【R-18】自称極悪非道な魔王様による冒険物語 ~俺様は好きにヤるだけだ~

秋刀魚妹子

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第205話 4次元での大惨事

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 セムネイルがローズ達を風呂場で抱いている頃、キュイジーヌのレストランで食事を終えたプレーリー達は異常に気付いた。

 「……あら? 厨房でお手伝いしていたライさん達はどちらに? 先程まで居ましたわよね」

 席を立ち上がり、姿の見えなくなった肉食獣人のライ達をプレーリーは探す。

 「あぅぅぅぅんっ♡ あうっあうっあうっ♡」

 すると、奥の倉庫から艶めかしい声が聞こえた。

 「っ!? ……皆さんは農場エリアの家に帰っておいて下さい」

 他のエルフ達を帰らせ、恐る恐る奥の倉庫を開けた。

 「ダメダメっ♡ いくからぁっ♡ いっちゃうからっ♡」

 「「「「いくぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡♡」」」」

 倉庫の中ではライ達が下半身丸出しでドロドロになっている乙女の花を指で搔き回していた。

 目の焦点も合わず、明らかに異常な様子にプレーリーは意を決して倉庫へと乗り込む。

 「ライさん! 大丈夫ですの!?」
 
 「あぅっ♡ あっあっあっ♡ プレーリー、助けてっ♡ 奥が熱くて痒くてダメなんだっ♡ 何度イッも止まらなくて……あぐっ!?♡ あっ、ダメだ、またいぐっ♡♡♡」

 プレーリーと話している間も指を止めれないのか、グチュグチュと搔き回しながらライは背中を仰け反った。

 「なっ?! これは……いったいどうしたのですか。 もしや……」

 プレーリーはレストランでの様子を思い出し、エルフ以外の者達が食べた料理の所へと向かう。

 厨房には料理に使われた食材が並んでおり、プレーリーは急ぎレシピを確認する。

 「やっぱりですわ! 火鍋に入っているキノコの中に、オトコノキノコが混ざってます……でも、何故?」

 残ったキノコ類の匂いを嗅ぎ、密かに栽培しているオトコノキノコが混入している事を発見したプレーリーは目を見開いた。

 希少なオトコノキノコは、想像した男根の形になる以外に効能があった。 それは、食材として摂取すると効能が発揮する精力増強に感度3000倍と絶倫である。

 この効能は異性との性行為でしか収まらず、単独での自慰では永遠に効能は消えないのだ。

 故に危険として、過去には駆逐されかけたキノコなのだが先日セムネイルがミンガムの市場で買ったキノコ類の中にたまたま入っていたのをプレーリーが見つけセムネイルのオトコノキノコとして密かに栽培しているのだ。

