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第176話 竜の狩り方
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「よし、此処だな。 だが……隠されてないぞ?」
セムネイル達はソルバに渡された地図を頼りに、目的地へと到着していた。
しかし、隠される事もなく目の前には巨大な遺跡の様なダンジョンが現れセムネイルは首を傾げる。
「んー? セムネイル、入口から微かに匂う」
グラがトテトテと入口に近付き、地面を触る。
「ハヤを攫った魔王達か?」
「そうかもね。 それに、同族の匂いは外に向かってるから中から出て来たみたい」
「ソルバは、他の冒険者達が入って死なないように隠してた筈だ。 不可解だが、行くしか無いな。 グラ、俺の隣に。 リンとセリスは俺の後ろだ。 ノラ、背後を頼む」
「了解よ」
「畏まりました、貴方様」
「はい! 頑張ります!」
「うおー! 狩りだー!」
妻達の返事を聞き、セムネイルは竜の洞窟へと入るのであった。
◆◇◆
暫く遺跡らしき洞窟を進むと、前方から強い光が見えてきた。
「よし、出るぞ。 ん……? 数は多いが、そんなに強い気配は無いな」
「そうね。 もしかしたら、先に入ってた魔王達が倒した後なのかも。 リスポーンした後なら、強い個体はいないんじゃない?」
「それもそうだな。 3人共、出たら竜の狩り方を教えてやる。 楽しみにしててくれ」
「ふふ、魔物の頂点とされる竜の狩り方を貴方様に教えていただけるなんて……楽しみです」
「そうですよね……魔物で一番強い種族ですもんね。 でも、セムネイル様や皆さんが一緒なら大丈夫です!」
「早く竜の肉食いたいぞセムネイル! 早く行こう!」
セムネイルは笑いながら妻達と光の先へと進んだ。
光の先は見渡す限りの平原であった。 竜の餌にとしてリスポーンするのか、草食動物らしき生き物や池の方には鳥の姿も見える。
「こういうタイプのダンジョンか。 俺とグラ、セリスが気配察知を使えるが万能では無い。 接近する物体に注意して進むぞ」
セムネイルは妻達を引き連れ、平原へと降り立った。
そして、その瞬間に気配が一斉に動く。
「セムネイル! 向こうの山から大量にデカいのが走ってきてるぞー! 数は80ぐらいだ!」
近くの木を登ったノラがセムネイルへと警告する。 直ぐにセムネイルの目にも見えた。
「おぉ、あの距離が見えるようになったのかノラ。 凄いぞ。 ソルバの地図によると……一階層目は地竜だ。 というか、一階層目しか探索出来なかったんだな。 地竜は見ての通り、群れで活動する竜だ。 背中側は石の様に硬くダメージを防ぐが、首の下や腹は柔らかいぞ。 土魔法を使うのも居る筈だ、注意してくれ」
セムネイルは腰の魔剣を構え、戦闘態勢に入る。
「竜狩りなんて何時ぶりかな~」
グラも手首のブレスレットを解除し、二本の魔剣を軽やかに取り出す。
「ふすー! セムネイルに褒められたぞリン! 良いだろ~!」
ノラは背丈以上の両手斧を軽々と持ち上げながらリンに自慢していた。
「むー……私もセムネイル様に褒められるように頑張ります!」
リンは弓を構えてやる気に満ち溢れている。 ノラに自慢されたのが悔しいのだ。
「ふふ、リンあまり張り切って怪我しないようにね? 貴方様、私の魔法で迎撃しますか?」
そんな可愛い妹達の頭を撫でながらセリスはセムネイルに問う。
「いや、まずは俺が手本を見せるから各々のやり方で狩ってみてくれ。 セリスの魔法なら瞬殺だろうが、それだと肉が採れないからな」
セムネイルは接近する地竜の群れの前に進み出る。
接近する地竜の見た目は茶色いゴツゴツした岩の様な肌に、3メートルは超える巨体だ。 更に、大きく開けた口にはずらりと鋭利な歯が並んでいる。
そして、長い手足の先にある鋭い爪が平原を抉り石を砕き木々をへし折っていた。 長い尻尾も鞭のようにしなり、獲物を奪い合う様に他の地竜の顔を叩き牽制している。
地獄の様な光景だが、セムネイル達は全く怯まない。
むしろ、不安がっていたリンですら実際に地竜を見た後には、群れに向かって早く矢を射りたいとそわそわしている。
既に、それ程までにセリス達はセムネイルに抱かれた事で強化されているのだ。
大昔に、このダンジョンに足を踏み入れたソルバ達はこの地竜の群れの洗礼を浴びたのだろう。
むしろ、人間の身で80体もの地竜に襲われ生還できたソルバを称えるべきである。
「ガァァァァァァァァッ!」
知性の欠片も感じない、ヨダレを垂らしまくった地竜の1体がセムネイルへと飛び掛かった。
だが、その大口が獲物を捕らえる事は無く。 寧ろ、地竜は自身の首が掴まれ動けない事に驚愕した。
「ガァァァ?! ガギャァァァァ!」
地竜は逃れようと全力で暴れるが、セムネイルの腕はびくともしない。
「よっと、こうやってだな。 ほら、この辺は柔らかいだろ? 此処なら、ノラの斧もリンの矢も簡単に通るからな」
セムネイルがノラとリンに竜の狩り方を説明している間、他の地竜達は仁王立ちしたグラに阻まれていた。
「動くと……殺すからね」
魔剣の魔王グラが放つ本気の殺気で動けなくなった知性無き地竜達は、何故自分達が動けないのかも理解出来ていなかった。
「他の所を攻撃しても倒せるだろうが。 目的は肉の確保だ。 だから、なるべく肉に傷を付けないようにこうして……よっと!」
セムネイルは掴まえていた地竜の弱点を魔剣で貫く。 これで、ほぼ無傷の肉を確保することが出来るだろう。
セムネイル達の実力であれば、瞬時に皆殺しに出来るがそれではキュイジーヌが怒る事は想像に難くない。
キュイジーヌが欲しいのは肉の塊であって、ミンチ肉では無いのだから。
「ガギャッ……」
「よし、これで分かったな? じゃあ、グラと一緒に楽しんできてくれ」
「はい! 沢山倒しますね!」
「うおー! 肉だー!」
一瞬で絶命した地竜を4次元に仕舞い、セムネイルはノラとリンにGOサインを出した。
合流したグラとノラは大喜びで地竜の群れへと突っ込む。 リンも少し離れた位置で、正確無比な魔力矢を地竜の喉元に放っている。
「じゃあ、次はセリスだな。 地竜の背中側はダメージを防ぐと伝えたと思うが、実はとある魔法が弱点になっている。 何だと思う?」
生徒を教える教師の様に、セムネイルは優しくセリスを導く。
「あの見た目、地竜……分かりましたわ。 弱点は氷魔法です」
セリスが自信ありげに答えると、セムネイルは笑顔で頷いた。
「正解だ。 特に、空中に生み出し落下させる中級魔法の氷槍がオススメだ。 氷槍は使えるか?」
「申し訳ありません、まだ使えません。 ですが、一度見たら使えます!」
「ふっ、ならばしっかり見るんだぞ。 氷の女王、冬の王よ、凍てつく寒さを好みし者が願う。 此処に敵を貫く槍を降らせん! 氷槍!」
セムネイルの詠唱が終わると、後方に居た地竜の頭を氷の槍が貫いた。
「流石でございます貴方様。 ふふ、じゃあ私も竜狩りといきますね」
「おう。 セリスの後ろは俺が守ってやるから安心してくれ」
