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40 喪失感
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番の喪失感は、俺から全てのやる気を削いだ。食欲もなくなり、栄養が体に行き届かなくなったとこで、自己防衛が働いたのか、俺は子猫の姿になり、人型には戻れなくなった。医術長も、
「おそらく、生命維持の為に、栄養を最小限に留めるために本能が働いたのでしょう。しっかりと食べて、栄養を取れば人型にも戻れますよ」
そう言って、ポーションを置いていった。そのポーションをルージュ達や父上達が代わる代わる、まるでミルクを飲ませるように、子猫の俺に飲ませた。
正気なら絶対に抵抗していただろうけど、今は抵抗すらもやる気が起きない。
でもポーションだけに頼るわけにもいかないので、料理長が栄養満点のスープを作り、これもまたルージュ達が飲ませた。
そのかいあって俺は人型に戻ることができたけど、やっぱり食べることができなく、また子猫に逆戻りした。
そんなことを繰り返すこと約半年。ようやく少し、自分の意思で食事を取る事が出来た。
半年間で衰えた筋力を取り戻すために、30分の散歩にも出れるようになった。
「一時はどうなるかと思いましたが、本当に良かった」
ルージュが涙を拭くふりをしながら俺の隣を歩いている。俺がいつ転んでもいいようにだ。
最初の頃は、うまく歩けなくてよく転んでいたから、ジュジュが俺の前を歩き、ルージュとシュシュが俺の両脇を歩くことになった。
「俺としてはこの半年、ルージュとジュジュが休みなく働いていたことに意義を申し立てたいけど?俺の体調が戻り次第、ルージュとジュジュには1ヶ月の休みを強制的にとってもらうから」
「おや?どこかで子猫の鳴き声が聞こえたような?気のせいですかね」
「・・ルージュっ、この!」
万事この調子で、30分の散歩を1時間に伸ばしたりして、半年と少しで前と同じような体力に戻した。
ルージュ達は父上の協力の元、1ヶ月休んで、一週間働いて、また1ヶ月休んでを一年間するとこに決まった。ルージュには
「陛下を出すのは卑怯です!」
と怒られたけど、王命としてだしてもらったので、ルージュ達はこれを拒否できない。
シュシュは罰として休みなく働いていたもらっているけど、実は俺が100歳になった後は、しばらくは遊んで暮らせるだけのお金を、特別手当てとして出す事が決まっている。
これは、シュシュの働きを見た父上が決めた事だ。しかも、こっそりと本人には内緒で契約魔法も解いている。
父上曰く「最後の嫌がらせ」らしい。これで本当にシュシュは、父上達に許してもらえたのだ。
時は経ち、アッシュ兄上が20歳になりようやく、ビビアン殿下と番式をする事になった。
本当はアッシュ兄上は、学園を卒業と同時に番式を上げるとつもりだったけど、ラビー国王からまだ早いと待ったがかかった。
俺の事もあり、アッシュ兄上は渋々引き下がったけど、それから2年。アッシュ兄上は足しげくラビー国に通い、ビビアン殿下との逢瀬を重ねてた。
竜人の執着を目の当たりにして、ラビー国王は結婚を許した。
ちなみに、ルージュとジュジュも、あの長期休暇でちゃっかり子作りをして、女の子と男の子を出産した。しかも、その女の子はシュシュの番だったとこで、ルージュとシュシュは今、冷戦状態になっている。
先に結婚したエレーナ姉上とキツネ獣人のレックスにはすでに、一歳になるキツネ獣人の男の子と竜人の男の子がいる。世界初の獣人と竜人の双子だった。
リード兄上とセレナ姉様は、番が一人前になるまではまってほしいと言ったので、今は恋人気分を味わっているみたいだ。
皆が幸せなのは見ていて嬉しい。本心からそう思っている。でもふとした瞬間に、いいようもない虚しさが心を締め付ける。
でも暗い顔は見せられない。皆の幸せそうな顔を曇らせる事になるから。
アッシュ兄上とビビアン殿下の番式で、お城も街もお祭り騒ぎだ。この慶事を皆が喜んでいる。
お城でのパーティーの際、笑顔を保てなくなりそうだった俺は、そっと人気のない場所に避難した。
少し遠くで、賑やかな音楽がなっているのが聞こえる。
「少し、疲れなぁ。早いけど、シュシュを解放して傷心の旅に出るのもいいかもね。本当に、、疲れた」
元気を取り戻しても、番を失った喪失感を無くす事は出来ない。あの日から俺の精神はとても不安定なのだ。
それでも、皆に心配をかけたくなくて、無理して笑っているけど、ちゃんと笑えてるかはわからない。
あの後、父上にこっそり相談したけど、ダメだった。
それからも、なにをするでもなく、ただただその日を過ごしていた。調子のいい日には、調合や魔道具の依頼をしたりいていた。
そんなある日、久しぶりに神様から交信が来た。
『ルイス、待たせたな。邪神本人の協力もあって、お前の番の魂の欠片を救出できた。そこから、魂の復元を、リーネ達と協力してようやく、復元が出来た。本来は、一生に一人しか居ない番を、今回はこちらの過失で失うことになった。だから今回は特別に、お前に番を帰そうと思う。血が近くならないように、お前の侍従の子として産まれるようにした。楽しみにしておけ。幸せになれよ』
神様の交信の後、俺は急いでルージュとベージュの元へ走った。あれから17年たって、ルージュとジュジュの最初の子供、ベージュは20歳になった。
ベージュの押せ押せで、ベージュが18の時、シュシュとベージュは番式をした。そしてようやくルージュとシュシュの冷戦は終わった。
そして、ルージュとベージュは今、妊娠している。神様は言った。“侍従の子として産まれるようにした”と、お腹の中にいる内に番かどうかはわからないけど、それでも俺は走った。
俺の突然の行動に、慌てて着いてきたジュジュとシュシュも、俺が行こうとしているのがルージュ達の部屋だとわかると、困惑していた。
そして、ルージュ達がいる部屋に着くとドアを開けた。
「おそらく、生命維持の為に、栄養を最小限に留めるために本能が働いたのでしょう。しっかりと食べて、栄養を取れば人型にも戻れますよ」
そう言って、ポーションを置いていった。そのポーションをルージュ達や父上達が代わる代わる、まるでミルクを飲ませるように、子猫の俺に飲ませた。
正気なら絶対に抵抗していただろうけど、今は抵抗すらもやる気が起きない。
でもポーションだけに頼るわけにもいかないので、料理長が栄養満点のスープを作り、これもまたルージュ達が飲ませた。
そのかいあって俺は人型に戻ることができたけど、やっぱり食べることができなく、また子猫に逆戻りした。
そんなことを繰り返すこと約半年。ようやく少し、自分の意思で食事を取る事が出来た。
半年間で衰えた筋力を取り戻すために、30分の散歩にも出れるようになった。
「一時はどうなるかと思いましたが、本当に良かった」
ルージュが涙を拭くふりをしながら俺の隣を歩いている。俺がいつ転んでもいいようにだ。
最初の頃は、うまく歩けなくてよく転んでいたから、ジュジュが俺の前を歩き、ルージュとシュシュが俺の両脇を歩くことになった。
「俺としてはこの半年、ルージュとジュジュが休みなく働いていたことに意義を申し立てたいけど?俺の体調が戻り次第、ルージュとジュジュには1ヶ月の休みを強制的にとってもらうから」
「おや?どこかで子猫の鳴き声が聞こえたような?気のせいですかね」
「・・ルージュっ、この!」
万事この調子で、30分の散歩を1時間に伸ばしたりして、半年と少しで前と同じような体力に戻した。
ルージュ達は父上の協力の元、1ヶ月休んで、一週間働いて、また1ヶ月休んでを一年間するとこに決まった。ルージュには
「陛下を出すのは卑怯です!」
と怒られたけど、王命としてだしてもらったので、ルージュ達はこれを拒否できない。
シュシュは罰として休みなく働いていたもらっているけど、実は俺が100歳になった後は、しばらくは遊んで暮らせるだけのお金を、特別手当てとして出す事が決まっている。
これは、シュシュの働きを見た父上が決めた事だ。しかも、こっそりと本人には内緒で契約魔法も解いている。
父上曰く「最後の嫌がらせ」らしい。これで本当にシュシュは、父上達に許してもらえたのだ。
時は経ち、アッシュ兄上が20歳になりようやく、ビビアン殿下と番式をする事になった。
本当はアッシュ兄上は、学園を卒業と同時に番式を上げるとつもりだったけど、ラビー国王からまだ早いと待ったがかかった。
俺の事もあり、アッシュ兄上は渋々引き下がったけど、それから2年。アッシュ兄上は足しげくラビー国に通い、ビビアン殿下との逢瀬を重ねてた。
竜人の執着を目の当たりにして、ラビー国王は結婚を許した。
ちなみに、ルージュとジュジュも、あの長期休暇でちゃっかり子作りをして、女の子と男の子を出産した。しかも、その女の子はシュシュの番だったとこで、ルージュとシュシュは今、冷戦状態になっている。
先に結婚したエレーナ姉上とキツネ獣人のレックスにはすでに、一歳になるキツネ獣人の男の子と竜人の男の子がいる。世界初の獣人と竜人の双子だった。
リード兄上とセレナ姉様は、番が一人前になるまではまってほしいと言ったので、今は恋人気分を味わっているみたいだ。
皆が幸せなのは見ていて嬉しい。本心からそう思っている。でもふとした瞬間に、いいようもない虚しさが心を締め付ける。
でも暗い顔は見せられない。皆の幸せそうな顔を曇らせる事になるから。
アッシュ兄上とビビアン殿下の番式で、お城も街もお祭り騒ぎだ。この慶事を皆が喜んでいる。
お城でのパーティーの際、笑顔を保てなくなりそうだった俺は、そっと人気のない場所に避難した。
少し遠くで、賑やかな音楽がなっているのが聞こえる。
「少し、疲れなぁ。早いけど、シュシュを解放して傷心の旅に出るのもいいかもね。本当に、、疲れた」
元気を取り戻しても、番を失った喪失感を無くす事は出来ない。あの日から俺の精神はとても不安定なのだ。
それでも、皆に心配をかけたくなくて、無理して笑っているけど、ちゃんと笑えてるかはわからない。
あの後、父上にこっそり相談したけど、ダメだった。
それからも、なにをするでもなく、ただただその日を過ごしていた。調子のいい日には、調合や魔道具の依頼をしたりいていた。
そんなある日、久しぶりに神様から交信が来た。
『ルイス、待たせたな。邪神本人の協力もあって、お前の番の魂の欠片を救出できた。そこから、魂の復元を、リーネ達と協力してようやく、復元が出来た。本来は、一生に一人しか居ない番を、今回はこちらの過失で失うことになった。だから今回は特別に、お前に番を帰そうと思う。血が近くならないように、お前の侍従の子として産まれるようにした。楽しみにしておけ。幸せになれよ』
神様の交信の後、俺は急いでルージュとベージュの元へ走った。あれから17年たって、ルージュとジュジュの最初の子供、ベージュは20歳になった。
ベージュの押せ押せで、ベージュが18の時、シュシュとベージュは番式をした。そしてようやくルージュとシュシュの冷戦は終わった。
そして、ルージュとベージュは今、妊娠している。神様は言った。“侍従の子として産まれるようにした”と、お腹の中にいる内に番かどうかはわからないけど、それでも俺は走った。
俺の突然の行動に、慌てて着いてきたジュジュとシュシュも、俺が行こうとしているのがルージュ達の部屋だとわかると、困惑していた。
そして、ルージュ達がいる部屋に着くとドアを開けた。
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