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第147話 祝勝会
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「ヨハネ……無事に帰って来てくれてありがとう。 それに、誰も死ななくて本当に良かった。 もう……私の大切な人達には誰も死んで欲しくないな」
「ふふ、そうだね。 でも、大丈夫さ。 帝国はあれだけマリに荒らされ、更に大敗北をした。 少なくとも、直ぐに攻める力は無いだろう」
「うん! その間に、ルミニスを止めないと……きっと、ルミニスはこんな事じゃ魔族を滅ぼすのを諦めない」
マリはアーサー城の祝勝会でヨハネとお酒を飲みながら喋っていた。
この祝勝会には、援軍に来た他国の女王達は勿論主要な亜人達も参加している。
皆が笑顔で豪華な料理や酒に舌鼓を打っているのをマリは微笑みながら見ていた。
「マリ様、他に何か召し上がられますか?」
「ありがとうジャック。 でも、お酒の方が良いかな~」
執事として、祝勝会で給仕に勤めているジャックがマリの様子を見に来た。
「マリ様……お酒は程々にして下さいね」
マリはジャックに小言を言われ、口を尖らせる。
「ふ~ん……そういう事言うんだ~。 じゃあ、ジャックが未確認の兵士達がヨハネ達に向かってるって知らせがあったときに狼狽えてたのヨハネに言っちゃおうかな~」
マリの意地悪な笑みにジャックは顔を真っ赤にして焦りだした。
「マリ様!? それは言わないお約束です!」
「え? 何々、ジャック心配してくれてたのかい?」
「うふふ、そうなんだよ。 ジャックったら、直ぐにヨハネを助けに行くって凄かったんだから。 でも、王都からの伝令でルカが同盟小国連合に援軍を頼んだって知ってようやく大人しくなったんだから」
「へぇ……友よ、ありがとう」
「ぐ……ぬぅ! わ、私は仕事に戻ります!!」
ヨハネに礼を言われたジャックは、顔を真っ赤にしたまま給仕に戻って行った。
「あはは、ジャック顔真っ赤~! ひくっ、あれ? なんか、凄く酔ってる??」
そんなマリの顔も真っ赤だ。
「色々終わって安心したのかもね。 休むかい?」
「んーん、ありがとうヨハネ。 まだ全員と挨拶してないし、もう少し頑張るよ」
マリは玉座に座ったままお酒を飲み続けた。
◆◇◆
「お? 嬢ちゃん、飲み過ぎじゃねぇか?」
「マリ……顔真っ赤。 これ、口に含むといい」
鬼人のロキと獣人のラガンが訪れ、挨拶を交わす。
「ありがとう~ラガンさん。 ロキさんも、援軍ありがとう」
ラガンから酔冷ましの実を貰い、口に含むと直ぐに酔が消える。
「へっ、大したことはしてねぇよ! まさか、あんなに弱いとは思わなかったな。 むしろ、嬢ちゃんの所の赤い死神1人と戦うほうが嫌だぜ」
「うん。 俺も、そう思う。 アレは勝てない……母も負けたから」
「……え?」
「馬鹿! 悪いな嬢ちゃん、ラガンは酔ったみたいだ。 またな!」
マリがラガンの言葉に固まっていると、ロキがラガンをそそくさと連れて行ってしまう。
「おや? やれやれ、2人は何処に行くのじゃ? おぉ、マリよ。 我が弟と仲睦まじくしているの、儂は嬉しい限りじゃ」
「あはは、ルルさん……ありがとうございました」
「うん? 礼は不要だと言ったじゃろ。 マリはヨハネと共に生きるのじゃろ? なら、お主は儂等エルフの同胞であり家族じゃ」
「姉上、ありがとう。 でも……実はジャックという執事も、共に生きる仲なんだ」
「……あの時のおっかない執事か? マリと……? ヨハネと……? 3人で??」
理解が追い付かないルルは瞬きしながら、2人を何度も見る。
「あはは……実は、そうなんです」
「かー! 姉弟揃って! エルフじゃと信じられん事じゃが……お主等の決めた事じゃ好きにすれば良い」
「ありがとうございます? 姉弟揃って??」
「あ!! 姉上にも素敵な出会いがあるかも知れません! この祝勝会に素敵な異性は居なかったかい?」
「うん?? いや……儂は別に。 ちょっ、ヨハネ押すでない!」
「ごめんねマリ! ちょっと姉上の旦那に相応しい異性が居ないか探してくるよ!」
ヨハネは何かを無理矢理誤魔化す様にして、ルルを連れて行ってしまった。
「えぇ……? 行ってら~」
見送ったマリの下に、今度は小国の女王達がやって来た。
「おっす! マリ女王さんよ、停戦の場では格好良かったぜ? ほれ、飲め飲め!」
先ずはレオン王国の女王が挨拶に顔を見せ、マリが見たことない酒をマリの盃に並々と注いだ。
「わぁ~! ありがとうございます!」
初めて見るお酒にマリは先程の疑念を忘れ、大喜びで飲み干す。
「んぐ、んぐ、んぐ、ぷはぁっ! 美味しいぃぃぃ! これ、何ていうお酒ですか??」
「あははは! うちの王国で1番強いラム酒何だけどね! 気に入ったよ! 今度、貿易しようぜ!」
「え? このお酒売ってくれるんですか?! しましょ~!」
「よし! 決まりだ! じゃあ、この酒瓶はプレゼントしてやるよ。 私はルニア侯爵を探すからまたな!」
「はい、ありがとうございます~!」
マリは新たな出会いに感謝し、上機嫌で酒瓶を傾けた。
「ふふ、こんばんは。 マリさん、美味しそうに飲まれてますわね」
「あ! ウッド王国の女王さん。 その手に持つのは……もしかして!」
「えぇ、エントン王国の女王陛下はお酒好きとルカさんから聞いてましたから。 蜂蜜から作ったウッド王国自慢のお酒です、良ければぜひ」
マリは盃を飲み干して、新たな蜂蜜酒をウッド王国の女王から貰う。
「んぐ、んぐ、んぐ、ふわぁぁぁ~甘くて美味しいぃぃ」
「ふふ、気に入って頂けて良かったですわ。 それより……少し小耳に挟んだのですが。 ドワーフ族の族長になられたとか……本当ですの?」
ウッド王国の女王が蜂蜜酒の酒瓶をマリに手渡しながら探る。
「ぷはぁ~、あ! ひくっ、そうなんですよ~、私ドワーフじゃないんですけどね~ひくっ」
「あらあら、ではぜひ私達ウッド王国とも仲良くして下さいませ」
「勿論です! 大切な同盟国じゃないですかぁ~ひくっ」
酔ったマリの快い返答にウッド王国の女王はガッツポーズを取る。
「やった! では、ぜひぜひお忘れなく! よろしくお願いしますね~!」
そそくさとウッド王国の女王は立ち去り、それをため息まじりに見ていたピッグ共和国女王がやって来た。
「マリはん、おでが言うのは違う気もするが……あまり簡単に返事せんほうが良いんでないか?」
「ピッグ共和国の女王さん。 ひくっ……良いんです。 エントン王国を仲間として大事にしてくれるなら、私は味方しますから」
「はぁ~……先代の女王はんを知ってる身としては、本当にエントン王国は良くなったですな。 もし、貿易が盛んになれば皆が潤います。 その時は……ぜひ共和国もよろしく頼むどす」
「お約束します。 ひくっ……貴女は私の大切な友人を庇ってくれました。 貴女が嫌だと言っても仲良くしますよ?」
「ぶはははは! なんが、マリはんと喋ってると……女王っていう肩書が阿呆らしくなります。 では、また」
「はい。 援軍、本当にありがとうございました」
お節介で優しくも、身体が大きなピッグ共和国の女王はマリの下を去って行った。
「おーおー、えらく飲んどるんだな。 エントン王国の女王」
最後に来たのは、ウルフ王国の代理国王だ。
初老とは思えない気迫でマリを見据える。 流石のマリも酔ってはおれず、少し緊張して会話を始めた。
「ウルフ王国の代理国王殿。 援軍、感謝致します」
「ふん! 礼は要らん。 お前の弟に言ってやれ……全てを投げ売ってでもお前さんを助けようとしとったからな」
「ならばこそ、お礼を言わせて下さい。 最後の戦い……皆さんの援軍が無ければ多大な被害が出たかもしれません」
「ふっ……お前さんの所の赤い死神がおれば負けんじゃろうがな。 味方に死んで欲しくないたちじゃな?」
「はい……お恥ずかしい限りです」
マリが恥ずかしそうに笑うのを、ウルフ王国の代理国王は頬を少し緩めながら笑った。
「昔なら、お前さんの考えは国を滅ぼすだろう。 だが、時代は変わっているのじゃろうな……。 お前さんの弟にも驚かされたわい。 まさか、攻めて来た両国の姫君達を女王に就任させ2人共嫁にするなど……豪胆よの!」
ウルフ王国の代理国王は満足げに笑った。
「……え? 今、何て!?」
しかし、マリは知らない事実を聞かされ一気に酔が覚めるのであった。
「ふふ、そうだね。 でも、大丈夫さ。 帝国はあれだけマリに荒らされ、更に大敗北をした。 少なくとも、直ぐに攻める力は無いだろう」
「うん! その間に、ルミニスを止めないと……きっと、ルミニスはこんな事じゃ魔族を滅ぼすのを諦めない」
マリはアーサー城の祝勝会でヨハネとお酒を飲みながら喋っていた。
この祝勝会には、援軍に来た他国の女王達は勿論主要な亜人達も参加している。
皆が笑顔で豪華な料理や酒に舌鼓を打っているのをマリは微笑みながら見ていた。
「マリ様、他に何か召し上がられますか?」
「ありがとうジャック。 でも、お酒の方が良いかな~」
執事として、祝勝会で給仕に勤めているジャックがマリの様子を見に来た。
「マリ様……お酒は程々にして下さいね」
マリはジャックに小言を言われ、口を尖らせる。
「ふ~ん……そういう事言うんだ~。 じゃあ、ジャックが未確認の兵士達がヨハネ達に向かってるって知らせがあったときに狼狽えてたのヨハネに言っちゃおうかな~」
マリの意地悪な笑みにジャックは顔を真っ赤にして焦りだした。
「マリ様!? それは言わないお約束です!」
「え? 何々、ジャック心配してくれてたのかい?」
「うふふ、そうなんだよ。 ジャックったら、直ぐにヨハネを助けに行くって凄かったんだから。 でも、王都からの伝令でルカが同盟小国連合に援軍を頼んだって知ってようやく大人しくなったんだから」
「へぇ……友よ、ありがとう」
「ぐ……ぬぅ! わ、私は仕事に戻ります!!」
ヨハネに礼を言われたジャックは、顔を真っ赤にしたまま給仕に戻って行った。
「あはは、ジャック顔真っ赤~! ひくっ、あれ? なんか、凄く酔ってる??」
そんなマリの顔も真っ赤だ。
「色々終わって安心したのかもね。 休むかい?」
「んーん、ありがとうヨハネ。 まだ全員と挨拶してないし、もう少し頑張るよ」
マリは玉座に座ったままお酒を飲み続けた。
◆◇◆
「お? 嬢ちゃん、飲み過ぎじゃねぇか?」
「マリ……顔真っ赤。 これ、口に含むといい」
鬼人のロキと獣人のラガンが訪れ、挨拶を交わす。
「ありがとう~ラガンさん。 ロキさんも、援軍ありがとう」
ラガンから酔冷ましの実を貰い、口に含むと直ぐに酔が消える。
「へっ、大したことはしてねぇよ! まさか、あんなに弱いとは思わなかったな。 むしろ、嬢ちゃんの所の赤い死神1人と戦うほうが嫌だぜ」
「うん。 俺も、そう思う。 アレは勝てない……母も負けたから」
「……え?」
「馬鹿! 悪いな嬢ちゃん、ラガンは酔ったみたいだ。 またな!」
マリがラガンの言葉に固まっていると、ロキがラガンをそそくさと連れて行ってしまう。
「おや? やれやれ、2人は何処に行くのじゃ? おぉ、マリよ。 我が弟と仲睦まじくしているの、儂は嬉しい限りじゃ」
「あはは、ルルさん……ありがとうございました」
「うん? 礼は不要だと言ったじゃろ。 マリはヨハネと共に生きるのじゃろ? なら、お主は儂等エルフの同胞であり家族じゃ」
「姉上、ありがとう。 でも……実はジャックという執事も、共に生きる仲なんだ」
「……あの時のおっかない執事か? マリと……? ヨハネと……? 3人で??」
理解が追い付かないルルは瞬きしながら、2人を何度も見る。
「あはは……実は、そうなんです」
「かー! 姉弟揃って! エルフじゃと信じられん事じゃが……お主等の決めた事じゃ好きにすれば良い」
「ありがとうございます? 姉弟揃って??」
「あ!! 姉上にも素敵な出会いがあるかも知れません! この祝勝会に素敵な異性は居なかったかい?」
「うん?? いや……儂は別に。 ちょっ、ヨハネ押すでない!」
「ごめんねマリ! ちょっと姉上の旦那に相応しい異性が居ないか探してくるよ!」
ヨハネは何かを無理矢理誤魔化す様にして、ルルを連れて行ってしまった。
「えぇ……? 行ってら~」
見送ったマリの下に、今度は小国の女王達がやって来た。
「おっす! マリ女王さんよ、停戦の場では格好良かったぜ? ほれ、飲め飲め!」
先ずはレオン王国の女王が挨拶に顔を見せ、マリが見たことない酒をマリの盃に並々と注いだ。
「わぁ~! ありがとうございます!」
初めて見るお酒にマリは先程の疑念を忘れ、大喜びで飲み干す。
「んぐ、んぐ、んぐ、ぷはぁっ! 美味しいぃぃぃ! これ、何ていうお酒ですか??」
「あははは! うちの王国で1番強いラム酒何だけどね! 気に入ったよ! 今度、貿易しようぜ!」
「え? このお酒売ってくれるんですか?! しましょ~!」
「よし! 決まりだ! じゃあ、この酒瓶はプレゼントしてやるよ。 私はルニア侯爵を探すからまたな!」
「はい、ありがとうございます~!」
マリは新たな出会いに感謝し、上機嫌で酒瓶を傾けた。
「ふふ、こんばんは。 マリさん、美味しそうに飲まれてますわね」
「あ! ウッド王国の女王さん。 その手に持つのは……もしかして!」
「えぇ、エントン王国の女王陛下はお酒好きとルカさんから聞いてましたから。 蜂蜜から作ったウッド王国自慢のお酒です、良ければぜひ」
マリは盃を飲み干して、新たな蜂蜜酒をウッド王国の女王から貰う。
「んぐ、んぐ、んぐ、ふわぁぁぁ~甘くて美味しいぃぃ」
「ふふ、気に入って頂けて良かったですわ。 それより……少し小耳に挟んだのですが。 ドワーフ族の族長になられたとか……本当ですの?」
ウッド王国の女王が蜂蜜酒の酒瓶をマリに手渡しながら探る。
「ぷはぁ~、あ! ひくっ、そうなんですよ~、私ドワーフじゃないんですけどね~ひくっ」
「あらあら、ではぜひ私達ウッド王国とも仲良くして下さいませ」
「勿論です! 大切な同盟国じゃないですかぁ~ひくっ」
酔ったマリの快い返答にウッド王国の女王はガッツポーズを取る。
「やった! では、ぜひぜひお忘れなく! よろしくお願いしますね~!」
そそくさとウッド王国の女王は立ち去り、それをため息まじりに見ていたピッグ共和国女王がやって来た。
「マリはん、おでが言うのは違う気もするが……あまり簡単に返事せんほうが良いんでないか?」
「ピッグ共和国の女王さん。 ひくっ……良いんです。 エントン王国を仲間として大事にしてくれるなら、私は味方しますから」
「はぁ~……先代の女王はんを知ってる身としては、本当にエントン王国は良くなったですな。 もし、貿易が盛んになれば皆が潤います。 その時は……ぜひ共和国もよろしく頼むどす」
「お約束します。 ひくっ……貴女は私の大切な友人を庇ってくれました。 貴女が嫌だと言っても仲良くしますよ?」
「ぶはははは! なんが、マリはんと喋ってると……女王っていう肩書が阿呆らしくなります。 では、また」
「はい。 援軍、本当にありがとうございました」
お節介で優しくも、身体が大きなピッグ共和国の女王はマリの下を去って行った。
「おーおー、えらく飲んどるんだな。 エントン王国の女王」
最後に来たのは、ウルフ王国の代理国王だ。
初老とは思えない気迫でマリを見据える。 流石のマリも酔ってはおれず、少し緊張して会話を始めた。
「ウルフ王国の代理国王殿。 援軍、感謝致します」
「ふん! 礼は要らん。 お前の弟に言ってやれ……全てを投げ売ってでもお前さんを助けようとしとったからな」
「ならばこそ、お礼を言わせて下さい。 最後の戦い……皆さんの援軍が無ければ多大な被害が出たかもしれません」
「ふっ……お前さんの所の赤い死神がおれば負けんじゃろうがな。 味方に死んで欲しくないたちじゃな?」
「はい……お恥ずかしい限りです」
マリが恥ずかしそうに笑うのを、ウルフ王国の代理国王は頬を少し緩めながら笑った。
「昔なら、お前さんの考えは国を滅ぼすだろう。 だが、時代は変わっているのじゃろうな……。 お前さんの弟にも驚かされたわい。 まさか、攻めて来た両国の姫君達を女王に就任させ2人共嫁にするなど……豪胆よの!」
ウルフ王国の代理国王は満足げに笑った。
「……え? 今、何て!?」
しかし、マリは知らない事実を聞かされ一気に酔が覚めるのであった。
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