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第236話 キュイジーヌの爆買無双と第2回妻姉妹会議
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「うひょー! この活気! 市場の規模! やっぱり、南の街ミンガムって言ったらこの中央市場だね~!」
セムネイルに連れられ、4次元扉からミンガムの市場にやって来たキュイジーヌは上機嫌で市場を回っていた。
「機嫌が直って何よりだ。 欲しい物は片っ端から言え、全て買ってやる」
「良いんですか!? やったー! 流石セムネイル様、いやぁ貰ってるお給金が貯まりに貯まってるから散財しようと思ってたんですけど……お言葉に甘えちゃいますね!」
出会った頃に比べ、かなり言葉遣いが丁寧になったのはキュイジーヌなりの尊敬の表れなのだろう。
「おう、任せろ。 だが……そうか、確かに4次元で金をいくら貯めても使えないよな。 ふむ、何か考えてみるか」
セムネイルが考え事をしている間にも、キュイジーヌは気になった店に殴り込みをかける。
「ちょっと、おじさん! この店の野菜、品質に対してちょっと高くない?! ちゃんと目利きしてんの!?」
「はぁ!? おいおい、嬢ちゃんよぉ! 野菜を育てて20年の俺に良くそんな事が言えんな! 俺だって安くしてぇよ! 品質だって俺が1番分かってる! でもよ、街からの税が高過ぎてそうもいかねぇんだよ!」
店の主人はキュイジーヌの言葉に激怒し、悔しそうに気持ちを吐露した。
「分かってるならいいよ!! セムネイル様、この店の野菜全部欲しいです」
「おう。 主人、連れがすまん。 コレで足りるか?」
セムネイルは苦笑いしながら4次元から金貨を適当に取り出し渡した。
「ほわぁぁぁ?! じゅ、じゅうぶんですぅ……」
店の主人は目を見開き、渡された金貨の山を持ったままカクカクと頷いた。
「よし、じゃあ貰っていく」
「じゃあね、おじさん。 お店、頑張ってね」
「ぁ、ぁりゃしたぁ~……」
セムネイルが店の野菜を全て4次元に回収する光景にも絶句した主人は、小さな声で呟くことしか出来なかった。
「さて、次は?」
「勿論、お肉ーー!!」
キュイジーヌは満面の笑顔で市場を走り回るのであった。
◆◇◆
昼飯時となり、ミンガムの市場は騒然としていた。
「おい、お前の店にも来たか……? 来たんだ……な」
同業者が野菜売りの店に入り、空っぽになった店を見回して笑う。
「黒髪の兄ちゃんと、茶髪で珍しい褐色肌のお嬢ちゃんだろ? 来たよ。 それで……全部買っていった」
無気力に笑う野菜売りの主人を見て、同業者も苦笑いだ。
「すげぇよな。 俺の店もそうだが、市場の大きな店は片っ端から売り切れだってよ。 うちなんか、仕入れたばかりの肉全部買われちまったよ……はは」
商売をしている者としては嬉しい限りだが、それよりもそんな買い方を出来る人間が黒髪だったと云うことに商人達は驚いていた。
黒髪と云えば、忌み子として迫害されまともな仕事に就くことすら出来ない筈である。
それなのに、何処から金貨を溢れんばかりに取り出し店の商品を消し去るそんな不思議な客に店の主人も首を傾げるばかりだった。
「まぁ、どっちみちよ……あんな人が俺達の上に立ってくれたら良いのにな」
「……ちげぇねぇ」
商人達は臨時収入に喜ぶが、高い税の事を思い出しため息を吐くのであった。
◆◇◆
セムネイルがキュイジーヌとミンガムの市場を回っている頃、4次元の自宅では妻達が集まっていた。
「皆、集まってくれてありがとう」
妻姉妹長女のローズが口を開き、他の妻達は頷く。
「これより、第2回妻姉妹会議を行います。 会議の題目はセムネイル様との夜についてです」
「……あの、その前にすみません。 私達はセムネイル様の奥様では無いのですが……?」
