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迷えるつがい*
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ジェジーニアは、長い指で丁寧にボタンを外し、アウファトの肌を隠す寝間着をシーツの上に落とした。乾いた音を拾ったアウファトは、その音の大きさに息を呑む。感覚が、鋭くなっている。それはジェジーニアに与えられるものを余さず拾おうとしているようだった。
美しい指先は、その肌の温もりを確かめるように辿々しくアウファトの肌を撫でる。
アウファトの身体は、すっかり熱に染められていた。ジェジーニアが触れる場所はどこもくすぐったくて、触れられたそばから熱が広がっていく。
唇から溢れる声は甘く溶けて、聞くに堪えないもののはずなのに。
あるはずの羞恥は、霞のように消えていた。
白く痩せた身体を晒しているというのに、アウファトは抗うことも恥じらうことも忘れてしまったかのようだった。
ジェジーニアはアウファトが声を上げるたびに穏やかな笑みを浮かべる。その手でアウファトがとろけるのを望んでいるようだった。
「アウファト」
いつもなら甘えた声で「あう」と呼ぶのに。
ジェジーニアはどこか切羽詰まったような、低い声でアウファトを呼ぶ。
その声に、アウファトの身体はせつなく疼く。ジェジーニアの声に呼ばれ、秘められたものが目を覚ますようだった。
「ジジ、ほしい」
喉から譫言のように漏れたか細い声は、自分のものではないようだった。
全身が、余すところなくジェジーニアの美しい目に晒される。消えゆく羞恥よりもずっと濃い期待が、アウファトの胸を埋めた。
ジェジーニアが目を細める。
白いシーツの上に縫い留められたアウファトに覆い被さるジェジーニアは、喉から美しい歌を響かせた。
「あう」
角でアウファトの肌を傷つけないよう、ジェジーニアはおそるおそるアウファトの肌へと唇を触れさせる。
温かな唇が肌の上を這う。時折優しく肌を吸い、きめを確かめるように滑っていく唇。
優しくてくすぐったい触れ合いに、アウファトは身を捩る。
「ッ、ジジ」
アウファトの唇から漏れるのは切羽詰まった声だ。もどかしいくらいに優しく与えられる愛撫に、身体の奥には火が灯されていく。それはアウファトの腹の底を炙るように揺らめいた。
「ほしい、ジジ」
腹の底の火種に誘われるように、ねだる言葉は勝手に口をついて出てくる。
自分が口にした言葉の意味を反芻する余裕もない。今のアウファトには、ジェジーニアに与えられる快感がすべてだった。
「ン、いいよ」
ジェジーニアの唇が臍の下に触れる。それだけで、身体の芯が甘くとろけるようだった。
自分はつがいの身体になったのだろうか。アウファトはぼやけた頭の片隅で思う。
腹が甘く疼いて止まらない。
ジェジーニアが触れるたびに、腹の奥で歓喜の声が上がる。
唇を割って漏れるのは、熱く濡れた吐息ばかりだ。
ジェジーニアの指先が、すっかり芯を持ったアウファトの昂りに触れる。
「あ……」
大きな手のひらに握り込まれたかと思うと、先端を包み込むのは熱く柔らかな粘膜だ。
ジェジーニアが張り詰めた先端を口に含んでいた。
舐め回されて、ひくつく裂け目を舌先に抉られて、アウファトは容易く果てた。
頭の中が白く弾ける。腰が跳ね、膝が震えた。余韻は長く尾を引き、鼓動が暴れる。
身体の芯を冒す熱はより一層上がり、アウファトは吐息を震わせた。
はしたないとわかっても、ジェジーニアが欲しくて止められない。
ジェジーニアの指先が、震える窄まりに触れた。指先に撫でられると、そこは粘つくもので濡れていた。指先が皺を確かめるようになぞると、ひくつき、粘液が溢れる。そのまま指先を埋められ、物欲しげな窄まりをあやすように指先がゆったりと出し入れされた。
それだけでは足りない。身体の奥で喚くものがある。それは声となって、アウファトの唇からこぼれた。
「ほしい、ジジ、はやく」
「ン」
ジェジーニアは身体を起こし、寝間着を脱ぎ捨てた。筋肉の作り出す淡い影の落ちる腹の下には、聳り立つ逞しい雄の象徴があった。
ジェジーニアはアウファトの脚を大きく広げ、その間に座った。
もう、尻が裂けることはなかった。
それどころか柔らかく解れたそこは喜ぶようにジジの怒張を飲み込むようになっていた。
「痛く、ない? アウファト」
「ん、んう」
痛みはないが、はらわたを押し上げられるような、異物感と苦しさにアウファトは堪らず声を漏らす。
「アウファト、これ、飲んで」
唇を塞がれ、甘い唾液を飲まされると頭が白く霞み、身体が熱くなる。
あの花の香りに、身体を縛っていた緊張が解けていく。
ジェジーニアはゆっくりと、奥の窄まりに張り詰めた先端を押し付けては離してを繰り返す。
「痛くない?」
伺うようなジェジーニアの優しい声に、アウファトは頷く。
「ぜんぶ、委ねて。ね?」
甘えるような穏やかな声。
時折鈴の転がるような音が聞こえる。ジェジーニアの歌う求愛の歌だ。
胸が苦しい。
「ジジ」
「アウ、すき」
苦しさから逃れたくて、アウファトはジェジーニアを呼ぶ。耳元で優しく囁かれて、身体が緩んで、その隙に、最奥まで突き入れられた。
「っ、は、ァ」
腹の奥を突き上げる鈍い衝撃に、声が漏れた。
奥深くまで、ジェジーニアの熱が入り込んでいる。
喉を晒し、アウファトは目を見開く。
息がうまくできなくて、口を開けても、ろくに空気が吸えない。だというのに腹の奥は歓喜するように甘い熱が渦巻いていた。
腹の上に熱いものが勢いよく散る。
止まらない。何度も散って、腹の上が熱く濡れていく。
何が起きたのかもわからないまま、アウファトの視界がぼやける。
気持ちいい。身体中、気持ちいいで埋められて、息がうまくできない。
身体が熱くなる。
発情させられる。
アウファトの意識は、白く甘く温かなものに飲み込まれていく。
「受け止めなくていい。ただ、浴びて。おれの愛を、たくさん浴びて。それで、おれと、ひとつになろう」
ジェジーニアのそんな声が聞こえた気がした。
アウファトが目を覚ましたのは真夜中だった。枕元の燭台が柔らかな光を放っている。
アウファトの身体を抱え込むようにジェジーニアが抱きついていた。
アウファトもジェジーニアも裸だ。
身体は自分の出したものと、ジェジーニアの出したもので汚れていた。
いつ気をやったのか、覚えていない。
自分はもっと理性的な人間だと思っていた。こんなに、意識を飛ばすほど、ジェジーニアに溺れるなんて。
自分がおかしくなったのか、それともつがいとしてそういう身体に変わったのか。アウファトにはそれもわからない。自分の身体も、自分の心もわからない。
ジェジーニアの無邪気な笑みに、応えられない自分に罪悪感を感じる
まだ、決められない。ジェジーニアのまっすぐな愛情を、受け止める自信もない。
自分が白き花の一族だとして、どうしたら、ジジを愛せるのか。
胸が痛む。
応えられなければジェジーニアを待つのは死だ。
人を、誰かを愛したことなどなかった。
自分が本当に善なるものなのかもわからない。
アウファトは迷っていた。
確証となるものなど何もない。漠然とした不安と、胸に居座る未知が、重苦しい影を落とす。
どうすればいいのかと逡巡して、ミシュアの言葉を思い出す。
まっすぐ自分と向き合うなんて、したことがあっただろうか。
胸に居座る朧げな輪郭を探って、アウファトは苦々しい気持ちで眠りに落ちていった。
美しい指先は、その肌の温もりを確かめるように辿々しくアウファトの肌を撫でる。
アウファトの身体は、すっかり熱に染められていた。ジェジーニアが触れる場所はどこもくすぐったくて、触れられたそばから熱が広がっていく。
唇から溢れる声は甘く溶けて、聞くに堪えないもののはずなのに。
あるはずの羞恥は、霞のように消えていた。
白く痩せた身体を晒しているというのに、アウファトは抗うことも恥じらうことも忘れてしまったかのようだった。
ジェジーニアはアウファトが声を上げるたびに穏やかな笑みを浮かべる。その手でアウファトがとろけるのを望んでいるようだった。
「アウファト」
いつもなら甘えた声で「あう」と呼ぶのに。
ジェジーニアはどこか切羽詰まったような、低い声でアウファトを呼ぶ。
その声に、アウファトの身体はせつなく疼く。ジェジーニアの声に呼ばれ、秘められたものが目を覚ますようだった。
「ジジ、ほしい」
喉から譫言のように漏れたか細い声は、自分のものではないようだった。
全身が、余すところなくジェジーニアの美しい目に晒される。消えゆく羞恥よりもずっと濃い期待が、アウファトの胸を埋めた。
ジェジーニアが目を細める。
白いシーツの上に縫い留められたアウファトに覆い被さるジェジーニアは、喉から美しい歌を響かせた。
「あう」
角でアウファトの肌を傷つけないよう、ジェジーニアはおそるおそるアウファトの肌へと唇を触れさせる。
温かな唇が肌の上を這う。時折優しく肌を吸い、きめを確かめるように滑っていく唇。
優しくてくすぐったい触れ合いに、アウファトは身を捩る。
「ッ、ジジ」
アウファトの唇から漏れるのは切羽詰まった声だ。もどかしいくらいに優しく与えられる愛撫に、身体の奥には火が灯されていく。それはアウファトの腹の底を炙るように揺らめいた。
「ほしい、ジジ」
腹の底の火種に誘われるように、ねだる言葉は勝手に口をついて出てくる。
自分が口にした言葉の意味を反芻する余裕もない。今のアウファトには、ジェジーニアに与えられる快感がすべてだった。
「ン、いいよ」
ジェジーニアの唇が臍の下に触れる。それだけで、身体の芯が甘くとろけるようだった。
自分はつがいの身体になったのだろうか。アウファトはぼやけた頭の片隅で思う。
腹が甘く疼いて止まらない。
ジェジーニアが触れるたびに、腹の奥で歓喜の声が上がる。
唇を割って漏れるのは、熱く濡れた吐息ばかりだ。
ジェジーニアの指先が、すっかり芯を持ったアウファトの昂りに触れる。
「あ……」
大きな手のひらに握り込まれたかと思うと、先端を包み込むのは熱く柔らかな粘膜だ。
ジェジーニアが張り詰めた先端を口に含んでいた。
舐め回されて、ひくつく裂け目を舌先に抉られて、アウファトは容易く果てた。
頭の中が白く弾ける。腰が跳ね、膝が震えた。余韻は長く尾を引き、鼓動が暴れる。
身体の芯を冒す熱はより一層上がり、アウファトは吐息を震わせた。
はしたないとわかっても、ジェジーニアが欲しくて止められない。
ジェジーニアの指先が、震える窄まりに触れた。指先に撫でられると、そこは粘つくもので濡れていた。指先が皺を確かめるようになぞると、ひくつき、粘液が溢れる。そのまま指先を埋められ、物欲しげな窄まりをあやすように指先がゆったりと出し入れされた。
それだけでは足りない。身体の奥で喚くものがある。それは声となって、アウファトの唇からこぼれた。
「ほしい、ジジ、はやく」
「ン」
ジェジーニアは身体を起こし、寝間着を脱ぎ捨てた。筋肉の作り出す淡い影の落ちる腹の下には、聳り立つ逞しい雄の象徴があった。
ジェジーニアはアウファトの脚を大きく広げ、その間に座った。
もう、尻が裂けることはなかった。
それどころか柔らかく解れたそこは喜ぶようにジジの怒張を飲み込むようになっていた。
「痛く、ない? アウファト」
「ん、んう」
痛みはないが、はらわたを押し上げられるような、異物感と苦しさにアウファトは堪らず声を漏らす。
「アウファト、これ、飲んで」
唇を塞がれ、甘い唾液を飲まされると頭が白く霞み、身体が熱くなる。
あの花の香りに、身体を縛っていた緊張が解けていく。
ジェジーニアはゆっくりと、奥の窄まりに張り詰めた先端を押し付けては離してを繰り返す。
「痛くない?」
伺うようなジェジーニアの優しい声に、アウファトは頷く。
「ぜんぶ、委ねて。ね?」
甘えるような穏やかな声。
時折鈴の転がるような音が聞こえる。ジェジーニアの歌う求愛の歌だ。
胸が苦しい。
「ジジ」
「アウ、すき」
苦しさから逃れたくて、アウファトはジェジーニアを呼ぶ。耳元で優しく囁かれて、身体が緩んで、その隙に、最奥まで突き入れられた。
「っ、は、ァ」
腹の奥を突き上げる鈍い衝撃に、声が漏れた。
奥深くまで、ジェジーニアの熱が入り込んでいる。
喉を晒し、アウファトは目を見開く。
息がうまくできなくて、口を開けても、ろくに空気が吸えない。だというのに腹の奥は歓喜するように甘い熱が渦巻いていた。
腹の上に熱いものが勢いよく散る。
止まらない。何度も散って、腹の上が熱く濡れていく。
何が起きたのかもわからないまま、アウファトの視界がぼやける。
気持ちいい。身体中、気持ちいいで埋められて、息がうまくできない。
身体が熱くなる。
発情させられる。
アウファトの意識は、白く甘く温かなものに飲み込まれていく。
「受け止めなくていい。ただ、浴びて。おれの愛を、たくさん浴びて。それで、おれと、ひとつになろう」
ジェジーニアのそんな声が聞こえた気がした。
アウファトが目を覚ましたのは真夜中だった。枕元の燭台が柔らかな光を放っている。
アウファトの身体を抱え込むようにジェジーニアが抱きついていた。
アウファトもジェジーニアも裸だ。
身体は自分の出したものと、ジェジーニアの出したもので汚れていた。
いつ気をやったのか、覚えていない。
自分はもっと理性的な人間だと思っていた。こんなに、意識を飛ばすほど、ジェジーニアに溺れるなんて。
自分がおかしくなったのか、それともつがいとしてそういう身体に変わったのか。アウファトにはそれもわからない。自分の身体も、自分の心もわからない。
ジェジーニアの無邪気な笑みに、応えられない自分に罪悪感を感じる
まだ、決められない。ジェジーニアのまっすぐな愛情を、受け止める自信もない。
自分が白き花の一族だとして、どうしたら、ジジを愛せるのか。
胸が痛む。
応えられなければジェジーニアを待つのは死だ。
人を、誰かを愛したことなどなかった。
自分が本当に善なるものなのかもわからない。
アウファトは迷っていた。
確証となるものなど何もない。漠然とした不安と、胸に居座る未知が、重苦しい影を落とす。
どうすればいいのかと逡巡して、ミシュアの言葉を思い出す。
まっすぐ自分と向き合うなんて、したことがあっただろうか。
胸に居座る朧げな輪郭を探って、アウファトは苦々しい気持ちで眠りに落ちていった。
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