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出会い編
飛竜騎士団 3
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「餌付けだろ」
「なんだそれ」
キースはカイルから支給されたビスケットをつまみながらいった。
カイルと幼馴染のキース・トゥーリは教会の神官見習いとして王都にいた。
元々、キースは勉強がよくできた。
物を覚えるのも計算も大人たちが舌を巻くほど早く正確に出来た。亡くなった老神官は、亡くなる前にキースを神官見習いとして王都に送ることを古なじみの教会関係者に約束していた。本当は、カイルも一緒に送りたかったらしいが、多分断られたのだろう。赤い目をした神官など見たことがないから。
老神官はカイルの事もなんとかしてやりたいと思っていたらしいが、その前にあっけなく死んでしまった。
運よくカイルが騎士団に拾われて、キースもカイルも同じ時期に王都に来ることになったが、なかなか会える機会もない。
それで、月に一度、教会の前で落ち合うのは二人の約束になっていた。
大通を行き交う人を眺めながら、ああだこうだと近況を報告しあう。
「貴族の坊ちゃんがお前を手元に置きたいと思っているんだろ。カイルみたいに魔族の血筋ってハッキリわかる奴って珍しいじゃん。それにドラゴンの話がわかる奴って騎士なら便利だろ。なんかお前も珍しく懐いてるみたいだし、珍しい犬か猫みたいに思っているんじゃないのか?」
「なるほど」
「怒んないのかよ」
キースは呆れたが、カイルはべつに、と自分もビスケットを齧った。
「あいつ、犬好きだって言っていたし。納得した。お菓子くれるし、優しいからべつにいい」
「プライドねーなー」
「無ーよ、そんなん。あっても役に立たないし」
言ってから、そうかとカイルは納得した。
アルフレートがどうして自分に優しいのかよくわからなかったが、ペットみたいに思ってる、というなら納得だ。
ちょっと寂しい気がしなくも無いが、貴族の御坊ちゃまに対等に扱って貰えるとは思えない。
キースにそんなことを言えば「卑屈に生きんな」と殴られるので言わないが。
そもそも、キースのように両親が病気で亡くなり仕方なく孤児になったものと意図的に棄てられたカイルとでは事情が違う。
……元々要らない、望まれていない、生まれてはいけない子供だったのだ。
誰かにきちんと必要とされることを望むのは無理がある。
「……菓子、またくれるって。来月も持ってくるからな」
「ん。よろしく」
キースは「あのアルフレートとか言うボンボンなんか気にいらねぇ」と言う割に菓子は食べるらしい。それよりも、とカイルはキースの両腕と足を見た。どうみても殴られたような痣がある。
「それ、誰にやられたんだ?」
「先輩の見習い神官。安心しろよ、やられっぱなしじゃねーから。でも、数が多くてな」
生意気かつ優秀なキースはやっかみを受けやすいらしい。カイルは眉をひそめた。この国で神官と言えば戦神に仕えるから神官は体技を習得するのが必須だ。だから、先月あった時も修練の傷は多かったと思うが、今日は特にひどい。
「心配してんじゃねーって。自分のことはなんとかする。いざとなりゃ逃げる」
「その時はちゃんと俺に言えよ。一緒に行くから」
キースとカイルは同い年で、同じ年に教会に捨てられ、ずっと同じ所で生きてきた。
家族というならお互いしかいない。キースは一瞬目を丸くしたが、べぇっと舌を出した。
「ばーか、俺みたいに可愛い顔した少年一人ならなんとでもなるだろ。お前みたいな目立つ奴と逃亡なんてできるもんか……。いいか、カイル、お前は何があっても騎士団を辞めるな。騎士になれ。魔族の血を引いていても軍人なら地位を得られる。……お前がそこにいるのは、嘘みたいな奇跡だ。絶対に短気を起こすなよ?」
「……言われなくても、わかっているよ」
カイルは溜息をつく。
孤児院を十四で出る直前まで、カイルの行く先は決まっていなかった。
飛龍騎士団の団長が同情にしろ気まぐれにしろ、従士としてねじ込んでくれなかったら、故郷の街で物乞いをするか盗人になるか、もしくは領主の屋敷で奴隷のように働くしか道は無かっただろう。
「じゃあ、お前も神官になれよ、ちゃんと」
「当たり前だろ。猫かぶって敵を減らしつつある最中なんだよ。じきに怪我も減るだろ」
なんだそりゃ、と言っていると道の向こうから身なりのいい二人組が歩いてくるのが見えた。アルフレートとテオドールだ。
声をかけたら邪魔だろうな、と思って眺めていると、アルフレートがカイル達に気付いた。テオドールの意向も聞かずに真っ直ぐにこちらへやって来る。
「今日は休みか、カイル」
「うん、月に一度休んでいいって団長が言って……まし、た」
背後にいるテオドールを気にして敬語にすると、楽に話せと微笑まれて、カイルはホッとした。
行儀悪く教会の階段に片足を立てて座り込んでいたキースはスッと立って白い神官服の汚れを払うと、アルフレートとテオドールににこやかに挨拶した。
「アルフレート様、カイルからお菓子を分けて頂きました。いつもありがとうございます」
「……確か、君は」
「カイルの幼馴染の、キースと申します」
「神官見習いをしていると言ったな」
「はい。修練に励んでおります」
しおらしい口調のキースに、カイルは胡乱な目を向けた。
猫をかぶっている姿はカイルにとっては鳥肌ものだ。はにかんだような微笑みはそこいらの美少女より圧倒的に可愛らしいのが、余計に気味が悪い。
気持ち悪いなーと思ってみていると、キースはその笑顔を貼り付けたまま、カイルを見た。
「カイル、そろそろ僕、教会に戻らなくちゃ」
「僕?」
「また来月までお互い頑張ろうね?僕へのいじめが終わらなかったら、一緒に街に戻ろう」
一緒に街に戻るって、言っていることがさっきと違わないか?と思ったが、あ、うん。と鳥肌をさすりながらカイルは頷いた。
キースは何を思ったのか、頰をよせると、最近では滅多にしないさよならのキスをした。
「カイルも気をつけて。……夜更けに絡んでくる先輩と二人きりになったら、ダメだよ?」
じゃあ、とキースはなぜかアルフレートをチラリとみて、軽やかな足取りで去っていく。
なんだ、今の?とカイルが首を傾げていると、なんだか不機嫌そうなアルフレートは厳しい目でキースの背中を見送っている。
「街へ帰るとは?」
じろりと見られて質問されたので、カイルは生傷の絶えないキースのことを話した。先輩たちに、どうもキースはいたぶられているらしい。
「あいつ、要領いいから大丈夫だと思うけど……心配は心配だなって。妙に無理をすることがあるから」
「それで?幼馴染が街に戻ると言ったらカイルも付き合うのか?」
カイルは、いいやと首を振った。
キースの言葉を思い出す。
確かに幼馴染の言う通り、キースはともかく、――カイルはここを出たら、人生が終わる。逃亡に付き合うことはキースが許さないだろう。だが……。
「キースは心配するなって言うけど……」
「けれど?」
「あいつが帰るなら、心配だから一緒にいたいかな。俺の家族ってあいつだけだし」
アルフレートはふぅん、と実に面白くなさそうに返事をした。
帰るぞ、手を引かれたので大人しく従う。テオドールが走り去ったキースの背中を何故か目線で追って、苦笑している。
「カイル、君の幼馴染みはたくましいね」
「はい、――逞しいというか、雑草みたいにしつこくて凶暴な奴です」
あはは、とテオドールは笑い、それから目を細めて優しく質問をしてくる。
「夜更けに絡んでくる先輩って?」
「あ、それはたいした話じゃないから――」
「話せ」
アルフレートが手をギュッと握る。痛え、と思いつつ、カイルは簡単に話した。
先輩の従士が夜中にやたらと外へ連れ出そうとするので、最近少し寝不足だと。剣の稽古をつけてくれるというから最初は喜んでいたのだが、一向にそういう気配がなく、その上たぶん、カイルの方がもう強い。
断ろうとすると不機嫌になるし――と。
ちっ、とアルフレートが舌打ちした。
「夜中に、部屋を抜け出すのは懲罰対象になる。付き合うのはやめておきなさい」
テオドールが微笑むので、カイルは「はい」と殊勝に頷いた。金髪に眼鏡で優しげな風貌の青年だがなんだか怖い目をするときがあるので、こいつには逆らわないでおこうと決める。
「なんだそれ」
キースはカイルから支給されたビスケットをつまみながらいった。
カイルと幼馴染のキース・トゥーリは教会の神官見習いとして王都にいた。
元々、キースは勉強がよくできた。
物を覚えるのも計算も大人たちが舌を巻くほど早く正確に出来た。亡くなった老神官は、亡くなる前にキースを神官見習いとして王都に送ることを古なじみの教会関係者に約束していた。本当は、カイルも一緒に送りたかったらしいが、多分断られたのだろう。赤い目をした神官など見たことがないから。
老神官はカイルの事もなんとかしてやりたいと思っていたらしいが、その前にあっけなく死んでしまった。
運よくカイルが騎士団に拾われて、キースもカイルも同じ時期に王都に来ることになったが、なかなか会える機会もない。
それで、月に一度、教会の前で落ち合うのは二人の約束になっていた。
大通を行き交う人を眺めながら、ああだこうだと近況を報告しあう。
「貴族の坊ちゃんがお前を手元に置きたいと思っているんだろ。カイルみたいに魔族の血筋ってハッキリわかる奴って珍しいじゃん。それにドラゴンの話がわかる奴って騎士なら便利だろ。なんかお前も珍しく懐いてるみたいだし、珍しい犬か猫みたいに思っているんじゃないのか?」
「なるほど」
「怒んないのかよ」
キースは呆れたが、カイルはべつに、と自分もビスケットを齧った。
「あいつ、犬好きだって言っていたし。納得した。お菓子くれるし、優しいからべつにいい」
「プライドねーなー」
「無ーよ、そんなん。あっても役に立たないし」
言ってから、そうかとカイルは納得した。
アルフレートがどうして自分に優しいのかよくわからなかったが、ペットみたいに思ってる、というなら納得だ。
ちょっと寂しい気がしなくも無いが、貴族の御坊ちゃまに対等に扱って貰えるとは思えない。
キースにそんなことを言えば「卑屈に生きんな」と殴られるので言わないが。
そもそも、キースのように両親が病気で亡くなり仕方なく孤児になったものと意図的に棄てられたカイルとでは事情が違う。
……元々要らない、望まれていない、生まれてはいけない子供だったのだ。
誰かにきちんと必要とされることを望むのは無理がある。
「……菓子、またくれるって。来月も持ってくるからな」
「ん。よろしく」
キースは「あのアルフレートとか言うボンボンなんか気にいらねぇ」と言う割に菓子は食べるらしい。それよりも、とカイルはキースの両腕と足を見た。どうみても殴られたような痣がある。
「それ、誰にやられたんだ?」
「先輩の見習い神官。安心しろよ、やられっぱなしじゃねーから。でも、数が多くてな」
生意気かつ優秀なキースはやっかみを受けやすいらしい。カイルは眉をひそめた。この国で神官と言えば戦神に仕えるから神官は体技を習得するのが必須だ。だから、先月あった時も修練の傷は多かったと思うが、今日は特にひどい。
「心配してんじゃねーって。自分のことはなんとかする。いざとなりゃ逃げる」
「その時はちゃんと俺に言えよ。一緒に行くから」
キースとカイルは同い年で、同じ年に教会に捨てられ、ずっと同じ所で生きてきた。
家族というならお互いしかいない。キースは一瞬目を丸くしたが、べぇっと舌を出した。
「ばーか、俺みたいに可愛い顔した少年一人ならなんとでもなるだろ。お前みたいな目立つ奴と逃亡なんてできるもんか……。いいか、カイル、お前は何があっても騎士団を辞めるな。騎士になれ。魔族の血を引いていても軍人なら地位を得られる。……お前がそこにいるのは、嘘みたいな奇跡だ。絶対に短気を起こすなよ?」
「……言われなくても、わかっているよ」
カイルは溜息をつく。
孤児院を十四で出る直前まで、カイルの行く先は決まっていなかった。
飛龍騎士団の団長が同情にしろ気まぐれにしろ、従士としてねじ込んでくれなかったら、故郷の街で物乞いをするか盗人になるか、もしくは領主の屋敷で奴隷のように働くしか道は無かっただろう。
「じゃあ、お前も神官になれよ、ちゃんと」
「当たり前だろ。猫かぶって敵を減らしつつある最中なんだよ。じきに怪我も減るだろ」
なんだそりゃ、と言っていると道の向こうから身なりのいい二人組が歩いてくるのが見えた。アルフレートとテオドールだ。
声をかけたら邪魔だろうな、と思って眺めていると、アルフレートがカイル達に気付いた。テオドールの意向も聞かずに真っ直ぐにこちらへやって来る。
「今日は休みか、カイル」
「うん、月に一度休んでいいって団長が言って……まし、た」
背後にいるテオドールを気にして敬語にすると、楽に話せと微笑まれて、カイルはホッとした。
行儀悪く教会の階段に片足を立てて座り込んでいたキースはスッと立って白い神官服の汚れを払うと、アルフレートとテオドールににこやかに挨拶した。
「アルフレート様、カイルからお菓子を分けて頂きました。いつもありがとうございます」
「……確か、君は」
「カイルの幼馴染の、キースと申します」
「神官見習いをしていると言ったな」
「はい。修練に励んでおります」
しおらしい口調のキースに、カイルは胡乱な目を向けた。
猫をかぶっている姿はカイルにとっては鳥肌ものだ。はにかんだような微笑みはそこいらの美少女より圧倒的に可愛らしいのが、余計に気味が悪い。
気持ち悪いなーと思ってみていると、キースはその笑顔を貼り付けたまま、カイルを見た。
「カイル、そろそろ僕、教会に戻らなくちゃ」
「僕?」
「また来月までお互い頑張ろうね?僕へのいじめが終わらなかったら、一緒に街に戻ろう」
一緒に街に戻るって、言っていることがさっきと違わないか?と思ったが、あ、うん。と鳥肌をさすりながらカイルは頷いた。
キースは何を思ったのか、頰をよせると、最近では滅多にしないさよならのキスをした。
「カイルも気をつけて。……夜更けに絡んでくる先輩と二人きりになったら、ダメだよ?」
じゃあ、とキースはなぜかアルフレートをチラリとみて、軽やかな足取りで去っていく。
なんだ、今の?とカイルが首を傾げていると、なんだか不機嫌そうなアルフレートは厳しい目でキースの背中を見送っている。
「街へ帰るとは?」
じろりと見られて質問されたので、カイルは生傷の絶えないキースのことを話した。先輩たちに、どうもキースはいたぶられているらしい。
「あいつ、要領いいから大丈夫だと思うけど……心配は心配だなって。妙に無理をすることがあるから」
「それで?幼馴染が街に戻ると言ったらカイルも付き合うのか?」
カイルは、いいやと首を振った。
キースの言葉を思い出す。
確かに幼馴染の言う通り、キースはともかく、――カイルはここを出たら、人生が終わる。逃亡に付き合うことはキースが許さないだろう。だが……。
「キースは心配するなって言うけど……」
「けれど?」
「あいつが帰るなら、心配だから一緒にいたいかな。俺の家族ってあいつだけだし」
アルフレートはふぅん、と実に面白くなさそうに返事をした。
帰るぞ、手を引かれたので大人しく従う。テオドールが走り去ったキースの背中を何故か目線で追って、苦笑している。
「カイル、君の幼馴染みはたくましいね」
「はい、――逞しいというか、雑草みたいにしつこくて凶暴な奴です」
あはは、とテオドールは笑い、それから目を細めて優しく質問をしてくる。
「夜更けに絡んでくる先輩って?」
「あ、それはたいした話じゃないから――」
「話せ」
アルフレートが手をギュッと握る。痛え、と思いつつ、カイルは簡単に話した。
先輩の従士が夜中にやたらと外へ連れ出そうとするので、最近少し寝不足だと。剣の稽古をつけてくれるというから最初は喜んでいたのだが、一向にそういう気配がなく、その上たぶん、カイルの方がもう強い。
断ろうとすると不機嫌になるし――と。
ちっ、とアルフレートが舌打ちした。
「夜中に、部屋を抜け出すのは懲罰対象になる。付き合うのはやめておきなさい」
テオドールが微笑むので、カイルは「はい」と殊勝に頷いた。金髪に眼鏡で優しげな風貌の青年だがなんだか怖い目をするときがあるので、こいつには逆らわないでおこうと決める。
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