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二章 金貨の女王は冷たく笑む
雇用契約
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梢が、目を激しくしばたたかせる。
「共闘、って……私も七葉姉も、ただの人間だよ? 妖怪大戦争のお手伝いとか、できるわけないじゃん?」
「そんなことはない。手伝ってほしいことは多くある」
言いつつ、蓮司くんが私たちの手元のマグカップを見遣る。
「さっきも言ったが、俺たちはここで現世の情報を集めている。だが、特に『影』が現れてからは、集まる情報が多くなりすぎて整理しきれていない」
「喫茶店自体の雑務も大変だしね。お茶やお菓子を用意したり洗い物をしたり……いろんなことに時間を取られてしまってる」
「で、その辺の雑用を私たちにやってほしいわけだ」
「そのとおりだけど、雑用、というほど軽くは見ていないよ。『妖怪大戦争』には、情報戦や兵站も無縁じゃないってこと……後方支援が充実すれば、前線に回せる余力もその分増える。どう?」
蓮司くんと壮華くんの視線が、梢に集中する。梢はどぎまぎと視線を泳がせた後、手つかずのままだったホットミルクを一口啜った。
「正直、まだちょっと信用しきれない気持ちはあるけど――」
梢の言葉には、相変わらず険がある。けどその度合いは、ここに来たばかりの時よりずいぶん薄れてきた。
「――でも他に、パパとママを取り返す方法もなさそうだし。いいよ、手伝ってあげる」
「ありがとう! 人手がひとり分増えたら、僕たちもずいぶん楽になるよ。で――」
急に、妖狐ふたりの目が私の方へ来た。
「――七葉さん。あなたはどう?」
訊かれて、とっさに言葉が出てこない。
ずっと喋っていた三人の言葉は、なぜかずっと他人事だった。連れていかれたのは自分の親だのに、自分も襲われかけたのに、どういうわけか実感がさっぱりない。あまりに話が突拍子もないからか、それとも、退職のショックが先にあったからなのか。当事者も当事者のはずなのに、どうしてこんなに傍観者感しかないんだろう。
「……えっと」
ホットミルクを私も啜る。けど、甘みを帯びた牛乳は、すっかりぬるくなってしまっていた。三人の視線を受けながら、私の頭は真っ白のままだった。
私、どう答えればいいんだろう。
「七葉。……ひとまず、今夜泊まる場所はどうするつもりだ」
「え」
蓮司くんに言われて、急に思考が「いまここ」に帰ってくる。そういえば部屋は、よくわからないお札やらなんやらで封じられちゃったんだ。帰って寝る場所は、ない。
「梢と実家に帰って、泊まろうと思ってたんだけど」
「道中、『影』に襲われたらどうする」
「私たち、狙われてるの……?」
「可能性はあるよ。七葉さんのお部屋に『影』が出た以上、狙いは七葉さんの可能性もある」
蓮司くんと壮華くんは、見る間に険しい顔つきになった。
「奴らの真意がわからない以上、夜道を人間だけで出歩くのは、できれば避けた方がいい。少なくとも、あの部屋にはいちど『影』が現れた。奴らを引き寄せる条件が揃ってしまってる可能性は、十分にあるよ」
「えーと……でも、だからって、ここに泊まるわけにも――」
「泊まれるよ?」
壮華くんは、平然と言ってくる。
「ここのビル、上の方の空いてる階は妖怪用の宿泊スペースにしてあるんだ。布団や枕や洗面所も、ちゃんとあるよ」
「妖怪用の……宿泊スペース!?」
梢がすっとんきょうな声を上げる。
「妖怪ってどこかに泊まったりするんですか!?」
「そりゃあ当然、旅をする時は泊まりにも来るよ? 本来の『家』から離れたら、野宿するわけにもいかないし」
平然と話す壮華くんの前で、梢はぽかんとしている。
「百歩譲って泊まるとして、妖怪って布団とか枕とか洗面所とか使うんだね……布団で寝るぬりかべとか想像つかないし、顔洗う一反木綿とか、むしろ洗濯の気がするし――」
「そこはケースバイケースで、宿泊客に応じて調整してるよ」
壮華くんのカタカナ言葉が、話の内容に似合わなくて奇妙に可笑しい。
「まあともかく、同じビル内なら、瘴気を感じ取って駆けつけることもできる。できれば、目の届くところにいてほしい」
蓮司くんたちの言葉には、やさしさしか感じ取れない。けれど、生物学的に一応女の身としては、当然あるべき警戒心も沸く。
「蓮司くんたちは、ここで生活してるの?」
「そうだね、基本住み込みで。たまに母上の屋敷へ帰ることもあるけど」
「……だとすると私、蓮司くんたちと同じ所で寝ることにならない……?」
壮華くんは少し考え込んだ。
「そこは信用してもらうしかないね……一応フロアは別だけど、僕たちは宿泊スペースのマスターキーも持ってるから」
「『影』に襲われる可能性と、俺たちに襲われる可能性。どちらを選ぶかは、七葉、あんた次第だ」
深い溜息が出る。こうなった以上、絶対に安全な場所なんて、もうどこにもないのかもしれない。
「……ここに、泊めてもらっていいかな。宿泊代っていくらぐらい?」
「七葉さんなら、今夜分のお代は要らないよ。ただ、長期宿泊なら、ずっとただってのはちょっと難しい。喫茶アルカナム従業員の、福利厚生としてならともかくね」
なんだかちょっと笑えてきた。そういえば私、今日から失業者だった。だったら、ちょうどフリーになったばかり。
「アルカナムの求人って、正社員?」
「正社員は妖怪限定だよ。だけど、パートやアルバイトならその限りじゃない。お給料はあんまり出せないけど、その分福利厚生は充実させてる。コーヒー無料、余ったお菓子も無料、社員寮あり、高位妖狐の護衛あり」
まじめくさった壮華くんの言葉に、急に笑いがこみあげてきた。人外魔境をふわふわ漂ってた脳みそが、急に現代日本の古橋市に戻ってくる。ああそうだ、私は失業者で、住むところもなくして、両親もいなくなって……心臓がきゅっと痛む。もうここにしかないんだ、私の居場所。
でもそれが、アルカナムだったことだけは幸いだった。よかった、最後の居場所が、蓮司くんと壮華くんのお店で。いつも通ってた、温かい馴染みのお店で。
「アルバイトのお話、もし受けてくれるなら大歓迎するよ! 僕たちとしても、一緒に働くのが七葉さんだったら嬉しいよ。梢さんもね」
蓮司くんと壮華くんが、右手を差し出してくる。
ためらいつつも、梢が壮華くんの手を取った。二人が握手をするのを横目で見ながら、私は蓮司くんの掌を握った。浅黒い掌は、ちょっとざらついてごつごつしている。水仕事で荒れた手だ。
並ぶと、私の手のすべすべが際立つ。いつもの食事、スーパーやコンビニのお惣菜や外食ばかりだから、水仕事なんてほとんどしてない。けどこれからは、そういうわけにもいかない。
私、これから、彼と一緒に働くんだ。蓮司くん壮華くんと一緒に、がらんとしたアルカナムの店内で一日過ごすことになると思うと、なんだか急にどきどきしてきた。
けど次の瞬間、急に蓮司くんは店内を見回した。
「よろしくな。……というわけだ、皆――」
誰に向けて話してるんだろう?
