50 / 143
2章〜フォレスト王国王都〜
38、拐われちゃった。…私を幼児だからと侮るな!!
しおりを挟む
そして次の日、ソークは用事があるから今日は一緒にいられないらしい。
だけどロークは暇らしく、一緒に遊ぶ事になった。
「今日は何するの?」
「最初は木登りだ!王子として負けのままでわ終われない!!」
「そう?じゃ、やろうか」
そして木登りを二人でしていたら、「うわっ!」と言う声が聞こえた。護衛の方を見てみると、倒れていた。
うっそっっ!!王子の護衛って、近衛だよね?エリートじゃないの?
そしてその事に気を取られていたら、ロークを黒い格好の人に人質として取られた。
「こいつを解放して欲しければ、お前がこっちにこい。そうすればこっちのは解放する」
…ロークの方が大事だよね。それにロークより断然私の方が強いから、私が行った方が助かる可能性が高い。
というか、私ならすぐ出れると思う。
だから私が向こうに行くべきか。
「…行くからロークは解放してね」
「ああ。いいぞ」
そして敵の方へ向かった。
約束通り、ロークを解放してくれた。…ロークは眠らされたけど、連れ去られていないだけマシだよね。
「…やけに素直だな」
「関係ないでしょう?」
「ふっ。そうだな」
…その言葉の後からしばらくの記憶がなかった。
目を開けると、豪華な部屋だった。…拐ったのは貴族だね。というか、拐うの私でよかったのかな?
冷静になって考えると、私まだ勲章授けられたわけでもないし、王子と私の交換ってよかったのかな?
と、敵の事を考えてみたが、何故私なのかさっぱり分からん!!
マジで何で私なんだ!!!
そもそも王宮って警備厳しそうなのに……。
でもそんな事考えても仕方ない。
とにかく察知を使って敵の人数を確認しようっと。
……人数少なくね??ここは離宮らしい。敵は扉の前に見張りが二人だけ。
でも少し離れた所にある本邸には使用人らしき人達が大勢いる。
皆知らないんだろうな。
よし。扉の前の見張り倒そう。
うん。二人なら倒せるもん。あ、でも短剣は出しておこう。
というかさ、私を幼児だからってみくびり過ぎ!!なんか結構腹立つ~!!!
って事で、扉を蹴破りまーす!私の身体能力なめんなよ!!
バコッ。
ふっふっふっ。驚いてるよ。私のような幼児が扉壊して不思議かな~?でもそんな考えももうさせないんだけどね。スリープ。
バタバタッ。
二人共眠らせた。どれくらい眠るのかは責任を取りません!ではさようなら~。
……いや、犯人来るんだったら待った方がいいね。来るかな~。バカだといいな。
見張り役は疑われないように中に入れとこっと。
あ、皆に連絡忘れてた……ヤバッ。絶対帰ったら皆カンカンだね。
《ヤッホー皆大丈夫?》
リティア、今どこにいるんだ!!
《うるさいよ。もう少し静かに》
《主ぃ~。何で主はそんなに冷静何ですか!》
《それは大丈夫だからだね》
《ロークとやらが来て、リティアが拐われたと聞いた時は、心臓が止まるかと思ったぞ!》
《ん~、ごめんね?でもさ、皆私の場所分かるでしょ?》
《……!!そうだった!!!》
《だからさ、騎士とか連れて私の所まで来て?私はその間に敵を捕らえるから》
《分かった》
《じゃ》
だけどロークは暇らしく、一緒に遊ぶ事になった。
「今日は何するの?」
「最初は木登りだ!王子として負けのままでわ終われない!!」
「そう?じゃ、やろうか」
そして木登りを二人でしていたら、「うわっ!」と言う声が聞こえた。護衛の方を見てみると、倒れていた。
うっそっっ!!王子の護衛って、近衛だよね?エリートじゃないの?
そしてその事に気を取られていたら、ロークを黒い格好の人に人質として取られた。
「こいつを解放して欲しければ、お前がこっちにこい。そうすればこっちのは解放する」
…ロークの方が大事だよね。それにロークより断然私の方が強いから、私が行った方が助かる可能性が高い。
というか、私ならすぐ出れると思う。
だから私が向こうに行くべきか。
「…行くからロークは解放してね」
「ああ。いいぞ」
そして敵の方へ向かった。
約束通り、ロークを解放してくれた。…ロークは眠らされたけど、連れ去られていないだけマシだよね。
「…やけに素直だな」
「関係ないでしょう?」
「ふっ。そうだな」
…その言葉の後からしばらくの記憶がなかった。
目を開けると、豪華な部屋だった。…拐ったのは貴族だね。というか、拐うの私でよかったのかな?
冷静になって考えると、私まだ勲章授けられたわけでもないし、王子と私の交換ってよかったのかな?
と、敵の事を考えてみたが、何故私なのかさっぱり分からん!!
マジで何で私なんだ!!!
そもそも王宮って警備厳しそうなのに……。
でもそんな事考えても仕方ない。
とにかく察知を使って敵の人数を確認しようっと。
……人数少なくね??ここは離宮らしい。敵は扉の前に見張りが二人だけ。
でも少し離れた所にある本邸には使用人らしき人達が大勢いる。
皆知らないんだろうな。
よし。扉の前の見張り倒そう。
うん。二人なら倒せるもん。あ、でも短剣は出しておこう。
というかさ、私を幼児だからってみくびり過ぎ!!なんか結構腹立つ~!!!
って事で、扉を蹴破りまーす!私の身体能力なめんなよ!!
バコッ。
ふっふっふっ。驚いてるよ。私のような幼児が扉壊して不思議かな~?でもそんな考えももうさせないんだけどね。スリープ。
バタバタッ。
二人共眠らせた。どれくらい眠るのかは責任を取りません!ではさようなら~。
……いや、犯人来るんだったら待った方がいいね。来るかな~。バカだといいな。
見張り役は疑われないように中に入れとこっと。
あ、皆に連絡忘れてた……ヤバッ。絶対帰ったら皆カンカンだね。
《ヤッホー皆大丈夫?》
リティア、今どこにいるんだ!!
《うるさいよ。もう少し静かに》
《主ぃ~。何で主はそんなに冷静何ですか!》
《それは大丈夫だからだね》
《ロークとやらが来て、リティアが拐われたと聞いた時は、心臓が止まるかと思ったぞ!》
《ん~、ごめんね?でもさ、皆私の場所分かるでしょ?》
《……!!そうだった!!!》
《だからさ、騎士とか連れて私の所まで来て?私はその間に敵を捕らえるから》
《分かった》
《じゃ》
53
お気に入りに追加
3,080
あなたにおすすめの小説
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!
naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』
シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。
そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─
「うふふ、計画通りですわ♪」
いなかった。
これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である!
最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!
神桜
ファンタジー
小学生の子を事故から救った華倉愛里。本当は死ぬ予定じゃなかった華倉愛里を神が転生させて、愛し子にし家族や精霊、神に愛されて楽しく過ごす話!
『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!』の番外編を『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!番外編』においています!良かったら見てください!
投稿は1日おきか、毎日更新です。不規則です!宜しくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる