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猫
エイジヒル対マッチョ ふらんすの森大決戦
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太鼓の音が聞こえる。
重たい音だ、ネコにも聞こえる様に実物素材で出来た太鼓だ。
ネコは、キョロキョロしている。
野次馬の妖精達の笑い声が響く。
太鼓の音とマタタビの匂いにつられてネコは、ゆっくり慎重に進む。
ネコの動きが緩くなると、首輪にしがみ付いていた、マッチョがゆっくりと頭を目指してネコの身体をよじ登る。
誘導隊は最早、マッチョを相手していない。
説得を諦めたのか、ネコ誘導そのものをショーとして割り切っているのかも知れない。
どっちにしろ、マッチョ1人のちっぽけな妖精の力では、どうすることもできないとみているのだ。
「降りろバカ!」
「君は、引っ込んでいろ。少年!」
「ガキじゃ無い!
酒もコーヒーも飲める!」
エイジヒルは、自分のボキャブラリーの無さに少し絶望した。
こんなことでは、説得は無理だ。
「エイさん!
コレを受け取って下さい。」
誘導隊の中に居た、はなまるが、マッチョの円盤状の盾をフリスビーの様にして投げてきた。
「ぐへっ!」
盾は、エイジヒルに直撃して地面を転がる。
「危ないだろが!」
エイジヒルは、盾を拾い右腕にベルトを通して固定する。
盾の内側には、グリップが付いていて、これを握るか引くとワイヤーが射出するのだろう。
言葉が無理なら力ずくでも。
エイジヒルは、盾の先端をマッチョに向けた。
「己の武器で!」
グリップを引く、フックの付いたワイヤーが飛び出した。
「あ!」
ワイヤーは、マッチョを外してネコの首輪に引っ掛かった。
エイジヒルは、ワイヤーを外そうと、もう一度グリップを引く。
「あああぁ!」
エイジヒルは、ネコの首ら辺に激突した。
誤算だった。
エイジヒルは、ワイヤーを絡ませてマッチョを捕らえるつもりでいた。
地上から射出し続ければそのうちあたると思っていた。
下手でもマッチョの邪魔は出来ると。
気がつけば、ネコの首輪にぶら下がっている惨めな自分がいた。
「おい! 大丈夫か!」
敵に心配された。
地上からは、応援と笑い声がまじりあった声援が聞こえる。
はなまるの姿が目に映ったが、腹を抱えて笑っている。
ネコの背中からマッチョが手を差し出してきた。
この手を思いっきり引っ張ればマッチョを落とせる。
目的次第では、卑怯でも厭わない。
少しマッチョが良いヤツに思えて気に入らない。
エイジヒルは、マッチョの手を握り強く引っ張ろうとした時!
先にマッチョに引っ張り上げられた。
ネコの背中の上は、毛が逆立ってはいるがふかふかして居心地が良い。
ネコが歩く時に伝わる大地の振動とネコの心臓、筋肉の動き、呼吸、体温、背骨のボコボコ、身体の中がスカスカの妖精から見れば、ネコの全てが難しい構造で出来たロボットみたいだ。
「姿勢を低くしろ! ネコの毛を掴め、少年!」
「少年じゃあぁ グァ!」
エイジヒルは、北門の縁に頭をぶつけてネコの背中の上に倒れた。
ネコが門を潜り街の外に出たのだ。
「痛くないか少年?」
「痛いよ。
やめろつっても言うんだろ?
少年ってさぁ
別に良いよ。 人間みたいにさぁ、若く見られて喜ぶことにするよ。」
エイジヒルは、立ちあがろうとしたが、揺れるし、心地良いので仰向けのままマッチョに言い返した。
「嫌だったのか、すまん。」
「良いって、お前強いもん。
お前から見たら僕なんてくっさいがきんちょだ。」
「拗ねるな少年!
君は強い! 私にたどり着いた!
今は私に勝てなくても君はライバルだ!」
「あっそ
万策尽きた、力じゃ到底敵わないし、バカだから話も噛み合わない。」
「そう、自分を卑下にするな。」
「後半は、お前のこと言ってんだけどな。」
「君は、諦めたのか?
そうじゃないなら立つんだ!」
「そうじゃない。
考えてるんだ。 お前からネコを守る方法をな。」
「ハッハッハ
そいつは難しいぞ。」
エイジヒルは、寝そべったままで、地上を見下ろした。
街門は、閉められて野次馬の妖精達は、もう居ない。
興奮冷めきらないのか歓声はまだまだ聞こえる。
ネコの誘導隊は、はなまるを含めて6人居る。
楽隊みたいな太鼓を叩いているヤツ、優しい感じの音色の笛を吹くヤツ、提灯を短い竿で吊してマタタビの匂いを出しているヤツ、両サイドに居る護衛役、そして先頭に居るはなまる、そして、黒ベースに蛍光の赤や緑のラインが入った鎧を着たヤツ。
「何だ、アイツ。」
「フェンリル隊長だ。
私を捕らえた。 強い!」
「アイツがフェンリル隊長か、バカそうだな。」
「バカじゃない!
強い、隣にいる背の高い女の妖精なんか、フェンリル隊長、フェンリル隊長って
メロメロでベタベタだった。」
「バカにしてんだよ。アイツはさ。」
「強ければ、モテる!
尊敬もされる!
君の様なひねくれ者にもモテるがな!
ハッハッハッハ。」
ダメだ。 絶望的に話が噛み合わない。
「しかし良い匂いだな。」
「あぁ、この匂いは、ネコの毛の匂いだな。」
「臭そうな言い方すんな!
シャンプーの匂いじゃないの?
このネコ、人間のペットなんだよ。」
「ペットって何だ?」
「家族とか言う、ちっちゃいコロニー内の他種の住民だな。」
「難しいぞ!」
「用は人間のお仲間だ。」
「何で分かる?」
「ネコが自分でシャンプーするわけないだろ?
人間がやってるんだ。
大切にされてるんだよきっと。」
「シャンプーって何だ?」
「そこかよ。
良いか? このネコには、帰りを待ってくれる仲間がいるんだ。
人間だ。 他のネコもいるかも知れない。」
「しかし、我々にとって害悪だ。」
「それほどでもないだろ。」
「建物は壊される、食料も荒らされる!」
「ぶっ殺されるほどのことか?」
「何故、ネコに肩入れする?」
「かわいそうだろ。」
「軽い! めちゃくちゃ軽いじゃないか!
君は、そんなフワフワな理由で全妖精を敵にまわせると言うのか!」
「とんだサイコ野郎扱いだな。
軽い分けじゃないぞ、理由なら原稿用紙300枚でも纏めきれない程度にはある。
けどな、お前がバカ過ぎて最初の一行目で既に理解出来無ないだろーから、一言で纏めたんだよ。」
「目上の妖精に対して、バカバカ言うな少年。」
「目上かどうかは置いといて、お前も少年て言うなよな。」
「ちっちゃいからだー!」
「妖精に少年もおっさんもあるかよ。」
「エイさん、時間稼ぎご苦労様です。」
木漏れ日ホンから、はなまるの声がした。
「バカか! 種明かしするなよ。」
「アハハ すいません。
けど、無駄ですよー
その妖精が、どんなに頑張ってもネコに傷一つつけられませんよ。」
「根拠はあるのか?」
「フェンリル隊長が言ってますよ。」
「そいつ信用できるの?」
「はい、過去に70匹のネコを元の世界に返してます。」
「それは実績であって根拠にはならんよ。」
「我より弱き者に異界の獣を打つ事など、笑止千万、夢のまた夢だそうです。(笑)」
「はぁ?」
「ならば打って見るまで!」
マッチョが背中にマウントしている槍を右手に持つ。
「おい! このネコは、もう帰路についてる。
打つ意味ないだろ!」
「甘い! 今後如何なる凶暴なネコが来た時のため!
経験が必要なのだ! 私に! 妖精に!」
「動物を殺す経験なんているかよ。
はなまる! お前もてつだえ。」
「だめです。 ギリギリまで頑張って下さい。 ピンチの連続が来た時にワタシを欲しがって下さい。」
「何様だよ!」
マッチョは、槍を構える。
「やい、マッチョ!
僕だって経験が欲しいだよ。 大切なものを守ったっていうな。」
「ならば、この私を退けよ!」
マッチョは、エイジヒルに向き直し再び槍を構えるが、体勢を崩した。
ネコの背中から伝わる振動で足が開いてくるみたいだ。
「足がよろけてるぜ。」
「うるさい! 君も立て!」
「やだ。 ネコ酔いで立てん。」
「そんな酔いあるかー!」
「何で、揺れてるか分かるか?」
「ネコが歩くからだ!」
「それもあるが、震えだ。」
「震えだと。」
「そうだ。 怖がってんだ。
今1番怖がってるのは、このネコだ。
目も見えて無いのに、訳も分からん世界に迷いこんだんだ。
そりゃ怖いよ。」
「目が見えていないだと?」
「あぁ、失明だ。 真っ暗なんだ。」
「しかし、ネコはネコだ!」
「今1番怖がってるヤツを倒すのがヒーローかい?」
「そ、そうじゃない。」
「はなまる、頼む。」
エイジヒルは、木漏れ日ホンを掴みつぶやいた。
「?」
マッチョが気が付いた時には、既に遅く足にワイヤーのフックが引っかかっていた。
マッチョは、勢いよく地面に叩きつけられた。
重たい音だ、ネコにも聞こえる様に実物素材で出来た太鼓だ。
ネコは、キョロキョロしている。
野次馬の妖精達の笑い声が響く。
太鼓の音とマタタビの匂いにつられてネコは、ゆっくり慎重に進む。
ネコの動きが緩くなると、首輪にしがみ付いていた、マッチョがゆっくりと頭を目指してネコの身体をよじ登る。
誘導隊は最早、マッチョを相手していない。
説得を諦めたのか、ネコ誘導そのものをショーとして割り切っているのかも知れない。
どっちにしろ、マッチョ1人のちっぽけな妖精の力では、どうすることもできないとみているのだ。
「降りろバカ!」
「君は、引っ込んでいろ。少年!」
「ガキじゃ無い!
酒もコーヒーも飲める!」
エイジヒルは、自分のボキャブラリーの無さに少し絶望した。
こんなことでは、説得は無理だ。
「エイさん!
コレを受け取って下さい。」
誘導隊の中に居た、はなまるが、マッチョの円盤状の盾をフリスビーの様にして投げてきた。
「ぐへっ!」
盾は、エイジヒルに直撃して地面を転がる。
「危ないだろが!」
エイジヒルは、盾を拾い右腕にベルトを通して固定する。
盾の内側には、グリップが付いていて、これを握るか引くとワイヤーが射出するのだろう。
言葉が無理なら力ずくでも。
エイジヒルは、盾の先端をマッチョに向けた。
「己の武器で!」
グリップを引く、フックの付いたワイヤーが飛び出した。
「あ!」
ワイヤーは、マッチョを外してネコの首輪に引っ掛かった。
エイジヒルは、ワイヤーを外そうと、もう一度グリップを引く。
「あああぁ!」
エイジヒルは、ネコの首ら辺に激突した。
誤算だった。
エイジヒルは、ワイヤーを絡ませてマッチョを捕らえるつもりでいた。
地上から射出し続ければそのうちあたると思っていた。
下手でもマッチョの邪魔は出来ると。
気がつけば、ネコの首輪にぶら下がっている惨めな自分がいた。
「おい! 大丈夫か!」
敵に心配された。
地上からは、応援と笑い声がまじりあった声援が聞こえる。
はなまるの姿が目に映ったが、腹を抱えて笑っている。
ネコの背中からマッチョが手を差し出してきた。
この手を思いっきり引っ張ればマッチョを落とせる。
目的次第では、卑怯でも厭わない。
少しマッチョが良いヤツに思えて気に入らない。
エイジヒルは、マッチョの手を握り強く引っ張ろうとした時!
先にマッチョに引っ張り上げられた。
ネコの背中の上は、毛が逆立ってはいるがふかふかして居心地が良い。
ネコが歩く時に伝わる大地の振動とネコの心臓、筋肉の動き、呼吸、体温、背骨のボコボコ、身体の中がスカスカの妖精から見れば、ネコの全てが難しい構造で出来たロボットみたいだ。
「姿勢を低くしろ! ネコの毛を掴め、少年!」
「少年じゃあぁ グァ!」
エイジヒルは、北門の縁に頭をぶつけてネコの背中の上に倒れた。
ネコが門を潜り街の外に出たのだ。
「痛くないか少年?」
「痛いよ。
やめろつっても言うんだろ?
少年ってさぁ
別に良いよ。 人間みたいにさぁ、若く見られて喜ぶことにするよ。」
エイジヒルは、立ちあがろうとしたが、揺れるし、心地良いので仰向けのままマッチョに言い返した。
「嫌だったのか、すまん。」
「良いって、お前強いもん。
お前から見たら僕なんてくっさいがきんちょだ。」
「拗ねるな少年!
君は強い! 私にたどり着いた!
今は私に勝てなくても君はライバルだ!」
「あっそ
万策尽きた、力じゃ到底敵わないし、バカだから話も噛み合わない。」
「そう、自分を卑下にするな。」
「後半は、お前のこと言ってんだけどな。」
「君は、諦めたのか?
そうじゃないなら立つんだ!」
「そうじゃない。
考えてるんだ。 お前からネコを守る方法をな。」
「ハッハッハ
そいつは難しいぞ。」
エイジヒルは、寝そべったままで、地上を見下ろした。
街門は、閉められて野次馬の妖精達は、もう居ない。
興奮冷めきらないのか歓声はまだまだ聞こえる。
ネコの誘導隊は、はなまるを含めて6人居る。
楽隊みたいな太鼓を叩いているヤツ、優しい感じの音色の笛を吹くヤツ、提灯を短い竿で吊してマタタビの匂いを出しているヤツ、両サイドに居る護衛役、そして先頭に居るはなまる、そして、黒ベースに蛍光の赤や緑のラインが入った鎧を着たヤツ。
「何だ、アイツ。」
「フェンリル隊長だ。
私を捕らえた。 強い!」
「アイツがフェンリル隊長か、バカそうだな。」
「バカじゃない!
強い、隣にいる背の高い女の妖精なんか、フェンリル隊長、フェンリル隊長って
メロメロでベタベタだった。」
「バカにしてんだよ。アイツはさ。」
「強ければ、モテる!
尊敬もされる!
君の様なひねくれ者にもモテるがな!
ハッハッハッハ。」
ダメだ。 絶望的に話が噛み合わない。
「しかし良い匂いだな。」
「あぁ、この匂いは、ネコの毛の匂いだな。」
「臭そうな言い方すんな!
シャンプーの匂いじゃないの?
このネコ、人間のペットなんだよ。」
「ペットって何だ?」
「家族とか言う、ちっちゃいコロニー内の他種の住民だな。」
「難しいぞ!」
「用は人間のお仲間だ。」
「何で分かる?」
「ネコが自分でシャンプーするわけないだろ?
人間がやってるんだ。
大切にされてるんだよきっと。」
「シャンプーって何だ?」
「そこかよ。
良いか? このネコには、帰りを待ってくれる仲間がいるんだ。
人間だ。 他のネコもいるかも知れない。」
「しかし、我々にとって害悪だ。」
「それほどでもないだろ。」
「建物は壊される、食料も荒らされる!」
「ぶっ殺されるほどのことか?」
「何故、ネコに肩入れする?」
「かわいそうだろ。」
「軽い! めちゃくちゃ軽いじゃないか!
君は、そんなフワフワな理由で全妖精を敵にまわせると言うのか!」
「とんだサイコ野郎扱いだな。
軽い分けじゃないぞ、理由なら原稿用紙300枚でも纏めきれない程度にはある。
けどな、お前がバカ過ぎて最初の一行目で既に理解出来無ないだろーから、一言で纏めたんだよ。」
「目上の妖精に対して、バカバカ言うな少年。」
「目上かどうかは置いといて、お前も少年て言うなよな。」
「ちっちゃいからだー!」
「妖精に少年もおっさんもあるかよ。」
「エイさん、時間稼ぎご苦労様です。」
木漏れ日ホンから、はなまるの声がした。
「バカか! 種明かしするなよ。」
「アハハ すいません。
けど、無駄ですよー
その妖精が、どんなに頑張ってもネコに傷一つつけられませんよ。」
「根拠はあるのか?」
「フェンリル隊長が言ってますよ。」
「そいつ信用できるの?」
「はい、過去に70匹のネコを元の世界に返してます。」
「それは実績であって根拠にはならんよ。」
「我より弱き者に異界の獣を打つ事など、笑止千万、夢のまた夢だそうです。(笑)」
「はぁ?」
「ならば打って見るまで!」
マッチョが背中にマウントしている槍を右手に持つ。
「おい! このネコは、もう帰路についてる。
打つ意味ないだろ!」
「甘い! 今後如何なる凶暴なネコが来た時のため!
経験が必要なのだ! 私に! 妖精に!」
「動物を殺す経験なんているかよ。
はなまる! お前もてつだえ。」
「だめです。 ギリギリまで頑張って下さい。 ピンチの連続が来た時にワタシを欲しがって下さい。」
「何様だよ!」
マッチョは、槍を構える。
「やい、マッチョ!
僕だって経験が欲しいだよ。 大切なものを守ったっていうな。」
「ならば、この私を退けよ!」
マッチョは、エイジヒルに向き直し再び槍を構えるが、体勢を崩した。
ネコの背中から伝わる振動で足が開いてくるみたいだ。
「足がよろけてるぜ。」
「うるさい! 君も立て!」
「やだ。 ネコ酔いで立てん。」
「そんな酔いあるかー!」
「何で、揺れてるか分かるか?」
「ネコが歩くからだ!」
「それもあるが、震えだ。」
「震えだと。」
「そうだ。 怖がってんだ。
今1番怖がってるのは、このネコだ。
目も見えて無いのに、訳も分からん世界に迷いこんだんだ。
そりゃ怖いよ。」
「目が見えていないだと?」
「あぁ、失明だ。 真っ暗なんだ。」
「しかし、ネコはネコだ!」
「今1番怖がってるヤツを倒すのがヒーローかい?」
「そ、そうじゃない。」
「はなまる、頼む。」
エイジヒルは、木漏れ日ホンを掴みつぶやいた。
「?」
マッチョが気が付いた時には、既に遅く足にワイヤーのフックが引っかかっていた。
マッチョは、勢いよく地面に叩きつけられた。
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