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第117話 ゴブリン弓兵長の衝撃
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俺は直ぐ様、王の下へと走った。
「ギガ、王よ。 俺が城壁に上がり、クウネル様の動向を確認してきやす。 もし、先程まで以上の危機なら仰っていた通りに避難のご決断を」
「ギガガッ! おいおい、弓兵長よ。 我よりも敬意を込めて巨躯なる者の名を呼ぶとは……まぁよい。 任せるが、抜け駆けは許さぬぞ? 我もあの巨躯なる者、クウネルが気に入ったのだからな! 事が終われば、クウネルの下に付くのもいいのぅ! がっはっはっはっ!」
何やら王もとんでもない発言をしているが、今は聞かずにおこう。 クウネル様にお仕えするのは俺だけで充分だ!
「クゥン。 ふふっ、クウネルは下に付かれるより友達になった方が喜ぶ優しい巨人だよ? 出会って友達になったばかりの私に素敵な名前をくれたしね。 よし、弓兵長君。 私に乗りたまえ。城壁の上に行こう」
森狼殿が変身し、四つ足型に戻り俺を背中に誘う。
「ギギッ、頼んます!」
城壁へと登っていると後ろから、我も名が欲しい! 等と叫んでいるのが聞こえて来た。 いや、名前を授ける立場だろあんたは。
森狼殿……いや、モロ殿と共に城壁へと登りクウネル様を探す。 すると、遠くにクウネル様が立っているのが見えた。
更に遠方から、巨大な山が此方へと向かって来ているのも視界に入り思わず呻く。
な、なんだ……ありゃ。
「ギキ……モロ殿。 アレはいったい……」
「グルル……これは不味いね。 直ぐに避難させないと! 私の縄張りの森に向かって避難させよう。 案内は、妻と群れにさせる! アオーーーーンッ!」
モロ殿が遠吠えで伝達している間に、俺も避難する様に城壁から身を乗り出して叫ぶ。
「ギガガ! 避難! 避難をしてくだせぃ! 山より巨大なアースドラゴンが此方に向かって来てます!」
下級兵や民達に動揺が広がった。
「ギギガ! 落ち着けぇぇぇい!!下級兵を先頭に 避難を開始せよ! 弓兵長! 何処へ避難させればいいか?!」
広がった動揺を静めてくれたのは将軍だ。
流石だぜ、将軍!
「ギ! 森狼殿の縄張りへ避難を! 案内を群れに伝達してくれてやす! 突破されて埋められた門側に向かってくだせぃ!」
「ギガ! 聞いたか?! 荷物は何も持つな! 直ぐに避難を開始する。 下級兵、裏門への道を確保しろ! 塞がった裏門を掘り出すのだ!」
将軍のお陰で下級兵や民達が速やかに避難すべく動き出した。
だが、かなりの数だ。 避難には、それなりの時間が掛かるだろう。
それまで、クウネル様はあの巨大なアースドラゴンと戦うおつもりなのか?
何か、俺に何か出来ないか?
直後、遠くに見えるクウネル様の元へ巨大な岩が降り始めた。
1個や2個じゃない。まるで雨の様に岩が降り注ぐのが見える。
やべぇ! 大丈夫なのかよ!? は?! クウネル様、飛んで来る岩を全部避けてる!?
すげぇ! あの量の岩を全て躱せるなんて!
あはは……これは、俺達ゴブリン何かじゃ手に終えない戦いだ。
「ギ、モロ殿。 俺に何か出来る事は無いのですか?」
「クゥン……見届ける事さ。 まだ避難に時間が掛かる、弓兵長はこのまま見届けてくれ。 私はキングの馬鹿が避難をするよう説得して来るから」
え? 王を説得する?
城壁の下を見ると、王が将軍に羽交い締めにされながら我は避難しないと叫んでいた。 はぁ……全く、あの王らしいな。
「ギギ……すいやせん。 よろしくお願いしやす」
モロ殿もクウネル様が気になるのだろう、最後まで遠方を気にしながら城壁を下りた。
遠方では、クウネル様がアースドラゴンの後ろから走って来ているのが微かに見える。
何かをするつもりなのか、アースドラゴンの巨大な顔目掛けて真っ直ぐ突き進んでいる。 そして、何が起きたのかは分からないがアースドラゴンの悲痛な咆哮が此処まで響いてきた。
凄まじい咆哮だ。
「ギガ! もしや、殺ったのか!?」
暫く観察を続けると、アースドラゴンはその巨体を地面へと向けて穴を堀り始めた。 どうやら、何かをして手傷を負わせたのだろう。
「ギギギ! すげぇ! 殺せずとも、あの巨大なアースドラゴンを撤退させちまった! すげぇ! すげぇよクウネル様!」
もうこれで避難しなくていい、早くモロ殿や王に伝えないと!!
大喜びしながら伝えようとした時、俺は絶望した。
巨大なアースドラゴンの背中から大量に落ちて来たのだ。
夥しい数のアースドラゴンが。
◆◇◆
息を切らしながら必死に城壁を降りる。
「ギィ! モロ殿、王よ、直ぐに、直ぐに避難を!」
「ギギ! 落ち着け、弓兵長よ。 避難は進んでいる。 どうしたのだ、先程の咆哮に関係が有るのか?」
将軍に諌められるが、それどころじゃない。
「ギィ……ギィ……クウネル様が巨大なアースドラゴンを退けましたが、その背中より夥しい数のアースドラゴンが降って来ました! クウネル様が既に戦闘中です! 早く我等が逃げないとクウネル様も逃げれません! 早く!」
王や将軍に衝撃が走る。
そもそも、普通のアースドラゴン1体ですら討伐にかなりの被害が出るのだ。
「グルル……キング、頼むから避難してくれ。 今すぐ」
「ギガガ、王よ。 急ぎ御決断を」
モロ殿と将軍に詰められた王が渋い顔で唸る。
「ギヌヌ……分かった。 だが、我が友よ、そなたはどうするのだ?」
「ガァッ! 当然、友を助けに行くさ」
モロ殿の笑みを見て、俺は正直嫉妬した。 俺にも力が有れば……。
戦闘音が近くで響き始めた。
もしかしたらアースドラゴンが街に向かって来ているのかもしれない。
「ギ! 王よ、早く! 恩あるクウネル様の為を思うなら、避難する事が恩返しです!」
将軍と共に王を羽交い締めにして無理矢理移動させる。
「ギィギガガ! 友よ! 死ぬな! クウネルと共に必ず逃げよ! 約束ぞ!」
うおっ!? 何て馬鹿力だ!!
「アオーーーーン! 無論、また直ぐに会おう」
モロ殿は2足型に変身し、颯爽と城壁を駆け上がって行った。
俺何かじゃ、何のお役にも立てない。
悔しいが、行っても足手まといになるだけだ。 モロ殿……クウネル様をどうか、どうか頼みます。
こうして俺達は街を脱出した。
◆◇◆
モロ殿の縄張りで暫く待機した後、奥方が何かに反応し街の様子を見に行く事になった。
生き残っている兵士達では力になれない事から、奥方殿と将軍と弓兵長である俺を入れて3人で向かう。
結局、幾ら待てどもクウネル様とモロ殿が逃げて来る事は無かった。
もしや、まだ戦っているのだろうか。
弓を持つ手に力が入る。
ふー……もしまだ戦っているなら、俺も戦うぞ!
暫く歩くと、我等が王国が見えてき……何だこれは。
城壁は崩れ、街が、城が見るも無惨に砕け崩れていた。
そして、勝鬨を上げているクウネル様と何やら焦っているモロ殿が見える。
はは、良かった、御二人とも無事か!
街の周囲にはアースドラゴンの死体が転がっている。 大猪等の他の魔物を合わせると恐ろしい光景だ。
そもそも、弱い種族の俺達が生き残れている事が奇跡だ。
満面の笑みで喜ぶクウネル様を見て、俺は種族の垣根を越えた恋に落ちてしまった。
緑の頬が赤らみ、心臓が高鳴る。
「ギガ……決めた。 俺は生涯を掛けて、クウネル様にお仕えするんだ! 嫌だと言われても絶対に忠誠を誓ってやる!」
「ギガ、王よ。 俺が城壁に上がり、クウネル様の動向を確認してきやす。 もし、先程まで以上の危機なら仰っていた通りに避難のご決断を」
「ギガガッ! おいおい、弓兵長よ。 我よりも敬意を込めて巨躯なる者の名を呼ぶとは……まぁよい。 任せるが、抜け駆けは許さぬぞ? 我もあの巨躯なる者、クウネルが気に入ったのだからな! 事が終われば、クウネルの下に付くのもいいのぅ! がっはっはっはっ!」
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城壁へと登っていると後ろから、我も名が欲しい! 等と叫んでいるのが聞こえて来た。 いや、名前を授ける立場だろあんたは。
森狼殿……いや、モロ殿と共に城壁へと登りクウネル様を探す。 すると、遠くにクウネル様が立っているのが見えた。
更に遠方から、巨大な山が此方へと向かって来ているのも視界に入り思わず呻く。
な、なんだ……ありゃ。
「ギキ……モロ殿。 アレはいったい……」
「グルル……これは不味いね。 直ぐに避難させないと! 私の縄張りの森に向かって避難させよう。 案内は、妻と群れにさせる! アオーーーーンッ!」
モロ殿が遠吠えで伝達している間に、俺も避難する様に城壁から身を乗り出して叫ぶ。
「ギガガ! 避難! 避難をしてくだせぃ! 山より巨大なアースドラゴンが此方に向かって来てます!」
下級兵や民達に動揺が広がった。
「ギギガ! 落ち着けぇぇぇい!!下級兵を先頭に 避難を開始せよ! 弓兵長! 何処へ避難させればいいか?!」
広がった動揺を静めてくれたのは将軍だ。
流石だぜ、将軍!
「ギ! 森狼殿の縄張りへ避難を! 案内を群れに伝達してくれてやす! 突破されて埋められた門側に向かってくだせぃ!」
「ギガ! 聞いたか?! 荷物は何も持つな! 直ぐに避難を開始する。 下級兵、裏門への道を確保しろ! 塞がった裏門を掘り出すのだ!」
将軍のお陰で下級兵や民達が速やかに避難すべく動き出した。
だが、かなりの数だ。 避難には、それなりの時間が掛かるだろう。
それまで、クウネル様はあの巨大なアースドラゴンと戦うおつもりなのか?
何か、俺に何か出来ないか?
直後、遠くに見えるクウネル様の元へ巨大な岩が降り始めた。
1個や2個じゃない。まるで雨の様に岩が降り注ぐのが見える。
やべぇ! 大丈夫なのかよ!? は?! クウネル様、飛んで来る岩を全部避けてる!?
すげぇ! あの量の岩を全て躱せるなんて!
あはは……これは、俺達ゴブリン何かじゃ手に終えない戦いだ。
「ギ、モロ殿。 俺に何か出来る事は無いのですか?」
「クゥン……見届ける事さ。 まだ避難に時間が掛かる、弓兵長はこのまま見届けてくれ。 私はキングの馬鹿が避難をするよう説得して来るから」
え? 王を説得する?
城壁の下を見ると、王が将軍に羽交い締めにされながら我は避難しないと叫んでいた。 はぁ……全く、あの王らしいな。
「ギギ……すいやせん。 よろしくお願いしやす」
モロ殿もクウネル様が気になるのだろう、最後まで遠方を気にしながら城壁を下りた。
遠方では、クウネル様がアースドラゴンの後ろから走って来ているのが微かに見える。
何かをするつもりなのか、アースドラゴンの巨大な顔目掛けて真っ直ぐ突き進んでいる。 そして、何が起きたのかは分からないがアースドラゴンの悲痛な咆哮が此処まで響いてきた。
凄まじい咆哮だ。
「ギガ! もしや、殺ったのか!?」
暫く観察を続けると、アースドラゴンはその巨体を地面へと向けて穴を堀り始めた。 どうやら、何かをして手傷を負わせたのだろう。
「ギギギ! すげぇ! 殺せずとも、あの巨大なアースドラゴンを撤退させちまった! すげぇ! すげぇよクウネル様!」
もうこれで避難しなくていい、早くモロ殿や王に伝えないと!!
大喜びしながら伝えようとした時、俺は絶望した。
巨大なアースドラゴンの背中から大量に落ちて来たのだ。
夥しい数のアースドラゴンが。
◆◇◆
息を切らしながら必死に城壁を降りる。
「ギィ! モロ殿、王よ、直ぐに、直ぐに避難を!」
「ギギ! 落ち着け、弓兵長よ。 避難は進んでいる。 どうしたのだ、先程の咆哮に関係が有るのか?」
将軍に諌められるが、それどころじゃない。
「ギィ……ギィ……クウネル様が巨大なアースドラゴンを退けましたが、その背中より夥しい数のアースドラゴンが降って来ました! クウネル様が既に戦闘中です! 早く我等が逃げないとクウネル様も逃げれません! 早く!」
王や将軍に衝撃が走る。
そもそも、普通のアースドラゴン1体ですら討伐にかなりの被害が出るのだ。
「グルル……キング、頼むから避難してくれ。 今すぐ」
「ギガガ、王よ。 急ぎ御決断を」
モロ殿と将軍に詰められた王が渋い顔で唸る。
「ギヌヌ……分かった。 だが、我が友よ、そなたはどうするのだ?」
「ガァッ! 当然、友を助けに行くさ」
モロ殿の笑みを見て、俺は正直嫉妬した。 俺にも力が有れば……。
戦闘音が近くで響き始めた。
もしかしたらアースドラゴンが街に向かって来ているのかもしれない。
「ギ! 王よ、早く! 恩あるクウネル様の為を思うなら、避難する事が恩返しです!」
将軍と共に王を羽交い締めにして無理矢理移動させる。
「ギィギガガ! 友よ! 死ぬな! クウネルと共に必ず逃げよ! 約束ぞ!」
うおっ!? 何て馬鹿力だ!!
「アオーーーーン! 無論、また直ぐに会おう」
モロ殿は2足型に変身し、颯爽と城壁を駆け上がって行った。
俺何かじゃ、何のお役にも立てない。
悔しいが、行っても足手まといになるだけだ。 モロ殿……クウネル様をどうか、どうか頼みます。
こうして俺達は街を脱出した。
◆◇◆
モロ殿の縄張りで暫く待機した後、奥方が何かに反応し街の様子を見に行く事になった。
生き残っている兵士達では力になれない事から、奥方殿と将軍と弓兵長である俺を入れて3人で向かう。
結局、幾ら待てどもクウネル様とモロ殿が逃げて来る事は無かった。
もしや、まだ戦っているのだろうか。
弓を持つ手に力が入る。
ふー……もしまだ戦っているなら、俺も戦うぞ!
暫く歩くと、我等が王国が見えてき……何だこれは。
城壁は崩れ、街が、城が見るも無惨に砕け崩れていた。
そして、勝鬨を上げているクウネル様と何やら焦っているモロ殿が見える。
はは、良かった、御二人とも無事か!
街の周囲にはアースドラゴンの死体が転がっている。 大猪等の他の魔物を合わせると恐ろしい光景だ。
そもそも、弱い種族の俺達が生き残れている事が奇跡だ。
満面の笑みで喜ぶクウネル様を見て、俺は種族の垣根を越えた恋に落ちてしまった。
緑の頬が赤らみ、心臓が高鳴る。
「ギガ……決めた。 俺は生涯を掛けて、クウネル様にお仕えするんだ! 嫌だと言われても絶対に忠誠を誓ってやる!」
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