50 / 105
クローゼットと羞恥プレイ
しおりを挟む
そんな訳で。
無事風邪が治った俺、三澄悠太。
明日、日曜日は生徒会長様と二人きりで勉強会するの巻。
冷静に考えたらこれってデートなのかしらん……。
てっきり生徒会メンバー合同でって流れなのかと思いきやまさかの二人きり。
親切丁寧にマンツーマン!
いやこの場合マン✕ウーマンなのか……?あれ……?
まぁそんな事はこの際どうでも良いのである。
仮に、もし仮に、百歩いや千歩譲ってこれがデートだとしてだ。
相手はかの有名な学園のマドンナであり生徒会長の綾瀬波瑠である。
対して俺はどちらかと言うと陰キャであり、身長が高い以外は取り立てて優れたところもないフツメンである。
まぁせめて服装くらいはちゃんとしないとだよな……。
えっと、私服私服っと。
クローゼットを開け、俺はその場で固まる。
「は……?」
少ない。
何が少ないって私服のレパートリーがである。
「なんだよこのダサいパーカー……。
それにこのドラゴンとかドクロの柄のTシャツなんていつのだよ……。
これとかボロボロだし……汚れてるし……わ!虫食い穴まである!?」
いや……確かに生前も今くらいの時期の俺はファッションに全くもって頓着してなかった。
着れればなんでも良かったし、多少汚れててもボロボロでも気にも止めなかった。
そりゃモテないわな、うん……。
実際俺が服装にこだわり始めたのは働き始めて自分でお金を稼げるようになってからだし、それまでは自分で選びもせずに母さんが買ってきた物だけを着る言わば親の着せ替え人形だったのだ……。
こんなの……過去のトラウマをこの年でリアルに見せつけられてるような物である。
どんな羞恥プレイだよ!?
考えてみたら平日は制服と部屋着のTシャツとズボン、パジャマのローテーションだったし、そもそも私服なんて使う機会が無かった。
そんな適当な生活がこの惨事を招いた訳である。
つーかこの部屋着の状態でこの間は女子達を招いたんだよな……。
マズイ、これは非常にマズイ。
「いや待てよ……?もう恋愛したくない俺からすればこれはこれで良いのか……?
いやでもこれはさすがに……。」
「何やってんの……?お兄ちゃん……。」
なんて俺がクローゼットの前で苦悩していると、日奈美が呆れ顔で声をかけてくる。
「なぁ……日奈美。
俺ってこんなにダサかったのか……。」
「うん。」
真顔で即答されてしまった。
今の俺からすれば激しく同意だが、なんだかちょっと複雑である。
「え、もしかして気付いてくれたの……?
やっと……?」
どうしよう本当複雑過ぎて泣きそうなんだけど……!
「うん……ぶっちゃけ今すぐにでも服買いに行きたい。」
「うん、それが良いよ!本当にそう思う!」
「ひーちゃん……お兄ちゃんそろそろ泣くよ……?
本当に泣いちゃうからね?」
「あ、うん……ごめん……でも……その……」
「良い……みなまで言うな……。」
でもここで一つ問題が発生する。
「それよりどうしよう日奈美……。
こんなの漫画の中だけの話だと思ってたんだけど...服を買いに行く為の服が無い!」
「あー……。」
読者目線で言えばわざわざ服を買う為に服を用意すんのも馬鹿らしいなと思ったが、実際に自分で体験してみるとなるほど、納得である。
「そう言う事なら分かった。
私がお兄ちゃんの服を買って来る。」
「いやいやそれは……。」
お母さんの着せ替え人形を卒業した俺は進化して妹の着せ替え人形になった!
これ進化なのかしらん……。
「だからお兄ちゃんは私が買ってきた服を着て自分も自分の服を選んで、ついでに私の服も選んで。」
「えーと……つまり?」
「服を買いに行く用の服は私が用意するから、それを着て一緒に買い物をしに行こうって事。
おっけー?」
「お、おーけー。」
まぁ確かにそれは助かるけど……。
「私だってお兄ちゃんとデートしたいし……。(小声)」
「何か言ったか?」
「なんでもない!だから待ってて!」
そう言って日奈美は一度自分の部屋に戻ると、私服に着替えて戻ってきた。
ベージュの夏用ニットに黒の膝丈スカート。
頭には白のキャスケット。
「じゃ、ちょっと近くの服屋に行ってくるからお兄ちゃんは待ってて!」
そのまま慌ただしく出て行く日奈美。
行っちまった……。
一体どんなのを買ってきて……。
「ただいま!」
「いやはやっ!?」
「ま、大体何買うかは決めてたから。」
日奈美が買ってきたのはシンプルな白無地のTシャツに水色のジーンズだ。
無難なチョイスって言えば無難なチョイスではあるが……。
まぁクローゼットにあるやつよりは全然マシか……。
「どっちも汚れたら目立つけど逆にそれを綺麗に着こなしてる人って清潔感がある人だから女子からしたら好印象だよ。」
「なるほど。」
「少なくともボロボロで汚い服を着てるより全然マシ!」
分かってるんだけどさぁ……!?
ちょっとこれからは真面目に考えようかしらん……。
「実際それで明日行っても良いとは思うけどちゃんと自分でも選びたいでしょ?」
「ま、まぁな。」
と、言う訳で~レッツショッピング!ヤッハー!
気分は異国語を操る多刀流戦国大名である。
さて、大手ショッピングモールオゾンにやってきた俺達。
ちなみに日奈美が母さんに話すと、母さんもめちゃくちゃ驚いたし喜んでくれてその為のお小遣いもくれました。
やっぱり複雑……。
まぁそれはそれとして……。
「ひーちゃん?お手々繋ぐ必要ある?」
「土曜日で人多いし迷子になったら大変じゃん。」
「あぁなるほど。」
「うん、お兄ちゃんが。」
いや俺かいw!
それにしたって……。
「何?」
「いや……。」
これ……恋人繋ぎ……だよな。
最初俺がそれを知ったのも、初めてした相手も瑞穂だった。
その後は美江ともしたし、宏美は長くやると痛がって普通に繋いでたっけな。
それももう随分昔の事の様に思える。
それがまさか……次は日奈美と……現世では違うけど実の妹と恋人繋ぎをする時が来るなんて……。
誰が予想しただろう。
いや……本来有り得るはずが無かった。
こんな状況を意図して作った奴がいるとしたらそんなの相当な妄想こじらせ野郎である。
「ほーら、早く行こっ!」
そう言って日奈美が強く手を引いてくる。
まぁ、そんな妄想こじらせ野郎にも少しくらいは感謝してやっても良いかもな……。
こんな嬉しそうな日奈美を間近で感じる事が出来るのだから。
と言う訳でやって来たのは大手服屋チェーン店ウニクロ。
リーズナブルかつ幅広い品揃えで世代を問わず愛用されている。
「お、このシャツ良いな。」
紺色の夏らしい涼し気な素材の半袖シャツ。
「お、お兄ちゃんが本当に自分でちゃんと服を選んでる……!
それに全然センスも悪くない……!」
「ま、まぁ俺もちょっとは勉強したからな……。」
「あ、ねぇねぇ。
この花柄のワンピースとかどうかな?
私にはちょっと派手すぎるかなぁ。」
「日本一可愛いと思う。」
「ふぁ……!?じゃ、じゃあ……この紺のロングスカートは?」
「世界一可愛いと思う。」
「ふぇっ!?な、ならこのニットとシャツの重ね着は……。」
「宇宙一可愛いと思う。」
「真面目にやってる……?」
怒られた。
事実なんだけどなぁ……。
「いや、どっちもひーちゃんが着たら似合うと思うぞ。
ニットとシャツの重ね着と紺のロングスカートも合わせたら良い感じになりそうだしやっぱり日奈美センスあるって。
そっちの花柄のワンピースは清楚な印象を受けてそれも日奈美のイメージにバッチリ合ってて「ちょ……ちょっと待ってストップ!」ほ?」
「急にそんな捲し立てるように褒められたら照れるから!」
言いながら顔を真っ赤にする日奈美。
反応が一々可愛いなぁ……。
本当幾らでも愛でてられるわ……。
そんなこんなで、俺達のショッピングは他の店にも行ったりと外が薄暗くなるまで続くのであった。
無事風邪が治った俺、三澄悠太。
明日、日曜日は生徒会長様と二人きりで勉強会するの巻。
冷静に考えたらこれってデートなのかしらん……。
てっきり生徒会メンバー合同でって流れなのかと思いきやまさかの二人きり。
親切丁寧にマンツーマン!
いやこの場合マン✕ウーマンなのか……?あれ……?
まぁそんな事はこの際どうでも良いのである。
仮に、もし仮に、百歩いや千歩譲ってこれがデートだとしてだ。
相手はかの有名な学園のマドンナであり生徒会長の綾瀬波瑠である。
対して俺はどちらかと言うと陰キャであり、身長が高い以外は取り立てて優れたところもないフツメンである。
まぁせめて服装くらいはちゃんとしないとだよな……。
えっと、私服私服っと。
クローゼットを開け、俺はその場で固まる。
「は……?」
少ない。
何が少ないって私服のレパートリーがである。
「なんだよこのダサいパーカー……。
それにこのドラゴンとかドクロの柄のTシャツなんていつのだよ……。
これとかボロボロだし……汚れてるし……わ!虫食い穴まである!?」
いや……確かに生前も今くらいの時期の俺はファッションに全くもって頓着してなかった。
着れればなんでも良かったし、多少汚れててもボロボロでも気にも止めなかった。
そりゃモテないわな、うん……。
実際俺が服装にこだわり始めたのは働き始めて自分でお金を稼げるようになってからだし、それまでは自分で選びもせずに母さんが買ってきた物だけを着る言わば親の着せ替え人形だったのだ……。
こんなの……過去のトラウマをこの年でリアルに見せつけられてるような物である。
どんな羞恥プレイだよ!?
考えてみたら平日は制服と部屋着のTシャツとズボン、パジャマのローテーションだったし、そもそも私服なんて使う機会が無かった。
そんな適当な生活がこの惨事を招いた訳である。
つーかこの部屋着の状態でこの間は女子達を招いたんだよな……。
マズイ、これは非常にマズイ。
「いや待てよ……?もう恋愛したくない俺からすればこれはこれで良いのか……?
いやでもこれはさすがに……。」
「何やってんの……?お兄ちゃん……。」
なんて俺がクローゼットの前で苦悩していると、日奈美が呆れ顔で声をかけてくる。
「なぁ……日奈美。
俺ってこんなにダサかったのか……。」
「うん。」
真顔で即答されてしまった。
今の俺からすれば激しく同意だが、なんだかちょっと複雑である。
「え、もしかして気付いてくれたの……?
やっと……?」
どうしよう本当複雑過ぎて泣きそうなんだけど……!
「うん……ぶっちゃけ今すぐにでも服買いに行きたい。」
「うん、それが良いよ!本当にそう思う!」
「ひーちゃん……お兄ちゃんそろそろ泣くよ……?
本当に泣いちゃうからね?」
「あ、うん……ごめん……でも……その……」
「良い……みなまで言うな……。」
でもここで一つ問題が発生する。
「それよりどうしよう日奈美……。
こんなの漫画の中だけの話だと思ってたんだけど...服を買いに行く為の服が無い!」
「あー……。」
読者目線で言えばわざわざ服を買う為に服を用意すんのも馬鹿らしいなと思ったが、実際に自分で体験してみるとなるほど、納得である。
「そう言う事なら分かった。
私がお兄ちゃんの服を買って来る。」
「いやいやそれは……。」
お母さんの着せ替え人形を卒業した俺は進化して妹の着せ替え人形になった!
これ進化なのかしらん……。
「だからお兄ちゃんは私が買ってきた服を着て自分も自分の服を選んで、ついでに私の服も選んで。」
「えーと……つまり?」
「服を買いに行く用の服は私が用意するから、それを着て一緒に買い物をしに行こうって事。
おっけー?」
「お、おーけー。」
まぁ確かにそれは助かるけど……。
「私だってお兄ちゃんとデートしたいし……。(小声)」
「何か言ったか?」
「なんでもない!だから待ってて!」
そう言って日奈美は一度自分の部屋に戻ると、私服に着替えて戻ってきた。
ベージュの夏用ニットに黒の膝丈スカート。
頭には白のキャスケット。
「じゃ、ちょっと近くの服屋に行ってくるからお兄ちゃんは待ってて!」
そのまま慌ただしく出て行く日奈美。
行っちまった……。
一体どんなのを買ってきて……。
「ただいま!」
「いやはやっ!?」
「ま、大体何買うかは決めてたから。」
日奈美が買ってきたのはシンプルな白無地のTシャツに水色のジーンズだ。
無難なチョイスって言えば無難なチョイスではあるが……。
まぁクローゼットにあるやつよりは全然マシか……。
「どっちも汚れたら目立つけど逆にそれを綺麗に着こなしてる人って清潔感がある人だから女子からしたら好印象だよ。」
「なるほど。」
「少なくともボロボロで汚い服を着てるより全然マシ!」
分かってるんだけどさぁ……!?
ちょっとこれからは真面目に考えようかしらん……。
「実際それで明日行っても良いとは思うけどちゃんと自分でも選びたいでしょ?」
「ま、まぁな。」
と、言う訳で~レッツショッピング!ヤッハー!
気分は異国語を操る多刀流戦国大名である。
さて、大手ショッピングモールオゾンにやってきた俺達。
ちなみに日奈美が母さんに話すと、母さんもめちゃくちゃ驚いたし喜んでくれてその為のお小遣いもくれました。
やっぱり複雑……。
まぁそれはそれとして……。
「ひーちゃん?お手々繋ぐ必要ある?」
「土曜日で人多いし迷子になったら大変じゃん。」
「あぁなるほど。」
「うん、お兄ちゃんが。」
いや俺かいw!
それにしたって……。
「何?」
「いや……。」
これ……恋人繋ぎ……だよな。
最初俺がそれを知ったのも、初めてした相手も瑞穂だった。
その後は美江ともしたし、宏美は長くやると痛がって普通に繋いでたっけな。
それももう随分昔の事の様に思える。
それがまさか……次は日奈美と……現世では違うけど実の妹と恋人繋ぎをする時が来るなんて……。
誰が予想しただろう。
いや……本来有り得るはずが無かった。
こんな状況を意図して作った奴がいるとしたらそんなの相当な妄想こじらせ野郎である。
「ほーら、早く行こっ!」
そう言って日奈美が強く手を引いてくる。
まぁ、そんな妄想こじらせ野郎にも少しくらいは感謝してやっても良いかもな……。
こんな嬉しそうな日奈美を間近で感じる事が出来るのだから。
と言う訳でやって来たのは大手服屋チェーン店ウニクロ。
リーズナブルかつ幅広い品揃えで世代を問わず愛用されている。
「お、このシャツ良いな。」
紺色の夏らしい涼し気な素材の半袖シャツ。
「お、お兄ちゃんが本当に自分でちゃんと服を選んでる……!
それに全然センスも悪くない……!」
「ま、まぁ俺もちょっとは勉強したからな……。」
「あ、ねぇねぇ。
この花柄のワンピースとかどうかな?
私にはちょっと派手すぎるかなぁ。」
「日本一可愛いと思う。」
「ふぁ……!?じゃ、じゃあ……この紺のロングスカートは?」
「世界一可愛いと思う。」
「ふぇっ!?な、ならこのニットとシャツの重ね着は……。」
「宇宙一可愛いと思う。」
「真面目にやってる……?」
怒られた。
事実なんだけどなぁ……。
「いや、どっちもひーちゃんが着たら似合うと思うぞ。
ニットとシャツの重ね着と紺のロングスカートも合わせたら良い感じになりそうだしやっぱり日奈美センスあるって。
そっちの花柄のワンピースは清楚な印象を受けてそれも日奈美のイメージにバッチリ合ってて「ちょ……ちょっと待ってストップ!」ほ?」
「急にそんな捲し立てるように褒められたら照れるから!」
言いながら顔を真っ赤にする日奈美。
反応が一々可愛いなぁ……。
本当幾らでも愛でてられるわ……。
そんなこんなで、俺達のショッピングは他の店にも行ったりと外が薄暗くなるまで続くのであった。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

コミュ障な幼馴染が俺にだけ饒舌な件〜クラスでは孤立している彼女が、二人きりの時だけ俺を愛称で呼んでくる〜
青野そら
青春
友達はいるが、パッとしないモブのような主人公、幸田 多久(こうだ たく)。
彼には美少女の幼馴染がいる。
それはクラスで常にぼっちな橘 理代(たちばな りよ)だ。
学校で話しかけられるとまともに返せない理代だが、多久と二人きりの時だけは素の姿を見せてくれて──。
これは、コミュ障な幼馴染を救う物語。
毎日更新します。

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。
ながしょー
青春
ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。
このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
乙男女じぇねれーしょん
ムラハチ
青春
見知らぬ街でセーラー服を着るはめになったほぼニートのおじさんが、『乙男女《おつとめ》じぇねれーしょん』というアイドルグループに加入し、神戸を舞台に事件に巻き込まれながらトップアイドルを目指す青春群像劇! 怪しいおじさん達の周りで巻き起こる少女誘拐事件、そして消えた3億円の行方は……。
小説家になろうは現在休止中。

俺の高校生活がラブコメ的な状況になっている件
ながしょー
青春
高校入学を前に両親は長期海外出張。
一人暮らしになるかと思いきや、出発当日の朝、父からとんでもないことを言われた。
それは……
同い年の子と同居?!しかも女の子!
ただえさえ、俺は中学の頃はぼっちで人と話す事も苦手なのだが。
とにかく、同居することになった子はとてつもなく美少女だった。
これから俺はどうなる?この先の生活は?ラブコメ的な展開とかあるのか?!
「俺の家には学校一の美少女がいる!」の改稿版です。
主人公の名前やもしかしたら今後いろんなところが変わってくるかもしれません。
話もだいぶ変わると思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる