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ユウト調教編

クフェア・ドッペルゲンガー

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──王座のある広間──

 突然ドアが開き動く影が入ってくる、その影は王座の前まで動いて移動して行った。

「お帰りなさいませ、クフェア様」

 女冒険者のような格好の動く死体、ワイトが動く影に向かっておじぎをする。

 すると影が立体的になり身長170はある女性に変化した。
 髪の毛は緑髪ロングで黄色い瞳、腕と足を露出させた黒い布のようなセクシーな服を着ており、更にメラメラと黒い炎が燃え上がる布を羽織っている。

彼女は悪魔塔A2塔当主
クフェア・ドッペルゲンガー

「わちきがおらぬ間に、A9塔、A8塔の当主が殺されたという話は本当でありんすか?」

「はい、ディアボロスもリッチも戦闘に敗北し死亡したようです」

 女冒険者のようなワイトが跪いて答える。

「それで、相手はどんな奴でありんすか?」

「我々の調査結果によれば女帝マーガレットの部下にやられたのですが。
その部下が問題でして、パンドラ達にくわえ、ベルフェゴールとリリスまでいるようで…」

「パンドラ…ベルフェゴールでありんすか?
ミュッドガル帝国に何故そこまでの戦力が集中しているのでありんしょう…」

「なんだ姫様、
ビビってんのかい?」

 空から手が羽になっている赤い髪の女、ハーピーが飛んでくる。

「ええ、凄く恐ろしいでありんす…万が一の時は皆でわちきを守って身代わりになってくんなまし…♡」

「もちろんでございます」
「おう、任せときな姫様」

 しかしクフェアは余裕の表情で笑っていた、口に手を当てながら。

「そうと決まれば、今すぐ馬車の準備を!女帝マーガレットと和平条約を結ぶのでありんす♪」

「「はい」」

 女戦士とハーピーが馬車の準備で走って行った。

(わちきはただ自由に生きたいだけ、魔王軍と一緒にパンドラのバックにいる奴らに滅ぼされるわけにはいかないのでありんす♪)

 クフェアは確かな野望を持ち、その目的のために動き出していた。


 
──魔族の村──

「ハーッハッハッハッ!!!」

 研究所のような建物の中に白衣の男が手を広げ大きな笑い声をあげていた。

「素晴らしイ!
ついに完成するのでス!
より人間共を殺せる兵器ガ!
人類を滅ぼすのは魔王軍では不可能、この天才科学者を置いて他に無いのでス!」

 勝手に盛り上がっているのは白衣を着た銀髪で長髪の男、スタイリッシュな色男だが狂った顔をしており台無しだった。

 彼は悪魔塔A3塔当主、狂気の科学者「パールグレイ」
 人類滅亡を目的とした研究を繰り返す男、見た目は人間に見えるがワイトの類だ。

「あァ…ところで君達いいぃぃぃィ!!
なあぁぁぁにをサボっているのかなぁぁァ??」

 彼の首が180度回転し「ボキッ」という人間ならば鳴ってはならない折れた音がした。
 そして後ろでサボっていたオーガとリザードマンを血走った目で睨みつける、彼らは震え上がって飛び上がっていた。

「ひいぃっ!もう、疲れて動けません!」
「お願いです、休ませて下さい!」

「なぁにを…言ってるのですカァ!!!」

 パールグレイはそのまま歯軋りをし、腕をミキサーのように超高速で回転させ「ボキボキ」骨が折れる音を鳴らしながら二人を殴り飛ばした。

「「ぐあぁぁっ!!」」

 二人は壁に激突し口から血を吐いていた。

「君達は今から奇跡の瞬間に立ち会えるというのに疲れが何ですカ!恥を知りなさイ!」

 そのマッドサイエンティストは動きを止めずぶっとい注射をオーガとリザードマンの首に打ち込んだ。すると彼らは震えだして筋肉がボコボコと膨らみ動き出し、体が変化していく。

「ううわあぁぁっ!!」
「ぐおおおぉ!!!」

 そのまま筋肉が発達したリザードマン、オーガになり、彼らは体の疲れを忘れ動けるようになった。

「続行でス、我等の願いがようやく叶いそうなのですかラ!」

 首を180度回転させ、ぐるぐる巻きになった腕を逆回転させ元に戻した、そして手を広げて笑い出した。

「動き出ス!動キダス!
時ガ!国ガ!運命ガ!!
人類滅亡のカウントダウンを我らで見届けるのでス!
ヒャッハアァァ!!!」

 叫ぶと同時にパールグレイは凄まじいジャンプをして天井を突き抜け頭が挟まり抜けなくなった。
 彼は苦しそうに左右に体を振りながら部下に足を引っ張って引き抜いて貰っていた。


──ミュッドガル帝国──

 宮殿内でマーガレットやパンドラ達が旅の準備をしていた、まだ出発までだいぶ日数があるが準備は少しずつ始まっていた。

「下僕の荷物はこんなところでしょうか」

 パンドラがユウト用の荷物を鞄に積み込んでいる、何だかんだ言っても面倒見は良いようだ。

「ねぇパンドラさん。
本当にユウト帰ってくるの?間に合わなかったら置いていっちゃうの?」

「出発前には返すとお母さ…大司教から聞いたので大丈夫ですよ。
私がお願いしたのは下僕の躾ですが、マリンさん、不安ですか?」

「ううん、なら大丈夫よ。
元々すっごく変態だったし、どうせ今も泣き叫んで喜んでるんじゃないかしら♪」

「くすっ、確かに♪
是非調教の風景を見に行って見たいですね」

 マリンとパンドラが話していると宮殿の外に突然見知らぬ馬車が止まり、パンドラと騎士団のメンバーが身構えた。

「パンドラこれは…」
「敵襲でしょうか?」

 アイリスとローズマリーが窓から下を見ている。彼女達は慌てて一階にまで降りていった。

 庭ではマーガレットが扉を開けて外に出て、馬車で来た存在と話をしていた。

「おや、まさか出迎えて貰えるとは思わなかったでありんす♪
顔を合わすのは久しぶりね、マーガレット」

「クフェア様、いったい何故こんな場所に…」

 マーガレットは脅えていた、まさかディアボロス同様ミュッドガル帝国を滅ぼしに来たのかと。

「ああ、心配せんでおくんなまし。
わちきはミュッドガル帝国に敵対するつもりは一切ありんせん。
パンドラ、騎士団、ベルフェゴールに挑めば手も足も出ず敗北するのは分かり切っている事でありんす…♡」

 何故かそれを、頬を赤く染めながら言いだした。

「しかし、今日は日射しが強いですし、涼しい部屋で話がしたいでありんすねぇ…
わちきを中へ入れては貰えないでありんすか?」

 マーガレットの後ろからパンドラ、騎士団、ベルフェゴールが駆けつけた。馬車に乗っていた連れの女冒険者風の美女とハーピーが怖がって震えていた。

「あら、ベルフェゴールにパンドラ様、わちきは悪魔塔A2塔当主クフェア・ドッペルゲンガーでありんす♪
この度マーガレットと和平交渉、出来れば和平条約を結びたく…どうか、中で話をさせては頂けないでしょうかえ♡」

 パンドラ達に囲まれた状態で脅える顔一つせずマーガレットに向き直って言った。


 それから、結局パンドラとアネモネに監視を頼み、マーガレットはクフェアを宮殿内へ招いた。

「凄く豪華な建物でありんす、マーガレットはここで人間共の為に女帝をしているのでありんすか?」

「人間共の為と言うわけではありませんよ、私の理想とする国家を作る為にやっているだけです」

「マーガレットの理想の国でありんすか」

「私は種族関係なく住める国を目指してます、現に移民で来た魔族も住み始め人間共と上手くやり、平穏に暮らしていますよ」

 クフェアは驚いた表情になり、マーガレットを見つめ頷きながら言った。

「ただ人間共を滅ぼすだけのサタンとは違い、ちゃんと考えているわけでありんすね、なるほど関心でありんす」

 やがて応接室に案内される。秘書のアネモネが紅茶を入れていた。

 二人は席に着き、話し合いが始まった。


 「率直に言うと、わちきの悪魔塔A2塔とミュッドガル帝国で和平条約を結び、さらに軍事同盟を結んで欲しいのでありんす♪」

「そもそも、そんな事をすれば、クフェア様の塔も私の悪魔塔B1塔同様に裏切り者認定されてしまいますよ?」

「そこで軍事同盟でありんす、ミュッドガル帝国が困った時はわちきが軍事力を貸し出す。
悪魔塔A2塔が狙われた時はミュッドガル帝国が軍事力を貸し出す、お互いにメリットしかないでありんしょう?」

 話を聞いていたパンドラ騎士団が、不安そうな顔で眺めていた。リリスとベルフェゴールとマリンも集まっている。

「おい、そもそも信用出来るのか?相手は悪魔塔の奴らだろう?」
「確かに最近、A1塔がカジルやアトラスを差し向けたばかりね」

 アイリスとルピナスが会話していると、パンドラが反応した。

「大丈夫だと思いますよ?
今のところ、騙すような行為は見られませんし過去の記憶を見ても人間を好んで皆殺しにするタイプではありませんし」

「流石パンドラ様♪
わちき、あなたに惚れてしまいそうでありんす♡」

「ふん、本当はお母さんが恐いだけでしょう?
確かに貴方の考えるとおり、私を戦闘不能にでもすればマゾ教を敵に回す展開もあるかも知れませんね♪
調教師も強いですが、家のマゾ教幹部達だけでも相当な強さですよ?」

「あぁ…♡
わちき、興奮して来たでありんす♪
それほどまでの強者に囲まれたら…わちき、手も足も出ず敗北するしか…♡」

「くすくすっ♪
やはりクフェアはドMなんですね?
このままデルタ王国のマゾ教に行って裁いて貰いますか?
本来女性は受け付けていませんが、悪魔塔A2塔当主という事で特別に♪
まあ、確実に死刑でしょうけどね」

「はぁ…はぁ…♡」

 クフェアは頬を真っ赤にし手を当てて色っぽい表情で興奮していた。このままでは「はい」と言ってしまいそうな顔をしている。
 ベルフェゴールは最初Sっぽいクフェアの姿に期待に満ちあふれた顔をしていたが今はしょぼくれた顔になっていた。そして何故かリリスに背中に乗られ遊ばれている。

「姫様しっかりしろ!興奮してる場合かよ!」
「落ち着いて下さいクフェア様、いま大事な話の最中ですよ!」

「パンドラもやめなさい、このままでは会話が出来なくなってしまいますわ」

 クフェアを女戦士、ハーピーが、パンドラをローズマリーがなだめる。そしてマーガレットがパンドラに小声で耳元で言った。

「でも彼女の事が少しわかったわ♪
引き出してくれてありがとねパンドラ、おかげで気持ちが少し楽になったわ」

 パンドラは無言で頷いた、そして結果、和平条約と同盟を結び悪魔塔A2塔とは協力関係となった。
 軍事面以外にもカジル森林で取れる野菜や果物も興味があるらしくそういった交渉もしていた。

 最後に連絡手段を交換するが魔術系ではなくあえてスマホを渡した。

 魔族側と人類側では実は違う文化、技術を築き上げており携帯スマホなどという物は使われていなかった。

「こういった物があるとは…人間共の技術も侮れないのでありんす」

「人間だけの世界が滅ぶ前はもっと進化した技術があって、そんな機器すら使わず連絡が取れたそうよ?
これはその、ほんの一部を復元しただけ、魔法のほうが優れてるって言う人もいるけれど、なかなか面白いでしょう?
ゲームも出来るのよ?」

 クフェアはスマホに夢中になりマーガレットに教わりながら弄り出していた。
 その晩は、クフェアも宮殿に泊まる事になりマーガレット達とテーブルを囲み夕食を食べていた。

 その晩…

 お客様用の寝室から腰を打ち付けるような音が聞こえてくる。ぶち込まれているのはクフェアで、腰を振ってるのはパンドラだった。

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!

「ほらクフェア、どうですか?
先ほどから我慢が出来なかったのでしょう?
もっと声を出して良いのですよ?」

 いつもの金髪ツインテールの髪をほどいたナイトウェアを着たパンドラが服を来たまま全裸のクフェアを犯している。

「あんっ、あぁっ、パンドラ様のぶっといおちんぽ最高でありんす…♡
わちきの中、気持ちいいでありんすか?」

「ええ…なかなか良い具合ですよクフェア、やはり男のケツマンコより女性器のほうが上ですね!
今夜はたっぷり可愛がってあげますよ!」

パンドラは正常位でクフェアを犯し、激しく腰を振り続けていた。彼女は頬を赤くしながらパンドラを見つめてキスをし背中にしがみつく。

「あぁっ、わちきの、奥までおちんぽ様入って来ます、激しいっ、パンドラ様のおちんぽ様、凄いでありんすっ…♡」

 抱き締められたまま野獣のような腰使いでパンドラはクフェアを突き続けていた。

「くすくすっ♪
私だけじゃ終わりませんよ?
次はアイリス、ローズマリー、ルピナス、カトレアがいますからね♪
最初からそんなに感じちゃって大丈夫なんですか?
オマンコ壊れちゃうかも♡」

 パンドラに耳元で言われたクフェアが、子宮がキュンキュンしてイキそうになってくる。

「ああぁぁっ…♡」

 クフェアは腰をブルブル震わせながらパンドラのピストンを感じ、やがてイキそうになった。

「あぁ、あんっ、わちきイキそうでありんす…♡
いやらしいわちきのオマンコに、パンドラ様のザーメン、たっぷり注いでおくんなまし…」

「良いですよクフェア、そのかわり、あなたはこれから私達の肉便器です♪
呼び出されたらいつでも来てオマンコを差し出す精液便所です、良いですね?」

「はいっ、精液便所にして頂き幸せでありんす♡
あんっ、あんっ、ひあぁぁぁっ!
イックウウゥゥ…♡」

 クフェアがペニスで貫かれながらオーガズムを感じイってしまった。
 それからアイリス、ルピナス、ローズマリー、カトレアに順番に犯されクフェアは何度も何度もイキ狂い最後は気を失った。


──次の日の朝───

朝食時、
クフェアがやたらパンドラや騎士団をメスの顔で見つめていた。

「わちきの悪魔塔A2塔にも招待するので、マーガレット、今度是非来て欲しいでありんす…後ご主人様方にも…♡」

 クフェアは今もキュンキュンしながらパンドラや騎士団を見つめていた。

「パンドラ、貴方達…昨日もしかして、彼女に何かしたの?」

「ええ、体が疼くようでしたので、ちょっと気持ちの良いマッサージをしてあげたらこの様ですよ。
くすくすっ♪」

「ふふっ、そう♪」

 マーガレットは察した顔で怪しくほほえみ、朝食を食べ終わった。
 そうしてクフェアが名残惜しそうにしながら馬車で帰って行った。
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