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第209話 反撃開始
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「全ての兵士に通達! 援軍到着!! 繰り返す援軍到着! 戦える兵士は城壁と城門に向かえ! 反撃の時だ!」
ルカからの合図に全ての兵士が雄叫びを上げる。
城壁の上では第4部隊を引き連れたルーデウスが戦っていた。
「皆、聞いたな! 反撃だー! 城壁の上から奴等を蹴落としてしまえー!」
「「「「「「うぉぉぉぉ!!」」」」」」
温存していた力を振り絞り、槍を構えた兵士達が精霊人形達へと突撃を開始した。
城門の前には、黒騎士団の団長デラン率いる黒騎士達やメル伯爵率いる傭兵軍、イサミ伯爵率いる貴族部隊が城門を開く瞬間を待っていた。
「黒騎士達よ! 先陣を切り、味方を守れ! 最強の騎士団の強さを示せ!!」
「「「おうっ! おうっ! おうっ!!」」」
「あはは! さぁさぁ、稼ぎ時やー! 此処からは精霊人形1体倒す毎にルーデウス国王陛下より金貨1枚が払われるでー!」
「「「「おりゃー! やったるぜー!」」」」」
「皆さんは、ルニア侯爵様に鍛えられた最強の女貴族達です! 他の皆も、勝るとも劣らずに地獄の鍛錬を耐え抜きました! 恐れる事はありません。 これより行うのは援軍との挟み撃ち、つまり不利なのは圧倒的に敵です!」
「「「「「「ルーデウス国王陛下とマリ様の為に!」」」」」」
生き残った約9千人の兵士達が一斉に雄叫びを上げる様は壮観だった。
「陛下! 城壁の上に居た敵は全て殲滅! 開けます!!」
「皆、良くやりました! 城門を開けよーーー! 総員、突撃ーー!!」
「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」」」」
大砦の城門が開き、エントン王国軍による反撃が始まる。
残っている敵の数は約30万程だが、恐れる者は誰も居なかった。
◆◇◆
大砦を囲んだ超巨大新幹線は全ての精霊人形を囲みの中に閉じ込め、車両から飛び出した魔族や亜人達が殲滅せんと襲い掛かっていた。
「おらおらおら! てめぇ等連携忘れんなよぉぉぉ!!」
「獣人、鬼人は前衛を! エルフ達は後方から精霊魔法を頼む! 行くぞ……最後の決戦だ! マリの仇……ガァァァァッ!!」
ロキとラガンが先陣を切り、大剣と鋭利な爪が精霊人形達を切り裂いた。 その後ろを鬼人達と獣人達が追従する。
「ドワーフの皆は予定通り、車両の上に連弩兵器の設置を! 完了次第、援護射撃開始して!」
ドワーフ達は車両に上がり、凄まじい速度で連弩を組み立て始めた。
「義母上様!! コレを……早く飲むのじゃ!」
ルルはエルフ達に攻撃を指示し、直ぐ様ルニアの治療へと走る。
「……がふっ、ふふ……義母上様か。 中々に悪くない響きだな。 すまない、ルル殿」
瀕死のルニアに改良ハイポーションを飲ませ、瀬戸際であったが何とか治療が間に合った。
「良かったのじゃ、本当に良かったのじゃ! あ、ルカと義父上様は?!」
傷が瞬く間に治り、身体を起こしたルニアは呟いた。
「ルカは無事だ。 でも……我が夫はもう」
「そ、そんな……儂が、儂が間に合わなかったから! 義父上様……」
ルニアの言葉にルルは力無く項垂れる。
「いや、死んどらんからな? アレぐらいで死んどったら、ルニアとの夫婦喧嘩の度に死んどるわ!」
しかし、ルルの背後には死んだと思われていたボルガスが現れ勝手にハイポーションを飲み干した。
「義父上様……? 生きてるのじゃ、生きてるのじゃー!」
「あはは! どうだ、我が夫。 中々に悪くないだろう?」
「がはは! 確かにな。 ルル殿……この戦いが終わったら、一度我が妻が行った罪を謝罪させてくれ。 赦してもらえるなら、齢など関係なく娘と呼ばせて欲しい」
ルニアとボルガスは愛用の大剣を担ぐ。
「わかったのじゃ。 その時は、そのまま結婚式をしましょうぞ!」
「ふふ、こりゃ死ねないね」 「うむ、そうよな!」
笑い合う2人の所に、自動兵器を全て破壊したラリー達が合流した。
「お前等無事だったか! にしても、コリャすげぇな! 殆ど、このデカいのが自動兵器を吹き飛ばしちまったぜ」
「ラリー師匠! 良いタイミングですね。 さぁ、もうひと暴れと行きましょう!」
「やれやれ、師匠使いが荒くねぇか? へっ、まさか……儂等が亜人達と共に戦える日が来るとはな……」
「がはは! これも全ては、マリ様のおかげよ! 行きましょうぞ!」
ルニア達は亜人達と合流し、精霊人形殲滅に走り出した。
ルカからの合図に全ての兵士が雄叫びを上げる。
城壁の上では第4部隊を引き連れたルーデウスが戦っていた。
「皆、聞いたな! 反撃だー! 城壁の上から奴等を蹴落としてしまえー!」
「「「「「「うぉぉぉぉ!!」」」」」」
温存していた力を振り絞り、槍を構えた兵士達が精霊人形達へと突撃を開始した。
城門の前には、黒騎士団の団長デラン率いる黒騎士達やメル伯爵率いる傭兵軍、イサミ伯爵率いる貴族部隊が城門を開く瞬間を待っていた。
「黒騎士達よ! 先陣を切り、味方を守れ! 最強の騎士団の強さを示せ!!」
「「「おうっ! おうっ! おうっ!!」」」
「あはは! さぁさぁ、稼ぎ時やー! 此処からは精霊人形1体倒す毎にルーデウス国王陛下より金貨1枚が払われるでー!」
「「「「おりゃー! やったるぜー!」」」」」
「皆さんは、ルニア侯爵様に鍛えられた最強の女貴族達です! 他の皆も、勝るとも劣らずに地獄の鍛錬を耐え抜きました! 恐れる事はありません。 これより行うのは援軍との挟み撃ち、つまり不利なのは圧倒的に敵です!」
「「「「「「ルーデウス国王陛下とマリ様の為に!」」」」」」
生き残った約9千人の兵士達が一斉に雄叫びを上げる様は壮観だった。
「陛下! 城壁の上に居た敵は全て殲滅! 開けます!!」
「皆、良くやりました! 城門を開けよーーー! 総員、突撃ーー!!」
「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」」」」
大砦の城門が開き、エントン王国軍による反撃が始まる。
残っている敵の数は約30万程だが、恐れる者は誰も居なかった。
◆◇◆
大砦を囲んだ超巨大新幹線は全ての精霊人形を囲みの中に閉じ込め、車両から飛び出した魔族や亜人達が殲滅せんと襲い掛かっていた。
「おらおらおら! てめぇ等連携忘れんなよぉぉぉ!!」
「獣人、鬼人は前衛を! エルフ達は後方から精霊魔法を頼む! 行くぞ……最後の決戦だ! マリの仇……ガァァァァッ!!」
ロキとラガンが先陣を切り、大剣と鋭利な爪が精霊人形達を切り裂いた。 その後ろを鬼人達と獣人達が追従する。
「ドワーフの皆は予定通り、車両の上に連弩兵器の設置を! 完了次第、援護射撃開始して!」
ドワーフ達は車両に上がり、凄まじい速度で連弩を組み立て始めた。
「義母上様!! コレを……早く飲むのじゃ!」
ルルはエルフ達に攻撃を指示し、直ぐ様ルニアの治療へと走る。
「……がふっ、ふふ……義母上様か。 中々に悪くない響きだな。 すまない、ルル殿」
瀕死のルニアに改良ハイポーションを飲ませ、瀬戸際であったが何とか治療が間に合った。
「良かったのじゃ、本当に良かったのじゃ! あ、ルカと義父上様は?!」
傷が瞬く間に治り、身体を起こしたルニアは呟いた。
「ルカは無事だ。 でも……我が夫はもう」
「そ、そんな……儂が、儂が間に合わなかったから! 義父上様……」
ルニアの言葉にルルは力無く項垂れる。
「いや、死んどらんからな? アレぐらいで死んどったら、ルニアとの夫婦喧嘩の度に死んどるわ!」
しかし、ルルの背後には死んだと思われていたボルガスが現れ勝手にハイポーションを飲み干した。
「義父上様……? 生きてるのじゃ、生きてるのじゃー!」
「あはは! どうだ、我が夫。 中々に悪くないだろう?」
「がはは! 確かにな。 ルル殿……この戦いが終わったら、一度我が妻が行った罪を謝罪させてくれ。 赦してもらえるなら、齢など関係なく娘と呼ばせて欲しい」
ルニアとボルガスは愛用の大剣を担ぐ。
「わかったのじゃ。 その時は、そのまま結婚式をしましょうぞ!」
「ふふ、こりゃ死ねないね」 「うむ、そうよな!」
笑い合う2人の所に、自動兵器を全て破壊したラリー達が合流した。
「お前等無事だったか! にしても、コリャすげぇな! 殆ど、このデカいのが自動兵器を吹き飛ばしちまったぜ」
「ラリー師匠! 良いタイミングですね。 さぁ、もうひと暴れと行きましょう!」
「やれやれ、師匠使いが荒くねぇか? へっ、まさか……儂等が亜人達と共に戦える日が来るとはな……」
「がはは! これも全ては、マリ様のおかげよ! 行きましょうぞ!」
ルニア達は亜人達と合流し、精霊人形殲滅に走り出した。
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