26 / 28
26 創造神からのお願い
しおりを挟む
今は7の刻、侯爵のお陰で旅は順調。まぁ、札を見せても不振がられはするけど。侯爵の一筆で、どうにか信用しているみたい。しかし、教会って全ての街にあるもんだと思ってた。いや、あるにはあったんだけど、管理してるはずの神父とかシスターがいなく、スラムの孤児の住み処やならず者のアジトになっていて、近寄れなかった。
そろそろ神様に、本当にこのまま進んでも良いのか聞きたかったんだけど。そんなことを思いながら、今日も、あまり人の居ない場所でテントを張った。
神様特性のテントだからね、見た目を裏切る広々とした中に、お風呂とトイレは当たり前のようにあった。簡易の調理場もあり、常に温かい食べ物にありつける。部屋も一人一部屋だ。
夕食も食べて、寝ようとベットに行けば、枕元にミニ神像。俺が気づいたと同時に、神様がベットの横に現れた。
「お久しぶりです。いやー、まさか教会があんなことになってたとは。この国には、教会で信仰してくれる人は、ミクリさんの所以外他はいないので、ほっといたら大変なことになってましたね」
そんなあっけらかんと、それより
「例の人はどこに居るの?このまま行っていいの?」
「あれ?わかってたんじゃないんですか?私が導いているって」
当てずっぽうが当たってた。
「具体的な場所、教えて。目的地が分かってれば心の準備も出来るし」
「まずはこのまま進み、この国を出てください。あの人は、今は失くなった隣の国にいます。そこの元王都の王宮跡地にいます」
ずいぶんと長い旅になるね。目的もなく、ただこの世界をぶらつくって言うなら、あっという間の旅なんだろうけどさ。
「それで、ミクリさんにお願いしたいことがあります。隣の国に入れば分かると思いますが、かなりの人の怨念が漂ってます。ついでに、浄化してもらっても良いですか」
浄化ってそんな、ついでにするものなの?まさかと思うけど、あの人を浄化した後は、世界中の浄化をしろとは言わないよね?
「ああ、それは良いですね。でも、ミクリさんの意思を尊重しますよ」
俺は聞かなかったことにして、
「とりあえず、隣の元国の元王都に行けば良いんだね。わかった」
「旅のご無事を見守ってますね」
そう言って消えた。なんとか目的地もわかり、ほっとして眠りについた。
翌朝、トーダ達にミニ神像を見せながら昨夜の事を話した。
「ようやく、あてもなく歩き回るのが終わったか。しかしなんでもありだな。ミクリは相当、神様に気に入られてるんだな」
気にいられてると言うよりも、ようやく世界の発展に協力してくれる転生者に出会えて浮かれてるって方があってるかもね。浮かれすぎてやり過ぎてるからね。
それからも、多少トラブルはあったけれど、順調に進みこの国の国境まで来た。俺達はいつも街は素通りしている。素材なんかを売るために、商会ギルドに寄ったりするけど、それだけだ。街に泊まったりはしない。泊まったのは侯爵邸だけだ。
今回も国境の街を通りすぎ、元隣国に続く森で、テントを張れるだけのスペースがある場所を探し、そこにテントを張った。
日が暮れるまでまだあるので、俺はテントの見張りの為に残り、トーダ達は魔物を狩りに行った。
神様仕様なので、認識阻害と魔物避けが付与されているが、俺が見張り番をしているのは、一度テントを張ってから全員で狩りに行ったとき、戻るとテントが見当たらなく、慌てたことがあったのだ。鑑定くんのお陰でテントを見つけられたけど、まさか俺達ですら、認識阻害の対象になるとは思わなかった。それ以来、俺がテントに残ることになった。
夕暮れ時になり、トーダの声がしたのでテントから出て、トーダ達を迎え入れた。
トーダ達が狩りに行ったので、夕食は作り置きしていたものをマジックバックから取り出した。
定期的に、レジー達とは連絡をしていた。この4ヶ月で保護した子供は30人を超えた。この電話には、ビデオ通話機能(以下、画面通話とする)みたいに、相手を見ながら通話できる機能もあるので、保護したら俺達にも顔を見せながら、紹介してくれている。その為、新しく保護した子供達のことも、ちゃんと把握している。
今日も定期連絡をして、こっちの状況とレジー達の状況の確認をして、それぞれの部屋に戻った。
すると、ベッドの枕元に置いてある神像が一体増えていた。なんか見たことある顔だなと、神像を、凝視ていると、創造神がベッド横に現れた。
「ああ、創造神様の神像だったのか。、、、え?なんで?」
「ワハハハ、少し思ったリアクションと違ったが、おおむね予想通りにおどろいてくれて、嬉しいねぇ」
俺がパニクってるのに、創造神はのんきに笑ってた。それを見て、腹ただしさから冷静になった俺は、
「あの、創造神様。なに用で出てこられたのですか?」
「そう怒るでない。ちと、ミクリにお願いがあってな」
その容姿で、そのしゃべり方。頭が混乱する。
「お願い、、ですか?」
「ああ、アフェクの為にも、どうにかミクリの時代で、治安のいい国を作って欲しい。アフェクの兄達を叱り、わしの監視のもと、アフェクから転生者を選ばせたのじゃが、治安が悪すぎるやら、あまりにも何も無さすぎるやらで、誰もアフェクを選ばんかった。今回の事も、無理を言ってるのわかるが、あやつを浄化した後、一国の王にならぬか」
「お断りします。そんなキャラじゃないので。、、もしかして、神様が集めてる子供達って」
とても嫌な事に気づいてしまった。
「うむ。国を担うもの達を集めておる」
はい。ミクリくん、大正解!10ポイント獲得。
って、ばかやってないで、現実を見よう。
道理で、ハイスペ揃いの訳だ。
「はぁ、この事は保留でお願いします。皆で相談して決めるので。まずは、目先の事。妥当、前世の俺のかたき!でいきます」
「うむ、頼んだぞ。もし、国を興す気になったら言ってくれ、教会ごと転移させるから。他にも連れて行きたい人物を言ってくれれば、転移させるぞ。あやつの事はミクリが浄化次第、すぐに消滅させるから心配するな」
そう言って消えていった。なんか、思ってた転生生活から遠のいていく。こんなに行動するつもりなかったんだけどなぁ。はぁー。
翌朝、ちゃんと寝たはずなのに、体が重いのはきっと、創造神のせいだ。俺は、2体の神像を持って、部屋を出た。
朝食の後時間をもらい、侯爵とレジーに電話した。画面通話モードで、2体の神像を目の前に置き、昨夜の話をした。
「まさか、創造神様まで出てくるとは。ミクリ、恐ろしい子」
アレンが茶化してきた。俺がアレンを睨み付けると、わざとらしくブルッと身を振るわせた。
「アレン、ミクリをからかうのをやめろ。ミクリもいちいち反応しない。ちゃんと考えろ」
トーダから怒られた。俺は創造神から言われてから考えてたのは、
「トーダかレジーが王様になりなよ。二人だけだからね、統率者のスキル持ってるの」
俺がいうと、トーダが
「だったらレジーに決まりだな。俺には無理だ」
当のレジーはいきなりの指名に
「いやいや、話し合おうよ。ちゃんと」
と言ったが、侯爵も含め全員一致で、レジーが王様に決まった。なんかぶつぶつ言ってるがスルーだ。
「侯爵様はどうしますか?」
俺は侯爵に的を変えた。すると侯爵は
「もちろん、君たちに協力するよ。これでも地方に追いやられるまでは、王宮の中枢にいたからね。国に必要な事は任せてよ。この国にも未練なんて無いからね。親類縁者にも声をかけてとくよ。創造神様には私の屋敷ごと転移させてくれと伝えといておくれ」
こうして、あっさりと国興しの話しはまとまった。
そろそろ神様に、本当にこのまま進んでも良いのか聞きたかったんだけど。そんなことを思いながら、今日も、あまり人の居ない場所でテントを張った。
神様特性のテントだからね、見た目を裏切る広々とした中に、お風呂とトイレは当たり前のようにあった。簡易の調理場もあり、常に温かい食べ物にありつける。部屋も一人一部屋だ。
夕食も食べて、寝ようとベットに行けば、枕元にミニ神像。俺が気づいたと同時に、神様がベットの横に現れた。
「お久しぶりです。いやー、まさか教会があんなことになってたとは。この国には、教会で信仰してくれる人は、ミクリさんの所以外他はいないので、ほっといたら大変なことになってましたね」
そんなあっけらかんと、それより
「例の人はどこに居るの?このまま行っていいの?」
「あれ?わかってたんじゃないんですか?私が導いているって」
当てずっぽうが当たってた。
「具体的な場所、教えて。目的地が分かってれば心の準備も出来るし」
「まずはこのまま進み、この国を出てください。あの人は、今は失くなった隣の国にいます。そこの元王都の王宮跡地にいます」
ずいぶんと長い旅になるね。目的もなく、ただこの世界をぶらつくって言うなら、あっという間の旅なんだろうけどさ。
「それで、ミクリさんにお願いしたいことがあります。隣の国に入れば分かると思いますが、かなりの人の怨念が漂ってます。ついでに、浄化してもらっても良いですか」
浄化ってそんな、ついでにするものなの?まさかと思うけど、あの人を浄化した後は、世界中の浄化をしろとは言わないよね?
「ああ、それは良いですね。でも、ミクリさんの意思を尊重しますよ」
俺は聞かなかったことにして、
「とりあえず、隣の元国の元王都に行けば良いんだね。わかった」
「旅のご無事を見守ってますね」
そう言って消えた。なんとか目的地もわかり、ほっとして眠りについた。
翌朝、トーダ達にミニ神像を見せながら昨夜の事を話した。
「ようやく、あてもなく歩き回るのが終わったか。しかしなんでもありだな。ミクリは相当、神様に気に入られてるんだな」
気にいられてると言うよりも、ようやく世界の発展に協力してくれる転生者に出会えて浮かれてるって方があってるかもね。浮かれすぎてやり過ぎてるからね。
それからも、多少トラブルはあったけれど、順調に進みこの国の国境まで来た。俺達はいつも街は素通りしている。素材なんかを売るために、商会ギルドに寄ったりするけど、それだけだ。街に泊まったりはしない。泊まったのは侯爵邸だけだ。
今回も国境の街を通りすぎ、元隣国に続く森で、テントを張れるだけのスペースがある場所を探し、そこにテントを張った。
日が暮れるまでまだあるので、俺はテントの見張りの為に残り、トーダ達は魔物を狩りに行った。
神様仕様なので、認識阻害と魔物避けが付与されているが、俺が見張り番をしているのは、一度テントを張ってから全員で狩りに行ったとき、戻るとテントが見当たらなく、慌てたことがあったのだ。鑑定くんのお陰でテントを見つけられたけど、まさか俺達ですら、認識阻害の対象になるとは思わなかった。それ以来、俺がテントに残ることになった。
夕暮れ時になり、トーダの声がしたのでテントから出て、トーダ達を迎え入れた。
トーダ達が狩りに行ったので、夕食は作り置きしていたものをマジックバックから取り出した。
定期的に、レジー達とは連絡をしていた。この4ヶ月で保護した子供は30人を超えた。この電話には、ビデオ通話機能(以下、画面通話とする)みたいに、相手を見ながら通話できる機能もあるので、保護したら俺達にも顔を見せながら、紹介してくれている。その為、新しく保護した子供達のことも、ちゃんと把握している。
今日も定期連絡をして、こっちの状況とレジー達の状況の確認をして、それぞれの部屋に戻った。
すると、ベッドの枕元に置いてある神像が一体増えていた。なんか見たことある顔だなと、神像を、凝視ていると、創造神がベッド横に現れた。
「ああ、創造神様の神像だったのか。、、、え?なんで?」
「ワハハハ、少し思ったリアクションと違ったが、おおむね予想通りにおどろいてくれて、嬉しいねぇ」
俺がパニクってるのに、創造神はのんきに笑ってた。それを見て、腹ただしさから冷静になった俺は、
「あの、創造神様。なに用で出てこられたのですか?」
「そう怒るでない。ちと、ミクリにお願いがあってな」
その容姿で、そのしゃべり方。頭が混乱する。
「お願い、、ですか?」
「ああ、アフェクの為にも、どうにかミクリの時代で、治安のいい国を作って欲しい。アフェクの兄達を叱り、わしの監視のもと、アフェクから転生者を選ばせたのじゃが、治安が悪すぎるやら、あまりにも何も無さすぎるやらで、誰もアフェクを選ばんかった。今回の事も、無理を言ってるのわかるが、あやつを浄化した後、一国の王にならぬか」
「お断りします。そんなキャラじゃないので。、、もしかして、神様が集めてる子供達って」
とても嫌な事に気づいてしまった。
「うむ。国を担うもの達を集めておる」
はい。ミクリくん、大正解!10ポイント獲得。
って、ばかやってないで、現実を見よう。
道理で、ハイスペ揃いの訳だ。
「はぁ、この事は保留でお願いします。皆で相談して決めるので。まずは、目先の事。妥当、前世の俺のかたき!でいきます」
「うむ、頼んだぞ。もし、国を興す気になったら言ってくれ、教会ごと転移させるから。他にも連れて行きたい人物を言ってくれれば、転移させるぞ。あやつの事はミクリが浄化次第、すぐに消滅させるから心配するな」
そう言って消えていった。なんか、思ってた転生生活から遠のいていく。こんなに行動するつもりなかったんだけどなぁ。はぁー。
翌朝、ちゃんと寝たはずなのに、体が重いのはきっと、創造神のせいだ。俺は、2体の神像を持って、部屋を出た。
朝食の後時間をもらい、侯爵とレジーに電話した。画面通話モードで、2体の神像を目の前に置き、昨夜の話をした。
「まさか、創造神様まで出てくるとは。ミクリ、恐ろしい子」
アレンが茶化してきた。俺がアレンを睨み付けると、わざとらしくブルッと身を振るわせた。
「アレン、ミクリをからかうのをやめろ。ミクリもいちいち反応しない。ちゃんと考えろ」
トーダから怒られた。俺は創造神から言われてから考えてたのは、
「トーダかレジーが王様になりなよ。二人だけだからね、統率者のスキル持ってるの」
俺がいうと、トーダが
「だったらレジーに決まりだな。俺には無理だ」
当のレジーはいきなりの指名に
「いやいや、話し合おうよ。ちゃんと」
と言ったが、侯爵も含め全員一致で、レジーが王様に決まった。なんかぶつぶつ言ってるがスルーだ。
「侯爵様はどうしますか?」
俺は侯爵に的を変えた。すると侯爵は
「もちろん、君たちに協力するよ。これでも地方に追いやられるまでは、王宮の中枢にいたからね。国に必要な事は任せてよ。この国にも未練なんて無いからね。親類縁者にも声をかけてとくよ。創造神様には私の屋敷ごと転移させてくれと伝えといておくれ」
こうして、あっさりと国興しの話しはまとまった。
11
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

元公務員が異世界転生して辺境の勇者になったけど魔獣が13倍出現するブラック地区だから共生を目指すことにした
まどぎわ
ファンタジー
激務で倒れ、そのまま死んだ役所職員。
生まれ変わった世界は、魔獣に怯える国民を守るために勇者が活躍するファンタジーの世界だった。
前世の記憶を有したままチート状態で勇者になったが、担当する街は魔獣の出現が他よりも遥かに多いブラック地区。これは出現する魔獣が悪いのか、通報してくる街の住人が悪いのか……穏やかに寿命を真っ当するため、仕事はそんなに頑張らない。勇者は今日も、魔獣と、市民と、共生を目指す。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる