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第1章
第1話 恋愛観の話
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語り手→美鈴
双方中学三年生の女の子。
私の友達の……仮にAちゃんとしておきます。このまえ彼女に好きな人とどうなりたいのか、を聞いてみたんですよ。付き合いたいとかそんな感じの事だと思って聞いたら、彼女はこう答えたんですね。
「私なんかが好きな人の恋人になるのは絶対に無理だから、好きな人の親友っていうポジションに永遠に私がいるようにして、好きな人の幸せを願ってその人に恋人ができて結婚して子供が出来たりして、それで年老いて死ぬのを待つの。それで好きな人が死んだらお墓に毎日違うお花をお供えするの。時々お菓子なんかも置いても素敵かも。好きな人が死んだ時あわよくば骨を一欠片貰って少しだけ粉にして飲みたいな。残った骨はネックレスかピアスにして私が死んだ時に一緒に燃やしてもらうの。ひとつ困ることは好きな人が長生きして欲しいって願いつつ、早く死んでくれないかなって思っちゃうことかな。」
と彼女は照れくさそうに言った。私は理解はできるが納得が出来ないっていうのはこういうことなんだな、と初めて思った。
双方中学三年生の女の子。
私の友達の……仮にAちゃんとしておきます。このまえ彼女に好きな人とどうなりたいのか、を聞いてみたんですよ。付き合いたいとかそんな感じの事だと思って聞いたら、彼女はこう答えたんですね。
「私なんかが好きな人の恋人になるのは絶対に無理だから、好きな人の親友っていうポジションに永遠に私がいるようにして、好きな人の幸せを願ってその人に恋人ができて結婚して子供が出来たりして、それで年老いて死ぬのを待つの。それで好きな人が死んだらお墓に毎日違うお花をお供えするの。時々お菓子なんかも置いても素敵かも。好きな人が死んだ時あわよくば骨を一欠片貰って少しだけ粉にして飲みたいな。残った骨はネックレスかピアスにして私が死んだ時に一緒に燃やしてもらうの。ひとつ困ることは好きな人が長生きして欲しいって願いつつ、早く死んでくれないかなって思っちゃうことかな。」
と彼女は照れくさそうに言った。私は理解はできるが納得が出来ないっていうのはこういうことなんだな、と初めて思った。
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