1 / 6
魔女サマ始動!
しおりを挟む
静寂の真夜中。
明かりは眠り、人の声は愚か、虫の声さえ遠く届かない。
冷たい夜風は木の葉を揺らし、窓から覗く影は妖の類いと相似している。
今宵もまた
静寂の時がきた。
闇夜を好むモノ達の、優雅で華やかな一日が始まる。
そこは暗黒の室内。
ひっそりと灯の点された蝋燭。微かな炎がぼんやりと窓に人影を映し出す。
影はワイングラスを片手にゆっくりと窓へ身を寄せた。
黒くうっすらと見える影…だが、純白のレースがさらりと夜風に靡いた時。重厚なカーテンの傍らに、しなやかなその姿がはっきりと見えた。
豪華な黒衣に身を包んだ妖艶な美女だ。
彼女はそっとグラスを口へと運ぶ。
「…遅いわね」
そう呟かれた声もまた美しく、赤く彩った口元からは小さな溜め息が漏れた。
冷たく月を見上げ、手にしたグラスを弄ぶ。
そしてもう一度溜め息をついた時、彼女はそっと音もなく闇の中へ溶けこんでいた…。
同じく静寂の真夜中。
その足音は闇夜に高々と響き渡った。
「あーもう…何だっていきなり…!」
半ば息を切らし、途切れ途切れに繋いだ言葉は愚痴以外の何物でもない。
若い青年は右手に半透明なビニール袋をぶら下げ、必死に街頭を駆け抜けていた。
チリンチリン…
彼が走る度に聞こえる微かなその音。首元で光るそれは、黒いベロアのリボンにつけられた銀の鈴だった。
「くそー今日は休みなのに…」
めそめそと鼻をすすりながら、青年は白い階段の前で立ち止まった。
大きく息を吸い込み、今度は長くそれを吐き出す。切らした息を整えて、彼はゆっくりと階段に足をかけた。
この後の展開が想像できる…嫌だなぁ…
と内心何度も溜め息をつきながら、階段を登りきった。
「短っ…いつ来てもこの階段短い…本当にいいのかなぁ……こんな民家で」
顔を上げた先に見えるものは、シンプルな茶色の一枚扉。見下ろした後ろには小さな民家がずらりと立ち並ぶ。扉の周りを見れば、明るいサーモンピンク色の壁面に、小さな表札。郵便ポストは扉にそのまま設置済み。そしてすぐ隣りにも全く同じ扉が二つ連なっている。
どこからどう見ても、『アパート』
少々お洒落な造りにはなっているが、明らかに小さな一人暮らし用アパートだ。
だがこの中に『彼女』はいる。
認めたくはないが此所に…彼が長年仕えてきた『主』が棲んでいるのだ。
「とにかくジャスト30分…!俺頑張った!!」
たまの休日を楽しもうとしていた所、主からの急な呼び出しがかかった…
『30分以内に来なさい』
当然、反論など許されるはずもなく…彼はマラソン選手が如く疾走してやって来たのだ。
そして呼び鈴に手をかけたその瞬間
ガターンッッ!!
「遅い!!遅いわこの馬鹿ものー!!」
激しく扉の開く音と共に甲高い女の罵声が飛び出した。
何となく想像はしていたものの…きた!と思った時にはもう遅く、青年は家内から伸びた腕にがっしりと胸倉を掴みあげられていた。
「いやあの、ちょうど30分です!」
「馬鹿か!!30分以内と言ったら15分以内に来るのが当前!!」
「はぃ!?んな無茶な…あ痛たたた!!解りましたすみませんっ申し訳ありませんー!!」
掴みあげられたまま鋭いヒールがぐりぐりと足にめり込む…そんな激痛に耐え切れるはずもなく、彼はこれでもかという程頭をカクカクさせて謝罪をしてみせた。
そして数分後。
ようやく開放された彼は、ソファーにでんと横たわる主の前でめそめそと足をさすりうずくまっていた。
「で?あれは?」
だが。
そんな彼の嘆きなど何のその、主は満面の笑みで右手を差し出す。
仕方なく、彼はしぶしぶ持参したビニール袋をとり深々と主へ献上した。
「御希望通りお持ちいたしました」
「きゃー!きたきた!!」
主が目を輝かせたものは、31の数字が描かれたポップな紙カップ。中に見えるのは
「ハロウィン限定パンプキンプリン!!」
の、アイスクリーム。
「大変だったんですよ?真夜中にやってる店なんてないから…魔法士様に時空移動かけて頂き高速で買い物してまた時空移動で戻り今度は下界へ飛んで全力で爆走…30分でですよ!?」
「いや~ん美味しい~」
「ちょっと聞いてます!?それ溶けてないのは私がちゃんと冷却魔法かけたからですよ!?」
必死にここまでの経緯と辛さを訴えるが、もちろんそんなもの無視。彼女にはアイスしか目に入っていない。
