4 / 4
新しい時間
第1話
しおりを挟む俺が事情聴取の為に警察署へ連れて行かれていた頃、一人の男が防犯カメラをチェックしていた。
「ふふふ……見付けたぞ」
そういうと動画に写ったパンツずり下げ変態男の写メを撮り何処かへ送信すると、その場から立ち去った。
次に警察官たちが調べた時には何も写っていなかったようで、強盗以外が捕まることは無かった。
俺は、警察署に行くと執拗に婦人警官から質問攻めに合う
ネット配信などをして顔を晒していないか
実は地下アイドルだとか
コンカフェで働いて居ないかなどだ
ネット配信は良い手だと思った。
地下アイドルとコンカフェ?は何か分からなかったので不思議そうな顔で返すと押し黙った。
とりあえず俺は半裁に巻き込まれやすいのだと言われた。
巻き込まれるというか、実際には突き進んでいるのだが、それは言わないでおく。
なんとか誤魔化し自宅へと送られながら婦警さんに言われた。
「何時でも私を頼りなさい! 君は一人じゃないからね⁉」
何か涙を貯めながら言われる。
どうやら母親の話をしたら真に受けたようだ。
ちょっと盛りすぎただろうか……反省する。
「あなた親御さんは? 電話しても出なくて……」
「あ、うちの家族は父は幼い頃に他界しましたし、母は過労がたたって今は精神疾患も……なので入院しています……成人してる姉(細マッチョ)が私の面倒を見てますが……姉も忙しい人なので……」
「まぁっ……可哀想に」
と、同情を買えた。
まぁ嘘は言ってない。
真実も言ってないけど
個人情報だからね♡
それにしてもネット配信か……
これで美少女で参加すれば変態がワキワキ♪俺の儲けもワキワキWin-Winじゃないか?
俺は今後の魔法少女としての活躍の場(狩場)を広くする為に階段を登りながらSNSのやり方をネット検索し始めた。
そんな姿をパトカーの中から婦人警官が見てるとも知らずに……
三階の自宅へと着くと鍵を開けて中へと入る。
すっかり外は暗かったので玄関も暗かった。
手探りでスイッチをonに押して電気を付けると、ポストから入れられた封筒が入っていた。
早速魔法少女協会からの明細かと、沸いたが……
差出人の名前は書いていなかった。
何だ?と思って中を開けると……
貴方様を第51247人目の
【変態協会会員】
として認めます。
そんな文字と会員カードに、今朝撮ったらしい俺がパンツをずらし強盗を殴ってる写メが同封されていた。
0
お気に入りに追加
110
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

実在しないのかもしれない
真朱
恋愛
実家の小さい商会を仕切っているロゼリエに、お見合いの話が舞い込んだ。相手は大きな商会を営む伯爵家のご嫡男。が、お見合いの席に相手はいなかった。「極度の人見知りのため、直接顔を見せることが難しい」なんて無茶な理由でいつまでも逃げ回る伯爵家。お見合い相手とやら、もしかして実在しない・・・?
※異世界か不明ですが、中世ヨーロッパ風の架空の国のお話です。
※細かく設定しておりませんので、何でもあり・ご都合主義をご容赦ください。
※内輪でドタバタしてるだけの、高い山も深い谷もない平和なお話です。何かすみません。
離婚した彼女は死ぬことにした
まとば 蒼
恋愛
2日に1回更新(希望)です。
-----------------
事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。
もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。
今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、
「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」
返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。
それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。
神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。
大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。
-----------------
とあるコンテストに応募するためにひっそり書いていた作品ですが、最近ダレてきたので公開してみることにしました。
まだまだ荒くて調整が必要な話ですが、どんなに些細な内容でも反応を頂けると大変励みになります。
書きながら色々修正していくので、読み返したら若干展開が変わってたりするかもしれません。
作風が好みじゃない場合は回れ右をして自衛をお願いいたします。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。




ホストな彼と別れようとしたお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。
あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。
御都合主義のハッピーエンドのSSです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる