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第1章
第12話 特訓しましょう(3)
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今の残留魔力はどれくらいだろう……。
ステータスを見て確認すると残り40%。1回の攻撃で60%も消費するのか。でもこれも100回使うことで1%魔力消費を抑え、威力を5%ずつ上げられるそうだ。最大出力になったらどのくらいの威力なんだろう。気になるので女神様に聞いてみる。
「女神様、シャインの最大出力ってどれぐらいの威力なんですか?」
僕の方を向いて女神様が答える。
「うーん、言葉で説明するのは難しいなぁ……。試しにやって見せるから見てて!見せる前に鉄壁防御Ⅲよし、これで大丈夫だね。」
(上級の防御魔法)
僕に防御魔法をかけると女神は僕と距離をとって、手を少し上の方へかざした。すると彗星のような閃光。瞬く間に遠くの山が消え去った。これが最大出力なのか……。さっき女神様がかけてくれた防御がもう半分粉々になっている。父親が出かけている間に読んだ本に書いてあったことなのだが、初級魔法のウォーターやファイヤでも訓練して魔法の練度を上げると上級魔法や超級魔法に匹敵するような威力となるらしい。しかも上級魔法や超級魔法の威力なのに消費する魔力量は初級の頃からほぼ変動が無いのだ。まぁその分訓練に5年から10年ほどの歳月が必要だが……。魔力は無いが時間が沢山ある何処にも属していない冒険者等は初級魔法でとんでもない強さになることがある。逆に言うと上級魔法や超級魔法は適正と魔力量さえあれば訓練無しでもできるというところが魔力の多い家系の貴族等に人気なのである。僕の家系はどちらなのか全くわからない。引き出しの中や金庫らしきものの中を鑑定してみたりもしたが家系図はおろか、父の先祖だったり母の先祖だったりの写真が1枚もないのだ。時々従兄弟らしき子供や親戚らしき人達が来るが皆家系について触れないのでなんという家系なのか、貴族なのか平民なのか、この世界では基本商人かそれにちなんだ職業なのか冒険者か組合で働く僕の前世で公務員と呼ばれる人達なのかの3つに職業は別れているがそれすらも不明だ。唯一わかるのは父親は氷魔法が得意で、母親は雷魔法が得意だということだけである。こっそり鑑定したらそれだけはわかった。
ステータスを見て確認すると残り40%。1回の攻撃で60%も消費するのか。でもこれも100回使うことで1%魔力消費を抑え、威力を5%ずつ上げられるそうだ。最大出力になったらどのくらいの威力なんだろう。気になるので女神様に聞いてみる。
「女神様、シャインの最大出力ってどれぐらいの威力なんですか?」
僕の方を向いて女神様が答える。
「うーん、言葉で説明するのは難しいなぁ……。試しにやって見せるから見てて!見せる前に鉄壁防御Ⅲよし、これで大丈夫だね。」
(上級の防御魔法)
僕に防御魔法をかけると女神は僕と距離をとって、手を少し上の方へかざした。すると彗星のような閃光。瞬く間に遠くの山が消え去った。これが最大出力なのか……。さっき女神様がかけてくれた防御がもう半分粉々になっている。父親が出かけている間に読んだ本に書いてあったことなのだが、初級魔法のウォーターやファイヤでも訓練して魔法の練度を上げると上級魔法や超級魔法に匹敵するような威力となるらしい。しかも上級魔法や超級魔法の威力なのに消費する魔力量は初級の頃からほぼ変動が無いのだ。まぁその分訓練に5年から10年ほどの歳月が必要だが……。魔力は無いが時間が沢山ある何処にも属していない冒険者等は初級魔法でとんでもない強さになることがある。逆に言うと上級魔法や超級魔法は適正と魔力量さえあれば訓練無しでもできるというところが魔力の多い家系の貴族等に人気なのである。僕の家系はどちらなのか全くわからない。引き出しの中や金庫らしきものの中を鑑定してみたりもしたが家系図はおろか、父の先祖だったり母の先祖だったりの写真が1枚もないのだ。時々従兄弟らしき子供や親戚らしき人達が来るが皆家系について触れないのでなんという家系なのか、貴族なのか平民なのか、この世界では基本商人かそれにちなんだ職業なのか冒険者か組合で働く僕の前世で公務員と呼ばれる人達なのかの3つに職業は別れているがそれすらも不明だ。唯一わかるのは父親は氷魔法が得意で、母親は雷魔法が得意だということだけである。こっそり鑑定したらそれだけはわかった。
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