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2章〜フォレスト王国王都〜
59、沢山狩られた魔物達……
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皆私の念話で戻って来た。そして皆の目には期待が……っ!
うん。期待させてしまったようだ。あんまり期待し過ぎないで~!!
実際、ポテトサラダと焼きおにぎりだけ。くっ!皆のこんな期待を知っていたらもっと沢山作ったのになぁ。
でももう無理だ。
多分この世界初であろう料理達だ。充分期待に応えられると思う。いや、応えられないと困る。
そしてあらかじめ城で皆に食べてもらう用は確保して置いたから残りをドンっと出す。
私はほっとした。だってさ、皆あからさまに目の色変えて料理に釘付けなんだもん。
いや~、期待に応えられたようでよかったよかった。
そんな風に私は勝手に満足していたんだけど、皆の視線が料理から私に向いて来た。
なんで??
……あっ。そうか。
「皆ここにある物は全部食べていいよ~!」
「「『『やった!!』』」」
それだけ言うと皆ガツガツと食べ始めた。おぉ、凄い勢い。私も少し引いてしまう。
うん。ちゃっかりと自分の分を取って置いて良かったと思う。
この中に混じる勇気なんて私にはない。
別に小心者だと思われても構わない。あの中に混じるよりよっぽどマシなんだよっ!!
そこまで!?と思うかもしれないけどそこまでなんだよね。ははっ、と乾いた笑いが湧いてくる。
……とりあえず食べよう。皆に取られない内に。
う~ん。ポテサラもう少しじゃがいも潰した方が私の好みなんだけどなぁ。
でも皆の好みが分からないから私が好きなのより少し固めの普通にした。
あ、焼きおにぎりの焼き加減は丁度良く出来ている。うん。焼きおにぎりは完璧。
いや、ポテサラも上出来だよ?ただ好みの問題なだけ。
そして料理を評価しながら食べた。私が食べ終わって少しした後、皆も食べ終わったらしい。
あ、あぶなっ!!後ちょっとで私の分も狙われていたかも。
ふっ、ふふっっ!皆顔が食べカスだらけ。かぁわいい~!!
でもそんなことをいったらサラン以外は拗ねそうだからお口チャック。
サラン以外は皆男の子だもんね。言ったら怒っちゃうよねぇ……。
あっ、皆に感想聞いてみよう。
「皆、どうだった?美味しかったかな?」
「とっっても美味しかった!またあたし達に作ってくれる?」
「ああ。あんなに美味しい物は初めて食べたぞ!」
『うむ。今までの中で一番美味だった』
『主の作った料理は世界一ですっ!』
「そっか。ならよかった~!!」
また作ろう。うん。それがいい。他にもいろいろあるから沢山作ろう。
勢いは引くけど、それはともかく皆本当に美味しそうに食べてくれてたもん。
「もう戻る?」
「俺はもう今日はいいぞ」
『我もいいぞ。ん?ああそうだ。忘れるところだった。これ。食べる前に狩った分だ。料理に使っても構わんし、売っても構わん』
そう言ってフェアディはゴロゴロと魔物を出して来た。
うわぁ……。りょ、量がハンパない!!
フェアディとコムクがとって来てくれたんだか全部料理に回しても構わないけどさ、流石にちょっとは売ろう。
この調子だとこれからも狩るだろうからね。私は無制限に入れられるけど、流石に消費しきれない量は、ねぇ……。
うん。期待させてしまったようだ。あんまり期待し過ぎないで~!!
実際、ポテトサラダと焼きおにぎりだけ。くっ!皆のこんな期待を知っていたらもっと沢山作ったのになぁ。
でももう無理だ。
多分この世界初であろう料理達だ。充分期待に応えられると思う。いや、応えられないと困る。
そしてあらかじめ城で皆に食べてもらう用は確保して置いたから残りをドンっと出す。
私はほっとした。だってさ、皆あからさまに目の色変えて料理に釘付けなんだもん。
いや~、期待に応えられたようでよかったよかった。
そんな風に私は勝手に満足していたんだけど、皆の視線が料理から私に向いて来た。
なんで??
……あっ。そうか。
「皆ここにある物は全部食べていいよ~!」
「「『『やった!!』』」」
それだけ言うと皆ガツガツと食べ始めた。おぉ、凄い勢い。私も少し引いてしまう。
うん。ちゃっかりと自分の分を取って置いて良かったと思う。
この中に混じる勇気なんて私にはない。
別に小心者だと思われても構わない。あの中に混じるよりよっぽどマシなんだよっ!!
そこまで!?と思うかもしれないけどそこまでなんだよね。ははっ、と乾いた笑いが湧いてくる。
……とりあえず食べよう。皆に取られない内に。
う~ん。ポテサラもう少しじゃがいも潰した方が私の好みなんだけどなぁ。
でも皆の好みが分からないから私が好きなのより少し固めの普通にした。
あ、焼きおにぎりの焼き加減は丁度良く出来ている。うん。焼きおにぎりは完璧。
いや、ポテサラも上出来だよ?ただ好みの問題なだけ。
そして料理を評価しながら食べた。私が食べ終わって少しした後、皆も食べ終わったらしい。
あ、あぶなっ!!後ちょっとで私の分も狙われていたかも。
ふっ、ふふっっ!皆顔が食べカスだらけ。かぁわいい~!!
でもそんなことをいったらサラン以外は拗ねそうだからお口チャック。
サラン以外は皆男の子だもんね。言ったら怒っちゃうよねぇ……。
あっ、皆に感想聞いてみよう。
「皆、どうだった?美味しかったかな?」
「とっっても美味しかった!またあたし達に作ってくれる?」
「ああ。あんなに美味しい物は初めて食べたぞ!」
『うむ。今までの中で一番美味だった』
『主の作った料理は世界一ですっ!』
「そっか。ならよかった~!!」
また作ろう。うん。それがいい。他にもいろいろあるから沢山作ろう。
勢いは引くけど、それはともかく皆本当に美味しそうに食べてくれてたもん。
「もう戻る?」
「俺はもう今日はいいぞ」
『我もいいぞ。ん?ああそうだ。忘れるところだった。これ。食べる前に狩った分だ。料理に使っても構わんし、売っても構わん』
そう言ってフェアディはゴロゴロと魔物を出して来た。
うわぁ……。りょ、量がハンパない!!
フェアディとコムクがとって来てくれたんだか全部料理に回しても構わないけどさ、流石にちょっとは売ろう。
この調子だとこれからも狩るだろうからね。私は無制限に入れられるけど、流石に消費しきれない量は、ねぇ……。
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