「ですです……」
其処に、セムネイルの自宅で休んでいたリポンとリパンが気まずそうに手を挙げた。
「ふふ、お二人ともお客様ですから気にせずにゆっくり休んでて下さいませ」
「そうです! 大変な目にあったんですから……そうだ! お風呂に入りますか?」
「お、良いな! 俺が案内してやるよ!」
「「お、お風呂……?」」
リポンとリパンは何処へ連れて行かれるのかも分からずに、リンとノラに風呂場へと連れて行かれた。
「ローズ姉様、先にお聞きしても良いですか?」
「良いですよ、タリアさん」
リンとノラが戻るまでの雑談として、ローズはタリアに話しを促す。
「皆さんは……良いんですか!?」
タリアは咳を立ち、テーブルを叩きながら激怒した。
「ちょっと、タリア……落ち着きなさい」
「「そうよ。 勇者として、怒りをコントロールするのです」」
「う……す、すみません」
冒険者パーティーであるアヤメとカリンコリンに窘められ、タリアは謝罪しながら席に座る。
「えっと……タリアさんは何に怒ってるんだい? さっきのリポンちゃんとリパンちゃんの事は聞いてたんだよね??」
サシャはタリアが何に怒っているのか分からずに聞くと、タリアは顔を真っ赤にしながら又もや怒り出した。
「キュイジーヌさんですよ! セムネイル様と、デ……デートなんて! 私だってまだなのに!!」
半泣きになりながら怒り出したタリアを見て、ローズ達は苦笑いを浮かべる。
「そういう事かい。 まぁ、お兄さんはそんなつもり無いと想うよ?」
「そ、そうですよ! セムネイル様は、キュイジーヌさんのガス抜きに行ってくるからリポンさん達の事を頼むって仰ったじゃないですか」
サシャとハヤに諭されたタリアは、内心で分かっていても嫉妬心を止められない。
「でも……でも……さみしいです」
「あはは、そうだね。 愛しの旦那様が他の女とデートしてるんだもん、そりゃ嫌よ」
其処にグラが共感し、ローズ達も頷く。
「タリアさんの言う通りね。 だからこそ、今回の妻姉妹会議にも繋がるから。 あ、リンちゃんにノラちゃん。 ありがとうね。 リポンさん達は大丈夫そう?」
「はい、お風呂の使い方を説明してきました」
「おう! 2人とも蕩けそうな顔で風呂に浸かってたぞ!」
「なら安心ね。 じゃあ、ケイティさん。 お願いします」
風呂場からリンとノラが戻り、ようやく本題に入れるとローズに話しを振られたケイティが立ち上がる。
「うっす! じゃあ、妻姉妹の先輩方にお話させていただくっす! 皆さん……因みに、いつも夜は先輩から責められてばかりっすか?」
ケイティからの問いに、妻姉妹達は頬を赤く染めながら頷く。
「かーーーっ! やっぱりっすね! いいっすか? 先輩方は、責められて悶える先輩の可愛らしさを知らないっす!!」
ケイティの発言に、妻姉妹達は全員驚きの声を上げる。
「ケ、ケイティさん、詳しく……お願いしますわ」
特にセリスは食い気味にケイティに問い、他の妻姉妹達も身を乗り出して聞き耳を立てる。
「ふっふっふっ……先輩は、女を抱く時は責めるばかりっす。 だから、責められるのに慣れてないんっすよ! そして、さっきタリア先輩が言ってたっすけど……嫉妬心は放置したら絶対にダメっす。 先輩との関係が壊れる起因になる可能性だって……あるんっすから」
少し苦しそうにケイティは説明し、理由を聞いているローズ達は唇を噛み締めた。
「だから、今日の夜……各自、先輩と愛し合う時には責めさせずに責めまくる事を提案するっす!」
「賛成!」
一番にセリスが手を挙げ、他の妻姉妹達も同意する。
「そ、それで……ケイティさん。 どんな風に責めたら良いのでしょうか?」
「あはは……タリア先輩、近いっす。 いいっすか? 先ずは……」
破廉恥大好き勇者タリアも鼻息を荒くしながらケイティに詰め寄り、苦笑いのケイティはヤり方を伝授するのであった。
セムネイルは知らない。
妻達を放ってキュイジーヌと買い物をしている間に、家では妻達が夜に行う行為の打ち合わせをしている事など。
セムネイルに連れられ、4次元扉からミンガムの市場にやって来たキュイジーヌは上機嫌で市場を回っていた。
「機嫌が直って何よりだ。 欲しい物は片っ端から言え、全て買ってやる」
「良いんですか!? やったー! 流石セムネイル様、いやぁ貰ってるお給金が貯まりに貯まってるから散財しようと思ってたんですけど……お言葉に甘えちゃいますね!」
出会った頃に比べ、かなり言葉遣いが丁寧になったのはキュイジーヌなりの尊敬の表れなのだろう。
「おう、任せろ。 だが……そうか、確かに4次元で金をいくら貯めても使えないよな。 ふむ、何か考えてみるか」
セムネイルが考え事をしている間にも、キュイジーヌは気になった店に殴り込みをかける。
「ちょっと、おじさん! この店の野菜、品質に対してちょっと高くない?! ちゃんと目利きしてんの!?」
「はぁ!? おいおい、嬢ちゃんよぉ! 野菜を育てて20年の俺に良くそんな事が言えんな! 俺だって安くしてぇよ! 品質だって俺が1番分かってる! でもよ、街からの税が高過ぎてそうもいかねぇんだよ!」
店の主人はキュイジーヌの言葉に激怒し、悔しそうに気持ちを吐露した。
「分かってるならいいよ!! セムネイル様、この店の野菜全部欲しいです」
「おう。 主人、連れがすまん。 コレで足りるか?」
セムネイルは苦笑いしながら4次元から金貨を適当に取り出し渡した。
「ほわぁぁぁ?! じゅ、じゅうぶんですぅ……」
店の主人は目を見開き、渡された金貨の山を持ったままカクカクと頷いた。
「よし、じゃあ貰っていく」
「じゃあね、おじさん。 お店、頑張ってね」
「ぁ、ぁりゃしたぁ~……」
セムネイルが店の野菜を全て4次元に回収する光景にも絶句した主人は、小さな声で呟くことしか出来なかった。
「さて、次は?」
「勿論、お肉ーー!!」
キュイジーヌは満面の笑顔で市場を走り回るのであった。
◆◇◆
昼飯時となり、ミンガムの市場は騒然としていた。
「おい、お前の店にも来たか……? 来たんだ……な」
同業者が野菜売りの店に入り、空っぽになった店を見回して笑う。
「黒髪の兄ちゃんと、茶髪で珍しい褐色肌のお嬢ちゃんだろ? 来たよ。 それで……全部買っていった」
無気力に笑う野菜売りの主人を見て、同業者も苦笑いだ。
「すげぇよな。 俺の店もそうだが、市場の大きな店は片っ端から売り切れだってよ。 うちなんか、仕入れたばかりの肉全部買われちまったよ……はは」
商売をしている者としては嬉しい限りだが、それよりもそんな買い方を出来る人間が黒髪だったと云うことに商人達は驚いていた。
黒髪と云えば、忌み子として迫害されまともな仕事に就くことすら出来ない筈である。
それなのに、何処から金貨を溢れんばかりに取り出し店の商品を消し去るそんな不思議な客に店の主人も首を傾げるばかりだった。
「まぁ、どっちみちよ……あんな人が俺達の上に立ってくれたら良いのにな」
「……ちげぇねぇ」
商人達は臨時収入に喜ぶが、高い税の事を思い出しため息を吐くのであった。
◆◇◆
セムネイルがキュイジーヌとミンガムの市場を回っている頃、4次元の自宅では妻達が集まっていた。
「皆、集まってくれてありがとう」
妻姉妹長女のローズが口を開き、他の妻達は頷く。
「これより、第2回妻姉妹会議を行います。 会議の題目はセムネイル様との夜についてです」
「……あの、その前にすみません。 私達はセムネイル様の奥様では無いのですが……?」
「ですです……」
其処に、セムネイルの自宅で休んでいたリポンとリパンが気まずそうに手を挙げた。
「ふふ、お二人ともお客様ですから気にせずにゆっくり休んでて下さいませ」
「そうです! 大変な目にあったんですから……そうだ! お風呂に入りますか?」
「お、良いな! 俺が案内してやるよ!」
「「お、お風呂……?」」
リポンとリパンは何処へ連れて行かれるのかも分からずに、リンとノラに風呂場へと連れて行かれた。
「ローズ姉様、先にお聞きしても良いですか?」
「良いですよ、タリアさん」
リンとノラが戻るまでの雑談として、ローズはタリアに話しを促す。
「皆さんは……良いんですか!?」
タリアは咳を立ち、テーブルを叩きながら激怒した。
「ちょっと、タリア……落ち着きなさい」
「「そうよ。 勇者として、怒りをコントロールするのです」」
「う……す、すみません」
冒険者パーティーであるアヤメとカリンコリンに窘められ、タリアは謝罪しながら席に座る。
「えっと……タリアさんは何に怒ってるんだい? さっきのリポンちゃんとリパンちゃんの事は聞いてたんだよね??」
サシャはタリアが何に怒っているのか分からずに聞くと、タリアは顔を真っ赤にしながら又もや怒り出した。
「キュイジーヌさんですよ! セムネイル様と、デ……デートなんて! 私だってまだなのに!!」
半泣きになりながら怒り出したタリアを見て、ローズ達は苦笑いを浮かべる。
「そういう事かい。 まぁ、お兄さんはそんなつもり無いと想うよ?」
「そ、そうですよ! セムネイル様は、キュイジーヌさんのガス抜きに行ってくるからリポンさん達の事を頼むって仰ったじゃないですか」
サシャとハヤに諭されたタリアは、内心で分かっていても嫉妬心を止められない。
「でも……でも……さみしいです」
「あはは、そうだね。 愛しの旦那様が他の女とデートしてるんだもん、そりゃ嫌よ」
其処にグラが共感し、ローズ達も頷く。
「タリアさんの言う通りね。 だからこそ、今回の妻姉妹会議にも繋がるから。 あ、リンちゃんにノラちゃん。 ありがとうね。 リポンさん達は大丈夫そう?」
「はい、お風呂の使い方を説明してきました」
「おう! 2人とも蕩けそうな顔で風呂に浸かってたぞ!」
「なら安心ね。 じゃあ、ケイティさん。 お願いします」
風呂場からリンとノラが戻り、ようやく本題に入れるとローズに話しを振られたケイティが立ち上がる。
「うっす! じゃあ、妻姉妹の先輩方にお話させていただくっす! 皆さん……因みに、いつも夜は先輩から責められてばかりっすか?」
ケイティからの問いに、妻姉妹達は頬を赤く染めながら頷く。
「かーーーっ! やっぱりっすね! いいっすか? 先輩方は、責められて悶える先輩の可愛らしさを知らないっす!!」
ケイティの発言に、妻姉妹達は全員驚きの声を上げる。
「ケ、ケイティさん、詳しく……お願いしますわ」
特にセリスは食い気味にケイティに問い、他の妻姉妹達も身を乗り出して聞き耳を立てる。
「ふっふっふっ……先輩は、女を抱く時は責めるばかりっす。 だから、責められるのに慣れてないんっすよ! そして、さっきタリア先輩が言ってたっすけど……嫉妬心は放置したら絶対にダメっす。 先輩との関係が壊れる起因になる可能性だって……あるんっすから」
少し苦しそうにケイティは説明し、理由を聞いているローズ達は唇を噛み締めた。
「だから、今日の夜……各自、先輩と愛し合う時には責めさせずに責めまくる事を提案するっす!」
「賛成!」
一番にセリスが手を挙げ、他の妻姉妹達も同意する。
「そ、それで……ケイティさん。 どんな風に責めたら良いのでしょうか?」
「あはは……タリア先輩、近いっす。 いいっすか? 先ずは……」
破廉恥大好き勇者タリアも鼻息を荒くしながらケイティに詰め寄り、苦笑いのケイティはヤり方を伝授するのであった。
セムネイルは知らない。
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