完結 [R-18] BL男の子情事 短編集

秋刀魚妹子

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お品書き ヤンキー君と生徒会長

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 生徒会長の朝は早く、どの生徒よりも一番に登校しなければならない。

 「おはようございます、生徒会長~!」

 「おはよう、今日は早いね」

 「おはよう生徒会長ー! 俺も早いだろー?」

 「はいはい、君は野球部だから当たり前だろ? おはよう」

 校門の前に立ち、登校してくる生徒達に笑顔で挨拶をするのが日課である。

 「おはよう……君、昨日も言ったがシャツは入れなさい」

 「す、すみません。 おはようございます」

 それと、校則違反の指摘もせねばならないので中々に大変だ。

 「会長おはよう~! 今日も格好良いね~!」

 「はいはい、おはようございます。 遅刻ギリギリですよ~」

 生徒会長とは、男子生徒、女子生徒問わず好かれ尊敬されなければならない。 

 校門に立つ、黒髪眼鏡のイケメンは正に生徒会長になる為に生まれてきたと言っても過言では無いのだ。

 そんな生徒会長には使命があった。

 「おう、生徒会長さんよぉ。 この冷酷で血も涙も無い下種野郎が! 朝から早くにご苦労さんだなぁ!」

 金髪にピアス、制服もまともに着ず堂々と遅刻して来たヤンキーが生徒会長に難癖をつけて来た。

 「おはよう。 もう、遅刻だぞ? お前は私と指導室行きだ。 付いて来い」

 使命、それは、不良生徒を指導するという事である。

 ◆◇◆

 「やれやれ、君は毎日指導室行きだな。 3年A組の春山 純はるやま じゅん君……我が校で不良なのは君だけだぞ?」

 「はっ! 知るかよ! 俺が朝からどんな気持ちで来てるかも知らねぇくせによ! 生徒会長、山本 粋やまもと すいさんよぉ!」

 純を指導室に連れて来た粋は、何時もの様に部屋の鍵を締めた。

 「ふっ……そんなに朝起きた時に私が居なかったのが寂しかったのか? 純」

 純は顔を一瞬で真っ赤に染め、指導室の椅子に座り込んだ。

 「うるせぇ……昨日の夜は朝もちゃんと居るって言ってた癖に……嘘つき野郎が」

 「やれやれ、私はちゃんと6時までならと言った筈だが? それで……私に下種野郎や嘘つき野郎と罵った罰は何が良い?」

 粋が座る純の前に立つと、純は黙って粋の腰に抱き着いた。

 「ん? どうした、耳まで真っ赤だぞ? 今、何を期待してる」

 「馬鹿野郎……そんな事言わせるなよ。 なぁ、粋。 俺の事……好きなんだよな」

 純の質問に、粋は答えずに微笑む。 そして、純が抱き着いている目の前でスボンのチャックをゆっくりと下ろした。

 純の呼吸が荒くなるのを感じながら、粋は大きくした物を純の直ぐに真横に放り出す。

 「これが返事じゃ……ダメか?」

 粋の言葉と自分で興奮して大きくした物に、純は嬉しくなり笑う。

 「へへ、なら良いんだ。 嫌われたのかと不安になっただけだからさ。 でもよ……このままじゃ教室行けねぇよな。 仕方ねぇ……あむ、直ぐに出さしてやるから、んちゅ、待ってろ」

 純は嬉しそうに粋の物に舌を這わせる。

 指導室に粋の物を咥え、ジュポジュポといやらしい音が響く。

 「純……君は、フェラがどんどん上手くなるな」

 優しく頭を撫でられた純は嬉しそうに微笑んだ。

 「へっ、毎日毎日俺の口を使う優等生様が居るからな。 んちゅんちゅ、んぐっ、ん゙っん゙っん゙っん゙っ」

 生意気な口を聞いた純の頭を粋は掴み、そのまま喉の奥で物を扱き始めた。

 純からは低い呻き声の様な喘ぎが漏れる。

 両手を粋の腰に回し、貪るように粋の物を扱き続けた。

 「純、気持ち良いですよ。 ふふ、まさか学校一の不良が私の物を美味しそうに咥えている等、誰も想像出来ないでしょうね」

 粋は絶頂に達しそうなったのか、腰を速度を早める。

 「んぐっんぐっんぐっ、ん゙ん゙っ、お゙っお゙っお゙っ」

 純も興奮しているのが伝わり、粋がこのまま昂ぶりを吐き出そうとしたその時、指導室の扉が叩かれた。

 「おい、生徒会長山本。 また春山の指導中か?」

 粋は硬直し、教師にバレないように動きを止めた。

 「は、はい、そうです。 きちんと……指導してから教室にイカっ?! 行かせ……ますので」

 しかし、我慢出来なくなった純が鼻息を荒くさせながら顔を動かして喉の奥にある物を扱き始めた。

 「そうか。 全く、春山にも困ったものだな。 悪いが、俺はこれから職員会議がある。 終わったら連れて行ってくれ。 頼むぞ生徒会長」

 純の扱きが激しくなり、粋の腰がガクガクし始める。

 「わ、分かりました。 徹底的に指導してから、イ、イカせます! うっ!」

 純の喉に熱い性液がドクドクと流し込まれる。

 「ん゙……ん゙っ、んぐっ、んぐっ、んぐっ、ぷはぁ……」

 教師が立ち去ったのを確認した粋は、純の喉から吐き出した物を引き抜いた。

 「純……悪い子だ。 もし、バレたらどうしてくれるんだ?」

 「ん゙、ん゙ん゙……はぁはぁはぁ……だって、我慢出来なかったんだから仕方ねぇじゃん」

 純は全て飲み干し、吐き出した物を舐めて綺麗にする。

 「それに……んちゅ、もし、バレて生徒会長クビになったらさ。 夜……重なった後も起きるまで一緒に居れるじゃん。 俺……その方が良い」

 愛おしそうに、物を舐め続ける純に粋は心臓を高鳴らせた。

 「んぁ……粋の、美味しぃ。 あ? 粋、また大きくなって……粋?」

 粋は純を立ち上がらせ、机に手をついて四つん這いにさせた。 そして、徐ろにズボンを脱がし純の臀部に顔を付ける。

 「ひゃっ、ちょっ、粋!? 待ってくれって! なぁ、待っ、んぁ! 舌、んぎ、そんなに激しく舐めるな、よ、ん゙あっ!」

 粋の舌が純の淫肛を蹂躙し、大きく張り詰めた純の物を手で強く激しく扱き始めた。

 「同時、ん゙っ、あっあっあっあっ、粋、すぃ……気持ち良い。 すげぇ気持ち良いよ。 ん゙ん゙ん゙っ、やば、待って、もうい゙ぐっ!」

 純は腰を震わせて絶頂を迎えた。 粋の手の中でドクドクと物が脈打ち、放たれた性液が机を汚す。

 「かひゅー……かひゅー……かひゅー……あっ、粋? 熱っ、あ! 粋、お願いだ、待ってくれ! その、ゴム付けないと!」

 「はぁはぁはぁ、急にどうした? いつもそんなの付けてないだろ? それに……私達は男同士だ。 何故、そんな事を気にする。 もう……挿れていいだろ?」

 粋は怒張し固く張り詰めた物を純の淫肛にあてがい、後は腰を押し付けるだけで奥へと突き刺さすだけという所で止められ更に欲情してしまう。

 グリグリと押し付けられた純は腰をヒクヒクさせながらも、粋に懇願した。

 「学校に来る途中に聞いたんだ。 女の人達が、男同士でも妊むから避妊が必要だって」

 「……何を言っているんだ、君は」

 「いや……だから、前立腺が妊むから避妊はマナーだって言ってた……ひぎぃっ! ん゙お゙っ、粋、ん゙っ、待ってって言ったの、にっ、お゙っお゙っ」

 粋は純の素直な所を可愛いと感じた瞬間に、理性を捨て去った。

 あてがっていた物を純の奥へと突き刺し、そのまま腰を打ち付け始める。

 指導室に咽返るような淫らな匂いが充満し、純の喘ぎ声と物を出し入れするいやらしい音が響く。

 「ん゙ぁ、粋の、何時もより、大きいっ、お゙んっ、お゙お゙お゙お゙お゙っ?! 奥が抉れっ、あ゙っあ゙っあ゙っ、粋、好き、好きだ! お゙っお゙っ」

 ズボズボと音を立てながら、粋は純の腰を掴んで激しくピストンする。

 「私も、愛してますよ純。 君の素直な所も、私の好みに合わせて不良になったのも、全てを私の為に捧げてくれる所も、全てが愛おしい。 ぐっ、純……そろそろ出しますよ」

 パンパンと腰を打ち付ける音が早くなり、そして最後に一番奥へと突き入れ腰を震わせた。

 「あぐっ、嬉しい、嬉しいぜ粋。 ひぎっ、あ゙っあ゙っあ゙っ、激し過ぎ、やばい、俺い゙ぐっ、またい゙ぐっ! もういいから、出して、俺の中に注ぎ込んでくれ! ダメだ、い゙ぐっ! い゙ぐっい゙ぐっい゙ぐっ! 出るぅぅぅぅぅぅ!」

 純の物からビュルビュルと音が聞こえるぐらいの性液が放たれ、純のお腹の中には熱い粋の性液が満たした。

 お互いに長い射精をし、全てを吐き出した物を粋は抜き出した。

 「ひぐっ?! お゙っ、すごっ、どんだけ出したんだよ……ん゙っ、待って、お゙ぐっ、出された余韻だけで、い゙ぐっ?!」

 純は机に突っ伏して、臀部から漏れ出る性液の感触にまた絶頂を迎えてしまった。

 腰をガクガクと震わし、柔らかくなった物からピュルピュルと性液を吐き出す。

 「……ごくっ、なぁ純」

 「かひゅー……かひゅー……かひゅー……な、何だ?」

 「今日で生徒会長辞めます」

 「……へ? 何で……ひぎっ?! な、ちょっ、粋?! や、まだイッてるから! 今、またそんな凶悪なの挿れられたら! お゙お゙お゙っ?! い゙ぐっ!」

 それから昼休みになるまで、純は粋に愛され続けるのであった。

 ◆◇◆

 「ん……あ、えへへ……おはよう粋」

 「ふっ、朝から可愛いな君は。 おはよう純。 君のそんな顔が見れるなら生徒会長何かもっと早く辞めれば良かったな」

 粋は純に口づけをし、2人は朝から幸せそうに絡み合った。
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