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第27話 天敵は良い奴と休息へ
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「勇者だと……? ほぉ……勇者にしては柔軟な発想ができる様だな。 よし、タリアお前に免じて助けてやろう。 下がっていろ!!」
「かたじけない! お願いします! ほら、アヤメさっさと下がるよ! コリンとカリンも下がって! 」
「な!? タリア、何を考えてるの!?」 「「そうよ! 私達がこんな2階層のボスに負ける筈無いじゃない!」」
タリアの仲間は残念な頭だが実力は確かに本物だ。 並外れた力が無いとSランクにはなれないのだが、そもそもの基準が低いのだろう。
この程度の魔物であれば、封印される前の世界ならゴブリンと同じ雑魚の筈なのだ。
「しつこい! 斬っても効いてないってずっと言ってるでしょ! さっさと動きなさい!!」
背中に大剣をしまったタリアが重騎士とシスター2人を軽々と持ち上げて、沼地を疾走していく。
「くっくっくっ、現代の勇者も面白い奴だな。 リン、ノラ、セリス、此処で待っていろ。 見せてやる、俺様の強さを」
「はい!」 「やってやれセムネイル!」 「拝見致します、貴方様♡」
笑いながら降り立ったセムネイルは、身体中から魔力を溢れさせ詠唱を始めた。
「太古の雷神よ、お前の怒りを見せてくれ、侵された悲しみを見せてくれ、ここに現せ全てを滅ぼす雷を! 雷神の雨!!」
沼地の空に、突如雷雲が現れ辺りを暗く染める。
そして、雷神の怒りと悲しみを表すように凄まじい数の雷が大沼蛇を襲う。
ゴロゴロ……ガガガガガガシャァァァンッ!!
「シャ!? ギシャァァァァ!?」
大沼蛇は雷に打たれ、炭になった肉体がサラサラと散っていった。
後に残されたのは出現した宝箱のみだ。
「やれやれ、たかが上級魔法で即死とは。 魔物まで平和ボケか?」
奥には、階段が現れ3階層へと誘っている。
「おー! セムネイルさっきの凄いな! バリバリってなったぞ!」
髪の毛と尻尾が静電気で逆立ったノラが、大興奮で風の見えない小舟から降りてきた。
「おーおー、髪の毛がパリパリだな。 リンとセリスも降りてこい。 ボスエリアの地面は沼地じゃないぞ」
「はい! 行きます!」
「ふふ♪ 流石でございました、貴方様♡」
「よっと、そうであろう? セリス、先程の魔法を復習し物にしてみせろ」
リンとセリスを受け止め、セリスを激励する。 お前なら、この程度の魔法は使えるだろうと。
「はい、精進致します」
「よし、宝箱を開けてさっさと3階層に行くか。 3階層に入ったら4次元で昼飯にしよう」
「飯か!? やた! 俺、肉が良い!」
「くっくっくっ、分かった分かった」
セムネイルが妻達と会話をしながら、宝箱を開けていると先程の冒険者達が戻ってきた。
「おい貴様! それは我等の物だ!! 触れるんじゃない!」
「……はぁ?」
突然戻ってきて寝言をほざく女重騎士を、セムネイル達は呆れた顔で見る。
「我等が弱らしていたお陰で、貴様の様な忌み子の脆弱な魔法で倒せたんだ! 分かったらさっさと、其処を退けろ!」
「セムネイル様……あのお方は馬鹿なのでしょうか……?」
リンの的確な突っ込みに、思わずセムネイルは笑みが溢れた。
「くっくっくっ、そうだなリン。 自分達の無駄な行為に意味が有ったと思いたいんだろ」
「なっ!? 貴様、私を愚弄するか! Gランク無勢が! 」
大盾と剣を構え、セムネイルに斬り掛かろうとした時。
勇者タリアもシスター2人を抱えて戻ってきた。
咄嗟にタリアは女重騎士の振りかぶった剣を片足で受け止めた。 シスター2人は意識を失っているのかタリアに抱えられたままぐったりとしている。 先程セムネイルが使用した魔力が強すぎて耐えきれなかったのだろう。
「こら! アヤメ止めなさい!! 」
「何故止める?! こんな忌み子や亜人達等斬り捨てて、何が悪い!」
「そのまま斬りかかって死ぬのがアヤメだからです! 相手の実力も分からないの!?」
どうやら女勇者タリアには分かっている様だ。 アヤメがこのまま斬りかかっても、セムネイルに一方的に殺される事を。
「ぬぐぐ、お前まで私を愚弄するのか? 私がその男に負けると?」
「それどころか、後ろで弓と魔法を準備してる2人と両手斧を構えてる娘にすら負けるよ。 アヤメ、命令です剣を納めなさい」
アヤメは、苦虫を噛み潰したような顔でセムネイル達を睨み付けながら剣を仕舞う。
「で? 話しは済んだか?」
「命の恩人に仲間が本当に失礼をした。ありがとう、助かった。 改めて、聖エオルニア教国所属のSランク冒険者の勇者タリアだ。 後ろのがアヤメ、抱えてる2人は双子のシスターコリンとカリンだ」
セムネイル達に頭を下げるタリアは、純白の鎧に身を包んだ騎士だ。
綺麗な金色の髪が何処か神聖な印象を与え、容姿もとても美しいが右頬に大きな古傷があった。
「俺はセムネイル、後ろの美しい者達は俺の妻だ」
「リンです」 「ノラだ」 「2人とも、武器を下ろしなさい。 セリスと申します」
殺気だつ2人をローズが止める。
「ありがとう、セムネイルさん。 リンさん、ノラさん、セリスさん、旦那さんのお陰で命拾いしました。 本当に感謝します」
亜人でも関係なく頭を下げるタリアに、セムネイルの印象は好意的だった。
その仲間達は残念な事に、馬鹿だったが。
「おい、タリア! そんなに頭を下げるな! さっさと次に行くぞ」
茶髪で身長が高いアヤメは苛立ち、置いていた荷物を回収していた。
「はいはい、本当にアヤメは……。 じゃあ、私達は先に進みます。 セムネイルさん達も気を付けて」
紫髪と白髪のシスター2人を抱えて、タリアは3階層へと足を向ける。
「タリア……一応忠告だ。 このダンジョンはお前達には早い。 悪い事は言わん、戻れ」
セムネイルの忠告に、アヤメが青筋を立てて怒るがタリアは違った。
「アヤメ、止めなさい。 このダンジョンが普通と違うのは知っています。 ですが、大司教に直接命令されている私達に拒否権は有りません。 ただ、出来る事をするだけです……忠告、感謝します」
タリアは儚げに笑い、今度こそ3階層へと降りていった。
「やれやれ、勇者はいつも神の奴隷だな。 まぁいい、宝箱を開けるぞ」
「楽しみです」 「食い物か!?」 「あんな蛇から出てきた食べ物なんか嫌でしょ?」
セリス達がワクワクしながら見ていると、セムネイルは宝箱から巨大な剣を取り出した。
「おお?! これはまた、懐かしいな」
明らかに宝箱の大きさの何倍も有る大剣に、セリス達は目を見張る。
「わ~!」 「凄いな! でかい!」 「2メートルは越えてますわね……。 貴方様は、その大剣に覚えが?」
「ん? あぁ、封印される前にな。 知ってる魔王が使ってた魔剣だ。 くっくっくっ、そうか……アイツも殺られたのか」
笑うセムネイルの瞳は……寂しげだった。
4次元の宝物庫に大剣を仕舞い、3階層へと降りて行く。
長い階段を降りると、3階層のフロアが見えて来た。
其処は……巨大な迷路だった。
石の迷路が遥か奥まで広がっている。
「はぁ……やはり、此処は俺以外の奴には踏破できんな。 よし、取り敢えず4次元で休憩だ」
4次元の扉を階段の直ぐ横に出現させ、4人で入った。
「あの、セムネイル様。 魔物に扉を壊されたりはしないのですか?」
リンが不安げに聞いてきた。
「ん? あぁ、安心して良いぞ。 俺の扉を破壊出来たのは、俺と同じぐらいの強さだった勇者だけだ。 其処らの神でも壊せんぞ」
リンの頭を撫でながら、優しく微笑む。
「俺が一番乗りだー! なぁ、風呂入ろう! 身体が臭いぞ!!」
「あら、風呂嫌いのノラが珍しいわね」
「くっくっくっ、よし! 風呂入って飯食って今日は終いだ! また明日から攻略を進めるぞ」
「「はい!」」 「おう!」
ダンジョンの攻略は決して無理してはならない。
ましてや、パーティーメンバーが2人も気絶している状態では尚更だ。
セムネイル達がのんびり休息している間、彼女達は地獄を見るだろう。
己の愚かさを悔いながら。
※ 次回、リンと約束の情事とその後続けて3人との情事回では過度な性的描写が有ります。