 しかし、その行いのせいで火鍋を食べてしまった4次元の住民達はとんでもない事になってしまった。

 「あぁぁ……♡ プレーリーちゃん、今日も良い野菜やキノコありがとうね♡ 凄く美味しい料理出来て、私……幸せぇぇぇぇぇ♡」

 すると其処に目の焦点が合わないキュイジーヌがふらふらと現れた。

 「キュ、キュイジーヌさん!? 大丈夫ですの? 顔も身体も真っ赤ですわよ?!」

 「えへへ~♡ あ、そうだ~……聞かずにあの新しいキノコ勝手に使ったけどごめんね~♡ ほら、大きくて立派なキノコだったから~遂ね♡」

 プレーリーは顔を青ざめさせる。

 「まさか……火鍋のキノコにオトコノキノコを入れたのはキュイジーヌさんですの!?」

 「え~~? 分かんな~い♡ あぁぁ……何か凄くムラムラするぅぅ♡ ち◯ぽ、誰でも良いからち◯ぽが欲しいよぉぉ~……♡」

 とんでもない事を口走り始めたキュイジーヌを置いて、プレーリーは急いでレストランを飛び出した。

 直ぐに聴覚に優れたプレーリーの耳に、他のエリアで起きている事が届く。

 「あわわ……大変ですわ! 全てのエリアから喘ぎ声が聞こえます! 男は人間族エリアの既婚者か……セムネイル様のみ。 これは……最悪な事態ですわーーー!」

 プレーリーは慌てて農場エリアへと向かう。

 そして、エルフ達をかき集め急いで栽培していたオトコノキノコを採取して走り出した。

 異性との性行為以外で効能を消す為には、摂取したのと同じオトコノキノコで絶頂する以外に無いからだ。

 ◆◇◆

 「あっあっあっあっ……♡」

 既に意識が朦朧としながらも、自身の秘所を指で掻き回すのを止めれないオルガ達は止まらない欲情と快感に困惑していた。

 「コレっ何がおきっ♡ ひぐっ♡ ダメ、指が止まらなっ♡」

 このままでは気が狂うと自覚しながらも、オルガは絶頂するのを止められない。

 「はぁはぁはぁ♡ オルガお姉様……とても可愛らしいです♡ ひゃんっ♡ 私も、またいくっ♡♡」

 オルガの隣では同じ様に指で掻き回すミリムは潮を吹きながら痙攣している。

 「あひぁぁぁ♡ どうしよう……これ凄く気持ち良いねぇ~♡ あっあっあっ♡」

 女神モーンデすらオトコノキノコの効能に翻弄され、激しく指で掻き回していた。

 「失礼しますわ!!」

 其処にプレーリー達が現れ、セムネイルのモノを形どったオトコノキノコを問答無用で鬼人族の娘達に突き刺して回る。

 「プ、プレーリー!? 待って、ソレは……セムネイル様のお゙っ?!♡ ヤバっっ♡ あ゙っ♡ い゙ぐぅっ!♡」

 その一突きだけで、オルガは激しく痙攣し絶頂する。

 「ひゃぁぁぁんっ♡ コレ凄く大きっ♡ んぎぃっ♡ 奥が抉れっっ♡ いぎゅっっっっ?!♡♡♡」

 ミリムも下腹部が盛り上がる程の一突きに白目を剥いて絶頂した。

 「あ~~♡ そのキノコのせいかぁ~♡ 優しくお願いね……お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙っ?!♡ 何ごれ気持ち良すぎっっ♡♡ お゙ぐっ♡」

 女神モーンデすらセムネイルのモノを形どったオトコノキノコの一突きで絶頂し、気絶する。

 その後も、鬼人族の娘達全員にオトコノキノコを突き刺し。 念の為に突き刺したままプレーリー達は次のエリアへと向かった。

 ◆◇◆

 「キュイジーヌさん、失礼しますわ!!」

 最悪、廃人になる可能性すらある為にプレーリーは問答無用で荒療治をしていく。

 「あはぁ♡ そうそうそのキノコが……あぁぁぁんっ?!♡ そんな久し振りのおち◯ぽがキノコなん……てぇっっ♡ あぐ?!♡♡ 待っ♡ 激しっっ♡」

 プレーリーはキュイジーヌを激しく攻め立てる。

 既に絶頂を迎え、充分なのだがプレーリーはオトコノキノコの輸送を止めない。

 ジュポッ♡ ジュポッジュポッジュポッジュポッ♡

 「いぐっ♡ 待っ♡ イッてるからっ♡ ダメっ♡ いぐぅぅっ♡ ごめんなさいっ♡ キノコ勝手に使ってごめんなしゃっ♡ いっっっぐぅぅぅぅぅ?!♡♡♡♡♡」

 ガクガクガク♡ ビクンッ♡ プシャァァァッ♡

 キュイジーヌは全身を痙攣させ、そのまま大量の潮を吹き散らし気絶した。

 これで、一番摂取したキュイジーヌは助かっただろう。

 「ふぅ……流石に、こんな事でセムネイル様に抱かれるのは皆様嫌ですわよね」

 プレーリーは汗を拭き、次にライ達や他のエリアに救助に向かった。

 ◆◇◆

 こうしてプレーリー達により4次元の大惨事は解決したのだが、凄まじい程の痴態を晒し更に4次元の支配者であるセムネイルのモノを形どったオトコノキノコで絶頂したという事実が4次元に住む女達を悶々させる事になる。

 当然ながら、効能でおかしくなっている間の記憶は残っており、セムネイルのモノがどれ程に凶悪で凄まじい快感を与えるか知ってしまった面々は誰一人としてプレーリー達にオトコノキノコを返却する事は無かった。

 ほぼ徹夜したプレーリー達はようやく自分達の家に帰り、布団の中で悶える。

 「うぅぅ……皆さんにお配りしたせいで、私達の分が1本も残りませんでしたわ」

 次にオトコノキノコが生えるのが当分先になる事を知っているプレーリーは静かに涙を流すのであった。
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