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第213話 最終階層到着
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「よし、此処が最後だな」
ひび割れ始めた階段を上がりきった先で見えたのは巨大な鉄の扉だった。
つまり、此処が最後階層でありダンジョンボスが待っていると云うことだ。
「前は魔神、今度は何だ? さて、蛇が出るか鬼が出るか」
セムネイルは躊躇う事無く鉄の扉を開いた。
背後では階段が崩れ始めており、ダンジョン崩壊の波は直ぐそこ迄迫っている。
「……水竜王と雷竜王か? いや、奥に誰か居るな」
セムネイルはボスフロアに侵入した先に見えた円形状の舞台へと進み出た。
円形状の舞台は水で囲まれており、奥にある宝物庫の扉前に水竜王と雷竜王が座っているのを確認し魔剣を抜く。
「シュルルルル………」
「ガラガラガラ………」
既に侵入者であるセムネイルには気づいている筈だが、何故か2匹の竜王は襲い掛かって来ない。
「おい、まだ居るんだろ? 誰だ」
セムネイルが2匹の背後に立つ何者かに話し掛けると、その何者かはゆっくりと姿を現した。
「あは! 今度の侵入者はちゃんと此処まで来れて偉いって思ってたんすけど……まさか先輩だとは思わなかったっすよ」
姿を現したのは人間の女だった。
黒髪でショートマッシュの髪型、健康的な小麦色の肌に鎧とは決して言えないビキニアーマーを身に纏い、そして手には神々しい真っ白な槍を持っている。
そして、何故か背中からは半透明な紐が背後の宝物庫まで伸びていた。
「あれぇ? どしたっすか、先輩。 まるで、幽霊でも見たかのような間抜けな顔をしてるっすよ?」
女はニヤニヤと笑いながらセムネイルへと歩み寄り、2匹の竜王も追従する。
「生きてる筈が無い。 お前は……人間だ。 気配と魔力を見る限り、神にもなって無い。 そもそも、何故お前がダンジョンボスになってんだよ……槍の英雄ケィティ」
セムネイルに名前を呼ばれたケィティは嬉しそうに微笑む。
「何だぁ、自分の名前ちゃんと覚えてくれてるんじゃないっすか。 いや~、神魔大戦で人類を集めて戦ってた自分を無理矢理攫って女にして1回抱いただけで放置した鬼畜糞野郎だから自分の事なんて記憶に残って無いと思ってたっすよ! せんぱぁぁぁぁぁい!!」
微笑んだ直後、ケィティは可愛らしい顔を歪め手に持つ槍の柄を地面へと打ち付けた。
「ケィティ……」
舞台にヒビが入り、背後で待機する2匹の竜王達も威嚇する。
「何で自分が生きてるか分からないっすよね? 教えてあげるっす! 自分と同じ様に糞みたいな扱いを受けていた先輩の女達と結託し裏切ったあの時! 先輩が封印されると、神や魔神達は自分達を殺戮し始めたっす。 自分は槍の扱いには自信があったっすから……最悪な事に生き残ったす」
ケィティの目から光が失われ、槍を持つ手に力が入る。
「その後、エオルニアに捕まったっす。 どれぐらいの生き地獄を味わったかはもう分からないっすけど、抱くのに飽きたと言われ亜人の女神を封印したダンジョンの番人として此処に縛られたんっす」
セムネイルはケィティの話を聞き、握った拳から血が滴る。
その怒りの矛先はエオルニアと、最低最悪だった過去の己に対してだ。
過去のセムネイルは気に入った女は手籠めにし、抱いて力を得たら次の女を欲した。 故に、グラが以前に言っていた様に数万人の女を囲っていたのだ。 そして、特に気に入られた女以外は一度しか抱かれずに4次元の王城で放置されていた。
当時のセムネイルには、女とは自身を強くする対象でしか無く妻という概念すら持っていなかったのだ。
長い封印の最中、様々な事を思い返しては後悔し懺悔しどうすべきだったかを考え抜いたセムネイルは変われた。
だが、それは当時のセムネイルから酷い仕打ちをされていたケィティや他の女達からすれば知った事ではないのだ。
「ほら、見えるっすか? この半透明の糸。 コレ……ダンジョンコアに繋がってるっす」
セムネイルは目を見開き、ケィティの背中にある半透明の糸を見た。
「……ダンジョンコアにだと?」
「あは! そうっすよ、先輩。 だから、自分はずっとずっと死ねなかったっす! 苦しくても、寂しくても、どんなに叫んでも自分の首を斬っても死ねなかったっす! 長い時間……自分の心の拠り所は、この2匹の竜王ちゃん達だけだったっす。 でも!! 先輩をこの手で殺せるなら、永遠に思えた地獄も天国っすよ!」
そして、話は終わりだとケィティは飛び上がり雷竜王の背中に乗った。
「ケィティ! 待ってくれ、俺は」
セムネイルはどんな理由にせよ、贖罪したかった今は亡き女達の一人であるケィティと戦いたくは無かった。
「何を言っても無駄っすよ先輩! 自分は裏切り者、先輩の敵っすよ! さぁ、エオルニアの糞女神に与えられた神槍グンニグル出番っすよ!」
雷竜王は空中に飛び上がり、水竜王は周囲を囲む水の中へと潜り込んだ。
直後、雷竜王の背中から槍の英雄ケィティが空中に放った神槍グンニグルがセムネイルを狙って追尾する様に飛来した。
「ちっ! 槍の神が使ってた神槍か! ぐ!!」
魔剣で辛うじて弾くも、凄まじい衝撃にセムネイルは顔を顰める。
「ガラガラガラガラァァァ!!」
弾いたグンニグルがケィティの手に自動的に戻っている間に、雷竜王が雷魔法を使用しセムネイルの頭上へと雷の雨が降り注いだ。
「うぉぉぉぉぉ! ケィティ! 頼む、話しを聞いてくれ! って、おいおいマジかよ!」
「シュルルルルルルー!!」
雷の雨を魔剣で捌いていると、横から水竜王が水魔法で波を起こしセムネイルを呑み込まんとする。
しかも、雷竜王の雷が水の中を走り帯電した波となった。
「上に飛ぶしかないか!」
間一髪の所でセムネイルは飛び上がり、帯電した波を逃れた。 だが、槍の英雄ケィティがそんな隙を逃す筈も無く雷竜王に乗ったケィティはグンニグルを構えたまま空中に飛び上がったセムネイルに向けて突進する。
「死ぬっすよ! 先輩!!」
「ガラガラガラ!」
「シュルルルル!」
凄まじい速度で迫るケィティ達に、セムネイルは仕方無く魔剣を構えた。
「くそ! やるしかないのか……? っん?! ケィティ危ない!!」
しかし、セムネイルに直撃する前にボスフロアの天井が崩落し雷竜王に直撃した。
「ガラガラァァァ?!」
「雷竜王ちゃん! きゃぁっ!」
「ケィティ!!」
巨体を誇る雷竜王は致命傷とはならなかった様だが、頭に瓦礫が当たったせいで体制を崩し背中のケィティが落ちた。
「シュルルルルル!」
下では不安げな水竜王がケィティを受け止めようとしているが、かなりの高さだ。 仮に、ダンジョンコアと繋がれているケィティが死ぬ事は無いとしてもセムネイルは動かずにはいられなかった。
空中を脚力で蹴り飛ばし、凄まじい速度でケィティを抱きしめそのまま宝物庫前の扉に激突する。
「ぐっ!!」
「せ、先輩!?」
ケィティを守る様にして激突したセムネイルは口から吐血し、地面へと落ちた。
「な、何で、自分は死ねないって言ったじゃないっすか。 それに、自分は敵っすよ? 先輩の女達を、大勢死なせた裏切り者なんっすよ?」
頭から血を流すセムネイルを見て、ケィティは酷く動揺する。 今なら確実にセムネイルを殺せるのだが、ケィティは何故か止めをさせない。 グンニグルを地面に置き、セムネイルの頭に出来た大きな傷口を手で必死に押さえる。
「それに、何でダンジョンの天井が……? あ、水竜王ちゃん! 雷竜王ちゃんを助けてあげて欲しいっす!」
どうしたら良いか戸惑っていた水竜王はケィティの言葉に急いで雷竜王を助けに向かう。
瓦礫に埋もれかけていた雷竜王は水竜王に引きずり出され、ケィティの方へと逃げてきた。
「がほっ! はは……あの2匹はケィティの大切な仲間なんだな」
「先輩! あ、当たり前っす。 ダンジョンボスにさせられた後から……ずっと一緒に居てくれた大切な仲間っす」
意識が朧気なセムネイルはケィティの頬を撫で、優しく微笑んだ。
「変わらないな……ケィティは。 出会った時もそうだった……よな」
ひび割れ始めた階段を上がりきった先で見えたのは巨大な鉄の扉だった。
つまり、此処が最後階層でありダンジョンボスが待っていると云うことだ。
「前は魔神、今度は何だ? さて、蛇が出るか鬼が出るか」
セムネイルは躊躇う事無く鉄の扉を開いた。
背後では階段が崩れ始めており、ダンジョン崩壊の波は直ぐそこ迄迫っている。
「……水竜王と雷竜王か? いや、奥に誰か居るな」
セムネイルはボスフロアに侵入した先に見えた円形状の舞台へと進み出た。
円形状の舞台は水で囲まれており、奥にある宝物庫の扉前に水竜王と雷竜王が座っているのを確認し魔剣を抜く。
「シュルルルル………」
「ガラガラガラ………」
既に侵入者であるセムネイルには気づいている筈だが、何故か2匹の竜王は襲い掛かって来ない。
「おい、まだ居るんだろ? 誰だ」
セムネイルが2匹の背後に立つ何者かに話し掛けると、その何者かはゆっくりと姿を現した。
「あは! 今度の侵入者はちゃんと此処まで来れて偉いって思ってたんすけど……まさか先輩だとは思わなかったっすよ」
姿を現したのは人間の女だった。
黒髪でショートマッシュの髪型、健康的な小麦色の肌に鎧とは決して言えないビキニアーマーを身に纏い、そして手には神々しい真っ白な槍を持っている。
そして、何故か背中からは半透明な紐が背後の宝物庫まで伸びていた。
「あれぇ? どしたっすか、先輩。 まるで、幽霊でも見たかのような間抜けな顔をしてるっすよ?」
女はニヤニヤと笑いながらセムネイルへと歩み寄り、2匹の竜王も追従する。
「生きてる筈が無い。 お前は……人間だ。 気配と魔力を見る限り、神にもなって無い。 そもそも、何故お前がダンジョンボスになってんだよ……槍の英雄ケィティ」
セムネイルに名前を呼ばれたケィティは嬉しそうに微笑む。
「何だぁ、自分の名前ちゃんと覚えてくれてるんじゃないっすか。 いや~、神魔大戦で人類を集めて戦ってた自分を無理矢理攫って女にして1回抱いただけで放置した鬼畜糞野郎だから自分の事なんて記憶に残って無いと思ってたっすよ! せんぱぁぁぁぁぁい!!」
微笑んだ直後、ケィティは可愛らしい顔を歪め手に持つ槍の柄を地面へと打ち付けた。
「ケィティ……」
舞台にヒビが入り、背後で待機する2匹の竜王達も威嚇する。
「何で自分が生きてるか分からないっすよね? 教えてあげるっす! 自分と同じ様に糞みたいな扱いを受けていた先輩の女達と結託し裏切ったあの時! 先輩が封印されると、神や魔神達は自分達を殺戮し始めたっす。 自分は槍の扱いには自信があったっすから……最悪な事に生き残ったす」
ケィティの目から光が失われ、槍を持つ手に力が入る。
「その後、エオルニアに捕まったっす。 どれぐらいの生き地獄を味わったかはもう分からないっすけど、抱くのに飽きたと言われ亜人の女神を封印したダンジョンの番人として此処に縛られたんっす」
セムネイルはケィティの話を聞き、握った拳から血が滴る。
その怒りの矛先はエオルニアと、最低最悪だった過去の己に対してだ。
過去のセムネイルは気に入った女は手籠めにし、抱いて力を得たら次の女を欲した。 故に、グラが以前に言っていた様に数万人の女を囲っていたのだ。 そして、特に気に入られた女以外は一度しか抱かれずに4次元の王城で放置されていた。
当時のセムネイルには、女とは自身を強くする対象でしか無く妻という概念すら持っていなかったのだ。
長い封印の最中、様々な事を思い返しては後悔し懺悔しどうすべきだったかを考え抜いたセムネイルは変われた。
だが、それは当時のセムネイルから酷い仕打ちをされていたケィティや他の女達からすれば知った事ではないのだ。
「ほら、見えるっすか? この半透明の糸。 コレ……ダンジョンコアに繋がってるっす」
セムネイルは目を見開き、ケィティの背中にある半透明の糸を見た。
「……ダンジョンコアにだと?」
「あは! そうっすよ、先輩。 だから、自分はずっとずっと死ねなかったっす! 苦しくても、寂しくても、どんなに叫んでも自分の首を斬っても死ねなかったっす! 長い時間……自分の心の拠り所は、この2匹の竜王ちゃん達だけだったっす。 でも!! 先輩をこの手で殺せるなら、永遠に思えた地獄も天国っすよ!」
そして、話は終わりだとケィティは飛び上がり雷竜王の背中に乗った。
「ケィティ! 待ってくれ、俺は」
セムネイルはどんな理由にせよ、贖罪したかった今は亡き女達の一人であるケィティと戦いたくは無かった。
「何を言っても無駄っすよ先輩! 自分は裏切り者、先輩の敵っすよ! さぁ、エオルニアの糞女神に与えられた神槍グンニグル出番っすよ!」
雷竜王は空中に飛び上がり、水竜王は周囲を囲む水の中へと潜り込んだ。
直後、雷竜王の背中から槍の英雄ケィティが空中に放った神槍グンニグルがセムネイルを狙って追尾する様に飛来した。
「ちっ! 槍の神が使ってた神槍か! ぐ!!」
魔剣で辛うじて弾くも、凄まじい衝撃にセムネイルは顔を顰める。
「ガラガラガラガラァァァ!!」
弾いたグンニグルがケィティの手に自動的に戻っている間に、雷竜王が雷魔法を使用しセムネイルの頭上へと雷の雨が降り注いだ。
「うぉぉぉぉぉ! ケィティ! 頼む、話しを聞いてくれ! って、おいおいマジかよ!」
「シュルルルルルルー!!」
雷の雨を魔剣で捌いていると、横から水竜王が水魔法で波を起こしセムネイルを呑み込まんとする。
しかも、雷竜王の雷が水の中を走り帯電した波となった。
「上に飛ぶしかないか!」
間一髪の所でセムネイルは飛び上がり、帯電した波を逃れた。 だが、槍の英雄ケィティがそんな隙を逃す筈も無く雷竜王に乗ったケィティはグンニグルを構えたまま空中に飛び上がったセムネイルに向けて突進する。
「死ぬっすよ! 先輩!!」
「ガラガラガラ!」
「シュルルルル!」
凄まじい速度で迫るケィティ達に、セムネイルは仕方無く魔剣を構えた。
「くそ! やるしかないのか……? っん?! ケィティ危ない!!」
しかし、セムネイルに直撃する前にボスフロアの天井が崩落し雷竜王に直撃した。
「ガラガラァァァ?!」
「雷竜王ちゃん! きゃぁっ!」
「ケィティ!!」
巨体を誇る雷竜王は致命傷とはならなかった様だが、頭に瓦礫が当たったせいで体制を崩し背中のケィティが落ちた。
「シュルルルルル!」
下では不安げな水竜王がケィティを受け止めようとしているが、かなりの高さだ。 仮に、ダンジョンコアと繋がれているケィティが死ぬ事は無いとしてもセムネイルは動かずにはいられなかった。
空中を脚力で蹴り飛ばし、凄まじい速度でケィティを抱きしめそのまま宝物庫前の扉に激突する。
「ぐっ!!」
「せ、先輩!?」
ケィティを守る様にして激突したセムネイルは口から吐血し、地面へと落ちた。
「な、何で、自分は死ねないって言ったじゃないっすか。 それに、自分は敵っすよ? 先輩の女達を、大勢死なせた裏切り者なんっすよ?」
頭から血を流すセムネイルを見て、ケィティは酷く動揺する。 今なら確実にセムネイルを殺せるのだが、ケィティは何故か止めをさせない。 グンニグルを地面に置き、セムネイルの頭に出来た大きな傷口を手で必死に押さえる。
「それに、何でダンジョンの天井が……? あ、水竜王ちゃん! 雷竜王ちゃんを助けてあげて欲しいっす!」
どうしたら良いか戸惑っていた水竜王はケィティの言葉に急いで雷竜王を助けに向かう。
瓦礫に埋もれかけていた雷竜王は水竜王に引きずり出され、ケィティの方へと逃げてきた。
「がほっ! はは……あの2匹はケィティの大切な仲間なんだな」
「先輩! あ、当たり前っす。 ダンジョンボスにさせられた後から……ずっと一緒に居てくれた大切な仲間っす」
意識が朧気なセムネイルはケィティの頬を撫で、優しく微笑んだ。
「変わらないな……ケィティは。 出会った時もそうだった……よな」
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