※苦手な方はご注意下さい。
※読まれなくても、話が分かる様には致します。
もし、この作品が面白いと思って下さったらぜひお気に入り登録お願いします。
とても、モチベーションupになります。
「かたじけない! お願いします! ほら、アヤメさっさと下がるよ! コリンとカリンも下がって! 」
「な!? タリア、何を考えてるの!?」 「「そうよ! 私達がこんな2階層のボスに負ける筈無いじゃない!」」
タリアの仲間は残念な頭だが実力は確かに本物だ。 並外れた力が無いとSランクにはなれないのだが、そもそもの基準が低いのだろう。
この程度の魔物であれば、封印される前の世界ならゴブリンと同じ雑魚の筈なのだ。
「しつこい! 斬っても効いてないってずっと言ってるでしょ! さっさと動きなさい!!」
背中に大剣をしまったタリアが重騎士とシスター2人を軽々と持ち上げて、沼地を疾走していく。
「くっくっくっ、現代の勇者も面白い奴だな。 リン、ノラ、セリス、此処で待っていろ。 見せてやる、俺様の強さを」
「はい!」 「やってやれセムネイル!」 「拝見致します、貴方様♡」
笑いながら降り立ったセムネイルは、身体中から魔力を溢れさせ詠唱を始めた。
「太古の雷神よ、お前の怒りを見せてくれ、侵された悲しみを見せてくれ、ここに現せ全てを滅ぼす雷を! 雷神の雨!!」
沼地の空に、突如雷雲が現れ辺りを暗く染める。
そして、雷神の怒りと悲しみを表すように凄まじい数の雷が大沼蛇を襲う。
ゴロゴロ……ガガガガガガシャァァァンッ!!
「シャ!? ギシャァァァァ!?」
大沼蛇は雷に打たれ、炭になった肉体がサラサラと散っていった。
後に残されたのは出現した宝箱のみだ。
「やれやれ、たかが上級魔法で即死とは。 魔物まで平和ボケか?」
奥には、階段が現れ3階層へと誘っている。
「おー! セムネイルさっきの凄いな! バリバリってなったぞ!」
髪の毛と尻尾が静電気で逆立ったノラが、大興奮で風の見えない小舟から降りてきた。
「おーおー、髪の毛がパリパリだな。 リンとセリスも降りてこい。 ボスエリアの地面は沼地じゃないぞ」
「はい! 行きます!」
「ふふ♪ 流石でございました、貴方様♡」
「よっと、そうであろう? セリス、先程の魔法を復習し物にしてみせろ」
リンとセリスを受け止め、セリスを激励する。 お前なら、この程度の魔法は使えるだろうと。
「はい、精進致します」
「よし、宝箱を開けてさっさと3階層に行くか。 3階層に入ったら4次元で昼飯にしよう」
「飯か!? やた! 俺、肉が良い!」
「くっくっくっ、分かった分かった」
セムネイルが妻達と会話をしながら、宝箱を開けていると先程の冒険者達が戻ってきた。
「おい貴様! それは我等の物だ!! 触れるんじゃない!」
「……はぁ?」
突然戻ってきて寝言をほざく女重騎士を、セムネイル達は呆れた顔で見る。
「我等が弱らしていたお陰で、貴様の様な忌み子の脆弱な魔法で倒せたんだ! 分かったらさっさと、其処を退けろ!」
「セムネイル様……あのお方は馬鹿なのでしょうか……?」
リンの的確な突っ込みに、思わずセムネイルは笑みが溢れた。
「くっくっくっ、そうだなリン。 自分達の無駄な行為に意味が有ったと思いたいんだろ」
「なっ!? 貴様、私を愚弄するか! Gランク無勢が! 」
大盾と剣を構え、セムネイルに斬り掛かろうとした時。
勇者タリアもシスター2人を抱えて戻ってきた。
咄嗟にタリアは女重騎士の振りかぶった剣を片足で受け止めた。 シスター2人は意識を失っているのかタリアに抱えられたままぐったりとしている。 先程セムネイルが使用した魔力が強すぎて耐えきれなかったのだろう。
「こら! アヤメ止めなさい!! 」
「何故止める?! こんな忌み子や亜人達等斬り捨てて、何が悪い!」
「そのまま斬りかかって死ぬのがアヤメだからです! 相手の実力も分からないの!?」
どうやら女勇者タリアには分かっている様だ。 アヤメがこのまま斬りかかっても、セムネイルに一方的に殺される事を。
「ぬぐぐ、お前まで私を愚弄するのか? 私がその男に負けると?」
「それどころか、後ろで弓と魔法を準備してる2人と両手斧を構えてる娘にすら負けるよ。 アヤメ、命令です剣を納めなさい」
アヤメは、苦虫を噛み潰したような顔でセムネイル達を睨み付けながら剣を仕舞う。
「で? 話しは済んだか?」
「命の恩人に仲間が本当に失礼をした。ありがとう、助かった。 改めて、聖エオルニア教国所属のSランク冒険者の勇者タリアだ。 後ろのがアヤメ、抱えてる2人は双子のシスターコリンとカリンだ」
セムネイル達に頭を下げるタリアは、純白の鎧に身を包んだ騎士だ。
綺麗な金色の髪が何処か神聖な印象を与え、容姿もとても美しいが右頬に大きな古傷があった。
「俺はセムネイル、後ろの美しい者達は俺の妻だ」
「リンです」 「ノラだ」 「2人とも、武器を下ろしなさい。 セリスと申します」
殺気だつ2人をローズが止める。
「ありがとう、セムネイルさん。 リンさん、ノラさん、セリスさん、旦那さんのお陰で命拾いしました。 本当に感謝します」
亜人でも関係なく頭を下げるタリアに、セムネイルの印象は好意的だった。
その仲間達は残念な事に、馬鹿だったが。
「おい、タリア! そんなに頭を下げるな! さっさと次に行くぞ」
茶髪で身長が高いアヤメは苛立ち、置いていた荷物を回収していた。
「はいはい、本当にアヤメは……。 じゃあ、私達は先に進みます。 セムネイルさん達も気を付けて」
紫髪と白髪のシスター2人を抱えて、タリアは3階層へと足を向ける。
「タリア……一応忠告だ。 このダンジョンはお前達には早い。 悪い事は言わん、戻れ」
セムネイルの忠告に、アヤメが青筋を立てて怒るがタリアは違った。
「アヤメ、止めなさい。 このダンジョンが普通と違うのは知っています。 ですが、大司教に直接命令されている私達に拒否権は有りません。 ただ、出来る事をするだけです……忠告、感謝します」
タリアは儚げに笑い、今度こそ3階層へと降りていった。
「やれやれ、勇者はいつも神の奴隷だな。 まぁいい、宝箱を開けるぞ」
「楽しみです」 「食い物か!?」 「あんな蛇から出てきた食べ物なんか嫌でしょ?」
セリス達がワクワクしながら見ていると、セムネイルは宝箱から巨大な剣を取り出した。
「おお?! これはまた、懐かしいな」
明らかに宝箱の大きさの何倍も有る大剣に、セリス達は目を見張る。
「わ~!」 「凄いな! でかい!」 「2メートルは越えてますわね……。 貴方様は、その大剣に覚えが?」
「ん? あぁ、封印される前にな。 知ってる魔王が使ってた魔剣だ。 くっくっくっ、そうか……アイツも殺られたのか」
笑うセムネイルの瞳は……寂しげだった。
4次元の宝物庫に大剣を仕舞い、3階層へと降りて行く。
長い階段を降りると、3階層のフロアが見えて来た。
其処は……巨大な迷路だった。
石の迷路が遥か奥まで広がっている。
「はぁ……やはり、此処は俺以外の奴には踏破できんな。 よし、取り敢えず4次元で休憩だ」
4次元の扉を階段の直ぐ横に出現させ、4人で入った。
「あの、セムネイル様。 魔物に扉を壊されたりはしないのですか?」
リンが不安げに聞いてきた。
「ん? あぁ、安心して良いぞ。 俺の扉を破壊出来たのは、俺と同じぐらいの強さだった勇者だけだ。 其処らの神でも壊せんぞ」
リンの頭を撫でながら、優しく微笑む。
「俺が一番乗りだー! なぁ、風呂入ろう! 身体が臭いぞ!!」
「あら、風呂嫌いのノラが珍しいわね」
「くっくっくっ、よし! 風呂入って飯食って今日は終いだ! また明日から攻略を進めるぞ」
「「はい!」」 「おう!」
ダンジョンの攻略は決して無理してはならない。
ましてや、パーティーメンバーが2人も気絶している状態では尚更だ。
セムネイル達がのんびり休息している間、彼女達は地獄を見るだろう。
己の愚かさを悔いながら。
※ 次回、リンと約束の情事とその後続けて3人との情事回では過度な性的描写が有ります。
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