140字小説まとめ

川本鏡花

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言い方ってホント大事

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糊口を濡らすに十分すぎる額だと思う。
月に数回、名を偽り、時間を切り売りする。
以前は金を払う立場だった。今はわたしが消費される側に回っただけの話だ。
今宵も、予約してまで部屋を訪ねて、金を払う人がたくさんいるみたい。

「こんばんは。配信ライブ見に来てくれてありがとー!」
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