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日常 4
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レイニーズはどこにでもある。ありすぎるぐらいのチェーン店だ。
僕の住むこの街ににも三軒あり、
そのうち1つはここから15分も歩いた先にある。
大きな通り沿いにあり、賑わう店内をガラス越しにスルーして
僕はわざわざ15分先の店舗を目指した。
大通りを一つ入るだけで人気は一気になくなった。
古いレンガの高架道の下を抜けた先に見えた店舗は
先程のレイニーズと同じ店とは思えなぐらい寂れていた。
辛うじて自動に開く扉くぐるると店内にはほかに人影が2、3しかなく
僕は容易に友人を見つけることができた。
「よっ、待った?」
僕は短髪の背の高い強面の美丈夫の向かいに腰を下ろす。
「それなりにな。40分ぐらいか」
話しかけられた少年、ショウはニヤリと笑う。
「この店じゃなかったら追い出されてたかもな?」
そういうショウの机にはコーヒーいっぱいどころか
水しか置かれていない。まだ注文すらしてないのだろう。
この大らかさこそが僕らがわざわざこちらの店舗を利用する理由だ。
何時間居座ったて文句を言われることはない。
「ごめん、今日はちょっと遠くてさ」
「気にすんなお互い様だろ?」
どちらが先にくるかはその日次第だ。
とくに研修がはじまってからきちんと時間を合わせるのは難しくなっていた。
「とはいえ、腹が減ったぜ。なにか頼もう」
彼はそういって机に埋め込まれたディスプレーのメニューを開く。
僕らは各々好きなもものを適当に頼んだ。
注文された料理は厨房から
全身を体毛で覆われた、子供ぐらいの背の生き物、
デミがのそのそと運んでくる。
「……」
それから愛想一つ振る舞うことなくそれをテーブルの上におく。
彼らは容貌を隠すようにフードをかぶってる。
完全自動化された他の店舗なら決してひと目につかないようにされている生き物だが
時代から取り残されたこの店舗では別だ。
「あいつらってさ、有機率が五割きってるってほんとかな?」
厨房に引き返していくその背中を眺めながら
ショウが何の気なしに口に出した。
「五割はないだろ」
彼の大げさな物言いに、僕は吹き出しそうになる
「今日愛玩用のペットだって有機率五割はあるはずだぜ。
さすがに70%ぐらいはあるさ」
デミは人についで賢いとされ、
個体によっては人語を操ることもできる。
「ちなみにお前はいくつぐらい?有機率?」
友人は意地悪く笑って尋ねる。
「失礼なやつだな。他人の有機率を聞くのは規則違反だぞ」
「で?いくつよ?」
この男にはこういうなんでも気になったことは聞きたがる悪癖がある。
僕はため息をついてから答える。
「86だよ。つうか自分の検診結果をみればいいだろ。
同年に同じ目的で製造されたんだ。お前と大差ないずだよ」
「だよな」
ショウはつまらなそうな顔をした。
「なんだよ。また変な噂でもしいれてきたのか?」
彼はいつも真偽不明な噂話をどこからしいれてくる。
どこかというのは大概彼のたくさんいるガールフレンドの誰かだ。
「そうなのよ、そうなのよ。聞きたい?」
短髪の美丈夫がニヤリと笑う。
「聞きたくなくても言うつもりだろ」
「いや、それがさ」
ショウはかぶせるように話をすすめる。
「世の中には有機率が50%をきってる人間がいるんだってさ」
「なんだよそのバカみたいな話。それがデミっておちか?」
「ちがうって、デミじゃねえよ。ついでに他の動物でもない
れっきとした人間がだよ」
「はいはい、もういいよ。そんなのありえない」
話をいきなりぶった切る。
「なんだよいきなり全否定かよ」
ショウはふてくされたがそれ以上話を続けようとはしなかった。
あるいはそれだけでその先なんてないのかもしれない。
「ところでさ、あれはどうだった?」
そういえばといった表情がこちらに向けられる。
「あれ?」
「そうそう。潜ったんでしょ、3番」
何を聞きたがっているかピンときた、三番の噂を持ってきたのはショウだ。
「そりゃ順番だからな」
「で、どうだったの?」
身を乗り出すようにして聞いてくる。
「どうだったってそりゃ…」
尋ねられて自分の記憶を振り返る。
「…覚えてない…」
言葉は尻すぼみになる。何も思い出すことはできなかった。
「…だよなあ~。わかってたよ。うん、」
ショウはガックリとうなだれる。
期待したほうが馬鹿だったといった表情で僕はちょっとムッとする。
「なんだよ。じゃあショウはなんか覚えてたことあるのかよ」
「ない!ないから聞きたいんだ」
どうどうと言い切った。
「だいたい覚えてたら大変だろ。僕達が見てるのは神様の夢なんだ。
機密の塊。そんなもの教会の外に持ち出したら重罪だぞ」
「わかってる。わかってるさ。過去も未来も、科学も、医療も、車も、コンピューターも
んでこのディスプレー型のメニュー表もなんだって全部神様たちの世界から俺たち夢見が持って帰ってきたものさ。
あの神様たちがいた頃の地上はさぞ便利な楽園みたいなところだったろうな」
そういってディスプレーをちょいちょいと操作して飲み物をたのむ。
「そうだよ。だから、教会が夢見たちの持って帰った情報を
すべて管理してるんだろ。人類がその知識や技術を正しく扱えるまで
小出しにしながら」
僕も彼に習って食後のコーヒーをたのむ。
「お前はホント優等生だよな。だからこそ知りたいんじゃん
なんでも知れるってことだぜ。世界のその先とか、未来の技術とか
…不治の病を治す方法だってあるかもだぜ」
最後だけ彼のトーンが落ちたことに僕は気が付かないふりをする。
「んでお前は僕に気が狂ってほしいのか?」
ショウが持ってきた噂は確か
三番に潜ると気が狂うという話だったはずだ。
ついさっき潜ってきた僕に
そんなにワクワクした態度で尋ねられては心外だ。
僕になんの恨みがあるのかと言いたくなる。
「?。お前、俺が前話したことちゃんと聞いてなかっただろ」
むしろ心外だといった表情をしたのは彼で
僕はを肩をすくめて返す。思い当たるところがありすぎた。
「三番は潜った夢見が知りたいことをなんでも教えてくれるんだよ。
不老不死の方法だって、明日の天気だって、どんな知識でもな。
ついでにそれを教会にバレずに現実に持ち帰る方法もちゃんと教えてくれる」
「あー、そうだった気がする」
おぼろげに記憶が蘇ってきた。
「それで、なんだかんだで気が狂うんだっけ?」
僕は雑に続けた。
「そうだけど、ちょっとちがう!代償に体をだんだん乗っ取られるの」
複雑に否定された。
「はあ~、もういいよ」
ショウやれやれといった調子でそれ以上話を続ける気をなくしたようだ。
「もう帰ろうぜ」
それから付け足すように言った。
とっくに二人のカップは空になっている。
僕らは店をあとにすることにした。
僕の住むこの街ににも三軒あり、
そのうち1つはここから15分も歩いた先にある。
大きな通り沿いにあり、賑わう店内をガラス越しにスルーして
僕はわざわざ15分先の店舗を目指した。
大通りを一つ入るだけで人気は一気になくなった。
古いレンガの高架道の下を抜けた先に見えた店舗は
先程のレイニーズと同じ店とは思えなぐらい寂れていた。
辛うじて自動に開く扉くぐるると店内にはほかに人影が2、3しかなく
僕は容易に友人を見つけることができた。
「よっ、待った?」
僕は短髪の背の高い強面の美丈夫の向かいに腰を下ろす。
「それなりにな。40分ぐらいか」
話しかけられた少年、ショウはニヤリと笑う。
「この店じゃなかったら追い出されてたかもな?」
そういうショウの机にはコーヒーいっぱいどころか
水しか置かれていない。まだ注文すらしてないのだろう。
この大らかさこそが僕らがわざわざこちらの店舗を利用する理由だ。
何時間居座ったて文句を言われることはない。
「ごめん、今日はちょっと遠くてさ」
「気にすんなお互い様だろ?」
どちらが先にくるかはその日次第だ。
とくに研修がはじまってからきちんと時間を合わせるのは難しくなっていた。
「とはいえ、腹が減ったぜ。なにか頼もう」
彼はそういって机に埋め込まれたディスプレーのメニューを開く。
僕らは各々好きなもものを適当に頼んだ。
注文された料理は厨房から
全身を体毛で覆われた、子供ぐらいの背の生き物、
デミがのそのそと運んでくる。
「……」
それから愛想一つ振る舞うことなくそれをテーブルの上におく。
彼らは容貌を隠すようにフードをかぶってる。
完全自動化された他の店舗なら決してひと目につかないようにされている生き物だが
時代から取り残されたこの店舗では別だ。
「あいつらってさ、有機率が五割きってるってほんとかな?」
厨房に引き返していくその背中を眺めながら
ショウが何の気なしに口に出した。
「五割はないだろ」
彼の大げさな物言いに、僕は吹き出しそうになる
「今日愛玩用のペットだって有機率五割はあるはずだぜ。
さすがに70%ぐらいはあるさ」
デミは人についで賢いとされ、
個体によっては人語を操ることもできる。
「ちなみにお前はいくつぐらい?有機率?」
友人は意地悪く笑って尋ねる。
「失礼なやつだな。他人の有機率を聞くのは規則違反だぞ」
「で?いくつよ?」
この男にはこういうなんでも気になったことは聞きたがる悪癖がある。
僕はため息をついてから答える。
「86だよ。つうか自分の検診結果をみればいいだろ。
同年に同じ目的で製造されたんだ。お前と大差ないずだよ」
「だよな」
ショウはつまらなそうな顔をした。
「なんだよ。また変な噂でもしいれてきたのか?」
彼はいつも真偽不明な噂話をどこからしいれてくる。
どこかというのは大概彼のたくさんいるガールフレンドの誰かだ。
「そうなのよ、そうなのよ。聞きたい?」
短髪の美丈夫がニヤリと笑う。
「聞きたくなくても言うつもりだろ」
「いや、それがさ」
ショウはかぶせるように話をすすめる。
「世の中には有機率が50%をきってる人間がいるんだってさ」
「なんだよそのバカみたいな話。それがデミっておちか?」
「ちがうって、デミじゃねえよ。ついでに他の動物でもない
れっきとした人間がだよ」
「はいはい、もういいよ。そんなのありえない」
話をいきなりぶった切る。
「なんだよいきなり全否定かよ」
ショウはふてくされたがそれ以上話を続けようとはしなかった。
あるいはそれだけでその先なんてないのかもしれない。
「ところでさ、あれはどうだった?」
そういえばといった表情がこちらに向けられる。
「あれ?」
「そうそう。潜ったんでしょ、3番」
何を聞きたがっているかピンときた、三番の噂を持ってきたのはショウだ。
「そりゃ順番だからな」
「で、どうだったの?」
身を乗り出すようにして聞いてくる。
「どうだったってそりゃ…」
尋ねられて自分の記憶を振り返る。
「…覚えてない…」
言葉は尻すぼみになる。何も思い出すことはできなかった。
「…だよなあ~。わかってたよ。うん、」
ショウはガックリとうなだれる。
期待したほうが馬鹿だったといった表情で僕はちょっとムッとする。
「なんだよ。じゃあショウはなんか覚えてたことあるのかよ」
「ない!ないから聞きたいんだ」
どうどうと言い切った。
「だいたい覚えてたら大変だろ。僕達が見てるのは神様の夢なんだ。
機密の塊。そんなもの教会の外に持ち出したら重罪だぞ」
「わかってる。わかってるさ。過去も未来も、科学も、医療も、車も、コンピューターも
んでこのディスプレー型のメニュー表もなんだって全部神様たちの世界から俺たち夢見が持って帰ってきたものさ。
あの神様たちがいた頃の地上はさぞ便利な楽園みたいなところだったろうな」
そういってディスプレーをちょいちょいと操作して飲み物をたのむ。
「そうだよ。だから、教会が夢見たちの持って帰った情報を
すべて管理してるんだろ。人類がその知識や技術を正しく扱えるまで
小出しにしながら」
僕も彼に習って食後のコーヒーをたのむ。
「お前はホント優等生だよな。だからこそ知りたいんじゃん
なんでも知れるってことだぜ。世界のその先とか、未来の技術とか
…不治の病を治す方法だってあるかもだぜ」
最後だけ彼のトーンが落ちたことに僕は気が付かないふりをする。
「んでお前は僕に気が狂ってほしいのか?」
ショウが持ってきた噂は確か
三番に潜ると気が狂うという話だったはずだ。
ついさっき潜ってきた僕に
そんなにワクワクした態度で尋ねられては心外だ。
僕になんの恨みがあるのかと言いたくなる。
「?。お前、俺が前話したことちゃんと聞いてなかっただろ」
むしろ心外だといった表情をしたのは彼で
僕はを肩をすくめて返す。思い当たるところがありすぎた。
「三番は潜った夢見が知りたいことをなんでも教えてくれるんだよ。
不老不死の方法だって、明日の天気だって、どんな知識でもな。
ついでにそれを教会にバレずに現実に持ち帰る方法もちゃんと教えてくれる」
「あー、そうだった気がする」
おぼろげに記憶が蘇ってきた。
「それで、なんだかんだで気が狂うんだっけ?」
僕は雑に続けた。
「そうだけど、ちょっとちがう!代償に体をだんだん乗っ取られるの」
複雑に否定された。
「はあ~、もういいよ」
ショウやれやれといった調子でそれ以上話を続ける気をなくしたようだ。
「もう帰ろうぜ」
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