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宗慈編
シラツチの花嫁
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宗慈の身体は一糸纏わぬ姿で布団に仰向けに横たえられ、大きく開いた脚の間にはシラツチがその美しい肉体を惜しげもなく晒して座っている。
ひくつく後孔へと押し付けられたシラツチの触手は、綻んだそこへと容易く潜り込み、ゆっくりと奥へ進んでいく。すっかり受け入れることに慣れた奥の窄まりをこじ開けると、宗慈の身体が跳ね、性器は緩く勃ち上がった。
触手は粘液を吐きながら、さらに奥まで入ると卵を産みつけていく。
卵が前より大きい。そんな気がする。その数も以前より多い気がする。数えきれないくらい産み付けられ、腹が無数の卵を抱えて膨らむ。
弾力のある卵が幾つも、絶え間なくしこりを弾いて、勃ち上がり震える性器からは濁った先走りが溢れた。
粘液と共に卵を産み付けた触手が抜けると、緩んだ後孔にミロクの性器が捩じ込まれる。
粘液で泥濘む胎にぼちゅぼちゅと腰を打ち付け、陥落し戦慄く最奥に精を放つ。何度も脈打ち奥へと送り込まれる白濁の量は夥しく、溢れて蕾から溢れるほどだった。
「っは、ぁ」
腹がまた少し膨らむ。苦しいが、その先の快感を知る宗慈は息を荒くして耐える。
「またたくさん産まれるね。嬉しいよ、宗慈」
宗慈のはらわたは卵を抱えるための揺籠に作り替えられ、たっぷりと注がれた精を受けて卵が孵るのを待つ。
その間にも、シラツチは宗慈に快感を与えるのを忘れない。子がよく育つよう、宗慈を労うように緩く腰を揺すって漣のような快楽を与えた。
「しらつちさま、気持ちいい、はら、ずっと、いって」
宗慈の胎は絶え間無い快感に緩やかな絶頂を繰り返す。甘やかに収斂を繰り返し、中を埋めるシラツチを締め上げる。
そうしているうち、宗慈の胎で卵の脈動が始まった。それは浅いところから順に、奥へと広がっていく。
卵の脈動に合わせ、シラツチは宗慈の中を擦る。すっかり熟れた粘膜はシラツチの凹凸のある怒張に擦られて濃厚な快感を生んだ。それは子の餌となり、宗慈の胎に宿った子蛇たちを育てた。
そして柔らかな膜が爆ぜ、生まれた子たちが外へと動き出す。
「っあ、ぅ」
丸く膨らんだ腹の表面が腹が歪に波立つ。続いて、口を開けた後孔からぬめりを帯びた楔が顔を出した。うねうねと身を捩り蕾から這い出す、土色の、太く短い蛇のようなもの。
それはたっぷりと粘液を纏い、這い出したところから、床に吸い込まれるように消えていく。
「ぅあ、ミロクさまぁ、ふあ、ぁ、やだ、止まんない」
宗慈は上擦った声で啼く。
次から次へと、シラツチの子たちは這い出しては消えていく。這い出す度に容赦なく熟れた粘膜を押し拡げ、擦り、しこりを弾いていく。
もはや数を数える余裕など無かった。
子が這い出すたびに腹の膨らみは少しずつ小さくなっていく。
そうやってどれくらい子を産み落としただろう。宗慈の腹の膨らみはほとんどなくなったが、まだ胎の奥で蠢くものがある。
「っ、うぁ、おっきい」
一際大きな子が、まだ奥で蠢いている。
「んあ、うまれ、ぅ」
それは緩慢な動きで浅いところまで降りてくると、元気に身をくねらせ始めた。
産まれ出るときの身体を捩るような動きに前立腺を容赦なく潰され、宗慈の身体は跳ね、潮を吹き中をきつく収縮させる。
濡れた音を立てて最奥から子蛇が這い出してくる。その音も、腹から出てくる感覚も、何もかもが宗慈には快感だった。
「はぁ、んゅ、でぅ」
蕾を目一杯押し拡げて這い出てきたのは、先程までの子たちよりもひと回り大きな子蛇だった。
宗慈は腰をがくがくと揺らし、絶頂しながら土色の蛇を産み落とす。
口を開けたままの後孔からは粘液がとろとろと溢れ出て、白い敷布に垂れ落ちた。
「宗慈、よく頑張ったね」
「シラツチ、さま」
「いい子だね。愛しているよ、宗慈」
優しく労うシラツチの声に、宗慈は蕩けた笑みを返す。出産に苦痛はなく、ただ内から生まれる快感がずっと続いた。
それから、シラツチと身体を重ねない日はなかった。
春の満月の頃などは、シラツチは数日間宗慈を離さなかった。来る日も来る日も宗慈の胎はシラツチの猛りに埋められ、腹は精で満たされてうっすらと丸く張った。
「宗慈、宗慈」
甘い声で宗慈を呼び、シラツチは何度も腰を打ち付ける。満たされた精が溢れて泡立ち、尻を垂れ落ちる。宗慈は、それにすら快感を得るようになっていた。
そして絶えず精で満たされた胎に、卵が生まれる。
「ぁ、卵、おっきい」
以前卵が生まれた時よりも、胎に感じる圧迫感が大きい。宗慈は丸く張った腹を緩く摩る。
「ふふ、ほんとだ。こんなに膨らんで。双子かな」
その手にシラツチが手のひらを重ねた。
「ふた、ご?」
「そうだよ」
そこからまた七日、身体を繋いだまま過ごした。
ひくつく後孔へと押し付けられたシラツチの触手は、綻んだそこへと容易く潜り込み、ゆっくりと奥へ進んでいく。すっかり受け入れることに慣れた奥の窄まりをこじ開けると、宗慈の身体が跳ね、性器は緩く勃ち上がった。
触手は粘液を吐きながら、さらに奥まで入ると卵を産みつけていく。
卵が前より大きい。そんな気がする。その数も以前より多い気がする。数えきれないくらい産み付けられ、腹が無数の卵を抱えて膨らむ。
弾力のある卵が幾つも、絶え間なくしこりを弾いて、勃ち上がり震える性器からは濁った先走りが溢れた。
粘液と共に卵を産み付けた触手が抜けると、緩んだ後孔にミロクの性器が捩じ込まれる。
粘液で泥濘む胎にぼちゅぼちゅと腰を打ち付け、陥落し戦慄く最奥に精を放つ。何度も脈打ち奥へと送り込まれる白濁の量は夥しく、溢れて蕾から溢れるほどだった。
「っは、ぁ」
腹がまた少し膨らむ。苦しいが、その先の快感を知る宗慈は息を荒くして耐える。
「またたくさん産まれるね。嬉しいよ、宗慈」
宗慈のはらわたは卵を抱えるための揺籠に作り替えられ、たっぷりと注がれた精を受けて卵が孵るのを待つ。
その間にも、シラツチは宗慈に快感を与えるのを忘れない。子がよく育つよう、宗慈を労うように緩く腰を揺すって漣のような快楽を与えた。
「しらつちさま、気持ちいい、はら、ずっと、いって」
宗慈の胎は絶え間無い快感に緩やかな絶頂を繰り返す。甘やかに収斂を繰り返し、中を埋めるシラツチを締め上げる。
そうしているうち、宗慈の胎で卵の脈動が始まった。それは浅いところから順に、奥へと広がっていく。
卵の脈動に合わせ、シラツチは宗慈の中を擦る。すっかり熟れた粘膜はシラツチの凹凸のある怒張に擦られて濃厚な快感を生んだ。それは子の餌となり、宗慈の胎に宿った子蛇たちを育てた。
そして柔らかな膜が爆ぜ、生まれた子たちが外へと動き出す。
「っあ、ぅ」
丸く膨らんだ腹の表面が腹が歪に波立つ。続いて、口を開けた後孔からぬめりを帯びた楔が顔を出した。うねうねと身を捩り蕾から這い出す、土色の、太く短い蛇のようなもの。
それはたっぷりと粘液を纏い、這い出したところから、床に吸い込まれるように消えていく。
「ぅあ、ミロクさまぁ、ふあ、ぁ、やだ、止まんない」
宗慈は上擦った声で啼く。
次から次へと、シラツチの子たちは這い出しては消えていく。這い出す度に容赦なく熟れた粘膜を押し拡げ、擦り、しこりを弾いていく。
もはや数を数える余裕など無かった。
子が這い出すたびに腹の膨らみは少しずつ小さくなっていく。
そうやってどれくらい子を産み落としただろう。宗慈の腹の膨らみはほとんどなくなったが、まだ胎の奥で蠢くものがある。
「っ、うぁ、おっきい」
一際大きな子が、まだ奥で蠢いている。
「んあ、うまれ、ぅ」
それは緩慢な動きで浅いところまで降りてくると、元気に身をくねらせ始めた。
産まれ出るときの身体を捩るような動きに前立腺を容赦なく潰され、宗慈の身体は跳ね、潮を吹き中をきつく収縮させる。
濡れた音を立てて最奥から子蛇が這い出してくる。その音も、腹から出てくる感覚も、何もかもが宗慈には快感だった。
「はぁ、んゅ、でぅ」
蕾を目一杯押し拡げて這い出てきたのは、先程までの子たちよりもひと回り大きな子蛇だった。
宗慈は腰をがくがくと揺らし、絶頂しながら土色の蛇を産み落とす。
口を開けたままの後孔からは粘液がとろとろと溢れ出て、白い敷布に垂れ落ちた。
「宗慈、よく頑張ったね」
「シラツチ、さま」
「いい子だね。愛しているよ、宗慈」
優しく労うシラツチの声に、宗慈は蕩けた笑みを返す。出産に苦痛はなく、ただ内から生まれる快感がずっと続いた。
それから、シラツチと身体を重ねない日はなかった。
春の満月の頃などは、シラツチは数日間宗慈を離さなかった。来る日も来る日も宗慈の胎はシラツチの猛りに埋められ、腹は精で満たされてうっすらと丸く張った。
「宗慈、宗慈」
甘い声で宗慈を呼び、シラツチは何度も腰を打ち付ける。満たされた精が溢れて泡立ち、尻を垂れ落ちる。宗慈は、それにすら快感を得るようになっていた。
そして絶えず精で満たされた胎に、卵が生まれる。
「ぁ、卵、おっきい」
以前卵が生まれた時よりも、胎に感じる圧迫感が大きい。宗慈は丸く張った腹を緩く摩る。
「ふふ、ほんとだ。こんなに膨らんで。双子かな」
その手にシラツチが手のひらを重ねた。
「ふた、ご?」
「そうだよ」
そこからまた七日、身体を繋いだまま過ごした。
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