20 / 57
1章
13. 母嵌る
しおりを挟む
「おお、おかえり。何か目ぼしい物はあったかい?」
倉庫から戻り玄関を入ると、階段からお父様が下りてきた。
「ソフィア様の指示で倉庫内の保管品リストが作られ、ソフィア様の指示で修復出来るものは修復されていましたので、バザーにはそれなりの数を出品できそうです。」
すかさずセバスチャンが答える。
お父様はひたと私を見る。
なんか、目が据わっていますよ。
「・・・私の娘は素晴らしいな」
いや、お父様、人を褒める顔じゃありませんよ、それ。
「ところでレオン。ソフィアの言っているチャリティーバザーとかお掃除とかの意味はわかるかな?」
目を据わらせたままお父様はレオン様に聞く。
「だいたいは」
レオン様、ちょっと戸惑っております。
「ならばソフィアとエリーの説得に当たってくれ。私は少し領地を見ておかなければならないので馬で廻ってくる。アレクとアドもおいで」
いそいそと出掛けてしまうお父様。
お兄様お二人もチラチラとこちらを振り返りながらも付いて行ってしまいました。
残された私とレオン様。
「説得?」
お母様は会議室にいるというので行ってみると、メイドたちがタンスやらベッドやらの家具を運び込んでいる最中だった。
美術品や衣装なども運ばれ、敷かれた布の上に広げられている。
私たちに付いていた従者が数名、力仕事をしているメイドたちの元へ駆けつけてお手伝いに回った。
うん、紳士でよろしい。
ところでここに集められた物はお母様のお部屋の物?
「あら、ソフィアにレオン様も。お帰りなさいまし」
突然タンスの前にいたメイドたちの中からお母様の声がした。
驚いたことにお母様はドレスを着替え、メイドたちと同じような服を着ている。
そこにいらしたとは気付きませんでした!
「どうなさったの、お母様。この家具はお母様のお部屋から運んだのですか?」
私はお母様に近付いて訳を聞く。
「ええ、断捨離よ。いらないの」
なんと!
シルエット家歴代の奥様達が使われた家具をいらないと!
「あなたに断捨離を教わって、まずは私の部屋からと思ったのよ。もう着ない衣装を選んでいるうちに、この古い家具もいらなく思えてしまったのよ」
それでお着替えまでして、メイドたちと部屋の物を運び出していたと。
「お母様、いいのですか? これらの家具は物凄い価値がございますのよ」
確かめるとお母様は頷きました。
「こんな古い、価値だけが高くて使いづらい家具、もう使いたくないの」
「お母様・・・」
私が言葉を詰まらせると
「確かにこれはヘタッていますね」
とレオン様がそこにあったソファーに腰かける。
「これでは埋もれてしまって立ち上がるのもお辛いでしょう。腰も痛くなりそうだ」
「そう、そうなんですのよ! わかっていただけて嬉しいわ! 確かに素晴らしい家具かも知れませんが、ベッドも柔らか過ぎますし、タンスの建て付けも悪くなっているのです!」
ほら、ほら、と言いながらお母様はタンスの扉をキーキー鳴らして開け閉めしています。
「日常でお使いになるものが不便だと小さなイライラが溜まりますね」
気遣わしげなレオン様の声に
「そうなのよ!」
と、お母様は同情いただけて嬉しそうです。
あっという間にレオン様がお母様の心を掴みました。
なんですか?
マダムキラーですか?
でも確かに価値あるアンティーク品でも使うお母様が不便を感じるなら使う意味がないわ。
「そしてわたくし、ひとつの光明を得たのです! 長年の問題が解決されるのよ!」
お母様は私の手を握って力説します。
何がお母様を悩ませていたというのでしょう?
「ソフィア。あなたは北棟へ行ったことはある? 」
お母様のお美しいお顔が怖いくらい真剣です。
北棟、セバスチャンも話していた。
「行ったことはありません。セバスチャンが使わなくなった衣装が大量に保管されていると言っていました」
「ふふ、衣装だけじゃないのよ。見ればわかるわ。そこに私が長年目を反らし続けた問題があるの。ついてらっしゃい」
私とレオン様はど迫力のお母様に連れられて、普段は立ち入らない北棟へ足を踏み入れた。
そこは主に使用人たちの使う部屋や、家事室、事務室、休憩室、業者たちの出入りする搬入口など、邸での生活の裏方が詰まった場所だった。
すれ違う使用人たちが驚いて廊下の壁際に引き下がっていく。
モーゼ?
だっけ?
そしてひとつの部屋に通される。
「ここは・・・」
思わず絶句してしまった。
押し込められた家具の山。
人1人が通れる隙間を残し、奥からびっしりと家具が並べられている。
そしてどれも素晴らしく手の込んだ意匠が施されている。
「レジルナ・ルッカルナ工房の家具だ。王室御用達の。我が家もこちらの家具を愛用していますよ」
近場の家具の一つ一つを丁寧に見やりながらレオン様は有名な家具工房の名を当てた。
「そうなのです。毎年、新シリーズの家具が一式届くのです」
ため息混じりにお母様が言います。
「こちらの家具をどうすべきか毎年悩みつつ、この物置部屋に放置していたのです。でも、どれも素晴らしいでしょう? 本音を言えば価値ある使い古しより、豪華な新しい家具が使いたいわ」
よくよく聞けばレジルナの家具だけでなく、邸には様々な業者から様々な物が贈られて来るらしい。
「食品なんかは調理場に流しているし、化粧品とかはメイドたちに配ったりして何とか使おうと努力しているのよ。でも処理しきれず貯まっていくものもたくさんあるの」
我が家の食器が二回使われないのがわかってきた。
こうやって伯爵家と懇意にしたい業者が次々と新作だ、サンプルだ、といって献上してくるのですね。
「だからね、断捨離ついでにこれらを使うことにしたわ! 家具も新しくして、しばらくしたらバザーで売る。そうやって回転させるのよ。もちろん売り物には推薦文などをつけるわ。そうすれば体裁も保てるでしょう?」
なるほど。
これは、たしかに悩みの種だったでしょう。
そして新旧を回転させる解決案に辿り着いたのですね。
「ソフィア、あなたのお部屋も模様替えよ。好きなシリーズを持っていきなさい。使えるアンティークは客室に残して、他はみーんな模様替えよ! あ、カーテンもカーペットも山のようにあるから家具に合わせて変えてちょうだい!」
おほほほほ!
と、高笑いなさるお母様。
「断捨離、気持ちいい!」
と叫んでおります。
ちょっと思ったのと違いますが、お掃除としては、うん、ありです。
ごめんなさい、お父様。これは止められません。
バザーの準備に加え模様替えが始まってしまいました。
古い家具はちゃんと修復師に頼んで修理させ、アンティークとして倉庫で管理させておかなければ。
そして、忘れずに布石も打っておかなければなりません。
「お母様、今度のバザーは主に食器と衣装を出品するのです。でも来年には、家具も出品出来ますわね。」
チラリと視界の端にレオン様の呆れ顔がありました。
倉庫から戻り玄関を入ると、階段からお父様が下りてきた。
「ソフィア様の指示で倉庫内の保管品リストが作られ、ソフィア様の指示で修復出来るものは修復されていましたので、バザーにはそれなりの数を出品できそうです。」
すかさずセバスチャンが答える。
お父様はひたと私を見る。
なんか、目が据わっていますよ。
「・・・私の娘は素晴らしいな」
いや、お父様、人を褒める顔じゃありませんよ、それ。
「ところでレオン。ソフィアの言っているチャリティーバザーとかお掃除とかの意味はわかるかな?」
目を据わらせたままお父様はレオン様に聞く。
「だいたいは」
レオン様、ちょっと戸惑っております。
「ならばソフィアとエリーの説得に当たってくれ。私は少し領地を見ておかなければならないので馬で廻ってくる。アレクとアドもおいで」
いそいそと出掛けてしまうお父様。
お兄様お二人もチラチラとこちらを振り返りながらも付いて行ってしまいました。
残された私とレオン様。
「説得?」
お母様は会議室にいるというので行ってみると、メイドたちがタンスやらベッドやらの家具を運び込んでいる最中だった。
美術品や衣装なども運ばれ、敷かれた布の上に広げられている。
私たちに付いていた従者が数名、力仕事をしているメイドたちの元へ駆けつけてお手伝いに回った。
うん、紳士でよろしい。
ところでここに集められた物はお母様のお部屋の物?
「あら、ソフィアにレオン様も。お帰りなさいまし」
突然タンスの前にいたメイドたちの中からお母様の声がした。
驚いたことにお母様はドレスを着替え、メイドたちと同じような服を着ている。
そこにいらしたとは気付きませんでした!
「どうなさったの、お母様。この家具はお母様のお部屋から運んだのですか?」
私はお母様に近付いて訳を聞く。
「ええ、断捨離よ。いらないの」
なんと!
シルエット家歴代の奥様達が使われた家具をいらないと!
「あなたに断捨離を教わって、まずは私の部屋からと思ったのよ。もう着ない衣装を選んでいるうちに、この古い家具もいらなく思えてしまったのよ」
それでお着替えまでして、メイドたちと部屋の物を運び出していたと。
「お母様、いいのですか? これらの家具は物凄い価値がございますのよ」
確かめるとお母様は頷きました。
「こんな古い、価値だけが高くて使いづらい家具、もう使いたくないの」
「お母様・・・」
私が言葉を詰まらせると
「確かにこれはヘタッていますね」
とレオン様がそこにあったソファーに腰かける。
「これでは埋もれてしまって立ち上がるのもお辛いでしょう。腰も痛くなりそうだ」
「そう、そうなんですのよ! わかっていただけて嬉しいわ! 確かに素晴らしい家具かも知れませんが、ベッドも柔らか過ぎますし、タンスの建て付けも悪くなっているのです!」
ほら、ほら、と言いながらお母様はタンスの扉をキーキー鳴らして開け閉めしています。
「日常でお使いになるものが不便だと小さなイライラが溜まりますね」
気遣わしげなレオン様の声に
「そうなのよ!」
と、お母様は同情いただけて嬉しそうです。
あっという間にレオン様がお母様の心を掴みました。
なんですか?
マダムキラーですか?
でも確かに価値あるアンティーク品でも使うお母様が不便を感じるなら使う意味がないわ。
「そしてわたくし、ひとつの光明を得たのです! 長年の問題が解決されるのよ!」
お母様は私の手を握って力説します。
何がお母様を悩ませていたというのでしょう?
「ソフィア。あなたは北棟へ行ったことはある? 」
お母様のお美しいお顔が怖いくらい真剣です。
北棟、セバスチャンも話していた。
「行ったことはありません。セバスチャンが使わなくなった衣装が大量に保管されていると言っていました」
「ふふ、衣装だけじゃないのよ。見ればわかるわ。そこに私が長年目を反らし続けた問題があるの。ついてらっしゃい」
私とレオン様はど迫力のお母様に連れられて、普段は立ち入らない北棟へ足を踏み入れた。
そこは主に使用人たちの使う部屋や、家事室、事務室、休憩室、業者たちの出入りする搬入口など、邸での生活の裏方が詰まった場所だった。
すれ違う使用人たちが驚いて廊下の壁際に引き下がっていく。
モーゼ?
だっけ?
そしてひとつの部屋に通される。
「ここは・・・」
思わず絶句してしまった。
押し込められた家具の山。
人1人が通れる隙間を残し、奥からびっしりと家具が並べられている。
そしてどれも素晴らしく手の込んだ意匠が施されている。
「レジルナ・ルッカルナ工房の家具だ。王室御用達の。我が家もこちらの家具を愛用していますよ」
近場の家具の一つ一つを丁寧に見やりながらレオン様は有名な家具工房の名を当てた。
「そうなのです。毎年、新シリーズの家具が一式届くのです」
ため息混じりにお母様が言います。
「こちらの家具をどうすべきか毎年悩みつつ、この物置部屋に放置していたのです。でも、どれも素晴らしいでしょう? 本音を言えば価値ある使い古しより、豪華な新しい家具が使いたいわ」
よくよく聞けばレジルナの家具だけでなく、邸には様々な業者から様々な物が贈られて来るらしい。
「食品なんかは調理場に流しているし、化粧品とかはメイドたちに配ったりして何とか使おうと努力しているのよ。でも処理しきれず貯まっていくものもたくさんあるの」
我が家の食器が二回使われないのがわかってきた。
こうやって伯爵家と懇意にしたい業者が次々と新作だ、サンプルだ、といって献上してくるのですね。
「だからね、断捨離ついでにこれらを使うことにしたわ! 家具も新しくして、しばらくしたらバザーで売る。そうやって回転させるのよ。もちろん売り物には推薦文などをつけるわ。そうすれば体裁も保てるでしょう?」
なるほど。
これは、たしかに悩みの種だったでしょう。
そして新旧を回転させる解決案に辿り着いたのですね。
「ソフィア、あなたのお部屋も模様替えよ。好きなシリーズを持っていきなさい。使えるアンティークは客室に残して、他はみーんな模様替えよ! あ、カーテンもカーペットも山のようにあるから家具に合わせて変えてちょうだい!」
おほほほほ!
と、高笑いなさるお母様。
「断捨離、気持ちいい!」
と叫んでおります。
ちょっと思ったのと違いますが、お掃除としては、うん、ありです。
ごめんなさい、お父様。これは止められません。
バザーの準備に加え模様替えが始まってしまいました。
古い家具はちゃんと修復師に頼んで修理させ、アンティークとして倉庫で管理させておかなければ。
そして、忘れずに布石も打っておかなければなりません。
「お母様、今度のバザーは主に食器と衣装を出品するのです。でも来年には、家具も出品出来ますわね。」
チラリと視界の端にレオン様の呆れ顔がありました。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説

初めから離婚ありきの結婚ですよ
ひとみん
恋愛
シュルファ国の王女でもあった、私ベアトリス・シュルファが、ほぼ脅迫同然でアルンゼン国王に嫁いできたのが、半年前。
嫁いできたは良いが、宰相を筆頭に嫌がらせされるものの、やられっぱなしではないのが、私。
ようやく入手した離縁届を手に、反撃を開始するわよ!
ご都合主義のザル設定ですが、どうぞ寛大なお心でお読み下さいマセ。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
君は僕の番じゃないから
椎名さえら
恋愛
男女に番がいる、番同士は否応なしに惹かれ合う世界。
「君は僕の番じゃないから」
エリーゼは隣人のアーヴィンが子供の頃から好きだったが
エリーゼは彼の番ではなかったため、フラれてしまった。
すると
「君こそ俺の番だ!」と突然接近してくる
イケメンが登場してーーー!?
___________________________
動機。
暗い話を書くと反動で明るい話が書きたくなります
なので明るい話になります←
深く考えて読む話ではありません
※マーク編:3話+エピローグ
※超絶短編です
※さくっと読めるはず
※番の設定はゆるゆるです
※世界観としては割と近代チック
※ルーカス編思ったより明るくなかったごめんなさい
※マーク編は明るいです

冷遇する婚約者に、冷たさをそのままお返しします。
ねむたん
恋愛
貴族の娘、ミーシャは婚約者ヴィクターの冷酷な仕打ちによって自信と感情を失い、無感情な仮面を被ることで自分を守るようになった。エステラ家の屋敷と庭園の中で静かに過ごす彼女の心には、怒りも悲しみも埋もれたまま、何も感じない日々が続いていた。
事なかれ主義の両親の影響で、エステラ家の警備はガバガバですw

ヤンデレお兄様から、逃げられません!
夕立悠理
恋愛
──あなたも、私を愛していなかったくせに。
エルシーは、10歳のとき、木から落ちて前世の記憶を思い出した。どうやら、今世のエルシーは家族に全く愛されていないらしい。
それならそれで、魔法も剣もあるのだし、好きに生きよう。それなのに、エルシーが記憶を取り戻してから、義兄のクロードの様子がおかしい……?
ヤンデレな兄×少しだけ活発な妹

前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる