214 / 238
第208話 竜王との戦い
しおりを挟む
「ちっ……馬鹿共が、いったい何をしたら氷竜王があんな見た目になるんだよ」
セムネイルは先客である魔王達に悪態をつき、自身の上に乗っている瓦礫をどかした。
背後には三階層に続く階段があったが、今は瓦礫の山だ。
「「「「「「ガルゴルルル? ゴララ? ガロロ! ガフガフ!」」」」」」
そして、先程まであった雪原は綺麗に吹き飛び地獄絵図が広がっていた。 露わになった地面からは岩の刺や氷柱が針山のように突き出し、隆起した山からは溶岩が溢れ出した。
空からは弾丸の様な雨が落下し、落雷が絶え間なく地面へと降り注いでいる。 更に透明な真空の刃が鎌鼬の様に様々な場所を斬り裂いていた。
そんな天変地異の中を、平然と向かって来る魔物。
それは元々氷竜王と呼ばれる存在だった。 美しい氷を纏い細く長い身体を持つ氷竜だが、セムネイルに向かって来る氷竜王は異様な姿をしている。
元々の氷竜王の頭以外に、変形した火竜王、水竜王、翼竜王、雷竜王、地竜王の頭が生えており苦痛に歪んでいた。
水竜は裂けた口にびっしりと鋭い歯が並んでいる竜、雷竜は金色の鱗に2本の大きな角が生えた竜だ。
「おいおい……マジで何をしたんだ? 下手したら、其処らの神や魔神より強いぞ」
セムネイルは身体に付いた埃を払い、魔剣デザイアを構えた。
周囲を見渡すと、本来居た筈の氷竜らしき肉片が散乱しており見境なく攻撃をする存在だという事が分かる。
(状況から考えるに、俺達が四階層に入った瞬間に反応し襲って来たのか。 はぁ……フロアボスがエリアを移動して入り口まで来るとか意味わからんぞ)
明らかな敵意を持った竜王達の首はセムネイルが生きていることを確認したのか、再度複合魔法を発動し始める。
「「「「「「ゴガァァァァ!!」」」」」」
各竜王の口から各種の魔法が放たれ一箇所に集合し、破壊不可の階段すら瓦礫に変えた複合魔法が発射された。
「本気でやらないと、こりゃ殺られるな。 ふぅー……グラ、セリス達を頼んだぞ!」
頭から角を生やし、本気を出したセムネイルは魔剣デザイアを振るい複合魔法を迎え撃った。
◆◇◆
「きゃっ! グラさん……今の地響きは」
「多分、上でセムネイルが戦ってる。 ヤバいね……ダンジョンの階層は各次元が違うの。 だから、本来は階段を経由しないと干渉できないんだけど……」
三階層が突如として揺れ、黒岩の地面がひび割れ始めた。
「次元に干渉する程の戦いが起こってるって事ですよね」
「セリス、グラ! やばいぞ! 奥から火竜が集まって来たぞ!」
グラ達は階段の瓦礫をどかそうとしていたが、地響きに驚き火竜王が居た場所に避難している。
其処に、階段が吹き飛んだ音を聞いた火竜達が集まって来たのだ。
その間にも地響きは強くなり、天井からは黒岩の破片が落下し始めた。
「ちっ! セリスちゃん、リンちゃん、ノラちゃん、これからこのダンジョンを脱出するよ。 最悪、このダンジョンは崩壊するかもしれない」
「でもセムネイル様が!」
「そうだぞ! セムネイルを置いて出たら嫌だ!!」
グラの判断にリンとノラが抗議するが、今も火竜は迫り地響きも激しくなっている。 急がなければ危険なのは明白だ。
「リン、ノラ、落ち着きなさい! グラさん、私達には狭間の指輪が有りますよね? 一旦、扉を出して4次元に避難すべきでは?」
「ダメよ、セリスちゃん。 もし、ダンジョンが崩壊したら出したままの扉を介して4次元にどんな影響があるか分からない。 最悪、4次元諸共崩壊するかも」
「……分かりました」
瓦礫と化した階段の方を見て顔を歪めるセリスの頭をグラは優しく撫でる。
「大丈夫、セムネイルなら絶対に大丈夫。 神魔大戦の時に、神や魔神の軍勢を相手取り勝っていた所を見ていた私を信じて」
「……はい!!」
セリス達は火竜達を迎え撃ち、竜の洞窟からの脱出を開始した。
◆◇◆
「ってな具合で、グラなら脱出を選んでくれるだろうな。 おっと!」