「――この人間たちは、今日からここの店員だ。顔を見せてやれ」
蓮司くんの言葉と同時に、店内が虹色の光に包まれる。
光が退くと、店内は人で一杯だった。……いや、人じゃない。よく見ると皆、姿形が微妙におかしい。獣の耳があったり尻尾があったり、目が一つだったり三つ以上あったり……普通の人間は、ひとりとしていない。
「あー……これだ。この店が気持ち悪かったの、この気配だ」
梢がうめく。
「見えてなかっただけで、いっぱい『いた』んだ……なんか、見られてる気はしてたんだけど」
「今も気持ち悪い?」
壮華くんの声に、梢は大きく何度も頷く。
「背筋とか寒気すごいよ……七葉姉、よく平気だね」
「そう? 私は全然分からないけど」
梢が言うような悪寒は、私の方は全然感じない。霊感の差なんだろうか。
「とはいえ、ここで仕事をする以上は慣れてもらわないとな。ここの妖怪たちに、悪い奴はいない」
蓮司くんの言葉も、身体を抱えて震える梢には届いていないようだった。代わりに私が、皆さんにご挨拶をする。
「えっと、はじめまして……藤森七葉です。こっちは妹の梢。一生懸命働きますので、皆さん、よろしくお願いいたしますね」
言い終わってお辞儀をすると、居並ぶ妖怪さんたちから一斉に拍手があがった。
「共闘、って……私も七葉姉も、ただの人間だよ? 妖怪大戦争のお手伝いとか、できるわけないじゃん?」
「そんなことはない。手伝ってほしいことは多くある」
言いつつ、蓮司くんが私たちの手元のマグカップを見遣る。
「さっきも言ったが、俺たちはここで現世の情報を集めている。だが、特に『影』が現れてからは、集まる情報が多くなりすぎて整理しきれていない」
「喫茶店自体の雑務も大変だしね。お茶やお菓子を用意したり洗い物をしたり……いろんなことに時間を取られてしまってる」
「で、その辺の雑用を私たちにやってほしいわけだ」
「そのとおりだけど、雑用、というほど軽くは見ていないよ。『妖怪大戦争』には、情報戦や兵站も無縁じゃないってこと……後方支援が充実すれば、前線に回せる余力もその分増える。どう?」
蓮司くんと壮華くんの視線が、梢に集中する。梢はどぎまぎと視線を泳がせた後、手つかずのままだったホットミルクを一口啜った。
「正直、まだちょっと信用しきれない気持ちはあるけど――」
梢の言葉には、相変わらず険がある。けどその度合いは、ここに来たばかりの時よりずいぶん薄れてきた。
「――でも他に、パパとママを取り返す方法もなさそうだし。いいよ、手伝ってあげる」
「ありがとう! 人手がひとり分増えたら、僕たちもずいぶん楽になるよ。で――」
急に、妖狐ふたりの目が私の方へ来た。
「――七葉さん。あなたはどう?」
訊かれて、とっさに言葉が出てこない。
ずっと喋っていた三人の言葉は、なぜかずっと他人事だった。連れていかれたのは自分の親だのに、自分も襲われかけたのに、どういうわけか実感がさっぱりない。あまりに話が突拍子もないからか、それとも、退職のショックが先にあったからなのか。当事者も当事者のはずなのに、どうしてこんなに傍観者感しかないんだろう。
「……えっと」
ホットミルクを私も啜る。けど、甘みを帯びた牛乳は、すっかりぬるくなってしまっていた。三人の視線を受けながら、私の頭は真っ白のままだった。
私、どう答えればいいんだろう。
「七葉。……ひとまず、今夜泊まる場所はどうするつもりだ」
「え」
蓮司くんに言われて、急に思考が「いまここ」に帰ってくる。そういえば部屋は、よくわからないお札やらなんやらで封じられちゃったんだ。帰って寝る場所は、ない。
「梢と実家に帰って、泊まろうと思ってたんだけど」
「道中、『影』に襲われたらどうする」
「私たち、狙われてるの……?」
「可能性はあるよ。七葉さんのお部屋に『影』が出た以上、狙いは七葉さんの可能性もある」
蓮司くんと壮華くんは、見る間に険しい顔つきになった。
「奴らの真意がわからない以上、夜道を人間だけで出歩くのは、できれば避けた方がいい。少なくとも、あの部屋にはいちど『影』が現れた。奴らを引き寄せる条件が揃ってしまってる可能性は、十分にあるよ」
「えーと……でも、だからって、ここに泊まるわけにも――」
「泊まれるよ?」
壮華くんは、平然と言ってくる。
「ここのビル、上の方の空いてる階は妖怪用の宿泊スペースにしてあるんだ。布団や枕や洗面所も、ちゃんとあるよ」
「妖怪用の……宿泊スペース!?」
梢がすっとんきょうな声を上げる。
「妖怪ってどこかに泊まったりするんですか!?」
「そりゃあ当然、旅をする時は泊まりにも来るよ? 本来の『家』から離れたら、野宿するわけにもいかないし」
平然と話す壮華くんの前で、梢はぽかんとしている。
「百歩譲って泊まるとして、妖怪って布団とか枕とか洗面所とか使うんだね……布団で寝るぬりかべとか想像つかないし、顔洗う一反木綿とか、むしろ洗濯の気がするし――」
「そこはケースバイケースで、宿泊客に応じて調整してるよ」
壮華くんのカタカナ言葉が、話の内容に似合わなくて奇妙に可笑しい。
「まあともかく、同じビル内なら、瘴気を感じ取って駆けつけることもできる。できれば、目の届くところにいてほしい」
蓮司くんたちの言葉には、やさしさしか感じ取れない。けれど、生物学的に一応女の身としては、当然あるべき警戒心も沸く。
「蓮司くんたちは、ここで生活してるの?」
「そうだね、基本住み込みで。たまに母上の屋敷へ帰ることもあるけど」
「……だとすると私、蓮司くんたちと同じ所で寝ることにならない……?」
壮華くんは少し考え込んだ。
「そこは信用してもらうしかないね……一応フロアは別だけど、僕たちは宿泊スペースのマスターキーも持ってるから」
「『影』に襲われる可能性と、俺たちに襲われる可能性。どちらを選ぶかは、七葉、あんた次第だ」
深い溜息が出る。こうなった以上、絶対に安全な場所なんて、もうどこにもないのかもしれない。
「……ここに、泊めてもらっていいかな。宿泊代っていくらぐらい?」
「七葉さんなら、今夜分のお代は要らないよ。ただ、長期宿泊なら、ずっとただってのはちょっと難しい。喫茶アルカナム従業員の、福利厚生としてならともかくね」
なんだかちょっと笑えてきた。そういえば私、今日から失業者だった。だったら、ちょうどフリーになったばかり。
「アルカナムの求人って、正社員?」
「正社員は妖怪限定だよ。だけど、パートやアルバイトならその限りじゃない。お給料はあんまり出せないけど、その分福利厚生は充実させてる。コーヒー無料、余ったお菓子も無料、社員寮あり、高位妖狐の護衛あり」
まじめくさった壮華くんの言葉に、急に笑いがこみあげてきた。人外魔境をふわふわ漂ってた脳みそが、急に現代日本の古橋市に戻ってくる。ああそうだ、私は失業者で、住むところもなくして、両親もいなくなって……心臓がきゅっと痛む。もうここにしかないんだ、私の居場所。
でもそれが、アルカナムだったことだけは幸いだった。よかった、最後の居場所が、蓮司くんと壮華くんのお店で。いつも通ってた、温かい馴染みのお店で。
「アルバイトのお話、もし受けてくれるなら大歓迎するよ! 僕たちとしても、一緒に働くのが七葉さんだったら嬉しいよ。梢さんもね」
蓮司くんと壮華くんが、右手を差し出してくる。
ためらいつつも、梢が壮華くんの手を取った。二人が握手をするのを横目で見ながら、私は蓮司くんの掌を握った。浅黒い掌は、ちょっとざらついてごつごつしている。水仕事で荒れた手だ。
並ぶと、私の手のすべすべが際立つ。いつもの食事、スーパーやコンビニのお惣菜や外食ばかりだから、水仕事なんてほとんどしてない。けどこれからは、そういうわけにもいかない。
私、これから、彼と一緒に働くんだ。蓮司くん壮華くんと一緒に、がらんとしたアルカナムの店内で一日過ごすことになると思うと、なんだか急にどきどきしてきた。
けど次の瞬間、急に蓮司くんは店内を見回した。
「よろしくな。……というわけだ、皆――」
誰に向けて話してるんだろう?
「――この人間たちは、今日からここの店員だ。顔を見せてやれ」
蓮司くんの言葉と同時に、店内が虹色の光に包まれる。
光が退くと、店内は人で一杯だった。……いや、人じゃない。よく見ると皆、姿形が微妙におかしい。獣の耳があったり尻尾があったり、目が一つだったり三つ以上あったり……普通の人間は、ひとりとしていない。
「あー……これだ。この店が気持ち悪かったの、この気配だ」
梢がうめく。
「見えてなかっただけで、いっぱい『いた』んだ……なんか、見られてる気はしてたんだけど」
「今も気持ち悪い?」
壮華くんの声に、梢は大きく何度も頷く。
「背筋とか寒気すごいよ……七葉姉、よく平気だね」
「そう? 私は全然分からないけど」
梢が言うような悪寒は、私の方は全然感じない。霊感の差なんだろうか。
「とはいえ、ここで仕事をする以上は慣れてもらわないとな。ここの妖怪たちに、悪い奴はいない」
蓮司くんの言葉も、身体を抱えて震える梢には届いていないようだった。代わりに私が、皆さんにご挨拶をする。
「えっと、はじめまして……藤森七葉です。こっちは妹の梢。一生懸命働きますので、皆さん、よろしくお願いいたしますね」
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