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第170話 ハヤの決心と暗躍
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「……知らない天井です」
目覚めたハヤは見知らぬ天井を見て呟いた。
「此処は……? あれ? 確か私……」
何があったか記憶を辿り、朧気に思い出そうとハヤはベッドから身体を起こしそのまま座った。
「そうだ……私、攫われて」
途切れ途切れになった記憶を掘り起こし、ハヤは青ざめる。
貴族に金貨の入った袋を渡して帰る途中、突然街中で襲われ連れ去られたのだ。
その後に味わった恐怖を思い出し、自身を抱きしめる。
「でも、確か……助けてもらったんだ。 お兄ちゃ……兄上とセムネイル様に」
気が狂いそうな程の快感が全身を襲い、訳も分からなくなった時に優しく抱かれた記憶も思い出されハヤの顔は耳まで真っ赤に染まった。
「うわー……恥ずかしい。 夢じゃ……無いよね?」
ハヤは何も身に纏っていない自身の下腹部に手を置き、注がれた熱い精を感じた。
「うー……やばい、どうしよう。 初めてだったのに……。 でも、セムネイル様……怖い人だと思ってたけど助けてくれたし」
行為の最中に口走った事、問われた事も全て思い出したハヤは恥ずかしさと嬉しさで身悶えし始めた。
「ふふ、おはようハヤさん。 身体は大丈夫?」
「ふぇ?! あ、す、すみません!」
すると扉が開かれ、セリスが入って来た。 手には飲み物と食べ物が乗ったトレーを持っている。
「あら、何故謝るの? 貴方様に抱かれた事? なら気にしなくていいですよ。 私達は貴方様が好きなように生きる事を望んでますし、正直貴女の様な可愛らしい妻姉妹が増えると嬉しいですから」
セリスは優しくハヤに語りかけ、飲み物を手渡す。 ハヤはシーツに包まりながら飲み物を受け取った。
「あ、ありがとうございます……。 でも、その……私は」
ハヤは狼狽える。
先程までの感情は、卑劣なボルルト男爵の行為による物が大きい。 正直、ハヤはセムネイルが嫌いでは無い。
冷静になった後も、セムネイルに優しく愛情を持って抱かれた事も後悔は微塵もしていない。
ただ、4次元に立ち入り禁止を言い渡される程の事をした自分がその主人であるセムネイルの妻に迎えられて良いのかと不安なのだ。
「前にハヤさんがした事を気にしてるの?」
「う……は、はい。 セムネイル様は……その、凄く優しくて凄く素敵な方です。 でも、私何かが……その、妻になる資格があるのでしょうか」
セリスはハヤの隣に座り、優しく抱きしめた。
「大丈夫よ、ハヤさん。 貴方様はその様な些事は気にしません。 私達もそうです。 それに……お伝えするのは忍びないのですが、貴方様以外の方と致しても満足出来ないですよ?」
「ふぇ?! え、そ、そんなに……何ですか?」
「はい♡ 私は元奴隷です。 最悪な経験を多くして来ました。 なので断言できます。 貴方様の様に素晴らしい物を持っていて更に優しく愛してくれる男等……この世界には居ません」
断言するなどセリスの言葉に、ハヤは身体に刻まれた快楽を思い出し決心した。
(あ、あんなに気持ち良くて幸せな思いが出来ないなんて……絶対に耐えられない……)
「わ、分かりました。 私、セムネイル様の奥さんになりたいです!」
ハヤが思いを口にしたと同時に、セリスは満面の笑みで抱きついた。
「良かった~♡ なら、今日から私達は妻姉妹ね。 あ、そうだ……改めまして私はセリスよ。 よろしくね♡ 後で、他の姉妹をちゃんと紹介するから安心してね」
そして、何故かセリスは服を脱ぎ始める。
「よ、よろしくお願いしま……す? セリスさん? 何故……脱ぐのですか?」
「え? 勿論、妻姉妹として親交を深めるのよ♡ はぁはぁはぁ………ひと目見たときから可愛いなぁって思ってたんですのよ……♡ ハヤさん……♡」
全裸になったセリスに迫られハヤは苦笑いで後ろへと下がる。
「え、あの、その、セリス……さん? きゃぁぁぁぁ!」
そしてセリスがハヤに飛び掛かろうとしたその時、グラが音も無く現れセリスの頭にチョップをした。
「いただきま~~~にゅっ?! グラさん! 痛いです!」
「はぁ……セリスちゃん? 何をやっているのかな? ごめんね、ハヤちゃん。 改めて、私は魔剣の魔王グラだよ。 セムネイルはもうちょっとしてから戻って来るからね。 ほら、セリスちゃんはこっちだよ~。 あ、其処に置いた服着てね」
グラは倒れるセリスに服を着せ、そのまま担いで小屋を後にした。
