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1章〜フォレスト王国カイヴの街〜

24、フェアディとルビクル初対面

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「また夕食の時に迎えに来るから」
「分かった」

「フェアディ、教会でママに会った時に、新しい従魔が出来たの」
『…………?教会で、ママに?』

 ん?なんかおかしな事言ったかな??

「…?……あっ。そっか、転生したとしか言って無かったもんね。なら二人一緒に説明するよ。ルビクルも出ておいで」
『はい』
『ほう。カーバンクルか』
「うん。それでね、私の昔の事を教えておこうと思うの」

 そう言って私の昔の話を二人にした。

「これで終わり。どう?こんな私でもいい?」
『『勿論』』
「よかった~!」

 うちの子は世界一可愛い!

 私は嬉しさのあまり、二人をもふり倒した。二人も気持ち良さげに目を細めている。

 は~、癒されるぅ。

『リティアリティア、そろそろ自己紹介をしたいのだが』
「ああそうだね」
『うむ。カーバンクルよ、我はフェンリルのフェアディだ。これからリティアの家族としてよろしくな』
『はい!よろしくお願いします!!ボクはカーバンクルのルビクルです』

 あっ、またしても従魔の印を忘れるところだったよ。

「じゃあ自己紹介も済んだし、ルビクルの従魔の印を決めよう!」
『はい、主』
「何色がいい?」
『主の色の銀がいいです!…ダメですか?』
「ううん。むしろ嬉しいよ!!」

 はう。うちの子可愛い。

 そうして銀の従魔の印を…どこにつけよう。

「従魔の印どこに着ける?」
『ボクもフェアディのように足に着けたいです!』
「分かった。はい」

 うんうん。色はフェアディと違うけど、着ける場所は同じで仲良しみたい。

「じゃあこのギルドカードに魔力を流して?そうしたら従魔登録完了だから」
『はい』
「じゃあ改めて、よろしくね。ルビクル!」
『はい』

 ルビクルはそう言って、泣き出した。嬉し涙だろう。

 私はそっとルビクルをなでなでした。


 しばらくルビクルをなでなでしていたら、クーイがやって来た。

「リティア、食堂に行こ……。その子誰?」

 その子?ってどの子?あっ、ルビクルの事か。

「この子も私の従魔。慣れるまで私の影に入れてたの」
「そ、そうなんだね。その子ってカーバンクル?」
「うん」
「(リティア、規格外すぎ…)」
「ん?何か言った?」
「ううん。じゃあその子も連れて食堂に行こうか」
「は~い」



 食べ終わった後、部屋に戻った。今日は街を回って疲れたからもう寝る。

「フェアディ、ルビクルおやすみ~」
『『おやすみなさい』』
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