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第6.5話 後書き
しおりを挟む~メイキング&NG集~
スタッフ「んじゃ次は〝私VSスラム住民〟のシーンいきまーす!」
ナレーション「よもや自分が姉妄想の贄にされているとは夢にも思わず、嬉しくも驚きのあまり大声を上げてしまった。すると、近くの路地裏で寝ていたであろう男たちが私たちの存在に気づくなり集まりだす」
ルゥ「にぃ、しぃ、ろぉ、七人か……ごめんティナちゃん、私が大声出したばかりに……でも、約束は絶対守るから」
ティナ「はい、信じております……ですが、決してご無理だけはなさらないでください……お姉様」
ナレーション「ティナちゃんのお姉様発言を受けて──」
ルゥ「可愛い妹のために勝ぁぁぁーつ!!」
ナレーション「──と吼え、気合十分で男たちの前に立つ私。姉ブーストが発動したからには男など恐るるに足らず。だが奴らは全員武器を持っているうえに襲う気満々。しかもまともに攻撃を受けたらその時点でアウト。私のみならずティナちゃんまで何をされてしまうのかは想像に難くない」
ルゥ:ナレ「悪漢の撃退経験はあっても本格的な戦闘経験は皆無だし、無策で突っ込むより相手の出方を見て対応しよう!」
ナレーション「──そう考えつつツールポーチに手を入れ、何か適した武器はないかと探そうとしたその矢先、先頭の男Aを皮切りに次々と奴らが襲い掛かってきた」
ルゥ「うわわっ!? なんか武器なんか武器っ……これだ!」
ナレーション「空間拡張済みツールポーチから取り出したもの……それはブフッw」
ルゥ「……ん? って物干し竿じゃんコレぇ!? 確かに伸びるけども!!」
私以外のみんな「あははははっ!!」
スタッフ「はいカーット! 今日は雨なので干せませーん!」
監督「ゲラゲラゲラww」
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