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第19.5話 後書き
しおりを挟む【異世界偉人名鑑】
著:ウィッキー=ペディアス
11ページ……那須与一
異世界『テルステラ』に住まう武将にして偉人。
武家・士族である那須氏の十一男として生を受け、名の由来も余一……つまり、十から一余ることから与一(余一)とされた。
幼い頃から弓の腕が達者で、居並ぶ兄たちの前でその腕前を示し、父を驚嘆させたという。
数年後、とある山岳で弓の稽古をしていた時、神殿へ必勝祈願に来た一人の偉人と運命的な出逢いを果たす。その偉人こそがのちの主であり、共に戦場を駆ける仲間となる。
また、とある船上での戦いでは敵方の軍船に掲げられた扇の的を射落とし、更には挑発してきた敵兵の頭部を射抜くなどのあり得ないような功績を挙げて自軍を勝利に導いた。
その後、敵方に与し、逃亡していた兄たちを捜索し発見。だが討つことはせず、逆にそれらを赦免したうえに領土まで分け与えた。
その出来事によって人格者であると証明されたため、偉人として民から讃えられ、敬われることとなる。
弓術を得意とし、その腕前は正確無比。射程内であれば敵を確実に射抜くことができるほど。まさに必中。
追記1:与一という名は通称であり、本来の名は──である。
追記2:弓の鍛錬をしすぎたあまり、左右で腕の太さが違うとか違わないとか。
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