140字小説まとめ

川本鏡花

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先人の偉大なる独創にふれる

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これは呪いだ。
役者が台本に沿って、その後に世間から役名で呼ばれるようなものだ。
数多の創作を経てたどり着いた境地が、先人と似通って見えるのは。

過去の作品に触れられる利点と、比較される不利を負っている。
故にわたしは、オリジナリティに強い憧憬を抱き、そう在りたいと願う。
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