妻達に竜狩りを教えたセムネイルは、満足そうに妻達が地竜を蹂躙する様を見物するのであった。
セムネイル達はソルバに渡された地図を頼りに、目的地へと到着していた。
しかし、隠される事もなく目の前には巨大な遺跡の様なダンジョンが現れセムネイルは首を傾げる。
「んー? セムネイル、入口から微かに匂う」
グラがトテトテと入口に近付き、地面を触る。
「ハヤを攫った魔王達か?」
「そうかもね。 それに、同族の匂いは外に向かってるから中から出て来たみたい」
「ソルバは、他の冒険者達が入って死なないように隠してた筈だ。 不可解だが、行くしか無いな。 グラ、俺の隣に。 リンとセリスは俺の後ろだ。 ノラ、背後を頼む」
「了解よ」
「畏まりました、貴方様」
「はい! 頑張ります!」
「うおー! 狩りだー!」
妻達の返事を聞き、セムネイルは竜の洞窟へと入るのであった。
◆◇◆
暫く遺跡らしき洞窟を進むと、前方から強い光が見えてきた。
「よし、出るぞ。 ん……? 数は多いが、そんなに強い気配は無いな」
「そうね。 もしかしたら、先に入ってた魔王達が倒した後なのかも。 リスポーンした後なら、強い個体はいないんじゃない?」
「それもそうだな。 3人共、出たら竜の狩り方を教えてやる。 楽しみにしててくれ」
「ふふ、魔物の頂点とされる竜の狩り方を貴方様に教えていただけるなんて……楽しみです」
「そうですよね……魔物で一番強い種族ですもんね。 でも、セムネイル様や皆さんが一緒なら大丈夫です!」
「早く竜の肉食いたいぞセムネイル! 早く行こう!」
セムネイルは笑いながら妻達と光の先へと進んだ。
光の先は見渡す限りの平原であった。 竜の餌にとしてリスポーンするのか、草食動物らしき生き物や池の方には鳥の姿も見える。
「こういうタイプのダンジョンか。 俺とグラ、セリスが気配察知を使えるが万能では無い。 接近する物体に注意して進むぞ」
セムネイルは妻達を引き連れ、平原へと降り立った。
そして、その瞬間に気配が一斉に動く。
「セムネイル! 向こうの山から大量にデカいのが走ってきてるぞー! 数は80ぐらいだ!」
近くの木を登ったノラがセムネイルへと警告する。 直ぐにセムネイルの目にも見えた。
「おぉ、あの距離が見えるようになったのかノラ。 凄いぞ。 ソルバの地図によると……一階層目は地竜だ。 というか、一階層目しか探索出来なかったんだな。 地竜は見ての通り、群れで活動する竜だ。 背中側は石の様に硬くダメージを防ぐが、首の下や腹は柔らかいぞ。 土魔法を使うのも居る筈だ、注意してくれ」
セムネイルは腰の魔剣を構え、戦闘態勢に入る。
「竜狩りなんて何時ぶりかな~」
グラも手首のブレスレットを解除し、二本の魔剣を軽やかに取り出す。
「ふすー! セムネイルに褒められたぞリン! 良いだろ~!」
ノラは背丈以上の両手斧を軽々と持ち上げながらリンに自慢していた。
「むー……私もセムネイル様に褒められるように頑張ります!」
リンは弓を構えてやる気に満ち溢れている。 ノラに自慢されたのが悔しいのだ。
「ふふ、リンあまり張り切って怪我しないようにね? 貴方様、私の魔法で迎撃しますか?」
そんな可愛い妹達の頭を撫でながらセリスはセムネイルに問う。
「いや、まずは俺が手本を見せるから各々のやり方で狩ってみてくれ。 セリスの魔法なら瞬殺だろうが、それだと肉が採れないからな」
セムネイルは接近する地竜の群れの前に進み出る。
接近する地竜の見た目は茶色いゴツゴツした岩の様な肌に、3メートルは超える巨体だ。 更に、大きく開けた口にはずらりと鋭利な歯が並んでいる。
そして、長い手足の先にある鋭い爪が平原を抉り石を砕き木々をへし折っていた。 長い尻尾も鞭のようにしなり、獲物を奪い合う様に他の地竜の顔を叩き牽制している。
地獄の様な光景だが、セムネイル達は全く怯まない。
むしろ、不安がっていたリンですら実際に地竜を見た後には、群れに向かって早く矢を射りたいとそわそわしている。
既に、それ程までにセリス達はセムネイルに抱かれた事で強化されているのだ。
大昔に、このダンジョンに足を踏み入れたソルバ達はこの地竜の群れの洗礼を浴びたのだろう。
むしろ、人間の身で80体もの地竜に襲われ生還できたソルバを称えるべきである。
「ガァァァァァァァァッ!」
知性の欠片も感じない、ヨダレを垂らしまくった地竜の1体がセムネイルへと飛び掛かった。
だが、その大口が獲物を捕らえる事は無く。 寧ろ、地竜は自身の首が掴まれ動けない事に驚愕した。
「ガァァァ?! ガギャァァァァ!」
地竜は逃れようと全力で暴れるが、セムネイルの腕はびくともしない。
「よっと、こうやってだな。 ほら、この辺は柔らかいだろ? 此処なら、ノラの斧もリンの矢も簡単に通るからな」
セムネイルがノラとリンに竜の狩り方を説明している間、他の地竜達は仁王立ちしたグラに阻まれていた。
「動くと……殺すからね」
魔剣の魔王グラが放つ本気の殺気で動けなくなった知性無き地竜達は、何故自分達が動けないのかも理解出来ていなかった。
「他の所を攻撃しても倒せるだろうが。 目的は肉の確保だ。 だから、なるべく肉に傷を付けないようにこうして……よっと!」
セムネイルは掴まえていた地竜の弱点を魔剣で貫く。 これで、ほぼ無傷の肉を確保することが出来るだろう。
セムネイル達の実力であれば、瞬時に皆殺しに出来るがそれではキュイジーヌが怒る事は想像に難くない。
キュイジーヌが欲しいのは肉の塊であって、ミンチ肉では無いのだから。
「ガギャッ……」
「よし、これで分かったな? じゃあ、グラと一緒に楽しんできてくれ」
「はい! 沢山倒しますね!」
「うおー! 肉だー!」
一瞬で絶命した地竜を4次元に仕舞い、セムネイルはノラとリンにGOサインを出した。
合流したグラとノラは大喜びで地竜の群れへと突っ込む。 リンも少し離れた位置で、正確無比な魔力矢を地竜の喉元に放っている。
「じゃあ、次はセリスだな。 地竜の背中側はダメージを防ぐと伝えたと思うが、実はとある魔法が弱点になっている。 何だと思う?」
生徒を教える教師の様に、セムネイルは優しくセリスを導く。
「あの見た目、地竜……分かりましたわ。 弱点は氷魔法です」
セリスが自信ありげに答えると、セムネイルは笑顔で頷いた。
「正解だ。 特に、空中に生み出し落下させる中級魔法の氷槍がオススメだ。 氷槍は使えるか?」
「申し訳ありません、まだ使えません。 ですが、一度見たら使えます!」
「ふっ、ならばしっかり見るんだぞ。 氷の女王、冬の王よ、凍てつく寒さを好みし者が願う。 此処に敵を貫く槍を降らせん! 氷槍!」
セムネイルの詠唱が終わると、後方に居た地竜の頭を氷の槍が貫いた。
「流石でございます貴方様。 ふふ、じゃあ私も竜狩りといきますね」
「おう。 セリスの後ろは俺が守ってやるから安心してくれ」
妻達に竜狩りを教えたセムネイルは、満足そうに妻達が地竜を蹂躙する様を見物するのであった。
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