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幕間
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ぴったりとお互いの手のひらを合わせて幼い姉弟は向かい合っていた。
かなたは間接一つ分弱はみ出した姉の手を見つめて呟いた。
「おねえちゃんのてはおっきいなぁ」
「かなたの手はきっとお姉ちゃんを追いこすわ」
姉の手のぬくもりを感じながらかなたは小首をかしげた。
「そうかなぁ」
「男の子は女の子より大きくなるの」
姉の言葉にかなたはそうかぁと屈託なく微笑んだ。
「ぼく、はやくおおきくなりたいな。おおきくなったらこんどはぼくがおねえちゃんをおんぶしてあげるんだ! 」
姉が微笑む。きっといつか大切なお姉ちゃんをおんぶするんだ。かなたは男の子で良かったと思った。
かなたは間接一つ分弱はみ出した姉の手を見つめて呟いた。
「おねえちゃんのてはおっきいなぁ」
「かなたの手はきっとお姉ちゃんを追いこすわ」
姉の手のぬくもりを感じながらかなたは小首をかしげた。
「そうかなぁ」
「男の子は女の子より大きくなるの」
姉の言葉にかなたはそうかぁと屈託なく微笑んだ。
「ぼく、はやくおおきくなりたいな。おおきくなったらこんどはぼくがおねえちゃんをおんぶしてあげるんだ! 」
姉が微笑む。きっといつか大切なお姉ちゃんをおんぶするんだ。かなたは男の子で良かったと思った。
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