「あ、あはは……私、上手くやっていけるかな」
ハヤは前途多難な予感に苦笑いしながら、グラが置いていった服を着るのであった。
◆◇◆
そして暫くし、小屋の扉が叩かれた。
「ひゃ、は、はい! どうぞ~……」
ハヤが恐る恐る返事をすると、扉がゆっくりと開かれた。
「すまん、待たせたなハヤ」
帰って来たセムネイルは優しく微笑み、ハヤの頭を撫でる。
「どうだ? 身体は大丈夫か? 一応、セリスには頼んでおいたんだが……何故かグラに自室へ謹慎処分されていた」
「あ……えっと、その……ふふ、はい。 大丈夫です、セムネイル様」
初対面の時は、これ程に怖い人が居るのかと恐怖したが今は本心からハヤを心配しているのが分かる。
(あ~……ダメだなぁ。 色々考えてたけど、こんな……心配そうな顔で大切にされたら好きにならない訳無いですよ……)
過酷な冒険者の世界で生きてきたハヤにとって、恋愛事は縁が無いと思っていた。
どこかで依頼の最中に死ぬのが落ちだろうとも覚悟していた。
だが、兄妹以外に一人の女として愛されるという甘い蜜を知ってしまったハヤはそのまま蜜の底へと沈む事を選んだ。
ハヤはセムネイルの頬を手を添え、口づけをする。
「……ハヤ?」
「ん……セムネイル様。 ハヤをお嫁さんにしてくれますか?」
ハヤの言葉にセムネイルは口づけを返し抱きしめる。
「勿論だ。 必ず守り幸せにすると誓う」
「はい♡ えへへ……凄く恥ずかしくて、凄く嬉しいです」
2人はそのまま口づけを交わしながらベッドへと消えていった。
◆◇◆
そんな小屋の様子を窺っている影があった。
「ぐむむ……そんな、セムネイル様。 何故、何故あの娘をお選びに!?」
「ちょっと落ち着いて下さい。 声が大きいですよ」
2人の人影は小屋に耳をすませ、中の様子を聞いていた。
「確かに彼女と私達には確執があると言えます。 ですが……それは逆にチャンスでは?」
一人の娘が笑うと、もう一人の娘も笑う。
「ふふふ、流石ですわね。 なら、借りを返すという名目で例のアレに協力して頂きましょうよ」
「その通りです。 どのみち、彼女がセムネイル様の奥様になるなら確執が残るのは非常に不味いですからね」
2人は不敵に笑いながら小屋を離れるのであった。
当然、2人の娘達が小屋を盗み聞きしている事はセムネイルにも気付かれているし家に居るグラとセリスにも気配察知でバレているのだがそんな事に2人が気付く筈も無かった。
目覚めたハヤは見知らぬ天井を見て呟いた。
「此処は……? あれ? 確か私……」
何があったか記憶を辿り、朧気に思い出そうとハヤはベッドから身体を起こしそのまま座った。
「そうだ……私、攫われて」
途切れ途切れになった記憶を掘り起こし、ハヤは青ざめる。
貴族に金貨の入った袋を渡して帰る途中、突然街中で襲われ連れ去られたのだ。
その後に味わった恐怖を思い出し、自身を抱きしめる。
「でも、確か……助けてもらったんだ。 お兄ちゃ……兄上とセムネイル様に」
気が狂いそうな程の快感が全身を襲い、訳も分からなくなった時に優しく抱かれた記憶も思い出されハヤの顔は耳まで真っ赤に染まった。
「うわー……恥ずかしい。 夢じゃ……無いよね?」
ハヤは何も身に纏っていない自身の下腹部に手を置き、注がれた熱い精を感じた。
「うー……やばい、どうしよう。 初めてだったのに……。 でも、セムネイル様……怖い人だと思ってたけど助けてくれたし」
行為の最中に口走った事、問われた事も全て思い出したハヤは恥ずかしさと嬉しさで身悶えし始めた。
「ふふ、おはようハヤさん。 身体は大丈夫?」
「ふぇ?! あ、す、すみません!」
すると扉が開かれ、セリスが入って来た。 手には飲み物と食べ物が乗ったトレーを持っている。
「あら、何故謝るの? 貴方様に抱かれた事? なら気にしなくていいですよ。 私達は貴方様が好きなように生きる事を望んでますし、正直貴女の様な可愛らしい妻姉妹が増えると嬉しいですから」
セリスは優しくハヤに語りかけ、飲み物を手渡す。 ハヤはシーツに包まりながら飲み物を受け取った。
「あ、ありがとうございます……。 でも、その……私は」
ハヤは狼狽える。
先程までの感情は、卑劣なボルルト男爵の行為による物が大きい。 正直、ハヤはセムネイルが嫌いでは無い。
冷静になった後も、セムネイルに優しく愛情を持って抱かれた事も後悔は微塵もしていない。
ただ、4次元に立ち入り禁止を言い渡される程の事をした自分がその主人であるセムネイルの妻に迎えられて良いのかと不安なのだ。
「前にハヤさんがした事を気にしてるの?」
「う……は、はい。 セムネイル様は……その、凄く優しくて凄く素敵な方です。 でも、私何かが……その、妻になる資格があるのでしょうか」
セリスはハヤの隣に座り、優しく抱きしめた。
「大丈夫よ、ハヤさん。 貴方様はその様な些事は気にしません。 私達もそうです。 それに……お伝えするのは忍びないのですが、貴方様以外の方と致しても満足出来ないですよ?」
「ふぇ?! え、そ、そんなに……何ですか?」
「はい♡ 私は元奴隷です。 最悪な経験を多くして来ました。 なので断言できます。 貴方様の様に素晴らしい物を持っていて更に優しく愛してくれる男等……この世界には居ません」
断言するなどセリスの言葉に、ハヤは身体に刻まれた快楽を思い出し決心した。
(あ、あんなに気持ち良くて幸せな思いが出来ないなんて……絶対に耐えられない……)
「わ、分かりました。 私、セムネイル様の奥さんになりたいです!」
ハヤが思いを口にしたと同時に、セリスは満面の笑みで抱きついた。
「良かった~♡ なら、今日から私達は妻姉妹ね。 あ、そうだ……改めまして私はセリスよ。 よろしくね♡ 後で、他の姉妹をちゃんと紹介するから安心してね」
そして、何故かセリスは服を脱ぎ始める。
「よ、よろしくお願いしま……す? セリスさん? 何故……脱ぐのですか?」
「え? 勿論、妻姉妹として親交を深めるのよ♡ はぁはぁはぁ………ひと目見たときから可愛いなぁって思ってたんですのよ……♡ ハヤさん……♡」
全裸になったセリスに迫られハヤは苦笑いで後ろへと下がる。
「え、あの、その、セリス……さん? きゃぁぁぁぁ!」
そしてセリスがハヤに飛び掛かろうとしたその時、グラが音も無く現れセリスの頭にチョップをした。
「いただきま~~~にゅっ?! グラさん! 痛いです!」
「はぁ……セリスちゃん? 何をやっているのかな? ごめんね、ハヤちゃん。 改めて、私は魔剣の魔王グラだよ。 セムネイルはもうちょっとしてから戻って来るからね。 ほら、セリスちゃんはこっちだよ~。 あ、其処に置いた服着てね」
グラは倒れるセリスに服を着せ、そのまま担いで小屋を後にした。
「あ、あはは……私、上手くやっていけるかな」
ハヤは前途多難な予感に苦笑いしながら、グラが置いていった服を着るのであった。
◆◇◆
そして暫くし、小屋の扉が叩かれた。
「ひゃ、は、はい! どうぞ~……」
ハヤが恐る恐る返事をすると、扉がゆっくりと開かれた。
「すまん、待たせたなハヤ」
帰って来たセムネイルは優しく微笑み、ハヤの頭を撫でる。
「どうだ? 身体は大丈夫か? 一応、セリスには頼んでおいたんだが……何故かグラに自室へ謹慎処分されていた」
「あ……えっと、その……ふふ、はい。 大丈夫です、セムネイル様」
初対面の時は、これ程に怖い人が居るのかと恐怖したが今は本心からハヤを心配しているのが分かる。
(あ~……ダメだなぁ。 色々考えてたけど、こんな……心配そうな顔で大切にされたら好きにならない訳無いですよ……)
過酷な冒険者の世界で生きてきたハヤにとって、恋愛事は縁が無いと思っていた。
どこかで依頼の最中に死ぬのが落ちだろうとも覚悟していた。
だが、兄妹以外に一人の女として愛されるという甘い蜜を知ってしまったハヤはそのまま蜜の底へと沈む事を選んだ。
ハヤはセムネイルの頬を手を添え、口づけをする。
「……ハヤ?」
「ん……セムネイル様。 ハヤをお嫁さんにしてくれますか?」
ハヤの言葉にセムネイルは口づけを返し抱きしめる。
「勿論だ。 必ず守り幸せにすると誓う」
「はい♡ えへへ……凄く恥ずかしくて、凄く嬉しいです」
2人はそのまま口づけを交わしながらベッドへと消えていった。
◆◇◆
そんな小屋の様子を窺っている影があった。
「ぐむむ……そんな、セムネイル様。 何故、何故あの娘をお選びに!?」
「ちょっと落ち着いて下さい。 声が大きいですよ」
2人の人影は小屋に耳をすませ、中の様子を聞いていた。
「確かに彼女と私達には確執があると言えます。 ですが……それは逆にチャンスでは?」
一人の娘が笑うと、もう一人の娘も笑う。
「ふふふ、流石ですわね。 なら、借りを返すという名目で例のアレに協力して頂きましょうよ」
「その通りです。 どのみち、彼女がセムネイル様の奥様になるなら確執が残るのは非常に不味いですからね」
2人は不敵に笑いながら小屋を離れるのであった。
当然、2人の娘達が小屋を盗み聞きしている事はセムネイルにも気付かれているし家に居るグラとセリスにも気配察知でバレているのだがそんな事に2人が気付く筈も無かった。
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