四階層での戦闘は凄まじく、既にセムネイルがいる場所は生き物が生きていける環境では無くなっていた。
「「「「「「ゴルルァァァッ!」」」」」」
幾ら攻撃しても仕留めれない事に怒り狂う竜王達の首は、それぞれの得意とする攻撃魔法を乱射する。
セムネイルの足下から水球が現れ、覆うように雷が走った。 死角からは真空の刃が襲い来る。
「はぁぁぁぁぁ! 喰らえ魔剣デザイア!!」
魔剣で水球を斬り裂き、向かって来る雷と真空の刃を撃ち落とす。
それでも、直ぐ様足下から岩の刺と氷柱が襲い来た。 背後からは溶岩が噴出し、セムネイルの背中を襲う。
それらが直撃する前にセムネイルは飛び上がり、そのまま近くにあった地竜王の首を叩き斬る。
「ガギャァァァァァ!!」
「ちっ! やっぱり何度首を斬っても再生するのかよ!」
斬られた巨大な地竜王の首は灰となり、代わりに新しい地竜王の首が再生する。 既に何度も首は斬り落としているが、その度に再生され堂々巡りだ。
仕方無くセムネイルは襲い来る攻撃魔法をひたすら凌いでいた。
今、考え得る効果的な攻撃を行えばダンジョンは崩壊しグラ達の脱出が間に合わないからだ。
「ぐぁ!! 糞が……この気色悪いトカゲめ!」
着地した瞬間に弾丸の様な雨が一斉にセムネイルへと放たれ、殆ど撃ち落としたが数発の打ち洩らした弾丸がセムネイルの腹と足を貫いた。
直ぐ様回復魔法を発動し、セムネイルは竜王達から距離をとる。
こうして、グラ達が脱出できる時間を稼ぐまでの死の鬼ごっこが始まった。
セムネイルは先客である魔王達に悪態をつき、自身の上に乗っている瓦礫をどかした。
背後には三階層に続く階段があったが、今は瓦礫の山だ。
「「「「「「ガルゴルルル? ゴララ? ガロロ! ガフガフ!」」」」」」
そして、先程まであった雪原は綺麗に吹き飛び地獄絵図が広がっていた。 露わになった地面からは岩の刺や氷柱が針山のように突き出し、隆起した山からは溶岩が溢れ出した。
空からは弾丸の様な雨が落下し、落雷が絶え間なく地面へと降り注いでいる。 更に透明な真空の刃が鎌鼬の様に様々な場所を斬り裂いていた。
そんな天変地異の中を、平然と向かって来る魔物。
それは元々氷竜王と呼ばれる存在だった。 美しい氷を纏い細く長い身体を持つ氷竜だが、セムネイルに向かって来る氷竜王は異様な姿をしている。
元々の氷竜王の頭以外に、変形した火竜王、水竜王、翼竜王、雷竜王、地竜王の頭が生えており苦痛に歪んでいた。
水竜は裂けた口にびっしりと鋭い歯が並んでいる竜、雷竜は金色の鱗に2本の大きな角が生えた竜だ。
「おいおい……マジで何をしたんだ? 下手したら、其処らの神や魔神より強いぞ」
セムネイルは身体に付いた埃を払い、魔剣デザイアを構えた。
周囲を見渡すと、本来居た筈の氷竜らしき肉片が散乱しており見境なく攻撃をする存在だという事が分かる。
(状況から考えるに、俺達が四階層に入った瞬間に反応し襲って来たのか。 はぁ……フロアボスがエリアを移動して入り口まで来るとか意味わからんぞ)
明らかな敵意を持った竜王達の首はセムネイルが生きていることを確認したのか、再度複合魔法を発動し始める。
「「「「「「ゴガァァァァ!!」」」」」」
各竜王の口から各種の魔法が放たれ一箇所に集合し、破壊不可の階段すら瓦礫に変えた複合魔法が発射された。
「本気でやらないと、こりゃ殺られるな。 ふぅー……グラ、セリス達を頼んだぞ!」
頭から角を生やし、本気を出したセムネイルは魔剣デザイアを振るい複合魔法を迎え撃った。
◆◇◆
「きゃっ! グラさん……今の地響きは」
「多分、上でセムネイルが戦ってる。 ヤバいね……ダンジョンの階層は各次元が違うの。 だから、本来は階段を経由しないと干渉できないんだけど……」
三階層が突如として揺れ、黒岩の地面がひび割れ始めた。
「次元に干渉する程の戦いが起こってるって事ですよね」
「セリス、グラ! やばいぞ! 奥から火竜が集まって来たぞ!」
グラ達は階段の瓦礫をどかそうとしていたが、地響きに驚き火竜王が居た場所に避難している。