「何よレナード。魔女様の猫なんだからフリーズ位使えて当然じゃない」
「いや、あの…」
レナードと呼ばれる黒衣の青年、彼の首に光るものは主への忠誠の証。短い黒髪に深緑の瞳をした小柄な彼は、又の姿を『黒猫』と言う。
「あら?レナちゃんそのマニアックなお耳付でお買い物したのぉ?」
「違いますー!!これは貴方の魔力に反応してるだけです!!」
そして向かい合う主の名はエルフィーリア。
魔界を代表する有能で破天荒な妖艶美女、黒衣の『魔女』様だ。紅い姫カットの長髪がよく似合う、紫銀の瞳をした端整な顔立ちにそのナイスバディは誰もが振り返る。
そんな彼女の執事として従うレナードには人型と獣型とがあるのだが、主の魔力を感知すると人型だろうと自然に耳と尻尾が飛び出してしまうのが彼の未熟な証だった。
「ぷ…解ってるわよ」
「笑わないで下さいよ…これで自分も必死なんですから…」
いまいち自分の魔力を制御しきれていないレナードだが、魔女様はいつだって無理難題を押し付けては楽しんでいる。
根本的な疑問。何故、魔女が人間界の、極普通なアパートに棲んでいるのか。
それはただ…
何となく。
…そんな自由奔放な魔女様が、ここ日本で、閑静な住宅街の一角に一人腰を据えるようになってから一週間。
「解ったもうそんな耳とっちゃいなさい。アンタじゃ萌えキャラにはなれないわ」
「え?…っいだだだだだ!!やめて下さいー!!!」
…閑静だった住宅街。今では毎晩、男の悲鳴と啜り泣く声が、夜な夜な響き渡っているとかいないとか…。
「あ、本物のパンプキンプリンが食べたい」
「もう勘弁して下さいー!!」
執事の苦労はまだまだつづく―…
[魔女サマ始動! 終]
明かりは眠り、人の声は愚か、虫の声さえ遠く届かない。
冷たい夜風は木の葉を揺らし、窓から覗く影は妖の類いと相似している。
今宵もまた
静寂の時がきた。
闇夜を好むモノ達の、優雅で華やかな一日が始まる。
そこは暗黒の室内。
ひっそりと灯の点された蝋燭。微かな炎がぼんやりと窓に人影を映し出す。
影はワイングラスを片手にゆっくりと窓へ身を寄せた。
黒くうっすらと見える影…だが、純白のレースがさらりと夜風に靡いた時。重厚なカーテンの傍らに、しなやかなその姿がはっきりと見えた。
豪華な黒衣に身を包んだ妖艶な美女だ。
彼女はそっとグラスを口へと運ぶ。
「…遅いわね」
そう呟かれた声もまた美しく、赤く彩った口元からは小さな溜め息が漏れた。
冷たく月を見上げ、手にしたグラスを弄ぶ。
そしてもう一度溜め息をついた時、彼女はそっと音もなく闇の中へ溶けこんでいた…。
同じく静寂の真夜中。
その足音は闇夜に高々と響き渡った。
「あーもう…何だっていきなり…!」
半ば息を切らし、途切れ途切れに繋いだ言葉は愚痴以外の何物でもない。
若い青年は右手に半透明なビニール袋をぶら下げ、必死に街頭を駆け抜けていた。
チリンチリン…
彼が走る度に聞こえる微かなその音。首元で光るそれは、黒いベロアのリボンにつけられた銀の鈴だった。
「くそー今日は休みなのに…」
めそめそと鼻をすすりながら、青年は白い階段の前で立ち止まった。
大きく息を吸い込み、今度は長くそれを吐き出す。切らした息を整えて、彼はゆっくりと階段に足をかけた。
この後の展開が想像できる…嫌だなぁ…
と内心何度も溜め息をつきながら、階段を登りきった。
「短っ…いつ来てもこの階段短い…本当にいいのかなぁ……こんな民家で」
顔を上げた先に見えるものは、シンプルな茶色の一枚扉。見下ろした後ろには小さな民家がずらりと立ち並ぶ。扉の周りを見れば、明るいサーモンピンク色の壁面に、小さな表札。郵便ポストは扉にそのまま設置済み。そしてすぐ隣りにも全く同じ扉が二つ連なっている。
どこからどう見ても、『アパート』
少々お洒落な造りにはなっているが、明らかに小さな一人暮らし用アパートだ。
だがこの中に『彼女』はいる。
認めたくはないが此所に…彼が長年仕えてきた『主』が棲んでいるのだ。
「とにかくジャスト30分…!俺頑張った!!」
たまの休日を楽しもうとしていた所、主からの急な呼び出しがかかった…
『30分以内に来なさい』
当然、反論など許されるはずもなく…彼はマラソン選手が如く疾走してやって来たのだ。
そして呼び鈴に手をかけたその瞬間
ガターンッッ!!
「遅い!!遅いわこの馬鹿ものー!!」
激しく扉の開く音と共に甲高い女の罵声が飛び出した。
何となく想像はしていたものの…きた!と思った時にはもう遅く、青年は家内から伸びた腕にがっしりと胸倉を掴みあげられていた。
「いやあの、ちょうど30分です!」
「馬鹿か!!30分以内と言ったら15分以内に来るのが当前!!」
「はぃ!?んな無茶な…あ痛たたた!!解りましたすみませんっ申し訳ありませんー!!」
掴みあげられたまま鋭いヒールがぐりぐりと足にめり込む…そんな激痛に耐え切れるはずもなく、彼はこれでもかという程頭をカクカクさせて謝罪をしてみせた。
そして数分後。
ようやく開放された彼は、ソファーにでんと横たわる主の前でめそめそと足をさすりうずくまっていた。
「で?あれは?」
だが。
そんな彼の嘆きなど何のその、主は満面の笑みで右手を差し出す。
仕方なく、彼はしぶしぶ持参したビニール袋をとり深々と主へ献上した。
「御希望通りお持ちいたしました」
「きゃー!きたきた!!」
主が目を輝かせたものは、31の数字が描かれたポップな紙カップ。中に見えるのは
「ハロウィン限定パンプキンプリン!!」
の、アイスクリーム。
「大変だったんですよ?真夜中にやってる店なんてないから…魔法士様に時空移動かけて頂き高速で買い物してまた時空移動で戻り今度は下界へ飛んで全力で爆走…30分でですよ!?」
「いや~ん美味しい~」
「ちょっと聞いてます!?それ溶けてないのは私がちゃんと冷却魔法かけたからですよ!?」
必死にここまでの経緯と辛さを訴えるが、もちろんそんなもの無視。彼女にはアイスしか目に入っていない。
「何よレナード。魔女様の猫なんだからフリーズ位使えて当然じゃない」
「いや、あの…」
レナードと呼ばれる黒衣の青年、彼の首に光るものは主への忠誠の証。短い黒髪に深緑の瞳をした小柄な彼は、又の姿を『黒猫』と言う。
「あら?レナちゃんそのマニアックなお耳付でお買い物したのぉ?」
「違いますー!!これは貴方の魔力に反応してるだけです!!」
そして向かい合う主の名はエルフィーリア。
魔界を代表する有能で破天荒な妖艶美女、黒衣の『魔女』様だ。紅い姫カットの長髪がよく似合う、紫銀の瞳をした端整な顔立ちにそのナイスバディは誰もが振り返る。
そんな彼女の執事として従うレナードには人型と獣型とがあるのだが、主の魔力を感知すると人型だろうと自然に耳と尻尾が飛び出してしまうのが彼の未熟な証だった。
「ぷ…解ってるわよ」
「笑わないで下さいよ…これで自分も必死なんですから…」
いまいち自分の魔力を制御しきれていないレナードだが、魔女様はいつだって無理難題を押し付けては楽しんでいる。
根本的な疑問。何故、魔女が人間界の、極普通なアパートに棲んでいるのか。
それはただ…
何となく。
…そんな自由奔放な魔女様が、ここ日本で、閑静な住宅街の一角に一人腰を据えるようになってから一週間。
「解ったもうそんな耳とっちゃいなさい。アンタじゃ萌えキャラにはなれないわ」
「え?…っいだだだだだ!!やめて下さいー!!!」
…閑静だった住宅街。今では毎晩、男の悲鳴と啜り泣く声が、夜な夜な響き渡っているとかいないとか…。
「あ、本物のパンプキンプリンが食べたい」
「もう勘弁して下さいー!!」
執事の苦労はまだまだつづく―…
[魔女サマ始動! 終]
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
王妃から夜伽を命じられたメイドのささやかな復讐
当麻月菜
恋愛
没落した貴族令嬢という過去を隠して、ロッタは王宮でメイドとして日々業務に勤しむ毎日。
でもある日、子宝に恵まれない王妃のマルガリータから国王との夜伽を命じられてしまう。
その理由は、ロッタとマルガリータの髪と目の色が同じという至極単純なもの。
ただし、夜伽を務めてもらうが側室として召し上げることは無い。所謂、使い捨ての世継ぎ製造機になれと言われたのだ。
馬鹿馬鹿しい話であるが、これは王命─── 断れば即、極刑。逃げても、極刑。
途方に暮れたロッタだけれど、そこに友人のアサギが現れて、この危機を切り抜けるとんでもない策を教えてくれるのだが……。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる