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第66話 友がピンチ
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ウルフクイーンは、どうやらクウネルの言葉は分からないようだ。 クウネルに向かって唸りながら、ウルフキングの側に寄り添っている。
「とりあえず、状態の確認しないと……鑑定」
ステータス画面
種族 森狼王 フォレスト ウルフ キング
年齢 130
レベル 300
HP 80/120000
FP 800/20000
攻撃力 66000
防御力 42000
知力 18000
速力 80000
スキル 魔物食らい. 魔物殺し. 殺戮者. 変身LvMax. 連携LvMax. 嗅覚LvMax. 群れを率いし王. 森狼の王. 王に到達せし者. 敗北者
魔法 風魔法LvMax
戦技 噛み付きLvMax. 遠吠えLvMax. 引っ掻きLvMax.
状態異常 飢餓 瀕死 四肢欠損
「80!? 体力80しか残ってないの?! 巨人として生まれたばかりの私より体力低いやん! 不味い不味い不味い! 直ぐに治療しなきゃ」
しかし、治療と言ってもこの森に何が有るのかも知らないクウネルには無理難題だ。
「うーん……気絶してるから、奥さんと再会出来た事分かってないだろうし。 初めての友達を死なせるのも、絶対に嫌だ。 そうだ! 何か有用なスキル増えて無いかな。 ステータスオープン!」
ステータス画面
名前 クウネル
年齢 2
職業 暴食の姫君(変異)
種族 暴食の巨人(変異)
レベル 435
HP 301650/301650
FP 150290/150290
攻撃力 201120
防御力 160420
知力 100187
速力 500464
スキル 鑑定Lv3(up). 暴食. 消化吸収強化. 竜鱗Lv2(up). 火耐性Lv3(up). 竜殺しLvMax(up). 魔物食らい. 気配察知Lv2. 連携Lv1. 酸耐性LvMax. 即死耐性LvMax. 王喰い(new). 隠密Lv1(new). Hey鑑定(new)
魔法 火炎Lv2(up). 土魔法Lv1(new)
戦技 叩き割りLv2. 槍突きLv1. 噛み付きLv4(up). 暴食の大口(new)
状態異常 空腹
加護 暴食の邪神の慈母愛(変異)
「うわ! すっご!! 私、もう最強じゃない? いやぁ、俺様ツェェェェのチートは好きじゃないんだけど……命には代えられないよね~。 ちょっと色々凄いけど、確認と検証は後だ! えっと、えっとー……ん!? Hey鑑定?」
クウネルはスキルに増えていたHey鑑定を読み上げた。 すると、脳内に無機質な声が響く。
«――はい。 ナニか御用デスか?»
「えぇっ!? これあれじゃん! 前世の地球で使ってたスマホにあったヤツじゃん! これだよ! 疑問とかパクリじゃんとか、そんな事はいいんだよ! Hey鑑定、四肢を失って瀕死の友達がいるのどうしたら助けれる?」
一縷の望みに掛けて、クウネルは問い掛けた。
«――了。 検索中デス――――解、治癒の葉とマンドラゴラを混ゼた薬を飲まセテ下サイ»
「Hey鑑定すっっげぇ! え、待ってマンドラゴラは分かるけど治癒の葉がわからん。 治癒の葉は何処に生えてるの?」
«――照。 検索中デス――――解、治癒の葉ハ魔力の高イ森に生息シテいまス――探シテ下サイ»
「OK! つまり、魔力の高い森ってことだから……今いる森も該当するのか! えっと、木、木、葉っぱがなってる木なんか死ぬ程生えてるよ! Hey鑑定! ヒント! ヒントちょうだい! このままじゃ本当に友達が死ぬ!」
«――了。 検索中デス――解、スキル気配察知の範囲に1本反応有リ»
「分かんないよ! 方角は!?」
«――了。 今、向いテル方角へ走っテ下サイ»
「ありがとう、でも聞き取りにくいぞこの野郎! わかった、こっちだね!」
«――否。 私ハ野郎デハ有りマセン»
「どうでもいいよ! って、身体が軽っ!」
立ち上がると、巨木とほぼ同じ大きさになったとは思えない程に軽い身体に驚愕する。 そして、巨木の隙間をひたすら走り邪魔な巨木は小枝の様に折った。
「力もヤバいね。 加減覚えないと、触るもの皆壊しちゃう」
暫く進むと、先に1本だけ雰囲気の違う巨木が生えているのが見えた。
「これか? 鑑定!」
『治癒の木 非常に希少な治癒の葉を付ける 塗れば傷はたちまち治り 飲めば病気も治る しかし 滅茶苦茶苦い』
「あったー! ビンゴー!」
クウネルは治癒の葉を毟り取り、急いで来た道を引き返し始めた。
「お願いだから間に合ってね!」
「とりあえず、状態の確認しないと……鑑定」
ステータス画面
種族 森狼王 フォレスト ウルフ キング
年齢 130
レベル 300
HP 80/120000
FP 800/20000
攻撃力 66000
防御力 42000
知力 18000
速力 80000
スキル 魔物食らい. 魔物殺し. 殺戮者. 変身LvMax. 連携LvMax. 嗅覚LvMax. 群れを率いし王. 森狼の王. 王に到達せし者. 敗北者
魔法 風魔法LvMax
戦技 噛み付きLvMax. 遠吠えLvMax. 引っ掻きLvMax.
状態異常 飢餓 瀕死 四肢欠損
「80!? 体力80しか残ってないの?! 巨人として生まれたばかりの私より体力低いやん! 不味い不味い不味い! 直ぐに治療しなきゃ」
しかし、治療と言ってもこの森に何が有るのかも知らないクウネルには無理難題だ。
「うーん……気絶してるから、奥さんと再会出来た事分かってないだろうし。 初めての友達を死なせるのも、絶対に嫌だ。 そうだ! 何か有用なスキル増えて無いかな。 ステータスオープン!」
ステータス画面
名前 クウネル
年齢 2
職業 暴食の姫君(変異)
種族 暴食の巨人(変異)
レベル 435
HP 301650/301650
FP 150290/150290
攻撃力 201120
防御力 160420
知力 100187
速力 500464
スキル 鑑定Lv3(up). 暴食. 消化吸収強化. 竜鱗Lv2(up). 火耐性Lv3(up). 竜殺しLvMax(up). 魔物食らい. 気配察知Lv2. 連携Lv1. 酸耐性LvMax. 即死耐性LvMax. 王喰い(new). 隠密Lv1(new). Hey鑑定(new)
魔法 火炎Lv2(up). 土魔法Lv1(new)
戦技 叩き割りLv2. 槍突きLv1. 噛み付きLv4(up). 暴食の大口(new)
状態異常 空腹
加護 暴食の邪神の慈母愛(変異)
「うわ! すっご!! 私、もう最強じゃない? いやぁ、俺様ツェェェェのチートは好きじゃないんだけど……命には代えられないよね~。 ちょっと色々凄いけど、確認と検証は後だ! えっと、えっとー……ん!? Hey鑑定?」
クウネルはスキルに増えていたHey鑑定を読み上げた。 すると、脳内に無機質な声が響く。
«――はい。 ナニか御用デスか?»
「えぇっ!? これあれじゃん! 前世の地球で使ってたスマホにあったヤツじゃん! これだよ! 疑問とかパクリじゃんとか、そんな事はいいんだよ! Hey鑑定、四肢を失って瀕死の友達がいるのどうしたら助けれる?」
一縷の望みに掛けて、クウネルは問い掛けた。
«――了。 検索中デス――――解、治癒の葉とマンドラゴラを混ゼた薬を飲まセテ下サイ»
「Hey鑑定すっっげぇ! え、待ってマンドラゴラは分かるけど治癒の葉がわからん。 治癒の葉は何処に生えてるの?」
«――照。 検索中デス――――解、治癒の葉ハ魔力の高イ森に生息シテいまス――探シテ下サイ»
「OK! つまり、魔力の高い森ってことだから……今いる森も該当するのか! えっと、木、木、葉っぱがなってる木なんか死ぬ程生えてるよ! Hey鑑定! ヒント! ヒントちょうだい! このままじゃ本当に友達が死ぬ!」
«――了。 検索中デス――解、スキル気配察知の範囲に1本反応有リ»
「分かんないよ! 方角は!?」
«――了。 今、向いテル方角へ走っテ下サイ»
「ありがとう、でも聞き取りにくいぞこの野郎! わかった、こっちだね!」
«――否。 私ハ野郎デハ有りマセン»
「どうでもいいよ! って、身体が軽っ!」
立ち上がると、巨木とほぼ同じ大きさになったとは思えない程に軽い身体に驚愕する。 そして、巨木の隙間をひたすら走り邪魔な巨木は小枝の様に折った。
「力もヤバいね。 加減覚えないと、触るもの皆壊しちゃう」
暫く進むと、先に1本だけ雰囲気の違う巨木が生えているのが見えた。
「これか? 鑑定!」
『治癒の木 非常に希少な治癒の葉を付ける 塗れば傷はたちまち治り 飲めば病気も治る しかし 滅茶苦茶苦い』
「あったー! ビンゴー!」
クウネルは治癒の葉を毟り取り、急いで来た道を引き返し始めた。
「お願いだから間に合ってね!」
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