52 / 165
依存の庭
しおりを挟む
惰性に溺れて二年が経った。抱いた後、すぐ煙草に火を点ける姿を何度見ただろうか。
唇を重ねても味はしなかった。それでも幾度と傷痕にふれた其れは、恋人みたいにわたしを優しく甘く依存の庭に堕とす。
愛情と欲情をはき違えてはダメだと言い聞かせる。
ただの、都合の良い関係、だって。
唇を重ねても味はしなかった。それでも幾度と傷痕にふれた其れは、恋人みたいにわたしを優しく甘く依存の庭に堕とす。
愛情と欲情をはき違えてはダメだと言い聞かせる。
ただの、都合の良い関係、だって。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる