140字小説まとめ

川本鏡花

文字の大きさ
上 下
78 / 165

社会人=奴隷

しおりを挟む
この歳になってまだ、やってみたいことが増えていく。
足枷みたいな、しがらみも。

全部捨ててしまえたら。
身体ひとつで、歩き出せたら。
そうするには、あまりに居心地のよい現在を捨てる勇気などない。
だから、今日も社会に従うフリして笑う。

奴隷かよ。
あの頃の自分が嗤っていた。
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

わかりあえない、わかれたい・2

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:5

易しい文章で書いているよのお気軽ブックレビュー

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...