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出会い編
飛竜騎士団 1
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カイルが飛龍騎士団に偶然と偶然が重なって入団した経緯を語るには、十三歳の頃に遡る。
ある時、郊外の街に視察に来ていた飛龍騎士団の団長とその一行が、街の北にある山の麓で往生していたことがあった。彼らの移動手段はもちろんドラゴンだが、そのうち二頭が諍いをはじめて飛ぼうとしないのだという。
困った団員の一人がたまたまカイルのことを聞いてダメ元で「なんで揉めているかわかるか?」と通訳に駆り出されたのが始まりだった。
神官経由で駆り出されたカイルは珍しい騎士たちの姿に、なんとなく高揚した気分を味わいながらも、グルグルと鳴くドラゴンの前に案内されて真面目な顔で彼らの話を聞いた。カイルは半分、魔族だからドラゴンたちが何を言っているかがわかる。
ついでに言えばドラゴンは魔族が無条件で好きだから、突如として現れた魔族混じりの少年に相好(?)を崩した。べろべろと舐められながら両ドラゴンの言い分を聞いて、騎士達のうち一番年長の偉そうな男を見上げる。どうやら彼が団長と言うらしい。
「こいつ、ヒロイって言うの?ヒロイがすっごい、怒っている。自分だけ新しい装身具を貰えないからって」
「は?」
「アオが、ヒロイだけ古い装身具でカッコ悪いって馬鹿にしてくるから飛ぶのがヤだって」
「はあ?」
団員たちは嘘をつくなとカイルを叱ろうとしたが、団長は優しく笑って褒めてくれた。
「坊やお前は本当にドラゴンの言葉がわかるんだな、すごいな」
「団長、こんなガキの言うことを信じるおつもりですか?」
「――誰かこの子に、ドラゴンの名前を教えたか?ヒロイもアオも名前を教えてないだろう?この子の前で、名を呼んでもいない」
一同は確かに、と納得して飛龍の装身具を新調した。
とたんにご機嫌になって悠々と空を飛ぶドラゴンに騎士たちは呆れたし、カイルも現金なやつだなと思わず笑ってしまった。
「何か欲しいものはあるか?」
礼に、とたんまり食料をもらって喜ぶカイルとちゃっかり横にいたキースに団長が聞いてくれたので、カイルは思わず彼に強請ってしまった。
「じゃあ、あの――ヒロイにのってみたい」
「このガキ、何を無礼なことを!」
「ヒロイはさっき良いって言ったんだよ!」
「団長がお優しいからって調子に乗るなよ、お前みたいなガキを――」
「イテっ!耳ひっぱるなよ」
ダメなら最初っから聞くんじゃねえよ、とむくれていると、団長は優しく「いいよ」と言ってくれた。
「本当に?」
「ヒロイがいいと言うなら問題ない。だが、カイル。君はドラゴンに乗ったことがあるのか?」
「ない……」
「では危険だな」
じゃあ無理だなと先程の騎士に言われてがっくりと肩を落とす。
今までもドラゴンは何度か目にしたことがある。街の支配層は大抵ドラゴンを数頭は所有しているものだ。見るだけなら平民にも機会がないわけではない。
ドラゴン達は魔族が好きだから、カイルを見かければ気さくに話しかけてはくれるものの、彼らの主人である貴族や富裕層が孤児のカイルに騎乗を許してくれるはずもない。
いつか騎乗してみたいなと思っても、その機会はなかなか巡ってこないのだ。
シュンとしたカイルの横でキースが口ばっかりだよなこいつら、とケッと笑って――その様子に団長は苦笑した。
「アルフレート。乗せてやれるか?」
「私がですか?構いませんが」
団長に指名された少年は、驚いたようにカイルを見た。
アルフレートという名前らしい無表情の綺麗な顔をした少年に、カイルは一瞬ひるんだ。
緋色の髪、青い瞳。白い肌。
背は高いがまだどこかあどけなさを残す少年はたぶんカイルよりも三つか四つは年は上だろう。どこからどう見ても富裕層出身らしき歳の近い少年に少し気後れする。カイルもキースも金持ちにはいい思い出がない。
街で見かける貴族の少年たちよりもずっと高価そうな服を着た少年は目が合うとカイルの手を躊躇いなくひいた。
「俺はアルフレート・ド・ディシスという。おまえの名前は?」
「……カイル」
「そうか、カイル。乗せてやるからこっちにおいで」
名前からして少年は貴族だ。カイルは少し警戒した。金持ちは嫌いなだけだが貴族は、怖い。何かされても文句を言うことが出来ないからだ。
乗せると言ったのは団長の手前のポーズで、結局服が汚れるから嫌だとかそういう理由で断られるだろうと思ったが意外なことに、アルフレートは親切に体重の掛け方を教えてくれて、自分の前に乗せてくれる。
飛ぶぞ、と端的に告げてアルフレートが一声かけるとヒロイはゆっくりと空へ駆けあがった。
「わあ!」
瞬く間に地面が遠くなり、空中から見渡す景色に高揚してカイルは小さく叫んだ。
領主屋敷や教会、市場。全部がおもちゃみたいに小さく見える。
あそこがみたい、あっちに行きたいと飛龍のヒロイに頼むと気のいいドラゴンは思う通りに飛んでくれ、アルフレートも黙って手綱を操ってくれた。無邪気にすごいやと喜んでいると背後で笑う気配がした。
「本当にドラゴンの言葉がわかるんだな。昔からか?」
「うん、たまに動物の会話もわかるよ。便利だろ?」
「危ないから振り向くな。落ちる。――他に見たいところあるか?」
よしよし、と頭を撫でられて思わずそのくすぐったさに首をすくめてしまう。
不思議と、この貴族の少年の暖かい手はすごく気持ちがいい。
まだカイルとキースが本当に小さかった頃にいた教会の神官の老人はこんな風に頭を撫でてくれた。爺ちゃん、が死んでからこんな風に触られたことはなかったので懐かしい。
孤児院の責任者の現神官は、生意気で頭の回転が速いキースのことも魔族の血を引くカイルのことも煙たがっているから、年上の人間に甘やかされるのはなんだか久々で面映かった。
「行きたいところがあれば、連れていってやる」
たぶん貴族の、すごく綺麗な顔をしたアルフレート少年は孤児のカイルにもあまり嫌な視線を向けない。
貴族といえばカイルやキースを眺めてせせら笑うか理由をつけていたぶってくる奴ばかりだと思っていたのに、この綺麗な顔をした少年は違うらしい。
貴族なのに、いいやつじゃん、と内心で思ってカイルは冗談めかして言った。
「じゃあ、王都に行きたいな」
「王都?」
「孤児院って十四歳になったら出なきゃいけないんだ。どっかに就職したいけど、この街じゃあてがないしさ――」
普通、就職先は孤児院の神官が世話してくれるものだが、カイルを嫌う神官は十四歳になったら出て行けというだけで、どこも紹介してくれそうになかった。
「騎士団のドラゴンの世話役とか不足してないかな?俺、結構役に立つんだけど」
「今日みたいに?」
「うん。でも。大体ドラゴンの主人からは嫌がられる」
「どうして?」
カイルは口を尖らせた。
「俺、魔族の血が混じってるし。ついでに孤児だし。そういう奴は手癖が悪いからって――よく言われる。こんな外見じゃ言われるのも仕方ないけどな」
赤い瞳が気持ち悪いと言われても抉るわけにはいかない。俯くか、蔑みの目を睨みつけるしかできない。長い指が慰めるみたいにまた髪に触れる。
「父親か母親のどちらかが魔族か?綺麗な、美しい紅い目だな」
カイルはアルフレートの言葉にびっくりした。きれいとかうつくしいとか、そういうことを言われたことがない。
「あんた、変わってるな」
「そうか?」
アルフレートは人の髪を触るのが好きなのか、右手で器用に頭を撫でてくる。くすぐったいなあと思いつつカイルは背中を預けた。なんでかわからないが、こいつの体温は心地がいい。
魔族の人々は肌が浅黒く、紅い瞳で髪は銀か黒。耳がエルフみたいに尖っている。
カイルは目は赤いが、耳は人間と一緒だし肌の色も薄い。
母親が人間で父親が魔族だったことも、望まぬ妊娠で、母は赤い目をした息子なんか要らなかったからカイルは寒い雪の日にゴミみたいに捨てられたのだ――ということも本当はカイルは知っていたが……言葉を濁した。
可哀想だと思われるのは心地いいことではない。
「たぶん、半分そう」
「そうか――。ドラゴンの言葉がわかるのはいいな。本当に王都に来るか?団長に頼んでみたらいい」
アルフレートが気安く言って指が離れる。
なんだか指が惜しいような気がしながら、うん、と頷く。
アルフレートはお前は素直だなと笑い、空中でドラゴンを旋回させてからゆっくり高度を落としていく。もうすぐ地面が見えてくるというところで、またアルフレートの指がカイルの髪に触れた。
優しく髪が梳かれてごく自然な動作でこめかみあたりに、軽く口づけが落とされる。
「―――?な、なに?」
「おまえ可愛いな。来年、王都にこい。騎士団は楽しいぞ」
驚いてふりかえると悪戯っぽく笑った青い瞳とかち合う。
貴族っていうのはこんな風に軽々しく心地よく人に触れるものなのかもしれない、ぽかんとしていると、飛龍は地上に舞い降りて、騎士団は王都へ帰って行き――。
十四歳の誕生日に、飛龍騎士団からカイルは迎え入れられることになった。
人のいい団長が口をきいてくれたのだ。
ある時、郊外の街に視察に来ていた飛龍騎士団の団長とその一行が、街の北にある山の麓で往生していたことがあった。彼らの移動手段はもちろんドラゴンだが、そのうち二頭が諍いをはじめて飛ぼうとしないのだという。
困った団員の一人がたまたまカイルのことを聞いてダメ元で「なんで揉めているかわかるか?」と通訳に駆り出されたのが始まりだった。
神官経由で駆り出されたカイルは珍しい騎士たちの姿に、なんとなく高揚した気分を味わいながらも、グルグルと鳴くドラゴンの前に案内されて真面目な顔で彼らの話を聞いた。カイルは半分、魔族だからドラゴンたちが何を言っているかがわかる。
ついでに言えばドラゴンは魔族が無条件で好きだから、突如として現れた魔族混じりの少年に相好(?)を崩した。べろべろと舐められながら両ドラゴンの言い分を聞いて、騎士達のうち一番年長の偉そうな男を見上げる。どうやら彼が団長と言うらしい。
「こいつ、ヒロイって言うの?ヒロイがすっごい、怒っている。自分だけ新しい装身具を貰えないからって」
「は?」
「アオが、ヒロイだけ古い装身具でカッコ悪いって馬鹿にしてくるから飛ぶのがヤだって」
「はあ?」
団員たちは嘘をつくなとカイルを叱ろうとしたが、団長は優しく笑って褒めてくれた。
「坊やお前は本当にドラゴンの言葉がわかるんだな、すごいな」
「団長、こんなガキの言うことを信じるおつもりですか?」
「――誰かこの子に、ドラゴンの名前を教えたか?ヒロイもアオも名前を教えてないだろう?この子の前で、名を呼んでもいない」
一同は確かに、と納得して飛龍の装身具を新調した。
とたんにご機嫌になって悠々と空を飛ぶドラゴンに騎士たちは呆れたし、カイルも現金なやつだなと思わず笑ってしまった。
「何か欲しいものはあるか?」
礼に、とたんまり食料をもらって喜ぶカイルとちゃっかり横にいたキースに団長が聞いてくれたので、カイルは思わず彼に強請ってしまった。
「じゃあ、あの――ヒロイにのってみたい」
「このガキ、何を無礼なことを!」
「ヒロイはさっき良いって言ったんだよ!」
「団長がお優しいからって調子に乗るなよ、お前みたいなガキを――」
「イテっ!耳ひっぱるなよ」
ダメなら最初っから聞くんじゃねえよ、とむくれていると、団長は優しく「いいよ」と言ってくれた。
「本当に?」
「ヒロイがいいと言うなら問題ない。だが、カイル。君はドラゴンに乗ったことがあるのか?」
「ない……」
「では危険だな」
じゃあ無理だなと先程の騎士に言われてがっくりと肩を落とす。
今までもドラゴンは何度か目にしたことがある。街の支配層は大抵ドラゴンを数頭は所有しているものだ。見るだけなら平民にも機会がないわけではない。
ドラゴン達は魔族が好きだから、カイルを見かければ気さくに話しかけてはくれるものの、彼らの主人である貴族や富裕層が孤児のカイルに騎乗を許してくれるはずもない。
いつか騎乗してみたいなと思っても、その機会はなかなか巡ってこないのだ。
シュンとしたカイルの横でキースが口ばっかりだよなこいつら、とケッと笑って――その様子に団長は苦笑した。
「アルフレート。乗せてやれるか?」
「私がですか?構いませんが」
団長に指名された少年は、驚いたようにカイルを見た。
アルフレートという名前らしい無表情の綺麗な顔をした少年に、カイルは一瞬ひるんだ。
緋色の髪、青い瞳。白い肌。
背は高いがまだどこかあどけなさを残す少年はたぶんカイルよりも三つか四つは年は上だろう。どこからどう見ても富裕層出身らしき歳の近い少年に少し気後れする。カイルもキースも金持ちにはいい思い出がない。
街で見かける貴族の少年たちよりもずっと高価そうな服を着た少年は目が合うとカイルの手を躊躇いなくひいた。
「俺はアルフレート・ド・ディシスという。おまえの名前は?」
「……カイル」
「そうか、カイル。乗せてやるからこっちにおいで」
名前からして少年は貴族だ。カイルは少し警戒した。金持ちは嫌いなだけだが貴族は、怖い。何かされても文句を言うことが出来ないからだ。
乗せると言ったのは団長の手前のポーズで、結局服が汚れるから嫌だとかそういう理由で断られるだろうと思ったが意外なことに、アルフレートは親切に体重の掛け方を教えてくれて、自分の前に乗せてくれる。
飛ぶぞ、と端的に告げてアルフレートが一声かけるとヒロイはゆっくりと空へ駆けあがった。
「わあ!」
瞬く間に地面が遠くなり、空中から見渡す景色に高揚してカイルは小さく叫んだ。
領主屋敷や教会、市場。全部がおもちゃみたいに小さく見える。
あそこがみたい、あっちに行きたいと飛龍のヒロイに頼むと気のいいドラゴンは思う通りに飛んでくれ、アルフレートも黙って手綱を操ってくれた。無邪気にすごいやと喜んでいると背後で笑う気配がした。
「本当にドラゴンの言葉がわかるんだな。昔からか?」
「うん、たまに動物の会話もわかるよ。便利だろ?」
「危ないから振り向くな。落ちる。――他に見たいところあるか?」
よしよし、と頭を撫でられて思わずそのくすぐったさに首をすくめてしまう。
不思議と、この貴族の少年の暖かい手はすごく気持ちがいい。
まだカイルとキースが本当に小さかった頃にいた教会の神官の老人はこんな風に頭を撫でてくれた。爺ちゃん、が死んでからこんな風に触られたことはなかったので懐かしい。
孤児院の責任者の現神官は、生意気で頭の回転が速いキースのことも魔族の血を引くカイルのことも煙たがっているから、年上の人間に甘やかされるのはなんだか久々で面映かった。
「行きたいところがあれば、連れていってやる」
たぶん貴族の、すごく綺麗な顔をしたアルフレート少年は孤児のカイルにもあまり嫌な視線を向けない。
貴族といえばカイルやキースを眺めてせせら笑うか理由をつけていたぶってくる奴ばかりだと思っていたのに、この綺麗な顔をした少年は違うらしい。
貴族なのに、いいやつじゃん、と内心で思ってカイルは冗談めかして言った。
「じゃあ、王都に行きたいな」
「王都?」
「孤児院って十四歳になったら出なきゃいけないんだ。どっかに就職したいけど、この街じゃあてがないしさ――」
普通、就職先は孤児院の神官が世話してくれるものだが、カイルを嫌う神官は十四歳になったら出て行けというだけで、どこも紹介してくれそうになかった。
「騎士団のドラゴンの世話役とか不足してないかな?俺、結構役に立つんだけど」
「今日みたいに?」
「うん。でも。大体ドラゴンの主人からは嫌がられる」
「どうして?」
カイルは口を尖らせた。
「俺、魔族の血が混じってるし。ついでに孤児だし。そういう奴は手癖が悪いからって――よく言われる。こんな外見じゃ言われるのも仕方ないけどな」
赤い瞳が気持ち悪いと言われても抉るわけにはいかない。俯くか、蔑みの目を睨みつけるしかできない。長い指が慰めるみたいにまた髪に触れる。
「父親か母親のどちらかが魔族か?綺麗な、美しい紅い目だな」
カイルはアルフレートの言葉にびっくりした。きれいとかうつくしいとか、そういうことを言われたことがない。
「あんた、変わってるな」
「そうか?」
アルフレートは人の髪を触るのが好きなのか、右手で器用に頭を撫でてくる。くすぐったいなあと思いつつカイルは背中を預けた。なんでかわからないが、こいつの体温は心地がいい。
魔族の人々は肌が浅黒く、紅い瞳で髪は銀か黒。耳がエルフみたいに尖っている。
カイルは目は赤いが、耳は人間と一緒だし肌の色も薄い。
母親が人間で父親が魔族だったことも、望まぬ妊娠で、母は赤い目をした息子なんか要らなかったからカイルは寒い雪の日にゴミみたいに捨てられたのだ――ということも本当はカイルは知っていたが……言葉を濁した。
可哀想だと思われるのは心地いいことではない。
「たぶん、半分そう」
「そうか――。ドラゴンの言葉がわかるのはいいな。本当に王都に来るか?団長に頼んでみたらいい」
アルフレートが気安く言って指が離れる。
なんだか指が惜しいような気がしながら、うん、と頷く。
アルフレートはお前は素直だなと笑い、空中でドラゴンを旋回させてからゆっくり高度を落としていく。もうすぐ地面が見えてくるというところで、またアルフレートの指がカイルの髪に触れた。
優しく髪が梳かれてごく自然な動作でこめかみあたりに、軽く口づけが落とされる。
「―――?な、なに?」
「おまえ可愛いな。来年、王都にこい。騎士団は楽しいぞ」
驚いてふりかえると悪戯っぽく笑った青い瞳とかち合う。
貴族っていうのはこんな風に軽々しく心地よく人に触れるものなのかもしれない、ぽかんとしていると、飛龍は地上に舞い降りて、騎士団は王都へ帰って行き――。
十四歳の誕生日に、飛龍騎士団からカイルは迎え入れられることになった。
人のいい団長が口をきいてくれたのだ。
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