其処に、階段が吹き飛んだ音を聞いた火竜達が集まって来たのだ。
その間にも地響きは強くなり、天井からは黒岩の破片が落下し始めた。
「ちっ! セリスちゃん、リンちゃん、ノラちゃん、これからこのダンジョンを脱出するよ。 最悪、このダンジョンは崩壊するかもしれない」
「でもセムネイル様が!」
「そうだぞ! セムネイルを置いて出たら嫌だ!!」
グラの判断にリンとノラが抗議するが、今も火竜は迫り地響きも激しくなっている。 急がなければ危険なのは明白だ。
「リン、ノラ、落ち着きなさい! グラさん、私達には狭間の指輪が有りますよね? 一旦、扉を出して4次元に避難すべきでは?」
「ダメよ、セリスちゃん。 もし、ダンジョンが崩壊したら出したままの扉を介して4次元にどんな影響があるか分からない。 最悪、4次元諸共崩壊するかも」
「……分かりました」
瓦礫と化した階段の方を見て顔を歪めるセリスの頭をグラは優しく撫でる。
「大丈夫、セムネイルなら絶対に大丈夫。 神魔大戦の時に、神や魔神の軍勢を相手取り勝っていた所を見ていた私を信じて」
「……はい!!」
セリス達は火竜達を迎え撃ち、竜の洞窟からの脱出を開始した。
◆◇◆
「ってな具合で、グラなら脱出を選んでくれるだろうな。 おっと!」
四階層での戦闘は凄まじく、既にセムネイルがいる場所は生き物が生きていける環境では無くなっていた。
「「「「「「ゴルルァァァッ!」」」」」」
幾ら攻撃しても仕留めれない事に怒り狂う竜王達の首は、それぞれの得意とする攻撃魔法を乱射する。
セムネイルの足下から水球が現れ、覆うように雷が走った。 死角からは真空の刃が襲い来る。
「はぁぁぁぁぁ! 喰らえ魔剣デザイア!!」
魔剣で水球を斬り裂き、向かって来る雷と真空の刃を撃ち落とす。
それでも、直ぐ様足下から岩の刺と氷柱が襲い来た。 背後からは溶岩が噴出し、セムネイルの背中を襲う。
それらが直撃する前にセムネイルは飛び上がり、そのまま近くにあった地竜王の首を叩き斬る。
「ガギャァァァァァ!!」
「ちっ! やっぱり何度首を斬っても再生するのかよ!」
斬られた巨大な地竜王の首は灰となり、代わりに新しい地竜王の首が再生する。 既に何度も首は斬り落としているが、その度に再生され堂々巡りだ。
仕方無くセムネイルは襲い来る攻撃魔法をひたすら凌いでいた。
今、考え得る効果的な攻撃を行えばダンジョンは崩壊しグラ達の脱出が間に合わないからだ。
「ぐぁ!! 糞が……この気色悪いトカゲめ!」
着地した瞬間に弾丸の様な雨が一斉にセムネイルへと放たれ、殆ど撃ち落としたが数発の打ち洩らした弾丸がセムネイルの腹と足を貫いた。
直ぐ様回復魔法を発動し、セムネイルは竜王達から距離をとる。
こうして、グラ達が脱出できる時間を稼ぐまでの死の鬼ごっこが始まった。
12
お気に入りに追加
347
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
異世界エステ〜チートスキル『エステ』で美少女たちをマッサージしていたら、いつの間にか裏社会をも支配する異世界の帝王になっていた件〜
福寿草真@植物使いコミカライズ連載中!
ファンタジー
【Sランク冒険者を、お姫様を、オイルマッサージでトロトロにして成り上がり!?】
何の取り柄もないごく普通のアラサー、安間想介はある日唐突に異世界転移をしてしまう。
魔物や魔法が存在するありふれたファンタジー世界で想介が神様からもらったチートスキルは最強の戦闘系スキル……ではなく、『エステ』スキルという前代未聞の力で!?
これはごく普通の男がエステ店を開き、オイルマッサージで沢山の異世界女性をトロトロにしながら、瞬く間に成り上がっていく物語。
スキル『エステ』は成長すると、マッサージを行うだけで体力回復、病気の治療、バフが発生するなど様々な効果が出てくるチートスキルです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる