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知恵と勇気と(1)
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手術の準備もとっくに終わっており、サーキスはパディの指導で、小さな針を持針器というハサミのような道具を用いて何度も心臓のぬいぐるみを縫っていた。技術的にも難しく、何より心臓内部の名称の暗記にサーキスは頭がパンクしそうだった。パディがサーキスの緊張をほぐそうと言った。
「大丈夫。リリカ君が付いている…」
サーキスの練習に熱が入る中、防寒用のマントを羽織ったギルが一人、息を荒くしてやって来た。
「はぁはぁ…。待たせたな…。すまない…」
サーキスからバレンタイン寺院の話を聞いたパディとリリカはギルを見る目がすっかり変わっていた。
「ギーリウス、今日はごめんなさい…。来てくれてありがとう…」
「ギル君…。ごほっ…。ありがとう…」
「ギル…すまん…」
恐縮する三人にギルは首を横に振った。
「気にするな。ドクター達には子供達を助けてもらった。俺からのちょっとした恩返しだ。ドクターパディはどうしても失うわけにはいかない」
数時間前、ギルの家に誰かがやって来たかと玄関を開ければ、ハゲ親父のフォードが土下座をして待っていた。
「パディ・ライスが死にそうなんだ…。お願いだ、一緒に来てくれ」
カザニル・フォードの男を見たギルは理由もあまり聞かずに馬車へ乗り込んだ。そして道中、パディの心臓病のことを聞かされた。それから手術のためにギルがパディを殺して最後に蘇生するという役割を頼まれた。
あまりの内容にギルは返事を渋っていたが、フォードはパディからどれほど自分が助けられてきたか話をした。自分の病気、市民の治療、さらには国民の生活の向上に彼がどれだけ貢献してきたのかを言葉にした。北の方から襲ってくる危険な感染病の対処法まで考えてくれた。熱く語る彼の目から涙がとめどなく流れていた。
「もしもパディちゃんが死んだりしたら、ワシは生きていけない! あいつはまだまだ人を救う! お願いだ、ギーリウス! 力を貸してくれ!」
ギルは承諾した。ただの作業として考えれば全く不可能なことではなかった。
サーキスがギルに訊いた。
「ところでフォードさんは?」
「仕事で…、薬品会社へ薬の話に行くと言って帰った」
ギルはフォードと交わした約束のため、嘘を吐いた。フォードはただ泣き疲れて帰っただけだった。意地っ張りのフォードはパディに心の内を知られたくなかった。
「ミスターフォード、あのおっさんはいい人間だな…」
パディがギルにすかさず口を挟んだ。
「ふんっ…。サーキスの友達は人を見る目がないな…。ごほっ…」
フォードの悪口を言われてギルはかちんと来た。
「ドクター、あんたは口が減らないな。心臓疾患の人間はみんなこうなのか?」
「ふーむ…。人によるかな…。ごほっ…。僕みたいに死に繋がる疾患を持った人間は元の性格が増長する感じかな…げほっ…。お喋りな人はよりお喋りに…。無口な人はより無口になる感じだ…。ごほっごほっ。
二十年前に僕は心臓の手術を受けたんだけど…、僕の国では心臓病の患者は一か所の病室などにまとめられるんだ…。心臓疾患の人間同士、仲間意識は強かったよ…ごほっ。すぐ隣に心臓が悪い人間がいるんだ…。お互いを励まして…心強かった…。
僕は昔から、なぜか、重病患者にからまれることが多かった…。病気で心まで病むことは仕方ないよ…。健康な人間がうとましく思うことだろう…。だからこそ…、僕は自分の心臓病が見つかった時も…なるだけ穏やかに人に接しようと心がけた…。ごほっ…。
僕が荒れたら、他の心臓病の人も迷惑になるからね…。心臓が悪い人間にも…普通に接していいのだと、周りの人に理解して欲しかった…。僕が以前、手術を受けた病院は、他の心臓病の患者さんも同じ気持ちだったのか…、穏やかな人が多かった…。嬉しかったよ…。ただ同部屋の人達はおじいちゃんばっかりで…、若いのに心臓が悪くてお気の毒ってよく言われてたよ…ごほっ。ははは…」
リリカ、サーキス、ギルの三人は黙ってパディの話を聞いた。それからパディは続けた。
「リリカ君、そろそろ僕を眠らせてくれないか…。げほっげほっ…。ギル君が来て怖くてたまらないんだ…。サーキス? 準備はいいかい…?」
「任せてくれ」
「では先生、眠ってください。ウロバンチェ・オブ・チェイジ……」
リリカが睡眠呪文でパディを眠らせると、彼女は目を閉じたパディの顔から眼鏡を取って預かった。サーキスがパディの体を抱えて隣へ移動する。途中、その後ろからリリカが彼に言った。
「先生はいつもひょうきんでほがらかな笑顔を見せてるけど、夜一人になるとよく泣いてるの…。死ぬのが怖くてたぶん毎日、泣いていたんじゃないかしら。おそらくあんた以上に泣いていると思うわ。だからお願い、先生を助けて…」
サーキスはパディを手術台に乗せるとギルを含めて全員が手術着に着替えた。ベッドの上のパディも裸にさせられた。胸の縦一直線の手術痕も丸見えだ。この手術室でも部屋の隅で薪ストーブがパチパチと燃え盛っている。
「ギル。始める前に一応、先生の心臓を見てくれないか?」
サーキスの言葉にギルは宝箱を唱えて心臓を透視した。
「動きが、弱い…。おまけに血が逆流してる…」
「死にそうだろ…」
少しの間沈黙が流れたが、ギルがサーキスに力強く言葉を贈った。
「あのな! あの時、母さんが助けられるのなら、俺は呪文の一つもいらなかった。だから…、思い切りやれ!」
(ギルならそう言ってくれると思っていたぜ。ありがとう…)
作業台の上には魔法の吸引器、メス、先が平べったいハサミ、刃物のダガー、手術用のハサミ、四十センチの糸を一重に結んだ小さな針が六十本ほど置いてある。その釣り針のように曲がった針は一センチの大きさもない。リリカが言った。
「これより、パディ・ライスさん四十一歳、大動脈弁閉鎖不全症、ステントレス生体弁置換術を始めます。…あの、それでごめんなさい、ギーリウス…。先生の首を折って…」
ギルは両手でパディの首を掴むと躊躇なく全力で首の骨を折った。
ボキィッ!
部屋に鈍い音が響き渡る。それから、リリカがパディの顔に白い布をかけた。少し時間が経ってからギルは宝箱を唱えてパディの心臓を観察した。
「心臓が止まってるぞ…」
それからサーキスが震える手で自らメスを取った。メスをパディの首の十センチ下辺りで構えてそこで動きが止まる。その光景にリリカとギルは息を飲んだ。僧侶の道が途絶えようとする瞬間だった。サーキスは呼吸を整えた。
(いつの頃からか俺は医者になりたいと思っちまったんだ…)
サーキスはひと思いにパディの胸にメスを入れた。首の下からみぞおちまで一気に切れ込みが走る。まずは筋肉を傷つけることなく見事に皮膚だけが切られた。
(俺はフォードさんの手術を初めて見た時から一発で医療に魅せられてしまったんだ…)
次に切れ目に沿って筋肉を切った。両手で皮膚と筋肉を掴んで胸骨をあらわにした。目の下に広い大きな骨が姿を現している。前回の手術で胸骨の接続に使われたワイヤーが八本、縦に二センチほどの間隔をあけて縫われていた。
(医者になるのならいつか完全復活を覚えた後でいいと思ってた…)
サーキスはハサミでワイヤーを切って力いっぱいに引き抜いた。八本全てを除去する。そして作業台の上のダガーを手に取った。
「リリカ、火撃を頼む」
リリカが呪文を唱えてダガーを熱した。サーキスが柄を持てるギリギリまで温度を高める。そしてサーキスは胸骨に切れ目を入れた。一刀では本当に傷しか入らなかった。やはり厚さ二センチの壁は非常に硬い。さすが心臓を守る骨だと痛感する。
サーキスは何度も何度も同じ場所に切れ込みを入れてじわじわと胸骨を切って行った。力ではなく技で。やがて骨は左右に別れた。
(落ちこぼれの俺が完全復活を覚えるのなんかいつになるのかわからない…。それもそんな呪文を覚えて一体、何になるんだ…)
胸骨を両手で開いた。胸骨は肋骨も繋がっている。まるで門でも開くようだった。心臓の前の心膜が見えた。
(そんなの僧侶の自己満足だ…。怪我人の治療も、死人の復活も他の人間がやればいい…。できる人間はごろごろいる)
サーキスが心膜を切って左右に開くと目当ての心臓が見えた。当たり前だが、動いていない。いつもは伸縮して動いている心臓。止まったそれは不気味に見えた。
(俺には俺の役目がある…。今、先生を助けられるのは俺しかいない!)
心臓は木にぶら下がる果物にも似ている。サーキスはそのつるの部分、大動脈の根元を切る。リリカの魔法の吸引機で血液を吸ってもらうと大動脈弁が見えた。三枚の弁尖で作られたわずか三センチほどの小さな蓋だ。石灰化が進んで硬くなっている。
弁尖はそれぞれ、無冠尖、右冠尖、左冠尖と名称が付いている。これはつい先ほどパディから習ったことだった。まさかこんな小さな物に名前が付いているとはサーキスも夢にも思わなかった。
「大丈夫。リリカ君が付いている…」
サーキスの練習に熱が入る中、防寒用のマントを羽織ったギルが一人、息を荒くしてやって来た。
「はぁはぁ…。待たせたな…。すまない…」
サーキスからバレンタイン寺院の話を聞いたパディとリリカはギルを見る目がすっかり変わっていた。
「ギーリウス、今日はごめんなさい…。来てくれてありがとう…」
「ギル君…。ごほっ…。ありがとう…」
「ギル…すまん…」
恐縮する三人にギルは首を横に振った。
「気にするな。ドクター達には子供達を助けてもらった。俺からのちょっとした恩返しだ。ドクターパディはどうしても失うわけにはいかない」
数時間前、ギルの家に誰かがやって来たかと玄関を開ければ、ハゲ親父のフォードが土下座をして待っていた。
「パディ・ライスが死にそうなんだ…。お願いだ、一緒に来てくれ」
カザニル・フォードの男を見たギルは理由もあまり聞かずに馬車へ乗り込んだ。そして道中、パディの心臓病のことを聞かされた。それから手術のためにギルがパディを殺して最後に蘇生するという役割を頼まれた。
あまりの内容にギルは返事を渋っていたが、フォードはパディからどれほど自分が助けられてきたか話をした。自分の病気、市民の治療、さらには国民の生活の向上に彼がどれだけ貢献してきたのかを言葉にした。北の方から襲ってくる危険な感染病の対処法まで考えてくれた。熱く語る彼の目から涙がとめどなく流れていた。
「もしもパディちゃんが死んだりしたら、ワシは生きていけない! あいつはまだまだ人を救う! お願いだ、ギーリウス! 力を貸してくれ!」
ギルは承諾した。ただの作業として考えれば全く不可能なことではなかった。
サーキスがギルに訊いた。
「ところでフォードさんは?」
「仕事で…、薬品会社へ薬の話に行くと言って帰った」
ギルはフォードと交わした約束のため、嘘を吐いた。フォードはただ泣き疲れて帰っただけだった。意地っ張りのフォードはパディに心の内を知られたくなかった。
「ミスターフォード、あのおっさんはいい人間だな…」
パディがギルにすかさず口を挟んだ。
「ふんっ…。サーキスの友達は人を見る目がないな…。ごほっ…」
フォードの悪口を言われてギルはかちんと来た。
「ドクター、あんたは口が減らないな。心臓疾患の人間はみんなこうなのか?」
「ふーむ…。人によるかな…。ごほっ…。僕みたいに死に繋がる疾患を持った人間は元の性格が増長する感じかな…げほっ…。お喋りな人はよりお喋りに…。無口な人はより無口になる感じだ…。ごほっごほっ。
二十年前に僕は心臓の手術を受けたんだけど…、僕の国では心臓病の患者は一か所の病室などにまとめられるんだ…。心臓疾患の人間同士、仲間意識は強かったよ…ごほっ。すぐ隣に心臓が悪い人間がいるんだ…。お互いを励まして…心強かった…。
僕は昔から、なぜか、重病患者にからまれることが多かった…。病気で心まで病むことは仕方ないよ…。健康な人間がうとましく思うことだろう…。だからこそ…、僕は自分の心臓病が見つかった時も…なるだけ穏やかに人に接しようと心がけた…。ごほっ…。
僕が荒れたら、他の心臓病の人も迷惑になるからね…。心臓が悪い人間にも…普通に接していいのだと、周りの人に理解して欲しかった…。僕が以前、手術を受けた病院は、他の心臓病の患者さんも同じ気持ちだったのか…、穏やかな人が多かった…。嬉しかったよ…。ただ同部屋の人達はおじいちゃんばっかりで…、若いのに心臓が悪くてお気の毒ってよく言われてたよ…ごほっ。ははは…」
リリカ、サーキス、ギルの三人は黙ってパディの話を聞いた。それからパディは続けた。
「リリカ君、そろそろ僕を眠らせてくれないか…。げほっげほっ…。ギル君が来て怖くてたまらないんだ…。サーキス? 準備はいいかい…?」
「任せてくれ」
「では先生、眠ってください。ウロバンチェ・オブ・チェイジ……」
リリカが睡眠呪文でパディを眠らせると、彼女は目を閉じたパディの顔から眼鏡を取って預かった。サーキスがパディの体を抱えて隣へ移動する。途中、その後ろからリリカが彼に言った。
「先生はいつもひょうきんでほがらかな笑顔を見せてるけど、夜一人になるとよく泣いてるの…。死ぬのが怖くてたぶん毎日、泣いていたんじゃないかしら。おそらくあんた以上に泣いていると思うわ。だからお願い、先生を助けて…」
サーキスはパディを手術台に乗せるとギルを含めて全員が手術着に着替えた。ベッドの上のパディも裸にさせられた。胸の縦一直線の手術痕も丸見えだ。この手術室でも部屋の隅で薪ストーブがパチパチと燃え盛っている。
「ギル。始める前に一応、先生の心臓を見てくれないか?」
サーキスの言葉にギルは宝箱を唱えて心臓を透視した。
「動きが、弱い…。おまけに血が逆流してる…」
「死にそうだろ…」
少しの間沈黙が流れたが、ギルがサーキスに力強く言葉を贈った。
「あのな! あの時、母さんが助けられるのなら、俺は呪文の一つもいらなかった。だから…、思い切りやれ!」
(ギルならそう言ってくれると思っていたぜ。ありがとう…)
作業台の上には魔法の吸引器、メス、先が平べったいハサミ、刃物のダガー、手術用のハサミ、四十センチの糸を一重に結んだ小さな針が六十本ほど置いてある。その釣り針のように曲がった針は一センチの大きさもない。リリカが言った。
「これより、パディ・ライスさん四十一歳、大動脈弁閉鎖不全症、ステントレス生体弁置換術を始めます。…あの、それでごめんなさい、ギーリウス…。先生の首を折って…」
ギルは両手でパディの首を掴むと躊躇なく全力で首の骨を折った。
ボキィッ!
部屋に鈍い音が響き渡る。それから、リリカがパディの顔に白い布をかけた。少し時間が経ってからギルは宝箱を唱えてパディの心臓を観察した。
「心臓が止まってるぞ…」
それからサーキスが震える手で自らメスを取った。メスをパディの首の十センチ下辺りで構えてそこで動きが止まる。その光景にリリカとギルは息を飲んだ。僧侶の道が途絶えようとする瞬間だった。サーキスは呼吸を整えた。
(いつの頃からか俺は医者になりたいと思っちまったんだ…)
サーキスはひと思いにパディの胸にメスを入れた。首の下からみぞおちまで一気に切れ込みが走る。まずは筋肉を傷つけることなく見事に皮膚だけが切られた。
(俺はフォードさんの手術を初めて見た時から一発で医療に魅せられてしまったんだ…)
次に切れ目に沿って筋肉を切った。両手で皮膚と筋肉を掴んで胸骨をあらわにした。目の下に広い大きな骨が姿を現している。前回の手術で胸骨の接続に使われたワイヤーが八本、縦に二センチほどの間隔をあけて縫われていた。
(医者になるのならいつか完全復活を覚えた後でいいと思ってた…)
サーキスはハサミでワイヤーを切って力いっぱいに引き抜いた。八本全てを除去する。そして作業台の上のダガーを手に取った。
「リリカ、火撃を頼む」
リリカが呪文を唱えてダガーを熱した。サーキスが柄を持てるギリギリまで温度を高める。そしてサーキスは胸骨に切れ目を入れた。一刀では本当に傷しか入らなかった。やはり厚さ二センチの壁は非常に硬い。さすが心臓を守る骨だと痛感する。
サーキスは何度も何度も同じ場所に切れ込みを入れてじわじわと胸骨を切って行った。力ではなく技で。やがて骨は左右に別れた。
(落ちこぼれの俺が完全復活を覚えるのなんかいつになるのかわからない…。それもそんな呪文を覚えて一体、何になるんだ…)
胸骨を両手で開いた。胸骨は肋骨も繋がっている。まるで門でも開くようだった。心臓の前の心膜が見えた。
(そんなの僧侶の自己満足だ…。怪我人の治療も、死人の復活も他の人間がやればいい…。できる人間はごろごろいる)
サーキスが心膜を切って左右に開くと目当ての心臓が見えた。当たり前だが、動いていない。いつもは伸縮して動いている心臓。止まったそれは不気味に見えた。
(俺には俺の役目がある…。今、先生を助けられるのは俺しかいない!)
心臓は木にぶら下がる果物にも似ている。サーキスはそのつるの部分、大動脈の根元を切る。リリカの魔法の吸引機で血液を吸ってもらうと大動脈弁が見えた。三枚の弁尖で作られたわずか三センチほどの小さな蓋だ。石灰化が進んで硬くなっている。
弁尖はそれぞれ、無冠尖、右冠尖、左冠尖と名称が付いている。これはつい先ほどパディから習ったことだった。まさかこんな小さな物に名前が付いているとはサーキスも夢にも思わなかった。
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