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第18.5話 後書き
しおりを挟む【異世界偉人名鑑】
著:ウィッキー=ペディアス
20ページ……風魔小太郎
異世界『テルステラ』に住まう忍者にして偉人。
風魔一族及び風魔忍者を率いて主に仕えた乱波(忍者)の首領であり、数多の任務を成功させたことで主からは深い信頼を得ていたとされる。
根拠地は国とも山地とは云われ、まるで煙に巻かれたように特定できないうえに神出鬼没だと恐れられた。
巨躯にも拘らず俊敏であるため、巷では怪盗または妖盗と呼ばれ、民からは畏怖される存在であった。
また、民の中には「身の丈は2メートル半もあり、筋骨隆々で眼は逆さに裂け、口は大きく黒髭に覆われたうえに牙が4本も生えていた」と嘯く者も。要は、それほど悪魔じみた強さだったのだ。
黒装束に身を包み、風魔の術こと風遁を駆使して一人の偉人と戦うも、決着が付かず痛み分けで終わる。
しかし、その死闘によって名声はより一層高まることとなり、遂には偉人として認められた。
主の亡き後は大盗賊として名を広め、盗賊以外にも山賊や海賊としても大成し、そこでも名を広めたという。
あまりにも有名になりすぎたため、同業の者からは疎まれ、嫉妬の目を向けられるほど。
得意とするものは多々あるが、その中でも風遁と投擲は特に巧妙。
追記:配下は200人を超え、それらが一斉に風遁を使えば〝嵐〟を起こせたとか起こせないとか。
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