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79 早朝の解体
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チチッ
チチチチッ
「んん、んあ」
ハーピィたちによりコンサートの翌日、僕は小鳥の鳴く声で目を覚ました。
トロール族のピッグマンさんが野宿用にって用意してくれた麻の寝袋から這い出しわずかに燃え残っていた焚き火に昨晩のうちに集めておいた小枝を数本放り込む。
夏の気候とは言えども山のなかの気温は低く朝方は冷え込むし、おまけに麻の寝袋は外気をあまり遮断してくれないんだ。
大きくなった焚き火に手をかざし身体から寒さを追い出すと僕はまだ寝ているアオちゃんを起こさないように抱き上げ立ち上がった。
昨夜は野宿と言うこともあって僕はとアオちゃん、ゆまは姉ちゃん、ピッグマンさんの三組に別れて不寝番。
僕とアオちゃんが一番手。普段寝ている時間まで夜更かしをしていたお陰でアオちゃんはまだまだぐっすり。しばらくは起きそうにない感じだ。
僕もまだ眼がしばしばしているけれど習慣的に起きてしまった。
ちなみに不寝番二番手だったゆまは姉ちゃんだけど僕の隣で熟睡中。
寝ている時にずっとゆまは姉ちゃんに見られている感じがしていたんだけれど……ちゃんと周囲も見張っててくれたんだろうか?
まぁ、危険な獣とかは来なかったようだし、問題はなかったんだろうけど。
そして深夜から明け方まではピッグマンさんが見張りだったはずなんだけど、今ピッグマンさんの姿は近くに見えない。
「置いてかれた」
口に出してみたけれど言ってみて直ぐ様それはないなと首を振る。
付き合いこそそう長いものではないけれど、ピッグマンさんは優れた森の戦士であるとともに実直で生真面目な性格だ。
たとえ僕たちが森のなかで足手まといであっても放り出し集落にひとりで帰還し、吹田さんに「異世界の住人たちは獣に襲われ死んだ」なんて嘘の報告をし報酬をせしめるだなんて小ズルい手段など思い付きもしないだろう。
「待ってればそのうちに来るだろう」
焚き火を大きくしたとはいえまだ少し肌寒い。
僕は地面にあぐらをかいて肩から寝袋を被り膝の上にまだ眠っているアオちゃんをかいこんだ状態で焚き火の番を続けた。
「はやいな、もう少し寝ていてもよかったんだぞ」
「おはようピッグマンさん、まだチョット眠いけどいつもどおりの時間に眼が醒めちゃったんだ」
「そうか」
僕が起きてから三〇分ほど、茂みがわさわさと揺れピッグマンさんが姿を現した。
「寝起きに早速で悪いがコレを捌きたい。手伝ってくれ」
「うん」
ピッグマンさんが肩に担いでいた獲物を地面に放った。
それはえっと……鹿?
「ケルビだ、昨夜のネズミは不評だったからな。周囲に危険な獣も居なかったのですこし離れ狩ってきた。あとはピーの果実。肉と携帯食だけでは体調も鈍るからな」
昨日の夕食ではずいぶんとゆまは姉ちゃんが文句を言っていたし、美味しかったけど正直ネズミを食べるってのは僕もチョットキツかった。
顔には出さないようにしていたけどピッグマンさんには気付かれちゃってたかな?
「ごめんね、気を使わせちゃったかな?」
「気にするな、私もネズミでは少々物足りなかったのだ。よい獲れた、子どものケルビは肉が柔らかく美味い、身の半分は喰って残った部分は日保ちのする保存食にしてしまおう」
近くの岩清水の湧く水辺に移動しピッグマンさんに教わりながら鹿、ケルビを解体する。解体はトロールの集落で幾度か経験しているので不器用ながらもなんとかこなせる。
「うっぷ」
すでに血抜きは済んでいて血が噴き出すことこそなかったけれど、未だにお腹を開いた際にくるムワッとした熱気にはなれない。
「腸はこちらで引き受けよう。ナツは四肢の切り放しをたのむ」
「んん」
息を止めながらうなづき後ろ足の腱にナイフをあて脚をこじる。
関節が外れ伸びた筋肉を切り放す。
僕が二本目の脚に四苦八苦している間にピッグマンさんは手早く内蔵を掻き出し心臓と肝臓を除くそれらを地面に掘った穴に捨て上から土をかぶせる。
本来ならば腸も食べるのだが今は野営中、手間のかかる下処理ができないので捨てるしかない。
「ナツ、代わろう。今度は平らな石を探してきてかまどに掛けておいてくれ」
「うん、ゴメンね、うまく出来なくって」
「なに、充分に役に立ってるさ、初めての頃と比べたら驚くくらいの上達ぶりだ」
ピッグマンさんはほめてくれるけれど自分でも解体がへたっぴなのはわかっている。集落に戻ったらもう一度しっかりと教えてもらおう。
僕たちの世界ではそんなに必要としない技術でもこちらでは必須技術だ。
「おはようナッちゃん、おっ、朝から豪勢ね。なになに? ナッちゃんが狩ったの? リアルモンハンナツ、早朝からジンオーガ撃破の快挙ね」
石を探しているとゆまは姉ちゃんが起き出してきてそんなことをのたまう。
「おはよう。僕じゃなくってピッグマンさんが狩ってきたんだよ。それにオオカミじゃなくって鹿、ケルビって獣だそうだよ」
「わかってるわよ、さすがにナッちゃんでもこの大物はひとりじゃ無理よね。ふたりで狩ってきたのにピッグマンの手柄にするだなんてナッちゃんは本当に謙虚なんだから」
「いや、だから僕は寝てて…」
「ナツ」
ゆまは姉ちゃんの勝手な勘違いを訂正しようとしたんだけれど、ピッグマンさんに止められた。
たぶん面倒臭いからふたりで狩ったことにしておこうってことなんだろう。
ゆまは姉ちゃんは一度焚き火のある場所まで戻りナイフを手にして獲物の前に屈み込んだ。
そして素早く肝臓を二枚削ぎ取り一枚を自分の口の中に放り込む。
「ん~、新鮮ね。現代の私たちの世界じゃまず味わえない美味ね」
咀嚼しながら「朝から一杯やりたくなる味だわ」とひと言。
こちらに来た当初は生の肝臓や心臓を食べることに拒否反応をしめしたけど、今じゃ自分でも切り取ってツマミ食いするくらいになったのを目にしてゆまは姉ちゃんも逞しくなったなってつくづく感じる。
とは言えツマミ食いはツマミ食いだ。注意しとかなきゃいけない。
「姉ちゃんお行儀悪いよ」
「あっは、ゴメンね」
たしなめたけれどもさほどに気にもせずもう一枚残った肝臓の薄切りをまだ寝ているアオちゃんの口の前でひらひらとさせる。
「キュ、キュ~♪」
肉の匂いでもしたのかアオちゃんは眠ったままパクリと切れ端に食い付いてムニャムニャと口を動かす。
それを目にしてゆまは姉ちゃんは「鹿の肝臓で竜が釣れた」ってにやにや笑ってた。
もう、アオちゃんで遊んでないでゆまは姉ちゃんも朝御飯の用意手伝ってよ。
チチチチッ
「んん、んあ」
ハーピィたちによりコンサートの翌日、僕は小鳥の鳴く声で目を覚ました。
トロール族のピッグマンさんが野宿用にって用意してくれた麻の寝袋から這い出しわずかに燃え残っていた焚き火に昨晩のうちに集めておいた小枝を数本放り込む。
夏の気候とは言えども山のなかの気温は低く朝方は冷え込むし、おまけに麻の寝袋は外気をあまり遮断してくれないんだ。
大きくなった焚き火に手をかざし身体から寒さを追い出すと僕はまだ寝ているアオちゃんを起こさないように抱き上げ立ち上がった。
昨夜は野宿と言うこともあって僕はとアオちゃん、ゆまは姉ちゃん、ピッグマンさんの三組に別れて不寝番。
僕とアオちゃんが一番手。普段寝ている時間まで夜更かしをしていたお陰でアオちゃんはまだまだぐっすり。しばらくは起きそうにない感じだ。
僕もまだ眼がしばしばしているけれど習慣的に起きてしまった。
ちなみに不寝番二番手だったゆまは姉ちゃんだけど僕の隣で熟睡中。
寝ている時にずっとゆまは姉ちゃんに見られている感じがしていたんだけれど……ちゃんと周囲も見張っててくれたんだろうか?
まぁ、危険な獣とかは来なかったようだし、問題はなかったんだろうけど。
そして深夜から明け方まではピッグマンさんが見張りだったはずなんだけど、今ピッグマンさんの姿は近くに見えない。
「置いてかれた」
口に出してみたけれど言ってみて直ぐ様それはないなと首を振る。
付き合いこそそう長いものではないけれど、ピッグマンさんは優れた森の戦士であるとともに実直で生真面目な性格だ。
たとえ僕たちが森のなかで足手まといであっても放り出し集落にひとりで帰還し、吹田さんに「異世界の住人たちは獣に襲われ死んだ」なんて嘘の報告をし報酬をせしめるだなんて小ズルい手段など思い付きもしないだろう。
「待ってればそのうちに来るだろう」
焚き火を大きくしたとはいえまだ少し肌寒い。
僕は地面にあぐらをかいて肩から寝袋を被り膝の上にまだ眠っているアオちゃんをかいこんだ状態で焚き火の番を続けた。
「はやいな、もう少し寝ていてもよかったんだぞ」
「おはようピッグマンさん、まだチョット眠いけどいつもどおりの時間に眼が醒めちゃったんだ」
「そうか」
僕が起きてから三〇分ほど、茂みがわさわさと揺れピッグマンさんが姿を現した。
「寝起きに早速で悪いがコレを捌きたい。手伝ってくれ」
「うん」
ピッグマンさんが肩に担いでいた獲物を地面に放った。
それはえっと……鹿?
「ケルビだ、昨夜のネズミは不評だったからな。周囲に危険な獣も居なかったのですこし離れ狩ってきた。あとはピーの果実。肉と携帯食だけでは体調も鈍るからな」
昨日の夕食ではずいぶんとゆまは姉ちゃんが文句を言っていたし、美味しかったけど正直ネズミを食べるってのは僕もチョットキツかった。
顔には出さないようにしていたけどピッグマンさんには気付かれちゃってたかな?
「ごめんね、気を使わせちゃったかな?」
「気にするな、私もネズミでは少々物足りなかったのだ。よい獲れた、子どものケルビは肉が柔らかく美味い、身の半分は喰って残った部分は日保ちのする保存食にしてしまおう」
近くの岩清水の湧く水辺に移動しピッグマンさんに教わりながら鹿、ケルビを解体する。解体はトロールの集落で幾度か経験しているので不器用ながらもなんとかこなせる。
「うっぷ」
すでに血抜きは済んでいて血が噴き出すことこそなかったけれど、未だにお腹を開いた際にくるムワッとした熱気にはなれない。
「腸はこちらで引き受けよう。ナツは四肢の切り放しをたのむ」
「んん」
息を止めながらうなづき後ろ足の腱にナイフをあて脚をこじる。
関節が外れ伸びた筋肉を切り放す。
僕が二本目の脚に四苦八苦している間にピッグマンさんは手早く内蔵を掻き出し心臓と肝臓を除くそれらを地面に掘った穴に捨て上から土をかぶせる。
本来ならば腸も食べるのだが今は野営中、手間のかかる下処理ができないので捨てるしかない。
「ナツ、代わろう。今度は平らな石を探してきてかまどに掛けておいてくれ」
「うん、ゴメンね、うまく出来なくって」
「なに、充分に役に立ってるさ、初めての頃と比べたら驚くくらいの上達ぶりだ」
ピッグマンさんはほめてくれるけれど自分でも解体がへたっぴなのはわかっている。集落に戻ったらもう一度しっかりと教えてもらおう。
僕たちの世界ではそんなに必要としない技術でもこちらでは必須技術だ。
「おはようナッちゃん、おっ、朝から豪勢ね。なになに? ナッちゃんが狩ったの? リアルモンハンナツ、早朝からジンオーガ撃破の快挙ね」
石を探しているとゆまは姉ちゃんが起き出してきてそんなことをのたまう。
「おはよう。僕じゃなくってピッグマンさんが狩ってきたんだよ。それにオオカミじゃなくって鹿、ケルビって獣だそうだよ」
「わかってるわよ、さすがにナッちゃんでもこの大物はひとりじゃ無理よね。ふたりで狩ってきたのにピッグマンの手柄にするだなんてナッちゃんは本当に謙虚なんだから」
「いや、だから僕は寝てて…」
「ナツ」
ゆまは姉ちゃんの勝手な勘違いを訂正しようとしたんだけれど、ピッグマンさんに止められた。
たぶん面倒臭いからふたりで狩ったことにしておこうってことなんだろう。
ゆまは姉ちゃんは一度焚き火のある場所まで戻りナイフを手にして獲物の前に屈み込んだ。
そして素早く肝臓を二枚削ぎ取り一枚を自分の口の中に放り込む。
「ん~、新鮮ね。現代の私たちの世界じゃまず味わえない美味ね」
咀嚼しながら「朝から一杯やりたくなる味だわ」とひと言。
こちらに来た当初は生の肝臓や心臓を食べることに拒否反応をしめしたけど、今じゃ自分でも切り取ってツマミ食いするくらいになったのを目にしてゆまは姉ちゃんも逞しくなったなってつくづく感じる。
とは言えツマミ食いはツマミ食いだ。注意しとかなきゃいけない。
「姉ちゃんお行儀悪いよ」
「あっは、ゴメンね」
たしなめたけれどもさほどに気にもせずもう一枚残った肝臓の薄切りをまだ寝ているアオちゃんの口の前でひらひらとさせる。
「キュ、キュ~♪」
肉の匂いでもしたのかアオちゃんは眠ったままパクリと切れ端に食い付いてムニャムニャと口を動かす。
それを目にしてゆまは姉ちゃんは「鹿の肝臓で竜が釣れた」ってにやにや笑ってた。
もう、アオちゃんで遊んでないでゆまは姉ちゃんも朝御飯の用意手伝ってよ。
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