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第7話 宿屋での情事

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 風呂場で、ローズの身体を優しく丁寧に洗っていく。

 恐怖を決して与えず、焦れる快感と期待だけを与える為に。

 「ん……チュ、チュパ、あ、ぷはぁ……」

 泡立てた布で、背中を優しく洗いながら唇を重ねる。

 肩、脇、鎖骨、腹、腰へと順に優しくなぞる。

 「チュ、チュ……あぁ、んっ、チュパ、あ、セ、セムネイルさまぁ……んんっ♡」

 1番快楽を味わえる部位はまだ攻めない。

 今は焦らし焦らし、ローズの身体が牝の情動に包まれるまで待つのだ。

 腰から下へと向かう。

 「あっ、チュパ、あぁっ、チュ、チュ、そ、ソコは……んんっ♡ あぁ……お願い、お願いします。 ソコを、さ、触って下さい……ひんっ♡」

 恥骨の辺りを優しく洗い、丁寧になぞる。

 ローズの身体が跳ね、少しの快楽で足がガクガクと震える。

 「よし、ローズ。 後は足だけだ。 湯船に浸かり、身体を預けよ」

 「ふぁ……は、はぃ」
 
 唇を離し、ローズを優しく湯船に付ける。

 そして、足の指先から足の付け根に向かって徐々に上へと優しく洗っていく。

 「ひんっ、あ、んんっ、セムネイルさまぁ、セムネイルさまぁ♡」
 
 焦がれるローズの身体が、熱く、熱く火照る。

 (くっくっくっ、そろそろ頃合いだな)

 「さぁ、ローズ。 とても綺麗になったぞ、ベットまで連れて行ってやろう」

 湯船からローズを抱き上げる。

 そのままベットに向かうが、途中でセムネイルが指を鳴らすとお互いの濡れた身体が瞬時に乾いた。

 この変態はこういう事が得意なのだ。

 熱いローズの身体を運ぶだけで、セムネイルの巨根が天を突くが如く膨れ上がる。

 (す、凄い……こんな大きいの初めて……)

 自信の腰に当たるソレを意識するだけで、ローズはこれから迎える快楽に期待を膨らませていた。

 ベットに2人で座る。

 セムネイルの座る足の間に、ローズを座らせて寄り掛からせている体勢だ。

 後ろから抱きしめられるだけで、ローズの心境は幸せに満ちていた。

 「触るぞ、良いな?」

 ローズが頷くのを確認してから、セムネイルの両手が優しくローズの乳房を触る。

 「あっ、あん♡ んん♡」

 ふわふわの乳房が、セムネイルの手によって形を縦横無尽に変えていく。

 徐々に、指が先端に向かい。

 「あ……ぁんっ! んんっ! んーーーっ♡」

 桜色の蕾を指でコリコリと弄り倒す。

 ローズの艶声が部屋に響く。

 甘い、とても甘い牝の誘惑臭が部屋に充満していった。

 其処から、セムネイルの指が下へと向かう。

 ヘソ、恥骨、そして、茂みへと手を入れた。

 「あぁっ♡ あ、あっ、あっ、あぁんっ♡」

 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ♡

 ローズの蜜壺は燃えるように熱く。
 指で蜜肉を掻き回す度に、蜜液がとろとろと溢れで出てくる。

 クチュ クチュクチュ コリコリ コリコリ

 蜜壺と桜色の蕾を同時に愛でていく。

 「ひんっ、あっ、も、もう、そ、そんなに、は、激しくぅ♡ イキまふ、イキます♡ イク、イクイクイク、イクゥゥゥゥッ♡」

 ローズの喘ぎが徐々に高ぶり、大きく身体が跳ねた。

 ビクンッ! ビクビクンッ! プシュッ♡

 ローズの腰が震え、頭から足まで天に昇るような快楽が全身を包む。

 蜜液を吹き出し、ガクガクと腰が痙攣し始めた。

 「よしよし、良い娘だ。 上手にイケたな、これなら俺が入っても大丈夫だろう」

 セムネイルがそう言った後、ローズの淫唇を擦り上げながら巨大なペニスが現れた。

 ズリュリュリュ、クチュクチュクチュ♡

 「あんっ♡ あ、あぁ……凄い……」

 燃えるように熱い巨大なペニスに期待が膨らむ。鼓動が早くなり、息すら熱い。

 ローズは確信した。 さっき以上の、もっと強烈な凶悪な快楽を与えてくれると。

 ◆◇◆

 正常位から、ゆっくりとセムネイルが覆い被さった。

 ローズの蜜壺からは絶えず蜜液が垂れ、早くペニスを挿入して欲しいと敏感な突起は膨らみ快楽を求めている。

 「ローズ、入るぞ」

 ローズが涙目で頷き、セムネイルは満足そうにペニスを突き入れた。

 ズプッ♡ ズプズプズプ♡ ズンッッッ♡
 
 「くぅ……はぁぁぁん♡ あ、ぁぁぁ、大きい、す、凄く大きいです♡ 」

 ズチュッ ズチュッ ズチュッズチュッ♡

 「くっくっくっ、ローズとても綺麗だ。 もっと見せてくれ。 淫らに鳴くお前を」

 大きく膨れ上がった亀頭が子宮の入り口をノックする。

 とんっ、とんっ、とんっ、ぐりぃぃっ♡

 そして、1番深い奥をセムネイルの巨大なペニスが抉る。

 「あっ、あっ、あっ、あっ、奥にぃ♡  凄くエッチなところ、とんとんしてますぅぅ♡ あぁぁぁぁんっ♡」

 「良いぞ、こんなに良い女を抱くのは久し振りだ」

 ズチュッ♡ ズチュッ♡ ズチュッ♡

 「はぁ♡ はぁ♡ 嬉しいです、あん♡ セムネイル様、も、もっと、くだ、さぃっ♡」

 「くっくっくっ、分かった。 このまま果てるまで突いてやろう」

 セムネイルがローズの腰を持ち上げ、優しく激しくピストンを開始する。

 ズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュッ♡

 「あ、あっ♡ あんあんあんっ♡ ダメ、も、もう無理、です♡ イキます♡ そのまま、そのまま出して下さい♡ イク♡ イクイクイク、イクゥゥゥゥッ♡」

 「くっ、出すぞ! 受け止めろ!」

 ビュルルルルルルーーーー♡

 ローズの膣内にセムネイルの熱い精子が注がれる。

 ビューーーーー♡

 射精は長く、長く続き子宮を満たし背徳的な快楽がローズの身を焼く。

 「あ……あぁ……熱い♡ こ、こんな……幸せなセックス初めて……」

 ローズは余りの快楽に気をやり、意識をそのまま手放してしまった。

 「ふぅ……くっくっくっ、やはり人間の女を抱くのは最高だな。 力が、殺すよりも食うよりも宿るのを感じる」

 ローズからゆっくりとペニスを抜き、後処理をした後にローズに腕枕をしたまま眠りに付く。

 (後は……ローズの問題を解決しないとな)

 優しくローズの黒髪を撫でながら、セムネイルは考える。

 封印される前から、人間の黒髪は男女問わず差別の対象となっていた。

 それは、魔族に多く見られる髪色だからだ。
 
 実際の所は髪色には何の関係も無く、一定の確率で産まれるのだが差別される理由をセムネイルは知っていた。

 人間に一定の確率で黒髪が産まれるのは、神が黒髪の人間が差別されるのを娯楽として見たいからだ。

 今の世界に神達がどれ程の干渉をしているかは分からないが、まだ黒髪が産まれているという事は……そういう事なのだろう。

 抱く時に見た、ローズの背中の何かを表す刻印が酷くセムネイルの心を乱す。

 (起きたら……話を聞くか。 抱いたからには、もう俺の女だ。 どんな悪事をしてきてようと、知らん。 どんな差別を受けていようと、知らん。 俺が全てを赦し、全てをはね除けよう)

 優しく撫でられるローズの寝顔は、初めて会った時の嫌な雰囲気の面影も無く。

 とても、幸せそうであった。
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