん、志麻は志麻だった。
「じゃあ俺も!」
次に立候補をしたのは秋名たんだ。
...激しく嫌な予感がする。
「あー手が滑った!」
俺に向かって棒を振り下ろそうとして...。
「危ないでしょうが。」
ハルたん会長のチョップが炸裂する...。
本当仕事が早い...。
「ちっ...。」
直也も舌打ちしやがってからに...。
「いてて...冗談だっての!」
そう言って頭を抑える秋名たん。
「とりあえず割れるまで順番にやってみる?
あ、でも普通にやってもつまらないし目隠しして3回回ってからね!」
瑞穂がそう提案する。
「そうね、でもさっきの二人みたいにわざと人を狙うみたいな事する奴は容赦なくチョップだから。」
さて、そんな訳でスタート。
抽選アプリでまずは日奈美に決まった。
皆が回数を数えながら、3回転。
「わわっ、これ本当フラフラになるね...。」
してなくてもフラついてたやつも居たな...。
いや、あれはわざとだったわ...。
「日奈美、真っ直ぐ!」
ここは俺達兄妹のチームワークの見せ所!
「あ、うん!」
よろよろと歩き始める日奈美。
「違う違う左だよ~。」
その横で茉里愛が言う。
「それは絶対嘘!」
「ちぇっ。」
この子舌打ちしたんだが、、
「そこだ!」
遂に日奈美がスイカの目の前に立つ。
「よしっ!えいっ!」
その場にいる全員が大盛り上がりで見守る中、ポコンと言う可愛いらしい音がする。
でも日奈美の力が足りないのかスイカは割れていない。
「あー...残念...。」
うーん残念...でも可愛い...!俺的には100点満点だ!
あ!ロリ天使今度は無言で露骨にため息吐きやがった!?
そして次!美江。
「が、頑張る。」
日奈美の時同様3回転して...。
「ふぇ...!?ふぁっ!?」
歩き出す前にそのまま倒れる。
あちゃー...完全に目を回してらっしゃる...。
「ふにゅぅ...。」
こんな漫画の萌えキャラみたいな倒れ方する奴リアルに居たのか...。
本人には悪いけど普通に可愛いんだよなぁ……。
次!アナたん!
嫌な予感しか...
「ステラたん!スイカより俺のケツを割ってくれ!」
そう言って千鶴さんに棒を渡そうとするアナたん。
やっぱり!?
「ダメに決まってんでしょうが。」
会長チョップが炸裂する...!
「あひん♡」
しかしこうかはいまひとつのようだ!
いや、むしろ喜び的な意味では効果抜群なんだよなぁ、、
「えぇ...。」
これには流石のハルたん会長もドン引きでした...。
気を取り直して次!
「お兄ちゃん!頑張って!」
「悠にぃ!頑張れー!」
「悠さぁん!頑張ってくださいねぇ。」
っしゃおらぁ!!シスターズと千鶴さんの応援で今ならスイカ所か地球まで割れる気がしてきたぜ!
「あ、ちなみに悠太は5回ね?」
「は!?」
瑞穂からまさかの無茶振りが来た。
「ちょっと、流石にそれは横暴なんじゃない?」
これにはハルたん会長も抗議する。
「あー違う違う、悠太がって言うよりは男子がだね。
女子にはハンデがいるかなって。」
「ま、まぁそう言う事なら...。」
ハルたん会長の許可が出てしまった...。
渋々俺は皆からの回数コールの中5回転!
や、ヤバい!これ想像以上に!?
ただでさえ目隠しされている上に、5回の回転で想像以上に体がフラつく。
「お、お兄ちゃん、大丈夫!?」
「な、なんとか...。」
よ、よしスタート...なんとか歩こうとして...でも足元がグラつく。
「お、お兄ちゃん!?」
そして盛大に倒れる。
「うぉっ...!?」
「えっ...きゃっ!?」
「いてて...。」
うーん...なんだか手に柔らかい感触が...?
「あちゃー...。」
と、瑞穂が言いながら、目隠しを外す。
「うーん......あ...。」
恐る恐る目を開けると、同じく倒れた状態から真っ赤な顔で震える宏美。
え、なんでそんな顔..と思ったら
俺の手が宏美の胸に...。
「あ、えと...す、すまん。」
「く、くたばれぇぇぇぇ!」
「ぐほァ!?ごめんなさぁぁぁい!」
思いっきり蹴り飛ばされた。
「わぁお、お約束ぅ!」
ケラケラと笑う瑞穂。
やれやれと肩を竦めるロリ天使...。
そんなこんなで結局最後にスイカを割ったのは蘭ちゃんだった。
それが想像以上に粉々に割れた訳だが...。
そんな色んな(意味深)アクシデントも含めて楽しい思い出になるのだった。
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