3 / 25
偽りの姫は戦勝国に嫁がされる 3
しおりを挟む
――大地の精霊を奉じる小国ガネージュが、自国の北と南にそれぞれ位置する大国の争いに巻き込まれたのは、半年と少し前のことだった。
北のリーデンバーグ、南のアーデンフロシアに挟まれて、ガネージュは亡き王妃の出生国であるリーデンバーグ側に付くことを余儀なくされた。
リガードは議会で、リリーシャは食事の場で、好戦的なリーデンバーグではなく女神を奉じるアーデンフロシアに味方することを上奏したが、受け容れられることはなかった。
ここ数年、ガネージュは戦を好むリーデンバーグ王の圧政でたびたび移民が流れ込んできて対処に困っていたのだが、その圧倒的な武力の前には従うほかはなかった。後になって、それはリガードの母を死なせた償いを求めてのことでもあったことをリリーシャは聞かされた。リーデンバーグは、当時は何も言わなかったというのに、今更亡き娘を取引材料に使ってきたのだ。
国の決断にも隣国の要求にも納得いかなかったが、リリーシャが開戦に消極的だと気づいた重臣の一人に女にはわからぬ領域のことだと叱りつけられて口を噤むしかなかった。
戦の発端は、リーデンバーグの王太子がアーデンフロシアの姫に一目惚れをして狼藉を働こうとしたところ、アーデンフロシアを守護する女神が雷を落としたことだった。
リーデンバーグは王太子の行為を棚に上げて、王太子に消えない傷を与えたアーデンフロシアを責め、「女神などという不可思議な存在に盲目的にへつらう愚か者どもめ」と愚弄したが、アーデンフロシアはあくまで外交的な解決を望み、決して脅しに屈することをしなかった。
長引く交渉に業を煮やしたリーデンバーグ王は、かねてより野望を抱いていたらしい遠征に踏み切った。大国に挟まれた小国ガネージュを巻き込み、戦場として利用しながら。
リーデンバーグの予想に反して、閉ざされた神秘の国として侮られていたアーデンフロシアはしぶとかった。
女神に守護されたアーデンフロシアには、女神の加護だという不可思議な力と繊細で技巧的な剣術、そして優秀な指揮官による差配があった。何事も力で押す武力の国であるリーデンバーグにとっては、ある意味最悪な敵だったろう。
とはいえ、拮抗状態は長く続かなかった。
戦の指揮を執っていたアーデンフロシアの王太子が乱戦の最中に命を失うと、その供をしていた若い王子が怒りに燃える剣で戦端を切り開いたのだ。
アーデンフロシアの若い王子は同じく怒り心頭になった女神の後押しを受けて、周辺諸国に武名を轟かせていたリーデンバーグの王太子を引っ捕らえた。リーデンバーグは退却を余儀なくされ、人質と引きかえに和平交渉に応じざるをえなかった。そして、ガネージュの王は愛妾とともに命を絶ち、王族として責任を取るという誠意で恭順を示した。
戦勝国となったアーデンフロシアは停戦条約を締結するとともに、ガネージュを併呑することにした。
リーデンバーグとの間にガネージュのような中立を保てない国が残っていたならば、この先も戦が起こると踏んだのだろう。いずれリーデンバーグが条約を破ってふたたび攻め込んでくるのではないかという危惧も、その意見を後押しした。
リガードは派遣された優秀な文官たちとともに国を解体することになり、ガネージュはアーデンフロシアの一領地として生まれ直す運びとなった。
敗戦国の王太子の存在は、後の火種となりかねない。
リガードは良くて追放か悪ければ死刑と覚悟を決めていたが、アーデンフロシアは聡明なリガードをみすみす手元から逃すほうが厄介かつ損失になると考えたらしい。
リリーシャの処遇が取り沙汰されることになったのは、国を失う事態になりつつもガネージュが平穏を取り戻しつつあったときのことだった。
リガードとアーデンフロシアの文官主導の仕事から遠ざけられた亡きガネージュ王の重臣たちは、今ならばリリーシャの今後を好き勝手に差配できると考えた。何しろ、リリーシャは年頃の美しい娘だった。美しい娘にはそれだけで価値がある。十年ばかり王族として遇したのだ、せいぜい役立ってもらおう、と。
アーデンフロシアから差し向けられた文官のもてなしに、はたまた戦に資金を提供した商人への褒美にとひそかに画策していた重臣たちは、リガードがアーデンフロシアとの縁談を用意していたことを知らされて不服そうにしたという。美しい娘は手元に置いておけばくりかえし利用できる財産だろうにと。しかしリガードは亡き王のように御しやすい男ではなかったから、結局は受け容れざるを得なかった。
輿入れの報せを受けたリリーシャは「お兄様の仰るままに」と返事をし、以降どんなに声を掛けられても部屋から出ず、誰からの面会にも応じないまま旅立ちの日を迎えたのだった。
リリーシャが嫁ぐにあたっては、誰も伴うことを許されなかった。
たとえ許されたとしても、罪人の子を母に持ち、まったき王族ではないリリーシャの供をしてくれる者がいるはずもなかった。主が大切にされる可能性が低い道だ、帯同しても得られる旨味は少ない。
幸運だったのは、リガードの傍で高い教育を受けていたリリーシャがアーデンフロシア語の読み書きや会話に不自由しなかったことだろう。
このことは、アーデンフロシアからやってきた文官たちを喜ばせた。姫は優秀でおられるのですねと言った彼らは、重臣たちが過ぎた世辞は若い娘をつけ上がらせるから止して頂きたいと返したのに驚いていた。文官たちの目がなんて野蛮なのだと言わんばかりの表情を浮かべていたことに、リリーシャは不思議な驚きを覚えたものだった。
「リリーシャ姫。もうすぐ王城に着きますよ。ちょうど、今は春です。アーデンフロシアは春が最も美しい。まあ、多少荒れたところはありますが」
馬車の中で自分が置かれた状況を思い出していたリリーシャは、静かに語りかける声に顔を上げた。
北のリーデンバーグ、南のアーデンフロシアに挟まれて、ガネージュは亡き王妃の出生国であるリーデンバーグ側に付くことを余儀なくされた。
リガードは議会で、リリーシャは食事の場で、好戦的なリーデンバーグではなく女神を奉じるアーデンフロシアに味方することを上奏したが、受け容れられることはなかった。
ここ数年、ガネージュは戦を好むリーデンバーグ王の圧政でたびたび移民が流れ込んできて対処に困っていたのだが、その圧倒的な武力の前には従うほかはなかった。後になって、それはリガードの母を死なせた償いを求めてのことでもあったことをリリーシャは聞かされた。リーデンバーグは、当時は何も言わなかったというのに、今更亡き娘を取引材料に使ってきたのだ。
国の決断にも隣国の要求にも納得いかなかったが、リリーシャが開戦に消極的だと気づいた重臣の一人に女にはわからぬ領域のことだと叱りつけられて口を噤むしかなかった。
戦の発端は、リーデンバーグの王太子がアーデンフロシアの姫に一目惚れをして狼藉を働こうとしたところ、アーデンフロシアを守護する女神が雷を落としたことだった。
リーデンバーグは王太子の行為を棚に上げて、王太子に消えない傷を与えたアーデンフロシアを責め、「女神などという不可思議な存在に盲目的にへつらう愚か者どもめ」と愚弄したが、アーデンフロシアはあくまで外交的な解決を望み、決して脅しに屈することをしなかった。
長引く交渉に業を煮やしたリーデンバーグ王は、かねてより野望を抱いていたらしい遠征に踏み切った。大国に挟まれた小国ガネージュを巻き込み、戦場として利用しながら。
リーデンバーグの予想に反して、閉ざされた神秘の国として侮られていたアーデンフロシアはしぶとかった。
女神に守護されたアーデンフロシアには、女神の加護だという不可思議な力と繊細で技巧的な剣術、そして優秀な指揮官による差配があった。何事も力で押す武力の国であるリーデンバーグにとっては、ある意味最悪な敵だったろう。
とはいえ、拮抗状態は長く続かなかった。
戦の指揮を執っていたアーデンフロシアの王太子が乱戦の最中に命を失うと、その供をしていた若い王子が怒りに燃える剣で戦端を切り開いたのだ。
アーデンフロシアの若い王子は同じく怒り心頭になった女神の後押しを受けて、周辺諸国に武名を轟かせていたリーデンバーグの王太子を引っ捕らえた。リーデンバーグは退却を余儀なくされ、人質と引きかえに和平交渉に応じざるをえなかった。そして、ガネージュの王は愛妾とともに命を絶ち、王族として責任を取るという誠意で恭順を示した。
戦勝国となったアーデンフロシアは停戦条約を締結するとともに、ガネージュを併呑することにした。
リーデンバーグとの間にガネージュのような中立を保てない国が残っていたならば、この先も戦が起こると踏んだのだろう。いずれリーデンバーグが条約を破ってふたたび攻め込んでくるのではないかという危惧も、その意見を後押しした。
リガードは派遣された優秀な文官たちとともに国を解体することになり、ガネージュはアーデンフロシアの一領地として生まれ直す運びとなった。
敗戦国の王太子の存在は、後の火種となりかねない。
リガードは良くて追放か悪ければ死刑と覚悟を決めていたが、アーデンフロシアは聡明なリガードをみすみす手元から逃すほうが厄介かつ損失になると考えたらしい。
リリーシャの処遇が取り沙汰されることになったのは、国を失う事態になりつつもガネージュが平穏を取り戻しつつあったときのことだった。
リガードとアーデンフロシアの文官主導の仕事から遠ざけられた亡きガネージュ王の重臣たちは、今ならばリリーシャの今後を好き勝手に差配できると考えた。何しろ、リリーシャは年頃の美しい娘だった。美しい娘にはそれだけで価値がある。十年ばかり王族として遇したのだ、せいぜい役立ってもらおう、と。
アーデンフロシアから差し向けられた文官のもてなしに、はたまた戦に資金を提供した商人への褒美にとひそかに画策していた重臣たちは、リガードがアーデンフロシアとの縁談を用意していたことを知らされて不服そうにしたという。美しい娘は手元に置いておけばくりかえし利用できる財産だろうにと。しかしリガードは亡き王のように御しやすい男ではなかったから、結局は受け容れざるを得なかった。
輿入れの報せを受けたリリーシャは「お兄様の仰るままに」と返事をし、以降どんなに声を掛けられても部屋から出ず、誰からの面会にも応じないまま旅立ちの日を迎えたのだった。
リリーシャが嫁ぐにあたっては、誰も伴うことを許されなかった。
たとえ許されたとしても、罪人の子を母に持ち、まったき王族ではないリリーシャの供をしてくれる者がいるはずもなかった。主が大切にされる可能性が低い道だ、帯同しても得られる旨味は少ない。
幸運だったのは、リガードの傍で高い教育を受けていたリリーシャがアーデンフロシア語の読み書きや会話に不自由しなかったことだろう。
このことは、アーデンフロシアからやってきた文官たちを喜ばせた。姫は優秀でおられるのですねと言った彼らは、重臣たちが過ぎた世辞は若い娘をつけ上がらせるから止して頂きたいと返したのに驚いていた。文官たちの目がなんて野蛮なのだと言わんばかりの表情を浮かべていたことに、リリーシャは不思議な驚きを覚えたものだった。
「リリーシャ姫。もうすぐ王城に着きますよ。ちょうど、今は春です。アーデンフロシアは春が最も美しい。まあ、多少荒れたところはありますが」
馬車の中で自分が置かれた状況を思い出していたリリーシャは、静かに語りかける声に顔を上げた。
12
お気に入りに追加
304
あなたにおすすめの小説
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*表紙イラスト/倉河みおり様
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
【完結】伯爵の愛は狂い咲く
白雨 音
恋愛
十八歳になったアリシアは、兄の友人男爵子息のエリックに告白され、婚約した。
実家の商家を手伝い、友人にも恵まれ、アリシアの人生は充実し、順風満帆だった。
だが、町のカーニバルの夜、それを脅かす出来事が起こった。
仮面の男が「見つけた、エリーズ!」と、アリシアに熱く口付けたのだ!
そこから、アリシアの運命の歯車は狂い始めていく。
両親からエリックとの婚約を解消し、年の離れた伯爵に嫁ぐ様に勧められてしまう。
「結婚は愛した人とします!」と抗うアリシアだが、運命は彼女を嘲笑い、
その渦に巻き込んでいくのだった…
アリシアを恋人の生まれ変わりと信じる伯爵の執愛。
異世界恋愛、短編:本編(アリシア視点)前日譚(ユーグ視点)
《完結しました》
隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
グルブランソン国ヘドマン辺境伯の娘であるアルベティーナ。幼い頃から私兵団の訓練に紛れ込んでいた彼女は、王国騎士団の女性騎士に抜擢される。だが、なぜかグルブランソン国の王太子が彼女を婚約者候補にと指名した。婚約者候補から外れたいアルベティーナは、騎士団団長であるルドルフに純潔をもらってくれと言い出す。王族に嫁ぐには処女性が求められるため、それを失えば婚約者候補から外れるだろうと安易に考えたのだ。ルドルフとは何度か仕事を一緒にこなしているため、アルベティーナが家族以外に心を許せる唯一の男性だったのだが――
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
二度目の結婚は異世界で。~誰とも出会わずひっそり一人で生きたかったのに!!~
すずなり。
恋愛
夫から暴力を振るわれていた『小坂井 紗菜』は、ある日、夫の怒りを買って殺されてしまう。
そして目を開けた時、そこには知らない世界が広がっていて赤ちゃんの姿に・・・!
赤ちゃんの紗菜を拾ってくれた老婆に聞いたこの世界は『魔法』が存在する世界だった。
「お前の瞳は金色だろ?それはとても珍しいものなんだ。誰かに会うときはその色を変えるように。」
そう言われていたのに森でばったり人に出会ってしまってーーーー!?
「一生大事にする。だから俺と・・・・」
※お話は全て想像の世界です。現実世界と何の関係もございません。
※小説大賞に出すために書き始めた作品になります。貯文字は全くありませんので気長に更新を待っていただけたら幸いです。(完結までの道筋はできてるので完結はすると思います。)
※メンタルが薄氷の為、コメントを受け付けることができません。ご了承くださいませ。
ただただすずなり。の世界を楽しんでいただけたら幸いです。
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる